神々が授けしもの

ページ名:神々が授けしもの

かつては、弱い存在であった。

神々が邪悪なから々を解放して後、神々はに様々な贈り物を与えた。

 

神々の与えしひとつ目の贈り物は、「魔術の火」である。

これによって々ははじめて、自らを守る力を手に入れたのである。

神々の王カルザミスは四柱の神々に命じ、魔術を教えた。

炎の神エンデルクスは人に荒れ狂う炎を従える術を教え、敵を打ち倒す牙として勇敢なる者を作り給うた。

慈雨の女神ウェルテミスに秘められた力を引き出す術を教え、身を守る知恵として賢き者を作り給うた。

太陽の神セルモンテスの苦しみを取り除く術を教え、痛みを癒す薬として優しき者を作り給うた。

そして静寂の神サンダルカスの欲を満たす術を教え、さらに求める貪欲なる者を作り給うた。

三柱の作り給うた者たちは美しきものを心に宿したが、静寂の神の作り給うた者は心に黒き光を灯した。

静寂の神の教えは安らかなる眠りを妨げる忌むべき力として広まり、心邪なる者たちはこの力を欲した。

これに神々は眉をひそめたが、後に来る知恵あるとの戦ではサンダルカスの広めた術は大いなる力となり々と神々を助けた。

この事実により、サンダルカスの行いはカルザミスに許されたという。 

 

 

神々の与えしふたつ目の贈り物は「言葉」である。

これによって々ははじめて互いの意思を伝えあい、神々の恵みを後の世に伝える術を手に入れたのである。

また、言葉を形に残す術として、神々の使う文字を々に分け与えられた。

 

 

 

 

ウェルテミスセルモンテスはあまねく世界を駆け巡り、々に言葉を教え、文字を伝えられた。

そのため、この世界で用いされている言語や文字は、多少の変化こそあれどほぼ共通のものなのである。

 

神々の与えしみっつ目の贈り物は「友」である。

カルザミスサンダルカスに、世界に広くの種を広めるように命じられた。

サンダルカスは海にマーフォークを、山にサンドフォークドワーフを、森にエルフツリーフォークを、そして地にノームゴブリンを作り給い、世をの友で満たすこととした。

しかしサンダルカスはそれぞれの姿を作る際、の姿をいい加減に真似てしまったため、人類ヒュームに似たものとそうでないものができてしまった。

また、最後に作られたゴブリンは、ほかの友を作った余りを捏ね合わせて作り上げたため、神々の与えた美徳を持っていないのだという。

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