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EPISODE 06：第6章「局部壊死」
龍門で突如起こったレユニオンの制圧騒動。
都市を取り戻しに向かうチェンだったが、メフィストとファウストに苦戦。
最終的にスワイヤーが空路で連れてきたロドス援軍の助けもあり、彼らを敗走させる。
龍門では制圧騒動の後始末として、レユニオンを一掃する作戦が行われていた。
レユニオンに対しても投降を呼びかけながら敵を掃討するロドス部隊。
ブレイズも引き続き戦闘に参加する。
彼女は、ロドス部隊の中にグレースロートがいることに気づき不満そうだが、しぶしぶ作戦を進める。
+（参考）ブレイズとグレースロート-（参考）ブレイズとグレースロート
ロドスに破れ撤退を余儀なくされていたメフィスト。
彼は精神的に追い詰められさらなる凶行に出る。
強化したゾンビ兵に無差別攻撃をさせ始めたのだ。
そんな彼に失望するファウストは、仲間のことを一番に考えはじめていた。
途中、ファウストはグレースロートと遭遇するものの、お互い引き金は引かずその場を去る。
チェンとスワイヤーは、肩を並べて戦い、龍門から敵を一掃していた。
隊にはいつしか監察官と呼ばれる赤装束の一団が加わる。
彼らは戦闘にはほぼ加わらずに、何やら採点を行っていた。
途中、スラムの様子がおかしいことに気付いたチェン。
ほとんどの住人の姿が見えない。
スラムの異変に、龍門でうごめく謎の黒装束部隊が関係していると疑う。
スワイヤーは、黒装束について事情を知っていそうな、龍門のマフィア「鼠王リン」の娘であるユーシャに電話する。
詳細は分からなかったが、やはり彼女が何かを知っているようだ。
その黒装束たちは、行く先々で感染者を殺戮しゴミのように葬り去っていた。
メフィストの部隊はついに逃げ場がなくなる。
ファウストは、自分が囮となるので逃げるようメフィストに告げる。
死を覚悟した彼は、「最後の願いだ、生きてくれ」と言い残した。
仲間を守り倒れた彼の死を、レユニオン兵も、敵であるグレースロートたちも悼むのだった。
相棒を失ったメフィストは哀しみで呆然自失となる。
+（参考）メフィストとファウストの過去-（参考）メフィストとファウストの過去
メフィストとファウストの幼少期。
メフィスト（イーノ）は、家庭内で虐待され徐々に狂っていく。
ただ一人、彼と心を通わせていたファウスト（サーシャ）。
何もしてやれなかった後悔をかかえ、寄り添って生きていくことにする。
つらい過去を抱える二人は、タルラに出会いレユニオンに。
二人は、ある村での出来事をきっかけにタルラが変わってしまったことに気付く。
それでも、彼女についていくことを一緒に決めたようだ。
戦火の中、ナインという女性が戦いの行方を見守っていた。
以前、彼女は龍門近衛局に所属していたようで、今も諜報員としてチェンと連絡をとっていた。
しかし今回の件で、龍門が感染者を受け入れることはないことを悟った彼女は、レユニオンに寝返ることにする。
彼女の固い決意は、きっとこれから多くの人望を集めるだろう。
廃都市でアーミヤがフロストノヴァと交戦していた時の話。
戦いながらロドス一行は、フロストノヴァの目的が殺戮ではないことを何となく悟る。
命を削って戦う彼女に、ロドスに来て治療するよう誘うアーミヤたち。
彼女がそれを拒否しようとした瞬間、足場が崩れて彼女とドクターは階下に閉じ込められてしまう。
瓦礫の中で、ドクターはフロストノヴァと彼女の過去について話をする。
少し分かり会えた二人は、どちらの部下が先に自分たちを掘り当てるか賭けをすることに。
だが結局、二人を掘り当てたのは協力しあう双方の部下だった。
わずかに心が通った両者は、もう会わないことを願いながら、互いにその場を後にするのだった。
+（参考）フロストノヴァの過去-（参考）フロストノヴァの過去
フロストノヴァの両親はウルサス政府から不当に犯罪者とされた。
強制労働のうえ両親は殺され、彼女も殺されそうになる。
そんな時、ボジョカスティと呼ばれる大男が助けに来てくれ、救ってくれる。
以来、彼を父と呼んで慕っているようだ。
ボジョカスティもまた、感染者運動に参加していた息子を殺された過去を持っていた。
各地を転々としていた二人をタルラは誘い、行動を共にする。
だがフロストノヴァは、最近のタルラやレユニオンが当初と変わってしまったことを気にしているようだ。
ケルシーとレッドは、自分たちを狙っていたクラウンスレイヤーを密かに捕らえていた。
レッドの戦闘力と、ケルシーの体内から現れた「Mon3tr」という異形の怪物にたじろぐ彼女。
彼女の本名はリュドミラ。
「石棺事件」でケルシーが裏切ったために父が死んだと思っており、そのかたきを取るようタルラから命じられたのだ。
会話の中で父の死はケルシーのせいではないと知るクラウンスレイヤー。
自分が成すべきことを今一度考えるように言われ、その場を去る。
+（参考）石棺事件について-（参考）石棺事件について
あるウルサスの研究所で起こった事件である。
クラウンスレイヤーの父イリヤはあるウルサスの研究所で働いていた。
その所長であったのがケルシー。
そしてそこには、ミーシャとスカルシュレッダー（アレックス）の父であるセルゲイもいた。
研究所ではウルサスで発見された「石棺」にまつわる研究が行われていた。
石棺は膨大なエネルギー源として利用価値に注目されていたが、それ以外の秘密もあった。
それを知ったケルシーやイリヤは密かに石棺を封印しようとするが、セルゲイは子どもたちを人質にとられ、やむなく裏切って政府に報告してしまう。
結果として、所長だったケルシーと密告者であるセルゲイを残して、研究員は抹殺された。
事件後、セルゲイは密告の報酬として要職につくが、クラウンスレイヤーの復讐により命を落とす（そして子どもたちはレユニオンに加わる運命に）。
「石棺」は引き続き、エネルギーの一部をチェルノボーグの動力などに利用されているが、その真の秘密は明らかになっていない。
龍門には、メフィストたちの援軍としてフロストノヴァがかけつけていた。
ファウストが戦死したことを知ったフロストノヴァは、とりあえず残ったメフィストを保護する。
交戦しながらも、スラム街の住人を避難させるフロストノヴァ。
だがそんな彼女の体は限界を迎えていた。
フロストノヴァの部隊は身体を張って彼女を守るが、ついに彼女を残して隊は全滅する。
逃れた先でロドスと再会する彼女。
アーミヤは彼女のすべての怒りを受け入れた上で、刃を交えることにする。
戦いの前に彼女は「もし負ければロドスの一員となる」と約束する。
拮抗した戦いの末、身体が限界を迎え倒れるフロストノヴァ。
ドクターの腕の中で彼女は「タルラを止めてほしい」と願いを口にする。
死に行く彼女にドクターは周囲の愛を確信させる。
最後に「ロドスの一員になる」と告げ、彼女は目を閉じた。
普段は氷のように冷たい彼女の体は、なぜか死の瞬間だけ温かかった。
作戦終了後にロドス一行は、ウェイ長官のオフィスへ。
今回の戦いで、龍門の感染者への扱いを理解したアーミヤは、協定の破棄を申し出る。
次いでチェンも殴り込んでくる。
なんと黒装束を動かしていた張本人はウェイで、スラムの住民すべてを殺戮し排水システムに亡骸を捨てたという。
都市の安定のために感染者を切り捨てた彼に怒りをぶつける。
その時、ケルシーから信じられないニュースが。
タルラがチェルノボーグの中枢エリアを暴走させており、龍門に衝突させる気だという。
猶予はあと36時間。
国家間で移動都市同士が衝突したとなれば、大変なことになる。