批評に出す前の本当の本当に試作段階の記事の置き場。
照合中......
セルリアン情報管理権限4の保有を確認。情報を開示します。
この失敗は、二度と繰り返してはならない。
―ミチアト古生物研究所、第██号古生物フレンズ化実験責任者 ██ ████
セルリアン情報
セルリアン管理番号: CEL-2-986/US
種別名: Unearthed Sabre
世代区分: 第2世代
脅威レベル: 4(危急避難)
駆除状況: 未駆除
通称:サウロ・セイバー
大きさ:全長約7メートル
規定対応手順: CEL-2-986/USはゴコクエリア内の山間部に"縄張り"を持っているため、縄張りへ来園者やアニマルガールが侵入しないように欺瞞情報「大型肉食動物出没地域」を用いて侵入を未然に防いでください。
説明: CEL-2-986/US、通称"サウロ・セイバー"は、ミチアト古生物研究所にて行われた、第██号古生物アニマルガール化実験において発生した事故により誕生した、第2世代セルリアンです。
- 第██号古生物アニマルガール化実験とは、20██/██/██に行われた実験であり、一つの化石を分割し、同時にサンドスターに接触させ、アニマルガール化させる実験でした。 しかし、実験中にサンドスターが実験室内の器具に接触してしまう事故が発生、実験器具との反応が優先されてしまった結果、分割した化石の片方を取り込みながら反応を続け、セルリアン化しました。誕生直後に実験室内壁を破壊し逃走、██日後にゴコクエリア山間部に縄張りをつくっている事が確認されました。
姿はセルリアン化の際に取り込んだ化石の影響からか、ユーリノサウルス類の魚竜に酷似していますが、身体のあちこちから、事故の際に周囲にあったと思われる実験器具などが生えるように飛び出しており、サウロ・セイバー自身もこれらの器具を利用します。空中を泳ぐように浮遊していますが、40メートル以上の高度へは上昇できないようです。
ゴコクエリア内にある"縄張り"に人間またはアニマルガールが侵入すると、サウロ・セイバーは不明な手段でそれを探知し、対象に接触、攻撃し、縄張りから追い出そうとします。攻撃の際は突出した上顎を振るって叩きつける他、身体の器具から強力な電流を発したり、コードを伸ばして対象を拘束するといった事も可能なようです。
補遺1: 20██/██/██から断続的に、サウロ・セイバーの縄張りの拡大が確認されています。
動物名:プロトスフィラエナ
愛称:エナ
所属:カントーエリア 試験解放区
管理権限:2
アニマルガール概要
彼女はパキコムルス目パキコムルス科の魚類"プロトスフィラエナ"のアニマルガールです。
名前をとって「エナ」と名付けられました。
- 誕生・発見とその後の経緯
20██/██/██にミチアト古生物研究所へ化石資料を移送中にサンドスター火山が噴火、落下してきたサンドスターが移送中の資料の一つだったプロトスフィラエナの化石(正確にはP. perniciosaに分類される化石)に直撃し、アニマルガール化しました。
誕生直後、周囲に水がない事に気付き非常に慌てた様子でしたが、化石と共にミチアト古生物研究所へ移動したころには自身の置かれた状況をある程度把握し、落ち着きました。
その後数か月間をミチアト古生物研究所で過ごしていましたが、ナリモン水族館へ出かけた際にレストランストリートで食した海鮮料理に心を打たれ、「自分でも海鮮料理を作りたい」という一心で試験解放区にある東部うみのかぜ女学院へ入学し、3年後の20██年に卒業。現在は試験解放区内で小さな寿司店「干賽斯(かんざす)」を████氏と二人で経営しています。
- 性格
活発な性格で、所謂姉御肌気質と言えます。
何をするにも率先的に行動し、失敗しても前向きに考え次に生かすなど、ポジティブな一面もあります。
そんな性格ゆえに店を訪れた客から悩みを打ち明けられることもあり、その相談に乗っている姿も見受けられます。
また女学院時代に剣道部に所属していたのもあって集中力も高く、集中している時のエナの様子は「気迫が凄すぎて怖い」とも評されています。
その一方で実は怖がりな一面もあり、例えばホラー映画などは大の苦手です。
過去に「とりついた相手に化けて次々と周囲の人間や動物を侵食する怪物」の映画を████氏に見せられた際は一時人間不信に陥りかけ、「〇〇さんなんだよね?本当にそうなんだよね?」などと何度も確認を取るといった過剰な行動が見られました。
不意打ちで怖い話を聞かせるなどの行為はやめてあげてください。████氏、あなたの事です。
- 外見
身体は全体的にスリムでしなやかといった体形をしています。
髪型はストレートなロングヘアで、色は地がネービーブルー、毛先は銀色をしています。
前髪から頭頂部にかけての髪型は元の動物の頭部を模した形状をしていて、背ビレと腹ビレに酷似したヒレがあります。
試験解放区内での普段着は半袖のシャツにパーカー、膝上くらいの丈のズボンで、寿司店で働いている時はパーカーを脱いだ上から寿司店オリジナルの制服と板前帽子を着用しています。
アニマルガールとしての本来の服装は長袖のウェットスーツに似たもので、腹側が灰色、背中側が濃紺になっており、腰にはスカートに似た生地も付いています。
またユーティリティベルトのようなベルトを巻いており、所謂ドス(短刀)が一本と左右に鞘付きの刀が差してあります。
- 身体能力
陸上における体力は元々高くありませんでしたが、元が魚類なだけに泳ぎ全般は高い水準であり、寿司店で提供する魚の一部を自分で捕ってくるなど日々の運動も欠かさないでいるためか、陸上における体力も以前と比べてついてきているようです。
また、彼女は刃物の扱いに慣れている節があり、学院においては家庭科の授業で初めて包丁を触ったにも関わらず食材を均一に切り揃え、周囲を驚かせました。この能力は魚料理にも生かされており、驚く程の速さで魚を三枚におろすと評判です。
アニマルガールの服装の際に腰に下げているドスと刀は鞘共々けものプラズム製で、過去に寿司店に押し入った不審者に襲われた際はドスで反撃した事があります。腰の刀はどちらも抜けない構造となっています。
しかしエナ自身荒事・争い事は好まない性格であり、必要な際も拳骨程度で済ませようとします。
どうしても必要になった際もドスしか使いません。学院時代は剣道部に所属していたため、ある程度剣術の心得はあるようですが、刀は通常抜けないので使う事はありません。
- 野生解放能力
"双刃 グラディウス・ツインズ"と呼ばれており、アニマルガールの服装の時に腰に下げている二本の刀が抜けるようになります。
刀とはいえ刃は実際の刀とは異なり滑らかな曲線ではなく、ノコギリの様な鋭いエッジが並んだ形状をしていて、これは元動物の胸ビレを模していると考えられます。切れ味は鋭く、木材を容易に切断するほどです。
現在までに野生解放はミチアト古生物研究所で能力調査の際に行ったのみで、試験解放区内で行ったことはありません。
エナの働く寿司店にアニマルガール「ファントム」が訪れた際の記録です。
<記録開始>
エナ:らっしゃーい!
ファントム:あら、あなた......フレンズ?
エナ:その通り!プロトスフィラエナのエナよ!
ファントム:まぁね...試験解放区では条件を満たしたフレンズが働いてるとは聞いてたけど、初めて会ったわ。
エナ:それはどうもね! 何食べる?
ファントム:...正直魚はよくわからないわ。何かおすすめがあるならそれで。
エナ:オッケー! 任せておいて!
[鯖を持ってくると、あっという間に三枚におろし、切り身にして寿司を作っていく]
ファントム:...わぁ。
エナ:はいお待ち! 今日捕れた新鮮なサバよ!
ファントム:随分速いわね、作るの......びっくりしたわ。
エナ:私は普通に作ってるつもりなんだけどねー。そんなに速い?
ファントム:私の知り合いも魚から作ったりするけど、こんなに速くないわよ。
エナ:ありがとう。
ファントム:そうよ。ファントムっていうの。
エナ:え、エイリアン......?[少し後ずさる]
ファントム:名前だけよ、そんなビビる事ないじゃない。[少し笑う]
エナ:そ、そうよね!あはは...。
<記録終了> |
動物情報
動物名: プロトスフィラエナ
学名: Protosphyraena
分布: 白亜紀後期の海
IUCNによる保全状況: EX(絶滅)
動物概要
白亜紀後期の海に生息していた、全長2~3メートルの大型の魚類です。発見当初はその外見からカジキの近縁種と見られていましたが、現在は白亜紀末期に絶滅したグループであるパキコムルス目に分類され、カジキに似た長い吻や尾ビレは収斂進化※とされています。
固有の特徴として口には牙が生えていた他、長く伸びた一対の胸ビレを持ち、前縁部分がのこぎり刃のようにギザギザのエッジ状になっていました。一説にはこれで通り魔のようにすれ違いざまに他の海生生物を斬りつけていたとも言われていますが、正確な目的はわかっていません。また、発掘地域によってはエッジではなく前縁に対し垂直な溝ができているものも発見されているため、生息地域によって差があったと考えられます。
※しゅうれんしんか。異なる分類の生物が同じ生態系の地位で進化した結果、似たような身体的特徴に進化する事。
名前: 光森 カノン
性別: 女性
取得管理権限: 2(特殊動物飼育員)
所属: カントーエリア 試験解放区寿司店「干賽斯(かんざす)」
所在: 所属に同じ
人物: カノン氏はカントーエリア試験解放区において試験解放区特殊動物飼育員を勤めています。現在はプロトスフィラエナ「エナ」の専属の特殊動物飼育員であり、エナと二人で寿司店「干賽斯」を経営しながら生活しています。
寿司店においては補佐に回っており、会計や裏方での仕事を担当しています。
またその都合上エナと同じ寿司店二階で生活していますが、住居こそ同じものの部屋は別室のようです。
経緯:カノン氏は愛知県出身で、父親が漁師をやっています。
高校2年の時にジャパリパークに来園し、そこで当時まだミチアト古生物研究所に所属していたエナと出会い、それがきっかけで特殊動物飼育員を目指す事を決意したと語っています。
何か決めていたみたいですね。プロトスフィラエナ担当が決まった時も大喜びしていましたし、初日なんて二人で相当話し込んでいましたから。 ―特殊動物飼育員人事部 ████
性格:ややおっとりした性格で、活発さで言えばエナと真逆です。「ちょっと動きが遅く感じるけど、やることは的確で抜かりがない」とはエナの談。
推理力・洞察力があり、エナ自身の悩みを見抜いて的確にアドバイスをする事もあります。
怖いもの好きな一面があり、趣味はホラー映画の観賞です。「自分一人で見るよりは」という感じで理由をつけては怖がりな面のあるエナにも見せています。そろそろ誰か止めてください。
そんなカノン氏ですがエナの事は大切に思っており、過去にエナが寿司店に押し入った不審者に襲われた際は不審者を仕入れ品の凍ったマグロで倒し、警察の到着までエナを抱いていたといいます。
あの時はとにかくエナを助けたい一心で...今でもあのマグロを振り回す力がどこから出ていたのかわからないんです。
筋力なんてさほどないはずなんですけどね...。 ―光森 カノン
容姿:基本的に寿司店にいるため、オリジナルの正装と板前帽子という格好です。
営業時以外の格好も職員であることをわかりやすくするために試験解放区特殊動物飼育員の制服を着用している事が大半です。
周囲からは「和服が似合いそう」という意見がよく聞かれますが、パーク内で和服を着た事はありません。
光森 カノンの周囲評価: 以下は、氏の人事的評価を示すための指標として、パーク運営事務局人事部が社内外の人物に氏の印象を質問した際のコメント集です。この項目は本人による編集も可能であるため、個別に返信コメントが書き込まれる場合もあります。また、アニマルガールや来園者にも同様に項目を追加することが許可されています。
冷静で、物事の一歩先を見てる...そんな人よ!でもカノンさんにもできない事はあるから、そこは私がやるの! お互いをフォローし合う...いいでしょ? ―エナ |
交友関係
専属としている対象のアニマルガールであり、現在も共に生活しています。
関係は良好であり、お互いにまるで幼馴染であるかのような親しい振る舞いで接しています。
動物名:マツカサウオ
愛称:源八(ゲンパチ)
所属:タズミ海洋動物公園
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女はキンメダイ目マツカサウオ科マツカサウオ属"マツカサウオ"のアニマルガールです。
マツカサウオの小田原、江の島での地方名「タイのムコのゲンパチ」から源八と名付けられました。
- 誕生・発見の経緯
ある日突然、タズミ海洋動物公園に近い「そらしおの浜」に上陸し、そのまま保護されました。
後述の外見故に、当初はその場にいた来園者の間で「落ち武者の幽霊が出た」といった騒ぎになりました。当の源八本人は「誰が落ち武者じゃ、負け戦などしとらんわァ!」などと叫んでいました。
上陸した理由についてはアニマルガール化した結果後述の鎧兜が重くなってしまい、水中では碌に動けなくなってしまったためであると話しています。
- 性格
所謂武人気質であり、同時に頑固な性格でもあります。
一度目的や行動、物事のやり方を決めてしまうと周囲から指摘されても突っぱねるなどして中々変えようとしません。
その一方で「認めた」相手に対してはある程度物腰が柔らかくなり、頑固さも鳴りを潜めるようです。
座右の銘は「防御は最大の攻撃」であり、適当な木を見つけては突進する、という鍛錬を行っています。
鎧を硬くするためである、と語っていますが、ぶつけ続ければ鎧が強くなるという事はありません。
身体能力を調べる実験に不本意ながら協力した、という経緯から海洋動物公園の職員はあまり良く思っていないようですが、初対面で自身を快く迎え入れてくれた事には深い恩を感じており、同施設のアニマルガールとも仲は悪くないようです。
現在は一部区画における夜間の警備などを行っています。
- 外見
戦国武者のような鎧兜を着ています。色は薄黄色が基調となっており、兜の形状はマツカサウオの頭部を模したもの、鎧もマツカサウオの鱗に似た小片を縫い付けたスケイルアーマーに似た構造です。
これらの鎧兜は非常に強固であり、脱いだ状態の鎧をハンマーで殴りつける実験でも鎧・兜共に損傷は見られませんでした。
けものプラズムでできた日本風の槍も所持していますが、流石に普段は邪魔になるのか必要な時にしか生成しません。
鎧の下はマツカサウオの体表に似た柄と色のスーツ型の水着であり、意外にも現代的という印象です。自発的に脱ぐ際は鎧が一時的にけものプラズム化して消滅します。
ただし、源八自身は自分で必要と判断したとき以外は鎧を脱ぎたがりません。脱いだ状態の格好自体が気に入らないようです。
- 身体能力
潜水も水中呼吸も可能ですが、本人の性格上鎧を脱がないまま水に入るため、基本的にその状態での水中での機動力は低く、動きにくいようです。一応浮くことも出来るものの、機敏に動くことは難しいようです。
しかし鎧を脱いだ状態では一転して素早く、兜をつけているとは思えないほど素早く泳ぐ事ができます。
※なお、一連の実験のために鎧を脱ぐよう説得するのに30分かかりました。
陸上においては実際に鎧兜を装着した人間と変わらない程度の運動が可能なようです。
水陸問わず鎧を長時間着ていますが、それが原因で疲れたそぶりは見せた事がありません。これは鎧兜が元動物の硬い鱗などを反映している、つまり元々体の一部であったためであると考えられています。
そのため陸上でも鎧を脱いだ場合高い運動能力を発揮できると推測されますが、実験は実行できていません。
- 野生解放能力
「金剛鎧の閃き」と呼ばれており、発動時に兜の一部(マツカサウオの下顎に該当する部分)が輝きます。
兜の頭頂部と鎧の腰あたりから棘が展開され、さらに槍の形状が変化し、穂先が大型化したマツカサウオの棘状の胸鰭になります。
また、鎧の硬度が増すと源八自身は語っていますが、野生解放中に鎧を脱がせることは不可能なのは明らかであり、安全面や倫理上の観点などから着用したまま硬度を確かめる実験は禁止されています。
動物情報
動物名: マツカサウオ
学名: Monocentris japonica
分布: 日本周辺の海域やインド洋、西オーストラリア沿岸のやや深い岩礁地域
IUCNによる保全状況:―
動物概要
夜行性の魚類です。
和名の由来通り、松ぼっくりのようにややささくれだったような大きく、固い鱗が特徴で、その体は硬く、鎧を纏ったような姿から海外ではKnight FishやArmor Fish、パイナップルにもにた外観からPinapple fishと呼ぶときもあるようです。
日本でもマツカサウオの他、ヨロイウオやコンゴウウオとも呼ばれ、変わった呼び名では小田原や江の島でタイノムコノゲンパチと呼ばれているようです。
硬い鱗だけでなくヒレの一部は鋭い棘に変化しており、外敵に襲われた時などはこの棘を立てる事で鱗と共に高い防御力を発揮します。
また、下顎に発光器を持っています。この発光器は発見が遅く、1914年に富山県魚津市の魚津水族館で停電となった時、偶然見つけられました。
動物名:タイラギ
愛称:ラギ
所属:タズミ海洋動物公園
管理権限:1
動物名:カクレエビ
愛称:リン
所属:タズミ海洋動物公園
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女らはイガイ目ハボウキガイ科クロタイラギ属"タイラギ"と、十脚目テナガエビ科カイカクレエビ属"カクレエビ"のアニマルガールです。よほどのことがない限り、常に二人で行動しています。
- 誕生・発見の経緯
第██次サンドスター火山噴火の際に噴出したサンドスターが、タズミ海洋動物公園近郊の海に落下した事を受け、周辺調査を行った際に発見されました。
発見当初から二人でくっ付いていました。
保護後の調査において、二人を個別に調査するため二人を離そうとした際にリンが野生解放を行ってまで抵抗したため、二人を一まとめにして調査を行いました。
以来、現在まで個別の調査は全て失敗しており、ストレスの面を考慮して個別の調査は凍結されています。
- 性格
ラギ: 世話好きな性格であり、リンの身の周りの世話を毎日行っています。結果的に料理などの技術が身についており、最近はよく新しい料理にチャレンジしているようです。
元々は貝類の性か部屋に引きこもりがちだったものの、リンの世話をするために必要な物や情報を集めるため、少しずつ外での活動へ赴くようになった一面があり、現在はリンを連れてホートクエリアを回る事もあるようです。
また、光る石などが好きなようで、部屋には拾ってきた綺麗な石がいくつも置いてあります。
リン: 幼い子供を思わせる言動であり、性格としては引っ込み思案です。
常にラギの近くで行動しており、ラギに抱きついている時が一番落ち着くようです。逆にラギのそばにいないと落ち着かない様子で、離れるのをとても嫌がります。
基本的にラギから世話をされていますが、唯一部屋の掃除だけは自分から行っており、ラギも任せているようです。
これは元動物の生態に関係があると考えられますが、詳細は不明です。
- 外見
ラギ: 腰まで伸ばしたストレートな長髪で、髪の内側はかすかな真珠光沢が見られます。またタイラギの殻を模した髪飾りで前髪を留めています。
服はクリーム色のセーターとオリーブ色のズボンです。
リン: 首元くらいの長さの淡いピンク色の髪で、服は半袖・へそ出しの薄紅色のシャツとパンツです。
腰からはカクレエビに酷似した尻尾が生えています。
- 身体能力
ラギ: 元々があまり動かない動物であるためか、元々は長時間の運動は苦手だったようですが、リンを背負って移動する事が多くなったのに比例して体力がついてきている一面もあります。
また本人曰く「埋まるのは得意」との事ですが、必要となる状況が存在しないため発揮されたことはありません。
また、稀にいつの間にかポケットに黒っぽい独特の色をした真珠が入っている事があるようです。これはタイラギが稀に真珠を生成する事象が反映されたものらしく、無意識のうちに生成していると考えられています。ラギ自身真珠には特にこだわりがないため気付き次第職員に提供しており、タズミ海洋動物公園の土産物屋で限定品としてそのまま販売しています。
リン: ラギ以上に運動が苦手であり、移動の際も長時間歩くとすぐに疲れてしまいラギにおんぶされています。
また、リンは両手にカクレエビのものと思われるハサミを生成する事ができます。本人の運動能力と違ってこのハサミは力が強く、人間の手の平大まで大型化したこのハサミには鉄板を切断するほどの力があるようです。
ただし、そこまでの力を出すのは本人も疲れるらしく、ハサミを生成する事自体あまり行いません。
- 野生解放能力
ラギ: 「平らなりし渾身の盾」と呼ばれており、髪飾りの貝殻がライオットシールド程の大きさまで巨大化します。
盾として防御に使用しますが、元の殻を反映して薄く脆いため、防御力は見かけほど高くはないようです。それでも一般の人間の鈍器による打撃程度なら防ぐことは可能です。
リン: 「おうちにかえして」と呼ばれています。ラギから離れ過ぎた際にほぼ反射的に発動するらしく、あらゆる障害物を強引に押しのけてラギの元に帰還します。その後抱きつくと同時に由来不明の吸着力が働き、野生解放が終了するまで物理的に引き離すことがほぼ不可能となります。
押しのける力はかなり強く、過去には施設の壁に大穴を開けています。
動物情報
動物名:タイラギ
学名: Atrina pectinata
分布: 房総半島以南の内湾、水深10~50mの海底。海外では西太平洋からベンガル湾にかけての海域
IUCNによる保全状況:―
動物概要
二枚貝の一種で、日本で食用とされる二枚貝では最大級の大きさです。しかし大きさに反して一般的な過食部位は貝柱のみと少ないものです。
日本の他、中国と韓国でも海産物として重要な貝類であり、市場で出回るタイラギの多くが韓国産です。
日本に生息するタイラギには、殻の表面に細かい鱗片状突起のある型(有鱗型)と、鱗片状突起がなくて殻の表面の平滑な型(無鱗型)の2型が存在し、近年別種として再分類されました。
稀に天然真珠を生成しているものが発見され、真珠は"ペンシェルパール"として珍重されます。
動物名:カクレエビ
学名: Conchodites nipponensis
分布: タイラギやイタヤガイなどの大型二枚貝の中
IUCNによる保全状況:―
動物概要
タイラギなどの中で生活するテナガエビ科のエビです。つがいで寄生している事が多く、タイラギの場合伊勢湾周辺個体の中に多く見られるようです。生態研究や分類はあまり進んでおらず、貝の中で何を食べているのか、どのようにして貝に入るのか、それらにより貝の側に利益はあるのかなどは不明です。
小さなエビですがハサミは力が強く、挟まれると痛いものです。また貝から取り出した状態でも生存可能で、飼育する事もできます。
一部地域ではタイラギから取り出したカクレエビをそのままから揚げにして食べるようです。またタイラギから見つかるものは俗に"タイラギカクレエビ"と呼ばれる事もあります。
動物名:イエイヌ(対戦車犬)
愛称:サバカ
所属: ドッグカフェ ファミリアリス
管理権限:1(限定的に3)
アニマルガール概要
彼女はネコ目イヌ科イヌ属"イエイヌ"の雑種とされるアニマルガールです。
しかし調査により基底種となっているのは雑種としてのイエイヌではなく、第二次大戦期に旧ソ連で運用された『対戦車犬』であることが判明しています。ロシア語で犬の意である「サバカ」という愛称で呼ばれています。
- 誕生・発見の経緯
カントーエリアで何らかの情報資料にサンドスターが接触した事で誕生したと考えられており、ブンキョウドーム ''BIG DOG''の駐車場で大型車の下に潜り込もうとしているところを発見され、保護されました。発見者であるドッグカフェ『ファミリアリス』のマスターにその場で懐いてしまったため、現在はドッグカフェ ファミリアリスにて生活しています。
- 性格
社交的で、初対面の相手にも物怖じすることなく交流を図ろうとする一面があります。しかし後述のリュックの中身から相手に逃げられる事があり、目下の目標は「必要ないときに背中のリュックをプラズム化させる」事だと語っています。
昔は友達づくりの暇がなかったから、今度こそ友達いっぱい作りたいな! ―サバカ
飼い主と認識した相手にはとても従順で、現在その相手は上述のマスターです。
突発的な大きな音と火が他のアニマルガール以上に苦手で、近距離でそのような音が鳴った場合驚いて逃げ出し、物陰で縮こまっている事もあります。
また、大型車両を見つけると反射的にその下に潜り込もうとします。これは元動物に教え込まれた条件付けがそのまま残っているものであり、しつけなどで解消するのは難しいと考えられています。
- 外見
イエイヌのアニマルガールに似ていますが、髪や衣服の色合い、耳や尻尾の特徴はジャーマンシェパードやドーベルマンなどに近いと言えます。また固有の特徴として、背中に爆薬と起爆レバーのついたリュックを背負っています。幸いなことに兵器としての機能は停止しているようで、背中から取り除いた後レバーを倒しても点火しても爆薬は爆発しませんでした。また、この装置一式はサバカから離した場合一定時間で消滅し、即座に彼女の背中に同じものが再生成されます。
リュックには赤いランプがついていますが、普段は一切点灯しません。
- 身体能力
足が速く走るのは得意です。また狭い空間に入り込むのも得意らしく、前述の"大型車両の下に潜り込む"際にはまるでヘッドスライディングの様な姿勢で素早く潜り込みます。当然逃げ足も速く、時より大きな音などに怯えて逃げ出したまま迷子になる事もあります。
- 野生解放能力
「呼び起こされし絶対指令」と呼ばれており、リュックのランプが点灯します。点灯している間のみ起爆レバーを倒すことで背中の爆薬が大爆発を起こします。基本的には本来の対戦車犬と同じく野生解放してから攻撃対象に突撃して爆発するようです。
普通であれば爆発によって即死しますが、彼女の場合爆発から十数秒後に野生解放を行った地点で即座にサンドスターによって体組織が再構成され、文字通り「復活」します。サンドスターによる体組織再構成の原理は現在も詳細な研究が続けられています。
動物情報
動物名:対戦車犬
動物概要
第二次世界大戦中に赤軍が開発した戦車攻撃用の動物兵器であり、戦車の下に餌があると学習させたイヌの背中に爆弾と起爆レバーを装着させ、敵戦車に向かって突撃させるというものでした。
ソ連側の発表では300両の敵戦車を撃破したとされていますが、実際には元々大きな音が苦手であるイヌ達はドイツ軍戦車の砲撃や銃撃に怯えてパニックを起こし、戦線を離脱したり自軍陣地に逃げてきて自爆、訓練にソ連軍戦車を使用していたため自軍戦車の下に潜り込み自爆するといった事態も多発していました。
さらにドイツ軍が対戦車犬に対抗して火炎放射器を使用すると音以上に炎に怯えたイヌ達が自陣に逃げ帰りさらに自爆被害が拡大し、1942年を境にソ連では使用されなくなりました。
他には1940年代にベトミンで使用された記録がある他、1943年にアメリカ軍も同様の方法で敵陣に攻撃させようとしたものの同じ理由で断念しました。近年でも2007年ごろにイラクで反政府武装勢力が犬に爆弾を括り付けて走らせ、遠隔操作で起爆する攻撃を実行したとされています。
アニマルガール「サバカ」に関する準機密情報
- 本情報ファイルへのアクセスには管理権限4以上、または特定の役職の証明を必要とします。
CDCにおけるサバカの利用
サバカはブンキョウドーム駐車場で発見される以前の20██/02/02にCDC職員によって発見・保護されていました。
発見当初、同職員含めたチームγ(ガンマ)はセルリアン「オールドタンク」と交戦中であり、保護が困難とされましたが、オールドタンクを見たサバカが野生解放による自爆攻撃によってオールドタンクを撃破、直後に復活する事案が発生。
CDC本部による会議の結果、サバカを公には公表せず、野生解放を利用したセルリアン駆除にあたらせる事になりました。同日中にサバカを主戦力とした特殊駆除チーム「ブレイカー」も組織され、ブレイカー隊長の████氏がサバカの『飼い主』となりました。
チーム「ブレイカー」は20██/02/02から約1年半の間に脅威レベル3以上のセルリアン██体の駆除に貢献しました。
駆除能力の高さから脅威レベル5のセルリアンに対する作戦も計画されていました。
20██年の駆除作戦とサバカの失踪
しかし20██/6/28に行われたオールドタンク駆除作戦において、砲撃により他のアニマルガールが吹き飛ばされたのを見たサバカは突如としてパニックになり逃走し、失踪してしまいました。さらにブレイカー隊長の████氏が数日後の捜索活動中にスレイヤーの襲撃を受け、重傷を負う事案も発生し、「ブレイカー」は事実上の一時解隊となりました。
サバカが再発見されたのは三日後の07/01でしたが、発見したのはCDC職員ではなくドッグカフェ『ファミリアリス』のマスターでした。
記憶処理への耐性と現在
「ブレイカー」で駆除活動を始めた頃から、サバカは頻繁な野生解放を拒んでいました。そのため作戦ごとにサバカに記憶処理薬を投与し、野生解放に関する記憶を消去する事で士気を保っていました。
しかし実際には記憶処理を受けても効果がないようなものであったことが判明しています。
具体的には処理直後は効果があるものの、野生解放によって自爆し、復活した際に処理された記憶も『復活』しており、失踪以前は作戦終了後即座に記憶処理を行っており問題がなかったためこの事実の判明が遅れました。
セルリアンのとCDCを口外しないようサバカ自身へ行った口止めは一応は守っているようですが、マスターに対しては「セルリアンを倒すために野生解放を要求されていた」事を話してしまったらしく、過去にファミリアリスへサバカの所属移転のため内密に交渉した際、担当者がマスターからこの事を指摘され、猛抗議を受けています。
現在、マスターはサバカの所属移転を一貫して拒否しており
、サバカ自身もマスターについていくという固い意志を見せており、CDCへの復帰は不可能に近いとされています。
これは非常に困った事態だ...サバカは脅威度の高いセルリアン相手でも野生解放による自爆攻撃によって常にその駆除に貢献してきた。アポロやガイザートータスやガーディアンへの駆除作戦も検討されてはいたが、これでは断念せざるをえない。 しかしサバカ程の効率でセルリアンを駆除できる方法が他に存在するのか? ―███████ |
「いかにも、私がチベタン・マスティフのドーキである!
おっと、この髪には気安く触れてくれるな?何せ1億は下らな...おい撫でるな、話を聞いているのかぁ!?」
動物名:イエイヌ(チベタン・マスティフ)
愛称:ドーキ
所属:無し → ドッグカフェ ファミリアリス
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女はネコ目イヌ科イヌ属"イエイヌ"のマスティフ系の品種"チベタン・マスティフ"のアニマルガールです。
チベット語名「དོ་ཁྱི།(ドーキー)」から「ドーキ」という愛称で呼ばれています。
- 誕生・発見の経緯
元々は中国の元富裕層である人物によって飼育されていた個体でしたが、その人物の経営していた会社の経営不振によって生活が苦しくなり、やむなく飼育に費用のかかるチベタン・マスティフを手放すこととなり引き取り手を探していたのがきっかけです。
チベタン・マスティフは中国国内で飼育放棄された個体の保護が追いついておらず、国内の機関に引き渡した後を心配した飼い主がパークに引き取りを依頼し、飼育を引き継ぎました。
そしてパークにやってきてから2週間後、サンドスター火山の噴火に伴い噴出したサンドスターが直撃した事でアニマルガール化しました。
- 性格
大胆不敵であり、頑固な一面も併せ持っています。
また『自身の「毛並み」は1億超えの価値がある』と考えており、この部分に関しては自信家とも取れます。それ故に後述の髪やファーの手入れは毎日欠かさず行っており、不用意に頭を撫でられるのは拒むそぶりを見せますが、一方でイエイヌの系統故に「撫でられるのは好き」らしく、口では拒みながらも結局そのまま撫でられている事が多々あります。
外で動き回るのが好きであり、それに興じてか所属する場所を自分で見て回って決めると職員に宣言し、現在はパーク内を放浪しています。騒がしい環境は苦手であるらしく、都市部にはあまり近づきたがらない傾向にありますが、パークセントラルなど要所となっている場所には訪れているようです。
20██年6月追記:数か月間の放浪の後、本人からドッグカフェ ファミリアリスに所属したいという申請がありました。
ファミリアリスのマスターとドーキ担当職員で相談の結果、所属を正式にファミリアリスに移すことが決定しました。
ファミリアリスにおいてはマスターが忙しい時には手伝いにも回りますが、そうでない時はドッグランにいる事が多く、日向ぼっこをしていたり走り回ったりしているようです。本人は怠けているわけではないと語っています。よく昼寝をしている代わりに夜間は眠りが浅いらしく、これを利用して夜の番をしているようです。
元々番犬などにされていた犬種故か、ファミリアリスから外にはあまり出ません。マスターが外出の際も呼ばれない限りは店のどこかにいるようです。
- 外見
イエイヌ系統のフレンズに則った外見的特徴もありますが、ドーキはアニマルガール化したイエイヌの中でもかなり大柄な体格で、また衣服は赤茶色のチベタン・マスティフらしい外観の毛皮で出来ています。頭部の髪はライオンのアニマルガールに似たボリュームのあるもので、首にもファーを巻いています。これらの特徴はチベタン・マスティフの「大獅子頭型」個体の特徴を反映しているものと考えられます。(実際、元の彼女も大獅子頭型の個体でした)
- 身体能力
元々牧羊犬や番犬として遊牧民族に飼われていたためか持久力は高く、起きている時間のほとんどを徒歩による移動に費やしてもそこまで疲れたそぶりを見せません。
体格故に他のイヌ科アニマルガールと比べあまり素早く動くことはできませんが、それでも一般の人間と比べれば足は速く、大柄な体格も相まって姿だけでもかなり迫力があります。また力も強く、鋭利な石で何度も殴りつける事で木を切り倒す事ができると語っています。
半面、ドーキには服の概念がなく、ボリュームのある髪やファーが重くなるためか泳ぐのは苦手なようです。どうしても川に入らなければならない場合は先述の方法で切り倒した木を筏にして渡るようです。
- 野生解放能力
この状態ではドーキ自身が「敵」と認識したあらゆる対象に襲いかかり、相手が動かなくなるまで執拗に攻撃を加え続けます。これはチベタン・マスティフの野生化した個体や過度なストレスによって苛立った際に見せる獰猛な性格を強く反映したものと考えられています。
動物情報
動物名: チベタン・マスティフ (Tibetan Mastiff)
学名: Canis lupus familiaris
分布: 飼い犬(原産地はチベット高原)
IUCNによる保全状況:―
動物概要
「チベット犬」「東方神犬」などの異名を持つ、超大型犬です。
元々はチベット高原の牧畜民が番犬や牧羊犬として飼育していました。のためかしっかりしつければ主人への忠誠心は強く、外敵に対しては勇敢に戦うとされます。世界の大型犬、特にマスティフ系の原種の一つであると考えられています。
モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・ハンは、征西の際に3万頭のチベタン・マスティフ軍団を率いたとされており、マルコ・ポーロの東方見聞録においても「ロバのように背が高く、ライオンのように吠える」と記述されています。
その後、19世紀に当時の中国政府によって殺傷命令が出され絶滅しかけましたが、アメリカなどに輸出された個体などが生き残り、現在では中国の国家第二類保護動物に指定されています。2006年には中国公安部が警察犬の輸入依存対策としてチベタン・マスティフの採用を発表しました。
上述の歴史故に純血の個体は非常に希少であり、また2010年ごろから毛量が多く毛の長い「大獅子頭型」は富の象徴とされた事もあり、中国の富裕層の間で大人気になりました。2億円で取引されたこともあり、「世界一高価な犬」とも言われました。
しかしチベタン・マスティフは元々番犬だったため警戒心が高く、都市部の環境でストレス過多になったり、躾の不徹底(勇敢で大胆、頑固な一面もあるため躾には相当の気力と体力、根気が必要)が原因で人間に襲いかかり時に食い殺してしまうような事件が多発。数年で人気は下落し、現在では増えすぎたマスティフが飼育放棄され、野犬化しているといった問題もあります。
動物名:イタチザメ
愛称:タッチ、たっちゃん
所属:ナリモン水族館
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女はメジロザメ目メジロザメ科"イタチザメ"のアニマルガールです。
餌を求めてパーク近海にやってきた際、海に落下したサンドスターを飲み込んでアニマルガール化したようです。そのためか現在もタッチの腹部からは他より少しだけ高めのサンドスター反応が検出されますが、本人に影響はないようです。アニマルガール化後に上陸し、そのままナリモン水族館スタッフによって保護され、現在も同施設で暮らしています。
- 性格
性格は所謂「やんちゃ坊主」であり、とても活発です。
色々なものに興味を示し、小さなものであればとりあえず「口に入れようとする」癖があります。このためタッチには「食べ物かわからないものは口に入れても飲み込まないように」と伝えると同時に、定期的に職員が「口に入れると危ないもの」教育をしています。
口に入らないものであってもあちこちいじってみたりと徹底的に調べつくし、時々周囲が驚くような使い方に走る時もあります。
- 外見
- 身体能力
- 野生解放能力
動物情報
動物名:
学名:
分布:
IUCNによる保全状況:
動物概要
...ん、私はデンキウナギのエレ。
電気起こすのが見たいの?えぇ...疲れるからやだ。どーしてもなら「こーら」ちょうだい。
動物名:デンキウナギ
愛称:エレ
所属:タズミ海洋動物公園
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女はデンキウナギ目ギュムノートゥス科"デンキウナギ"のアニマルガールです。電気を意味する英語「Electric」から「エレ」と名付けられました。タズミ海洋動物公園のワールドオーシャンレイクで飼育されていた個体にサンドスターが接触した事でフレンズ化した個体で、現在も同施設に所属しています。
- 性格
面倒くさがり屋で、特に筋力を使う事を避けたがる傾向にあります。「筋力を使う事」にはランニングの様な運動はもちろん、重いものを少し押して動かすといった比較的軽めなものも当てはまります。これはデンキウナギが疲労した際に発電が行えなくなる=防御が行えなくなるのを避ける意味合いがあると考えられています。(アニマルガールであるエレの発電能力については後述)
好物である炭酸飲料はとあるアニマルガールから勧められ、気に入ったようです(ただし勧められたのはファンタだったらしいのに対し、エレはコーラを好みます)。 特に「疲れた時に飲むのが一番おいしい」と考えているため、コーラで釣ればコーラを対価にお願いすれば「発電」を含めた「筋力を使う事」を引き受けてくれるようです。
また、気が向けば外を出歩くこともあり、時々タズミ海洋動物公園の外に出ている事もあります。元動物は水棲ですが、進んで水に入るといったことはなく、その日の気分次第で川で泳いでいたり、公園でのんびりと昼寝をしていたりとマイペースにすごしているようです。
また、時にはお茶目な一面を見せる事もあり、例えばクリスマスの日に髪にイルミネーションを巻きつけ、時折発電して光らせながら過ごす、といった光景が見られました。
追記: 最近、コーラを対価にスマートフォンをエレに充電してもらっている職員や来園者がいるとの情報があります。
生体発電による不安定な電圧の電流で機器が故障してもエレやパークは一切責任を負いません。何よりエレは『デンキウナギのアニマルガール』であって、『充電屋』ではありません。職員各位はその事を留意して、時折来園者への注意喚起を行うようにしてください。
- 外見
淡い橙色の体にフィットするスーツを着ており、その上から濃い灰褐色のライフジャケットを着ています。尾部と尻鰭を模したと思われる髪は長さ約2m程で、髪留めなどを使わずとも尾部の形に纏まっており、自分の意思で動かすことができます。
体型は他の魚類アニマルガールと比べ、全体的に少しふっくらとしているように感じられます。これはデンキウナギが自身の脂肪を絶縁体にする事で感電死を防いでいる事が体型に現れているものと考えられます。
- 身体能力
陸上・水中どちらにいても、動きは割とゆっくりめであり、素早い動きはあまり得意ではありません。ただし「短距離突進」だけは元動物でもとられる行動のためか素早いようです。遊泳時には髪を本物のデンキウナギのように動かして泳ぎます。
デンキウナギの代名詞ともなっている発電能力は健在であり、発電は先述の髪で行われているようです。
髪で作られた尾部自体の長さは元のデンキウナギよりも短いものの太さは倍以上であり、結果として体積の増加に伴い起電力が元動物より向上しているらしく、計測時には700Vの電圧で2秒間発電を持続させました。
ただし、元のデンキウナギが発電し続けると疲労して発電できなくなるのと同じ理由で「疲れる」ため、長時間の発電は身体への負担となりやすく、目的もなく発電する事はまずありません。
- 野生解放能力
「ライトニング・イールテイル」と呼ばれ、発電能力が飛躍的に向上します。これは通常、エレや元のデンキウナギが発電板細胞を活性化させることで発電するところ、それをサンドスターで代替するために起こるものと推測されており、発動中は常に髪がバチバチと激しく帯電するようになります。
この状態の髪を相手に叩きつけて強烈な電流を流すのが基本的な戦術ですが、30cm程の超単距離でなら電撃を『飛ばす』事も可能なようです。また発動にはサンドスターをかなり消費するため、野生解放が終わると激しい疲労に襲われ動けなくなると共にしばらく発電が行えなくなります。
- インタビュー記録
[記録開始] エレ:[ぼーっとしている] ケア:こんにちはー! エレ:んぁ...?だぁれ? ケア:私はケア、ミヤマオウムのフレンズなんだ! ケイ:...私はツメバケイのケイ。よろしくね。 エレ:...私はデンキウナギのエレ。
ケア:なぁなぁ、"デンキ"ウナギって事は、電気起こせるんだろー? エレ:起こせるけど...疲れるんだよ?あれ。 ケア:そうなのか?んー、でも一度見てみたいんだよー!頼むよ! エレ:...じゃあ、「こーら」をちょうだい。 ケイ:こーら? エレ:あれ、疲れた時に飲むとおいしいの。だから疲れるってわかってるなら欲しいの。 ケア:コーラだな? よし、待ってろー!
ケア:お待たせっ!これで合ってるよな? エレ:......ん。じゃあ握手しよ。ケイちゃんも。 ケア:おう! ケイ:うん。
ケア:うびゃあああ!? ケイ:ぴぃいっ!?
エレ:......むふふ♪ [エレはいたずら気に笑うとコーラのキャップを開けた] [記録終了] |
動物情報
動物名:デンキウナギ(Electric eel)
学名:Electrophorus electricus
分布:南アメリカ(アマゾン川、オリノコ川)
IUCNによる保全状況:軽度懸念(LC)
動物概要
電気を起こす魚として有名な魚類です。ウナギと付きますが実際にはウナギとは関係のない種に分類されています。
内臓などの器官は頭のすぐ後ろ、鰓蓋の辺りに押し込められるような形で収納され、肛門も鰓蓋のすぐ後ろにあるなど、頭部周辺に内臓組織が偏っています。全長2.5mの身体の9割を占める尾部には発電器官が一対収まっており、長大な発電器官によって最大で600~800Vもの強烈な電流を発生させる事ができます。最大電圧を維持できるのは約1000分の1秒ほどですが、この強力な電流で敵を攻撃したり、獲物を麻痺させて捕食したりします。また、目がほとんど見えないため普段は微弱な電流によって周囲を探っているようです。
過去には強烈な電撃によって川底のデンキウナギを踏み抜いた馬や人間が心室細動を起こしてしまった事故も起きた程ですが、疲労すると発電出来なくなるため生息地周辺では水面を枝で叩いて発電させ、疲れたところを捕獲する、という漁が行われています。
また、デンキウナギ自身も発電によって感電していますが、脂肪が絶縁体になるため感電死する事はありません。
動物名:カルキノス
愛称:無し
所属:無し
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女はギリシャ神話に登場する巨大な化け蟹"カルキノス"のアニマルガールです。
かに座、或いはカルキノスそのものに関する情報資料にサンドスターが接触したために誕生したと推測されていますが、アニマルガール化の正確な経緯は不明です。
- 性格
フランクな性格で、リスクのある物事には手を出したがらない、良く言えば慎重、悪く言えば臆病な面が目立ちます。
しかし実際には友人と認めた相手が困っていたり、ピンチに陥った際には自分の事を顧みず助けようとしたりするなど、いざという時には友達思いでとても勇敢です。
普段からそうしない理由について聞かれた時には「いや、俺っちヒュドラの事助けようとして早死にしちまったじゃん。だから今度は楽しんで長生きしたいなーってさ。もう踏み潰されたりしたくないんだよ」との返答が得られました。
実際、カルキノスは「面白そう」と思ったものは何でもやりたがる一面もあり、時々「好奇心」と「慎重さ」で板挟みになり悶々としている事もあります。
- 外見
髪は赤茶色の短髪で、かに座の描かれた缶バッジのついたベレー帽を被っています。
赤い厚手のジャケットとズボンを着用しており、西洋風の鎧を模したような模様が入っています。ジャケットの中は白いシャツです。
硬そうな模様の割に軽く柔らかい服装なのは神話において「踏み潰された」ためであると考えられており、その証拠にジャケットの背中側には大きな人間の足跡とそれを中心に放射状に入るヒビが描かれています。
- 身体能力
身体能力は基本的には人間とあまり変わりません。しかし反復横跳びだけはかなり好成績でした。
また、普段は出していませんがけものプラズム製のカニバサミのついた槍状の武器を、一度に二本まで生成できます。ハサミは可動式で、対象をかなりの力で挟めます。しかしカルキノス自身の身体能力が追随していないために、武器として振るってもハサミの能力を生かし切れていないようです。
カルキノス曰く、万が一の時、最終手段ではこのハサミを投げつけて逃走すると語っており、その時だけハサミの内部がカニの身に置き換わるようです。これは神話ではなく元々カニが防衛のために行う「自切」にあたるものであると考えられています。
- 野生解放能力
「デスピレート・クラブ・シザーズ」と呼ばれており、ハサミが大型化します。
発動させると一度だけ「相手を奇襲してハサミで挟もうとできる」という事象を任意のタイミングで起こすことができます。ただし奇襲としては申し分ないものの「挟める」かどうかは相手の対応力次第であり、行動としては死角からただまっすぐ飛びかかるだけなので避けられる可能性も十分にあります。
動物情報
動物名: カルキノス
原典: ギリシャ神話
動物概要
ギリシャ神話において魔人テュポーン(またはオルトロス)と魔獣の母エキドナの間に生まれた巨大な蟹。
兄弟であるヒュドラと共にレルネーの泉に住んでいたものの、ある日「十の試練」を達成するためにやってきた英雄ヘラクレスがヒュドラと戦い始め、ヒュドラが不利になったのを見たカルキノスは助太刀しようと、ヘラクレスの足を挟もうとしたものの、踏み潰されて死んでしまいました。(この時ヘラクレスはカルキノスに気付いてもいなかったという説もあります)
一部始終を見ていた女神ヘラは、そのまま退治されてしまったヒュドラと踏み潰されたカルキノスを哀れに思い、天に昇らせて星座にしました。それがうみへび座とかに座とされています。
動物名:バリトラ
愛称:リト
所属:サンドスター研究所
管理権限:1(限定的に4)
アニマルガール概要
彼女はネコ目ネコ科ヒョウ属トラの亜種"バリトラ"のアニマルガールです。名前からとって"リト"と名付けられました。
リトはサンドスター研究所において、「情報資料から絶滅動物をアニマルガール化させる」実験によって誕生しました。ただし実験によってリトと同時にセルリアンが誕生してしまう事案が発生したため、同様の実験は禁止されています。
(誕生してしまったセルリアンはリトと職員によって駆除済み)
- 性格
天真爛漫且つポジティブ思考であり、さらに若干ながら所謂「ドジっ子」な一面もあります。
無意識に妙な鼻歌を歌いながら人混みを歩いた後にそれに気づいて赤面したり、気候が心地いいと路上でも居眠りしてしまったり、時々木の上に登って眠る割にはよく落下して飛び起きたりといった様子が見られています。
その一方で、いざ何かに集中する時は別人に見える程の集中力を発揮します。この時の様子はよく「狩りをするトラのようだ」と例えられます。
自身とジャワトラ「リベ」とは「姉妹」であると思っており、実際外見は非常によく似ています(後述)。ただしリベの方はリトの事を「(直接の血縁関係はないから)よくて義理の姉妹」と考えており、完全に姉妹であるかに関しては否定的です。
前述の集中している時に至っては仕草まで似るため、二人そろって何かに集中していたりすると判別が非常に困難になる事も稀にあります。
- 外見
全体的にリベと非常によく似ていますが、相違点として「身長が低い」事があります。これはバリトラが「トラの亜種の中で最も小さい」事によるものと考えられます。
また天真爛漫でポジティブという性格のため、リベと比べて感情が表情に現れやすいのも相違点と言えます。
- 身体能力
ネコ科大型動物、それも密林に生息するトラであるため、体の柔軟性に秀でており、木登りや泳ぎも得意ですが、足は一般の人間より少し速い程度です。
手に爪を生成でき、木登りにも戦闘にも使います。
また密林での狩りの能力の一つなのか、気配を消す事にも長けているようです。(本人による証言ですが普段はその必要がないため、はっきりとした観測はされていません)
- 野生解放能力
「モンスーンハンター・スニーク」と名付けられています。
姿を直接視認されない限り一切の気配が消えます。この効果は非常に高く、実験の結果気配の察知に長けているアニマルガールですら真後ろに立っていても気づけないほどでした。
しかし一度でも発見されてしまうと数日間はその対象に野生解放が通用しなくなります。
動物情報
動物名:バリトラ
学名:Panthera tigris balica
分布:インドネシア(バリ島)
IUCNによる保全状況:EX(絶滅)
動物概要
インドネシア、バリ島にのみ生息していたトラです。近縁種であるジャワトラ、スマトラトラと差異が見られることから別種とされました。トラの亜種の中では最小のものとされていました。
遭遇記録自体が非常に少なく、最古のものはハンガリーの男爵Oszkar Vojnichの写真付きの狩猟の記録ですが、場所は「東インド諸島」となっておりバリ島かどうかは定かではありません。
植民地時代にはすでに絶滅寸前であり、そこにヨーロッパの狩猟家が強力なライフルを持ってきたことが致命打となりました。1937年に西部バリでメスの成獣が射殺されたのを最後に確かな目撃例がなく、絶滅したものとされています。
「...ああ、始祖鳥とは私の事だよ。
ただ、私の事はケオと呼んでくれないかな?」
動物名:始祖鳥(アーケオプテリクス)
愛称:ケオ
所属:ミチアト古生物研究所
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女はアーケオプテリクス目アーケオプテリクス科"アーケオプテリクス"(日本語名"始祖鳥")のアニマルガールです。名前からとって「ケオ」と名付けられました。
彼女はミチアト古生物研究所における第██号古生物アニマルガール化実験において、ドイツのゾルンホーフェンから出土した始祖鳥の化石にサンドスターを接触させた結果誕生しました。
- 性格
所謂"芸術家肌"であり、freator事務所で学んだリトグラフ(石版画)作品を同事務所やミチアトにある自室で作っている事が多いです。リトグラフを学びに行った理由としては、事務所で見たリトグラフ作品が気になり作り方を聞いたのがきっかけだったようです。
―自分の描くイメージが直接、版に記録され、紙に写し出される...なかなか面白いと思ったんだ。
やや寡黙気味ではありますが、話す事は話し、自分の意見ははっきりと言います。あまり感情を表に出すことはありませんが、これは所謂"ポーカーフェイス"らしく、満足のいく作品が完成したりすると自室で一人ニヤニヤしていたりすることもあります。
- 外見
- 身体能力
- 野生解放能力
動物情報
動物名: アーケオプテリクス(始祖鳥)
学名:Archaeopteryx
分布:ジュラ紀(化石産出地はドイツ)
IUCNによる保全状況:EX(絶滅)
動物概要
動物名:リーフィーシードラゴン
愛称:フィー
所属:
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女はトゲウオ目ヨウジウオ科"リーフィーシードラゴン"のアニマルガールです。
[選定中]で飼育展示されていたリーフィーシードラゴンの一個体がアニマルガール化したもので、現在も同施設で生活しています。名前からとって「フィー」の愛称で呼ばれます。
- 性格
・根は少し臆病→元の生息地が天敵が多く、擬態して隠れて過ごしていたため。
・好物は麺類や汁物→細長い口で餌を吸い込んで食べていた事から。
(ただしヒトの体になって吸わずに食べられるものにも興味がわいたため、出かけた先で色々な料理を食べたがる)
・陸も陸で強そうな見た目=捕食者が多そうと思って今度は陸の植物に擬態しようとしている。
(ただしギリースーツの事は知らない)
- 外見
・元動物を模して、リースやひらひらした部分の多い黄緑や緑が基調の服。
- 身体能力
・泳ぎはすごくゆったりしていて、傍から見ると泳いでいないようにも見える。
(本気出せば金魚すくいの金魚くらいの動きはできる)
・水中にいると服が広がって海藻の塊のようになる。
- 野生解放能力
動物情報
動物名: リーフィーシードラゴン
学名: Phycodurus eques
分布: オーストラリア南西部沿岸
IUCNによる保全状況:準絶滅危惧(NT)
動物概要
タツノオトシゴの仲間の一種の海水魚です。
海藻に擬態した姿をしており、一見すると海藻そのものに見える程と評されます。大きなものでは全長40cmを超える事もあり、細長い口で動物プランクトンや小さな小魚を吸い込んで食べながら生活しています。特徴的な姿から地元オーストラリアでは切手になるほど有名であり、一時は観賞魚として人気だった事もありました。
しかし前述の活餌しか食べないため飼育は容易ではなく、また光に敏感であり、水族館ではカメラのフラッシュや展示照明の急な明滅でもストレスを感じてしまうと報告されています。これらに気をつけつつ飼育した場合の寿命は7年と言われています。
個体数が減っているためオーストラリアでは保護対象であり、野生個体の採集が禁止されている他、生息地への立ち入りも制限されています。
動物名:
愛称:
所属:
管理権限:
アニマルガール概要
- 性格
- 外見
- 身体能力
- 野生解放能力
動物情報
動物名:
学名:
分布:
IUCNによる保全状況:
動物概要
名前:
性別:
取得管理権限:
所属:
所在:
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