山岳部や砂漠に生活圏を持つ、小柄な亜人種。
鉱石の知識が非常に豊富で、ノームは鉱山で生まれて鉱山で死に、その体は希少な鉱石になるという伝説がある。
そのため、世界中の鉱石の7割から8割はノームの鉱夫によって採掘されているとさえ言われ、優れた鍛冶技術を持つドワーフとは近い関係を持った種族である。
夜目が利き、小柄で、筋力には劣るがいつまででも働き続けることができるノームは鉱夫としてはうってつけの能力を持っていると言える。
反面、ノームは非常に短命で、長く生きるものでも20~30年で寿命を迎えてしまう。
そのため、ノームは労働奴隷としての価値は低く、人買いからは商品にならないとして嫌われている。
温和で争いを好まないノームだが、魔術の使い手としてはそれなりに優秀で、しかも小柄で狭い場所にも隠れることができるため、いざ戦で敵に回すとなると厄介な存在である。
また、罠を仕掛けることにも長けているため、入り組んだ場所(特に鉱山など彼らの生活圏)での戦いは非常に厄介である。
ノームは非常に短命で、その分後世に何を残せるかを重要視する。
それは多くの場合、作品であったり、技術であったりするのだが、功績として名を残すことも同じくらい重視する。
そのため、ノームの戦士の命は軽い、などと言われている。
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