同人拓也作成の手引き

ページ名:同人拓也作成の手引き

基本的に思いついたことを時間があるときに書いていくので中途半端なところで放置する可能性があります。あらかじめご了承下さい。

適切な語録の利用についての考察

 ビルダー拓也の文章に近づけるため語録の使用は避けて通れないと思われる。語録の活用は重要だ。淫夢語録を使えば、「ああ、これは野獣先輩だな」、「この語録はMUR閣下だな」「この誤用はナオキだな」とキャラが出てこなくても誰なのか判別することができる。

 しかし、同人拓也を作る上ではこの考え方を一部改める必要がある。これに気がついたのは、例のネコトモを使って登場人物に拓也語録を喋らせる実況動画を見ていたときである。詳しくは「喋る猫に語録を教え倒したあとの絶叫怪文書マシーンたくにゃ(全38パート)を見てほしい。AIに言葉を教えることで会話をタクヤさんに近づけるという試みである。似たような試みに「文科省レ○プ!教育者と化した先輩(全12パート)」があり、名作になるのは約束されていた、はずだった。結果的にヒョウモンダコたちはタクヤさんになりきれなかった。拓也語録を喋る猫であって、同人拓也作家にはなれなかったのだ。どうしてこうなったのかは実際に語録を使ってみるとなんとなく理解できる。

タンスのカドに小指をぶつけて白目向いて吠えまくりだぜ。

主語が抜けているが、「生かさず殺さずのクリスマス」を読んでいるならば、これを見た途端、脳内にタンスのカドに小指をぶつけた拓也さんが浮かんでくるだろう。しかし、同人拓也としては違和感のある一文となってしまっている。まずはこの違和感の原因を突き止めなければならない。

続いて、語録を使わないで同じようにタンスのカドに小指をぶつけたことを伝えてみる。

意識が抜かれ理性的な思考に栓をされて不注意と引力と全力が片足に込められる。そしてそのままタンスのカドに小指が打ち付けられた。ふわふわとしていた意識が足に凝縮して小指に注ぎ込まれ敏感な感覚器になる。あとは地面に体を横たえて全身の筋肉を放電させながら悶えまくり暴れまくり音のない声が漏れまくり。

長い。これを見て拓也さんが頭に浮かぶ人は少ないだろう。だが、同人拓也に求められているのはこちらである。そして、AIのべりすとの得意分野であることは間違いない。だが、AIのべりすとは上記のような文章を書く確率は低いと思われる。というのも語録が全く入っていないので、ウリ狂いMODに漬け込まれたAIのべりすとの脳みそでは弾き出すことが難しいのだ。そしてそれは人力で作成した同人拓也の良さにもつながる。

それでは先程の長い文章に語録を詰め込んでみよう。

意識が抜かれ理性的な思考に栓をされて不注意と引力と全力が片足に込められる。そしてそのままタンスのカドに小指が打ち付けられた。ふわふわとしていた意識が足に凝縮して小指に注ぎ込まれ敏感な感覚器になる。あとは地面に体を横たえ全身の筋肉に鳥肌を立てながら悶えまくり痙攣しまくり白目剥いて吠えまくり。

やはり拓也さんらしさがない。同人拓也を書くとこうなるのは間違いないのだが、裏を返せば長文をかけば書くほど怪文書から離れていくのである。要するに拓也さんの文章の癖を掴まなければならないのだ。このあたりはAIのべりすとのほうが再現率がうまいとされている。流石に語録1つで拓也さんに寄せるには無理があったと考え、詰め込めるだけ詰め込んでみよう。

ハリガタが抜かれ淫乱なクスコで栓をされてチョーエロい力がガタイに込められる。そしてそのままタンスのカドにデカマラが打ち付けられた。ムンムンとしていた意識がガタイに凝縮してデカマラに注ぎ込まれ激エロなサーファーになる。あとは野獣のように体を横たえ全身の筋肉をパンパンにパンプして悶えまくり痙攣しまくり白目剥いて吠えまくり。

こうすると面白さは増すが、もう何を書いていたのかわかんねぇ。これがよくあるAI拓也である。件の激エロMODは怪文書の過学習で拓也さんに寄せているらしいが、やはり限界があるという結論に至っていた。結局のところ、いくら語録を詰め込んでも、詰め込んでいない部分に拓也さんらしさがなければ拓也さんになれない。文豪であるAIによるささやかな抵抗である。

ここでもう一度、元の文章をもう一度見てみよう。何かに気が付かないだろうか。生かさず殺さずのクリスマスがベースになっているのはともかく、何かがおかしい。果たして拓也さんがこんな文章を書くだろうか。悩みに悩んで難しい表現をひねり出さなくていいのである。もっと気軽に書いてみよう。そう、こんなふうに書き換えてみよう。

不注意による怪我はいつも突然だ。今日もウリの仕事が入ってるな、泊まり2件はきついな、なんてトイレから戻りながらメールをチェック。これがいけなかったぜ!「くぅーっ、あーっ」小指に激痛が走る。ふわふわとしていた意識を凝縮し敏感な感覚器になったオレ。・・・やられたぜ!タンスのカドに小指をぶつけたな!地面に体を横たえ全身の筋肉に鳥肌を立てながら悶えまくり痙攣しまくり白目剥いて吠えまくり。

つまり、こういうことである。

・書き始めで拓也さんらしさを出す。
・重ねる表現を心がける。
・語録を入れる。
・難しい表現を使わない。
・ちょいちょい自分語りを入れる。

こうしてみると同人拓也で語録を使う重要度はそれほど大きくない。いかに拓也さんから離れずに文章を書き進められるかというところにある。必要なのはAIの出力した文章に語録を詰め込むことではなく。AIの出力した文章をタクヤさんに寄せる力である。万人に受け入れられる名作を凡人の書く怪文書に落としていく。そういう作業である。同人拓也制作にウリ狂いラーニングなんか必要ねぇんだよ!という矛盾。そう、AI拓也を同人拓也にする作業を繰り返せば、知らないうちに同人拓也が書けるようになるということ。

そのための「文法」、あとそのための「辞書」。これが必要であると言える。

 

同人拓也作成の練習~重ねの技法~

何事も練習が必要である。同人拓也についても例外ではない。では、どのような練習をすればいいか。簡単である。拓也さんの書いてない文章を拓也さんが書く文章に直す遊びをすればいいのだ。まずはこの文章を直してみよう。

うん、おいしい!やっぱ~中野くんの~料理を…最高やな!

さぁ、料理人解体ショーの始まりや。手始めに拓也さんの口調にしてみよう。

うん、おいしい!やっぱり中野くんの料理は最高だぜ!

これでは魔理沙か拓也かわかんねぇ。ここに語録を咥え入れる。

エロいぜ旨いぜ!やっぱり中野くんの料理は最高だぜ!

どっかのヒョウモンダコくらいには近づいただろう。ところで、こんな修正をするのはどうだろうか。

うん、おいしい!スッゲー旨いぜ!こういうステーキはなかなか食べられないんだよな。やっぱり中野くんの料理は最高だぜ!

語録を追加しただけよりも拓也さんらしくなったのがわかるだろうか。これは「重ねの技法」と勝手に呼んでいるものである。読み返してみればわかるが、拓也さんの文章は繰り返しが多い。「悶えまくり痙攣しまくり白目剥いて吠えまくり」のような形や「パンパンにパンプした」のような形、とにかく何かを表現するときは重ねた方がいい。字数も稼げる。

 

別の視点でお人好しなキャラを表現するのに褒め言葉を重ねるというのは全然ありである。例の聖人として名高い我修院くんのセリフをブチ込んでみよう。

うん、おいしい!非常に新鮮で、非常に美味しい。やっぱり中野くんの料理は最高だぜ!

これでも拓也さんが言いそうな感じにはなる。やっぱり拓也さんは聖人なんだよね。裏を返せば、逆にひどい言葉を重ねると逆に拓也さんらしくなくなる。

うん、マズイ!スッゲーマズイぜ!こんなの犬も食わねえよ。ボロ雑巾食ってるみたいだぜ。やっぱり中野くんの料理は最悪だぜ!

映像作品では調教師としてブイブイいわせているタクヤさんだが、ブログで悪口を書きなぐっていることはほとんどない。作品を書いていて筆が乗ってくるとついツイッタラーみたいなお気持ち表明に走りたくなる気持ちはわかるが、そこは抑えて。「SはサービスのS」というくらいなので当然ではあるのだが、拓也さんらしさを出すにはとにかく相手を褒めることを心がけたほうが良い。

 

同人拓也作成の練習~拓也の小技~

同人拓也の練習第二弾を作ろうとしたら早くもネタ切れ。実はそんなに練習することも気をつけるようなこともないんだよね。というわけであとは細かいところを書いていくこととする。

で、はじめに意識してほしいのが、描いた文章が声に出して読みたいかどうかと言う部分である。これは有名な漫画家も気をつけていることらしい。アニメ化を見据えても重要な部分だと思うね。そもそも同人拓也は例のShouくんで読み上げて動画にするんだから、ちゃんと読み上げた音声を聞かせることも意識しないといけませんね。

と言っても、素人にはなかなか難しいところがある。読み上げて気持ちのいい文章なんてどうやって書くんだ、ってね。そこで手始めに韻を踏んでみるのはどうだろうか。拓也さんの怪文書は韻を踏んでいるところがところどころある。(こんな感じで)このあたりをAIはちゃんと特徴として抽出している。そう、AI拓也に見られる突然のラップ拓也である。同人拓也では全部をラップにしなくてもいい。ここは行けそうだな、というところでちょっと韻を踏んでみるのだ。

まあ、とりあえず桃太郎でも改変してみようか。

昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。おばあさんが川で洗濯をしていると、どんぶらこどんぶらこと大きな桃が流れてきました。

じゃあ、とりあえず拓也さんらしく置き換えて。

昔々あるところに激エロのモロホストとジャニ系のイケメンくんが住んでいたんだって。激エロのモロホストは山へウリの仕事に、ジャニ系のイケメンくんはジムへ筋トレに行ったんだ。イケメン君がジムで筋トレしていると、ウッスウッスとサーフ系ボディビルダーが入ってきたぜ。

こうしてみると昔話って元々読み上げに適した書き方をしてるんだね。そのままでも十分同人拓也になるんじゃないかな?そもそも語録って読み上げたくなるものだからね。入れた時点でほぼ完成してるんだよなぁ。でも一部引っかかるところがあるよね。だからこうする。

昔々あるところに激エロのモロホストとジャニ系のイケメンくんが住んでいたんだって。激エロのモロホストは山へウリの仕事に、ジャニ系のイケメンくんはジムへ筋トレに行ったんだ。イケメン君がジムで筋トレしていると、筋肉パンパンにパンプさせたサーフ系ボディビルダーが入ってきたぜ。

筋トレとウッスウッスじゃ繋がりが悪いんだよな。筋トレと筋肉にしてみたぜ。こんな感じで細かく推敲していくんだ。掴摘とも言うかな。

「スッゲー!筋肉」と声をかけると「掘りあいしたい」って言うから家に連れ帰るといきなり喉尺。それから20分以上、30分以下?もう何をしにジムへ行ったかわかんねぇ。

と、話が続いていくわけで、ここでもう少し書き方を改めて。

「かっこいいですね」と声をかけると、耳元で「掘らせろ」って言うんで、「じゃあ家で」って連れ帰るといきなり喉尺。それから20分以上、30分以下?もう何しにジム行ったかわかんねぇ。

こっちのほうがなんとなく読み上げやすいかも。元々拓也さんの文章って読み上げたくなるけどね。まあ、こんな感じ。一度書いた文章で満足しないでどんどん激エロに仕上げていく。こんなことしてるから投稿まで3ヶ月とかかるんだよな。同人拓也作家ってすごいぜ。

 

 

 

 

 

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