『新しい天と新しい地』

ページ名:『新しい天と新しい地』

新しい天と新しい地[]

『私のつくる新しい天と新しい地は私の前に永続するであろうとエホバは言われる。』

イザヤ書66:22。ア標 [3]

1953年英文発行

1956年日本文発行

WATCHTOWER BIBLE AND TRACT SOCIETY

OF NEW YORK.

International Bible Students Association

Brooklyn, N.Y.,U.S.A.

NEW HEAVENS AND A NEW EARTH

Japanese [4]

献呈

種族、国家、人種及び言語の区別を問わず

すべての人類の祝福を図って新しい天と

新しい地をつくる神なる創造者に

ほまれと讃美を帰せるために

この本を捧げる。

この本に用いた聖書の略語

ア標---アメリカ標準訳、…改訳委員会による。

ア訳---アメリカ訳、…ポウィス-スミスとエドガー-J-グッドスピード

モハット訳--ジェームズ-モハットによる新しい聖書訳

新世---聖書の新世界訳

改訳---改訂標準訳

ヤング訳--ロバート-ヤングの訳した聖書

この本に用いられている引用聖句で特記されていないものは、日本語標準全訳聖書からの引用句です。[5]

第13章霊的イスラエルの荒廃[]

[194]……

9 神の民がこの世と妥協して不釣合(ふつりあい)なくびきを共にし、この世の友になろうと強く願うとき、それは神の見るところで霊的な不道徳をするということです。それは神の敵になることです。そのような霊的な姦淫に耽(ふ)ける宗教制度が、神によって祝福されることは決してなく、またそのような宗教制度は神の御霊(みたま)を失い、神を讃美する敬虔の実、すなわち『御霊の実』をもはや産み出しません。(ヤコブ、4:4-8。ガラテヤ、5:1

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⑨ 神の民は、どのように霊的な不道徳を行ないますか?神の御霊(みたま)をなくすと、どういうことになりますか

[195] 6-24,新世)神の女と敵意の関係にあった、蛇であるサタンは、このような方法で女の産んだ子たちを堕落させ、神の御霊とその実をすっかりなくさせようとつとめ、かつその目に見える地的制度を荒廃させようとしたのでした。

10 全く預言された通り、サタンの代理者である偽りの預言者と過酷な狼(おおかみ)たちは霊的イスラエルの群れ、すなわち『上にあるエルサレム』のこの中に忍びこんで来ました。そのときに異教の宗教の教理やキリスト教ではない物質的哲学、そして人間のつくった宗教的な言い伝え、形式主義や儀式がもちこまれました。それらの者たちは、『聖徒たちにただ一度だけ伝えられた信仰』からクリスチャンたちを連れさって、自分たちの弟子をつくり、クリスチャン会衆の中に分派を立てようと努力しました。その目的は、自分を高めて群れの支配者となり、群れを私利に供して自分の利益を図り、汚れたこの世的な目的に用いることでした。(使徒行、20:29,30。コロサイ、2:8。ユダ、3,新世)それで、歴史の記録が示すように、この世と妥協して一致し、またこの世の考え、実践、そして習慣に染まった大宗教制度が建てられました。それらの宗教制度の内部には、不和があって分裂し、新しい宗派がつくられました。年の古い、設立された制度を改革しようと時折り努力がなされ、これによって、ある程度の改革はなされたものの、かえってまた、みなキリストの名前で呼ばれるいろいろな宗派をつくり出しました。これがあてはまる領域は、『キリスト教国』と言うものの、それは名前の上でいわゆる『異教国』と区別されただけであって、実際の教えとか、実践とか、また行為では区別されないのです。キリスト教国は、異教と不釣合いなくびきを共にしておりながら、偽善にもキリスト教であるという振りをしていますが、それはあからさまな異教よりずっ

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⑩ 事態は予言されていたように、どう発展しましたか?その結果、分裂した異教のキリスト教国は、どのように生じましたか?

[196] と悪いものです。

11 真のクリスチャンたちのあいだに、悪魔が偽のクリスチャンたちを播(ま)くということについて、イエスは予言を述べて、敵は麦の中に毒麦を播くという説明をしました。この腐敗の過程は、宗教的混乱の十六世紀まで待つに及ばなかったのです。それは、イエスの予言の通り、使徒たちが死んで眠りにつき、そして自称クリスチャンたちが霊的な半睡状態(はんすいじょうたい)になってすぐ後に始まりました。(マタイ、13:24-30,36-43。コリント第一、11:30)教義や実践の面で、異教と妥協したことについての言い訳として、そうするならばこの世のキリスト教への改宗は早められるというのでした。ところが、それは宗教的偽善者のできるのを早め、キリスト教国には死の罠(わな)がかけられました。キリスト教国は、敬虔な悔い改めとキリスト教の改宗を示すどころか、全く悪いものであるということを示しました。キリスト教国の結ぶ実は、キリスト教国が芯まで腐っていると示しています。神はこの事を予言しました。『霊感の言葉は明らかに言う。後の時代になって、ある者は惑わす霊の言葉と悪鬼の教えに注意を払い、信仰から離れ去るであろう。それは良心に焼印を押されている偽り者の偽善のしわざである。彼らは、婚姻を禁じたり、食物を断つことを命じたりする。しかし食物は、信仰を持ち、真理を正しく知る者たちが感謝していただくようにと神のつくられたものである。』『終わりの日には非常に苦しい時がくるということを知りなさい。人々は自分自身を愛するものとなり、金を愛し、虚栄になり、高慢で悪いことを言い、両親に不孝で感謝の気持ちを持たず、親切な心を失い、自然の情をもたず、和解し難(がた)く、人を誹(そし)り、自制心なく、残酷(ざんこく)で善を愛さず、人を裏切り、頑固(がんこ)で自尊心のために思い上がり、神を愛するよりは快楽を愛し、敬虔な形だけは持っているが、その実にたいしては偽りであると示してい

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⓫ 会衆内の腐敗は、何時始まりましたか?キリスト教国のこの終の日に、それはどんな実を産出しましたか?

[197] る。』--テモテ第一4:1-3とテモテ第二、3:1-5,新世。

12 キリスト教国は長いあいだ、霊的イスラエルまたはエルサレムであると主張し、そして真のシオン、つまり『上にあるエルサレム』にあてはまる聖書の約束を引用して自分自身に適用しています。しかし、むかし背教したイスラエルとその首都エルサレムに起こったことが、キリスト教国にも起こりました。イスラエルの宗教指導者たちは、この世と妥協したために、その国民内での敬虔が衰微(すいび)していったことの責任者となりました。それでキリスト教国内宗教教職制度や牧師達は、幾世紀ものあいだ支配して影響を与えた後の今日、その地に行われている腐敗と不敬虔に対して責任をとる真の支配者です。このことと一致してドイツの男爵夫人は、それを認めて次のように・・ニューヨーク市のホテルで・・ニューマン-クラブ国家連合の例年・・日曜朝の聖餐朝食の席上で・・『ドイツのクリスチャンたちが弱くなかったならば、ヒトラーは決して力を得なかったことでしょう。』(ニューヨーク-タイムズ紙、1953年2/9)宗教の牧師たちは、この世の制度と姦淫をしてきづなを結び、そして自分自身の宗教的な夢を予言していますが、エレミヤ記23章11,14,15,22節はそれらの宗教牧師の責任を強調し、包み隠すことなく、次のようにはっきりと述べています。

……

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⓬ 背教したイスラエルと同じく、今日の国々に存在している腐敗と不敬虔の責任は誰が取りますか?

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17 ……キリスト教国は、神の言葉に恐れおののく人を、どのように取扱いますか?

[201] ……誠実な心からエホバの言葉に恐れおののき、またエホバより、その真の民、新しい創造、そして神との新しい契約にいる聖なる国民と認められ、はっきり恵みを受ける人々に対して、キリスト教国はその宗教制度や分派をみな一致結合して戦いを仕かけるのです。キリスト教国はエホバの証者を憎み、エホバの御名のための証者たちを非難し、否認し、追い出しているとその行いに示しております。キリスト教国は、これらの人々がエホバの証者であるのに怒りを感じ、またその希望はエホバの宇宙主権が立証されてエホバの栄光を表すことであると知って、彼らを『少数派』とか、最も不人気な少数者であると嘲笑し、『エホバその栄光…なんじらの喜びを見せしめよ』と言います。キリスト教国はこれらの偽りの言葉を言うと共に、神の女である『上にあるエルサレム』の少数者の、かつ真の子たちに迫害を加えております。キリスト教国は、考えの及ぶあらゆる手段を用いて彼らを実際に亡ぼすか、または宗教的に腐敗させて自分自身のようにしようと努力しました。このため、1914年-1918年の第一次世界戦争戦のあいだ戦争の興奮(こうふん)を利用して世界的な努力をなし、しばらくのあいだその成功をよろこびました。キリスト教国は、大きな混乱を引き起こして、神のクリスチャン会衆、つまりその女による神の霊的な子たちは実際誰であるかを分からなくいたしました。

18 地上の人間に見える外観から判断すると、霊的イスラエルは荒廃に帰しました。イエス-キリストが天に昇天して後の長い世紀のあいだ、神の女の子たちは、神の天的制度が御国を産み出すことを待ち望んで期待していました。なお、その御国については『あなたの御国[エホバの王国]が来ますように』と彼らは常に祈っていたのでした。

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⓲ 地上にいた女の真の子たちによって表わされたごとく、『上にあるエルサレム』はどのようにして荒廃に帰しましたか?

[202] 『上にあるエルサレム』のこれらの子たちの少数の群れは、1870年より始まる幾十年の中に、1914年を指摘し始め、その年は聖書から計算して神の御国[王国]の全き設立の年であると言いました。1914年まで、ごく僅(わづ)かな少数の者だけ彼らに加わりましたが、非常な非難を受け、あらゆる側やキリスト教国のあらゆる派から反対され、…音信は嘲笑されました。神の女である『上にあるエルサレム』すなわち・・忠節な子たちに代表されている天的シオンは、全く荒廃しておりました。そして、キリスト教国の虚偽の…地に蔓(はびこ)りました。しかし、天的シオンの神なる夫は、、その妻を愛(いと)しく思われました。エホバは、女の産んだその地上の子たちに……『エホバその栄光をあらわして、我らになんじらの喜びを見せしめよ』の嘲笑を聞きました。それで、エホバはこの非常なよろこびを嘲笑者たちに見さしめて無念の気持ちをいだかせました。

===第15章『上にあるエルサレム』の癒し===[217]

1 癒(いや)しの一番大きな奇蹟(きせき)は、霊的な癒しであって、人間の肉体上の癒しではありません。癒しについてのエホバの一番素晴らしい業は、その神権制度の癒しであって、その結果として驚くべき程の変化が行われ、非常に弱くて鈍(にぶ)い病気のような外見から、健康に満ち溢れる最も魅力ある美しさへと変化いたします。この癒しは、正義の新しい世にいて、すべての善意者が持つ完全に健康、かつ幸福と繁栄の生活をする機会の祝福をすでに与えて始めています。

2 神の御国は、西暦1914年天で輝かしい誕生をしましたが、そのことは神の御座の周りに居た幾満幾億の御使の僕たちが目撃したところです。そして、大いなる夫であり治癒者であるエホバは、その御国の誕生によって、御自分の女、すなわち天的な宇宙制度を癒しました。エホバは、女の不妊を癒(いや)して、御国を産み出させました。王庭で、女の子の誕生よりも男の子が生まれることは、常によろこびが多いいものですが、いま王になるべき男の子が生まれて、天には大きなよろこびがありました。宇宙の神権的な首府政府は、全能の神により、御自分の従属の宇宙制度である天的シオンの中から創造されましたが、しかしそれには天にいる神の創造物の間にひどい激変もなく、また人間の子供を産む時のような産みのくるしみや、苦痛もなかったのです。実際に難しいことは、その直後に来ました。それは、天の聖なる領域に変化を及ぼす『天の戦争』であ

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① エホバの一番大きな奇蹟の業は何ですか?その結果何が生じましたか?2 神の女は1914年、どのように癒(いや)されましたか?どんな難しいことが続きましたか?このことは、イザヤによってどのように予言されましたか?

[218] って、不健康な影響を持つ悪鬼の反逆者たちは清められました。このことは、『諸国民の定められた七つの時』の始まる前に、エホバの予言した通りでありました。『なんじららエホバの言葉をおそれおののく者よ、エホバの言葉を聞け。なんじらの兄弟なんじらを憎み、汝らを我が名のために追い出して言う。願わくばエホバその栄光をあらわして我らになんじらのよろこびを見せしめよと。然(され)どかれらは恥をうけん。……シオンは生みのなやみを知らざるさきに生み、そのくるしみきたらざる先に男子をうみいだせり。誰がかかる事をききしや。だれがかかる類(たぐい)をみしや。』--イザヤ、66:5-8。

3 しかし、地上では聖書の特記した年を除いては、その祝福の出来事を証明するように見える証拠はすぐには生じなかったのです。そして、エホバの証者でさえも、その出来事を充分に見分け、深く理解することができなかったのです。彼らは大体1万3千人位であって、人々から憎まれ軽蔑された少数者であり、火の色の龍は彼らの血を切望していました。御国を示すところのいわゆる見える『地的の現象』は無く、その座位(くらい)が地的エルサレムにある見える御国こそ期待すべきものであると考えた宗教家たちは、エホバの証者たちを嘲笑しました。彼ら宗教家は、エルサレムの昔の場所が非ユダヤ人、非クリスチャンの勢力で占領され、回教の寺院『岩の円屋根』がある事を指摘しました。地的なエルサレムは、異邦人の国民に踏みじられており、ダビデの子孫による御国はその地に回復されていなかったのです。(ルカ、21:24)また、通称の異教国はすっかりなくなっておらず、そして世界は改宗してキリスト教になっていなかったのです。それは、神の御国が来る以前に起きる事柄であって、そのような宗教的な改革によって御国をきさせねばならぬとキリスト教国は考えていました。それで、神の御言葉に恐れおののいて、聖書を研究していたエホバの証者

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③ そのとき、エホバの証者はどのように嘲笑(ちょうしょう)されましたか?彼らは宗教的にどう考えられましたか?そして、剣(つるぎ)を持つ国家の武力は、彼らに対してどのように反対しましたか?

[219] は、キリスト教国にとって危険なものであり、残忍な方法で消滅されねばならない宗教的災いであると考えられました。この目的は、一番不正な手段を正当化するように見えました。政治国家は武力を取り入れるために、敵共その父である『兄弟たちを責める者』すなわち悪魔を模倣しました。彼らはエホバの女による霊的な子たち、つまりエホバの証者を非難し、証者たちの居住している人間政府、特に第一次世界大戦に参加した政府にとって政治的に危険であると責めました。

4 このようにして、俗うけした宗教は、その姦淫を行った恋人、すなわち戦争狂気にあおられた政治国家と共になり、シオンの夫エホバの聖書伝道をする証者たちを迫害し、抑圧しました。エホバの証者は暴動を受け、同盟排斥をうけ、放逐され、禁止され、投獄され、軍事施設に強制的に連れさられ、まったく、燃えさかる偽りの宣伝によって殺され、杭の上で焼かれ、正しい裁判、平等な公正そして神の与えた権利と特権は否認され、エホバの証者の家宅は正しい令状なしで侵入され、その文書は暴動のものとして禁ぜられ、そして外国にいる証者たちとのあいだの連絡の手段は破られました。あらゆることがなされてエホバの証者の制度をこわして、その公の活動を抑制し、また止め、そして全く動員化された国家やその宗教的情人の捕らわれの奴隷にしようとしました。これは決して誇張された報告ではありません。当時の公式の記録通りのことがらです。*当時には、(*1920年9月29日、第27号の『黄金時代』(英文)を見なさい。それは約200万部配布されていました。)これら誠実なクリスチャンたちも、背教のキリスト教国の持つ多くの宗教的教理、態度、そして取り極めなどで、汚されて不純でした。そして、麻痺せられる恐れの犠牲者になりました。『人を畏るれば、罟(わな)におちいる。エホバをたのむ者は護(まも)られん。』(シンゲン29:25)かれらはエホバを恐れるよりは人

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④ 第一次世界大戦のあいだ、宗教は国家と結合して、どのようにエホバの証者を虐待(ぎゃくたい)しましたか。

[220] 間を畏れてしまったために、罟(わな)におちいり、悪魔サタンのこの世のバビロン的な世に連れて行かれ、捕らわれ人になりました。その捕らわれの状態は、キリスト前607年にバビロンに連れて行かれたイスラエル人の状態のようでした。

5 その結果、・・・・・荒布(あらぬの)を着て、千二百六十日の間予言せしめよう。・・・ソドムとエジプトと呼ばれている・・・大通りに横たえられるであろう。・・・

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⑤ 黙示録11章3,7,8節は、そのとき彼らをどのように説明しましたか?……

[p,221] ・・・

6 天的シオンを慰める者として、・・・バビロンに往(ゆ)かざるを得ず。彼処にて汝救われん。エホバ・・・贖い取りたもうべし。・・・・かれらはエホバの思考(おもい)を知らず、またその御謀議(みはかり)を暁(さと)らず。』・・・・・・ (ミカ4:10)『わが敵人(あだびと)よ、我につきて喜ぶなかれ。我仆(われたお)るれば、興(おき)あがる。暗き・・エホバ我の光となり給う。・・わが訴えを正し、我ために審判(さばき)をおこない・・・忍びてその怒りをこうむらん。・・罪を得たればなり。エホバ遂に我を光に携えいだし給わん。・・・エホバの正義(ただしき)を見ん。わが敵(バビロン)これを見ん。・・神エホバは何処(いづこ)におるやと我に言える者恥をこうむらん。我かれを目に見るべし。・巷(ちまた)の泥のごとくに踏みつけらるべし。』--ミカ7:8-10。

7 神の女の地上のものは、その天のものと一致調和しなければなりません。天において、神の女は男の子、

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⑥ 彼女を慰めるために、エホバはミカ書4章9-12節で何と言われましたか?そして、エホバの捕われの子たちはエホバの思を心に留めつつ、サタンの女にむかい何と言いましたか?7 捕われている病気の子たちについて、エホバは御自分の女のために何をする目的を立てられ、また約束されましたか?

[222] つまり御国を生んで、その権威はキリストに委ねられました。それで、地上の捕らわれの子たちである霊的に病気の子たちについて、女の夫であるエホバは、その訴えを取り上げ、かつその敵に対して裁きを行なうという目的を立てられ、また約束を与えられました。なお神の御国は、その敵の中にあって鉄の杖で支配すべきでありました。エホバはご自身の女をサタンの女バビロンから贖い出して、霊的な健康と美の輝きを持つ光に携えいだし、その女こそご自分の制度シオンであり、自分はその夫であると共に神であると示さねばなりません。

8 それは昔の地的なシオンまたはエルサレムの場合と同じでした。その・・子たちは追放されて、遠いバビロンに・・・国家は存在せず、エルサレム自身の政府、国家的崇拝や宮[神殿]、また・・首府はなかったのです。・・都とその領域が七十年の間・・荒廃してしまい、・・・住まず、・・・・人間の生活できる地ではなかったのです。それは開墾され・・秩序づけられ、よく維持される土地では無く、・・・楽園(パラダイス)に似かよっている神の約束・・乳と蜜の地のような・・栄光』ではなかったのです。・・・・地は『形なくして空しく』、はっきり・・形態を持たず、・・・・波うつ大水で覆われていたころの地、そして『光がある・・』と神が言われる以前の地のようでありました。(エレミヤ4:23-31)それで、キリスト前537年に、エホバ神はバビロンを覆されて、その民を捕らわれから救い出し、その・・残れる者をエルサレムとその領土に回復され・・地は再び人々やその家畜で充ち始めました。政府は再び組織され、・・エホバの崇拝は・・御名を置かれたところで再び始められました。国家は制度の形式を取り、・・地は再び生まれました。

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⑧ むかしの荒廃(こうはい)したエルサレムに場合に、イスラエルの国民はどのように制度の形態を取りましたか?そして、国家的な地は、どのように再び生まれましたか?

[223] 9 ・・・・神の女である天的シオンに属している地上の部分に、いったいどんな事柄が生じるかを単に予表するものでした。地上の霊的子たちについて・・・第一次世界大戦のあいだ1914年から1918年・・・迫害、そしり、そして圧迫のこのすべての痛みは無意味のものであって、エホバの栄光の立証・・何の役にも立たなかったのですか?・・その女の胎を1914年に開いて、王なる男の子、すなわち天的な神権の御国を産ませました。・・も・っ・と・多・く・のものを産むことができました。・・それ以上のものを産ませないのでしょうか?・・・・・他の子たちを続けて生み出させる始まりでありました。その誕生は、王なる長子(ういご)が生まれて、女の胎が開かれた後に続かねばなりません。・・・・・・一日のうちに産み出されねばなりません。国民は一時の下に生まれねばなりません。

10 『誰がかかる事をききしや。・・・類(たぐい)をみしや。一つの国はただ一日の(産みの)苦しみにて成るべけんや。一つの国民は、一時(いっとき)に生まるべけんや。・・・・・・われはうましむる者なるにい

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⑨ ⑩ 第一次世界戦争のあいだに天敵シオンはどのようにくるしみましたか?彼女についてのどんな質問はいまふさわしいものですか?一日の中に何が産み出されねばなりませんか?一時(いっとき)で何が生まれましたか?

[224] かで胎をとざさんや。・・・・・』--イザヤ66:8-10。

11 ・・・・・エホバは御自分の女により一つの地、ひとつの国民を生み出して、この予言を立証いたしました。・・・・・・神権的メシア政府を『産みのなやみを知らざるさき、・・・・・・苦しみきたらざる先に』産み出しました。(イザヤ66:7)・・・・タルグムは、この節の・・・『・・・子を持つ女に苦痛が来るごとく、震えが彼女の上に来る前に、その王は表われるであろう。』御国が生まれるのに引き続いて、天では戦争が行われサタンとその悪鬼・・追い出されました。・・・それで、神の御国は地上のエホバの証者の暴動や革命の運動で設立されたものではないと、すべての地的な人間の政府は知るべきです。神の御国は、世界をキリスト教に改宗させようとする人間の努力でもって設立されているのではありません。・・・・御国はそれより前、1914年に、『諸国民の定められた七つの時』が終った時に生まれました。その神権政府は天的なものです。・・・・・・

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⓫ エホバはどのように御自分の御国をつくりましたか?どんな目的のためですか?

[225] ・・・・・・

12 シオンの子たちは・・夫(おっと)エホバの名で呼ばれましたが、1918年に彼等の地または地的の状態は、非常に荒れ廃(は)て、本当に災難を蒙(こうむ)ったように見えました。しかし、ずっと以前のこと、エホバは、エルサレムで宮[神殿]を献(ささ)げた後のソロモン王に次のように言いましたが・・・『我名(わがな)を持て称(とな)えられる我民(わがたみ)、もし自ら卑(ひく)くし祈りてわが面(かお)を求め、その悪しき道を離れなば、我天(われてん)より聴き手その罪をゆるし、その地を医(いや)さん。』(歴代誌略第二7:14)エホバの御名を負った証者たちは、クリスチャン会衆としてその地的状態が荒廃しているのを見て、エホバの前に自らを卑(ひく)くし、エホバの宥(ゆる)しを願い、そして誠実な努力を払って、有罪であると自覚していたバビロン的な汚れや、仕方を清め、全く神権的になろうとしました。

13 エホバ神は天から彼らの願いを聞き入れられ、1919年に彼らを癒し始められたと歴史は示していま

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⓬ 1918年には、彼女の子たちの『地』は、どのように見えましたか?宮を建てたソロモンに対するエホバの御言葉と一致して、彼らはどのような行(おこない)をしましたか?13 1919年、エホバは彼らの祈りにどのように答えましたか?その同じ年に、世界に告げ知らされるどんなしるしが与えられますか?

[226] す。エホバ神はその時、癒しの霊的食物を送り、人間の恐れや、人間の制度に対する束縛から自由に解放いたしました。『ものみの塔』協会の幹部たちは、1919年の春に不正な投獄から解放され、シオンの霊的子たちの・・・。オハイオ州シーダーポイントで行われました。・・・・・

14 ・・・・栄光の『エホバの日』であると示しました。

[227] ・・・・・

15 ・・・・・ダビデの子が天で御座についたという見える証拠は、シオンの子たちである霊的イスラエル人・・・・1919年以降与えられましたが、・・エレミヤ33:14-18で予言されたとおりでした。『エホバ言いたまわく、・・・語りし良き言葉を成し遂ぐる日来たらん。その日その時・・・一つの正しき枝をしょうぜしめん。彼は公道と公議を地に行うべし。・・ユダは救いをえ、エルサレムは安らかに居らん。・・・名は、エホバ我らの義と称(とな)えらるべし。・・・また我が前に燔祭を捧げ、素祭を燃やし常に犠牲(いけにえ)を献(ささ)ぐる人レビ人なる祭司絶えざるべし。』

16 ・・・・・『天の御国は近づけり』(マタイ4:17)の聖句に基づく大会の講演を、次のような心と

___⓯ エレミヤ記33:14-16を成就しつつ、ダビデの子が天の御座に占めるということについての見える証拠は、どのように示されねばなりませんか?16 何について、より一層明白な識別(しきべつ)は、1922年に来ましたか?どんな結果が得られましたか?彼らの目は1922年何に開かれましたか?

[228] きめかす言葉で結論付けた時、聴衆は大声で叫びました。『1914年以来栄光の王は、力を取って、統治しておられる。王は宮[神殿]級の者の唇を清め、音信を与えて彼らを送り出されている。・・・・・・主に忠実を保ち、主の真の証者であれ。バビロンのあらゆる痕跡が荒れ廃れるまで、戦いに前進せよ。遠く広く音信を宣べ伝えよ。エホバは神であり、イエス-キリストは王の王、主の主であることを世界は知らねばならぬ。いまこそ最も大切な時である。みよ、王は統治されている!あなた方は王に仕える公の宣伝者である。それであるから、王とその御国を宣伝し、宣伝し、宣伝せよ。』霊的な衝動は、シオンの残れる者を励まして、より一層に活気付け、・・・エホバの奉仕に従事させましたが、会長はそれに加えて、1925年彼らの目を開き、・・・天的の御国が生まれたということについてであって、1925年3/1号の『ものみの塔』(英文)の中で黙示録12章を説明する『国民の誕生』という記事を発行することによって、このことがなされました。

17 その光景は、生気づけ、健康を与えるものでした。それは、天的シオンが神の女であって、強い固定された都のようであり、そして御国を生み出したのであるから、大いなる蛇の裔(すえ)の侵入を二度と受けず、ふみつけられ、災難の結果をうけることはないと示しました。(ルカ21:24)その夫は、御国の御座にダビデの栄光化された子イエス-キリストを置き、・・・・宇宙の主エホバは、イエスによって統治いたしました。・・神権的な地または状態の中に住む人々は、敵の教理や侵略の行のためや、または敵と妥協することによって罪を犯し、霊的に病気であるなどと言うことはもはやあり得ません。・・・・・

___

⓱ 18 彼らの見た光景は何を示しましたか?彼らは何についてもはや不平を言うことができませんか?それでイザヤのどんな予言は彼らに成就されましたか?

[229] いまや、シオンの子たちの残れる者に、次の予言の成就がなされました。

18 『なんじの目はうるわしき状(さま)なる王を見、とおくひろき国をみるべし。なんじの心は、かの(以前の)懼(おそろ)しかりし事どもを思いいでん。(敵のために)・・・貢をはかりし者は、いづくにありや。(シオンに反対し利己的な目的を持って)・・・。汝ふたたび暴民(あらきたみ)を見ざるべし。・・・言語はふかくして悟り難く、その舌は異にして解き難し。・・節会(せちえ)の邑(まち)シオンを見よ。・・目はやすらかなる居住(いずまい)となれるエルサレムを見ん。・・・うつさるることなき幕屋にしてその杙(くい)はとこしえにぬかれず、その縄は・・断たれざるなり。エホバわれらとともに彼処にいまして稜威(みいつ)をあらわし給わん。・・・エホバはわれらを裁きたもうもの、・・・われらに律法(おきて)をたてたまいし者、・・王にましまして、われらを救いたもうべければなり。・・(侵略者の船)はとけたり。・・帆柱のもとを結びかたむることあたわず、帆をあぐることあたわず。・・多くの宝を分かち、跛者(あしなえ)までも掠物(えもの)あらん。・・・中われ病めりと言うものなし。彼処にいる民の咎(とが)はゆるされん。--イザヤ33:17-24。

19 神は、・・子たちと結んだ新しい契約、とくに『我彼らの不義をゆるし、その罪をまた思わざるべし』の部分を思い出されました。それで、・・悔い改めて自分のところに戻った時、神は彼らを癒し、その不義をゆるしました。荒廃させるような罪と病の状態は彼らのところに二度と生じることはありません。

___

⓳ 神はどんな契約を彼らについて思い出されましたか?それで、彼らの癒(いや)しは何の結果つづいて生じましたか?

第16章新しい世の社会は形成さる[]

………

[234] ……

9 エホバ神を棄てる者の名前は、エホバ神の忠実な民がそれによって呪いを述べる名前になります。そし

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⑨ 神を棄てる者の名前は何になりますか?神の選ぶ者の名前は、何になりますか?これと一致して、神により選ばれた者は、1931年に何をしましたか?

[235] て、それらの者の名前または名声は神のみ手においてなされる恐ろしい刑罰の象徴または例証に用いられます。これとは全然違うものは、エホバの選んだ者、すなわちシオンの霊的子らの名前または名声であります。エホバに奉仕するこれら選ばれた子たちに対して、エホバは悪い背教の僕たちの持つ名前とは違う名前で呼びます。それは、神の民に与えられる神の恵みと祝福を表し、………1919年以来、エホバ神はシオンの子らの残れる者の地的状態を変えて、新しい名前叉は新しい関係によって子らを呼ばれましたが、その新しい名前または新しい関係と一致してこれらの残れるものは…、コロンブスの国際大会に集合しました。そして、1931年7/26日曜日の午後に、新しい名前を採用しましたが、彼らはその名前によって背教のキリスト教国や、名前だけの『クリスチャン』とは区別されるのを望んだのでした。

10 『新しい名前』と題する決議文を可決することにより、このことはなされました。……『我らは、我らの主でありあがない主イエス-キリストの貴い血をもって買われ、エホバ神より義とされて産み出され、その御国に呼ばれている故に、…全き忠誠と献身を捧げていると躊躇することなく言明するものである。…エホバ神の僕であり、……神の命令に従って、イエス-キリストの証言を述べ、エホバは真の全能の神であることを人々に知らせる。……神の御口で名づけられる名前をよろこびの中に採用するのである。我らは、その名前で知られ、呼ばれたく望む。すなわちエホバの証者である。---

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⑩ 彼らは、どのようにこのことをしましたか?どんな特定の名前を採用しましたか?

[236] イザヤ、43:10-12。62:2。黙示、2:17。』

11 選ばれたこの名前は、聖書から見ても十分の根拠を持っています。それは、特定の人や宗派叉は宗教を崇めず、前に引用したイザヤ書43章10-12節(ア標)の聖句に基いていました。その聖句の一部は、次のように述べています。『あなた方は私の証者であり私の選んだ僕であると、エホバは言われる。それは、あなた方が私を信じ、私が主であることを悟るためである。……私は述べて救いを与え、表し示したのである。あなた方の中には…私の証者であり、私は神であるとエホバは言われる。』(また、イザヤ書44章8節をも見よ)『新しい名前』の決議文は、多くの言語に訳されて、幾百万部もつくられ、キリスト教国の中に配布され、キリスト教国にそのことを通知いたしました。全地のエホバの民の会衆は、各地方ごとに決議文を可決し、彼らは最初の殉教者アベルから、殉死した洗礼者ヨハネまでの『雲のように多い証者たち』のごとく、エホバの証者になる責任を神と人との前に言い表しました。--ヘブライ11:4-12:1,新世。

12 宗教批評家たちは不快に感じ、悪しざまに、『誰がこれらの者をエホバの証者にしたのか?エホバは何処で彼らを証者とさせたのか?』と言いました。この世的な懐疑者たちは、その名前は永続しないと考え、言明しました。ヒトラー、ムソリーニ、スターリン、その他の政治的な独裁者たちは、その名前を負う者を禁じ、圧迫し、そして亡ぼす事により、……その名前は、いまやあらゆる種類の公共の記録や書類の中に見出され、国の

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⓫ この名前は、聖書から見ても、どのように十分の基礎(きそ)を持っていましたか?この決議について、どんな行動が後日取られましたか?⓬ その名前およびその名前を負う者に対して、批評家と反対者はどのように反動を起しましたか?しかし、名前は何の象徴(しょうちょう)になりましたか?

[237] 最高の支配者や裁判官から一般庶民の一番低い労働者にいたるまで知られております。神の女のシオンの子たちは、神の名の民、『神の名のための民』である故に、全能の神はその名前に祝福を表し示されました。『エホバの証者』と言う名称は、神の正義の世についての具体的な音信と証言の象徴になり、今形成されている新しい世の社会の表象になっております。エホバの証者は、それ以来利潤を図らないキリスト教法人、『ものみの塔聖書冊子協会』と協力しており、運営出版の機関及び合法的な代表者として用いています。

13 ………そのために、神の女が1918年の暗い年、本当に1914年の世界動乱の年以前の状態から変化したことに非常な慰めをうけました。状態が変化したことは、他の者が神の女について語る仕方をも変化させました。その女の呼び方、つまり新しい名前を与えることによって、名前に変化が行なわれました。古い昔に、ナオミは寡婦になって、ユダのベツレヘムに戻り、その地の旧友たちに次のように言いましたが、神の女はいまやナオミとは反対でありました。『私をナオミ(「私の楽しみ」と言う意味)と呼んではならない。私をマラ(「苦しみ」と言う意味)と呼びなさい。……エホバが私を卑しめ、全能者が私を悩ましめたためであるのに、私をなぜナオミと呼ぶのか?』--ルツ、1:20,21,新世。

14 油注がれた残れるものは、1919年にナオミのごとく感じました。しかし、1919年およびその後に、

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⓭ 油注がれた証者たちの残れる者は、何から慰(なぐさ)めを受けましたか?むかしのナオミは、どのように名前を変化するよう要求しましたか?⓮ 何時(いつ)そしてなぜ油注がれた残れるものは、ナオミと違った感じを持ち始めましたか?

[238] 忠実な夫であるエホバは彼らの目を開いてその愛する女の変化した状態を見させたとき、彼らの悲しみは消えさって、『あらゆる慰めの源(みなもと)なる神』からの慰めを得ました。……いまや『ヘフジバ(わが悦ぶところ)』『求められて、見棄てられない都』と言う名前は、宇宙の王なる主権者の妻としての名誉ある地位を表し示しました。そして地上の見える制度、つまり象徴的に言ってその『地』はその子たちを連れ去って囚(とら)われ人にした侵略の敵たちによって正しい住民たちを奪われることはもはやありません。いまや、囚(とら)われから解き放たれた子たちによって、その『地』は求められて、また彼らに戻され、そして子たちによって満ち始めたのですから、その『地』をもはや『荒廃したもの』とは呼ぶことができません。それを嘲笑し、呪い、非難し、そして驚くことは全く不適当です。しかし、その子たちがあの『地』である地的制度の場所を占め、それに愛着し、そこに定住し、美化して居るのを看て、それを見る心に『ベウラ(配偶)』という名前が生じました。神の女は、謂わば『膝(ひざ)の上で子たちを抱愛し』子たちの女の裔(すえ)または子たちに乳を与えて養育しているようでした。敵である蛇の裔が、どのように神の女を見做(みな)そうと、神の女の裔または子たちは、その天的な母、つまり『上にあるエルサレム』を本当に愛しました。そして彼らは神の女の次の予言的励ましの言葉に答え応ぜざるを得なかったのです。

15 『エルサレムを愛するものよ、みなかれとともに喜べ。かれの故(ゆえ)をもてたのしめ。かれのために悲しめる

___⓯ イザヤのどんな励ましの予言に、彼らは答え応ぜざるを得ませんでしたか?

[239] ものよ、皆かれと共に喜び、たのしめ。そは、なんじら乳をすうごとく、エルサレムの安慰(なぐさめ)をうけて飽(あ)くことを得ん。また乳をしぼるごとく、その豊かなる栄(さかえ)をうけておのずから心さわやかならん。エホバかく言い給(たも)う、視よわれ河のごとくかれに平康(やすき)を与え、漲(みなぎ)る流れの如くかれにもろもろの国の栄(さかえ)をあたえん。しかして、なんじらこれをすい、背に負われて膝に置かれて楽しむべし。母のその子をなぐさむる如く、我もなんじを慰めん。なんじらはエルサレムにて安慰(なぐさめ)をうべし。なんじら見て心よろこばん。なんじらの骨は若草のさかゆる如くなるべし。エホバの手はその僕(しもべ)らにあらわれ、またその仇(あだ)をはげしく怒(いか)り給(たま)わん。』--イザヤ、66:10-14。

16 ………6,000人が集まりましたが、他の幾万という人々の来ることは不可能でした。第一次世界大戦のあいだ、シオンの子たちになやみが及んだ時、背教になった者たちは、神権的な地に残れる者として産み出されなかったのです。それらの者たちは、『悪い奴隷』級であって、

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⓰ キリスト前537年および西暦1919年に予言が成就したとき、どんな共通の類似がありましたか?シオンの子たちとして産み出され得なかった者は、誰でしたか?

[240] その名前は神の呪い、神の否認、神の祝福の喪失(そうしつ)ということを表わしました。--マタイ、24:48-51,新世。

17 シオンの忠実な子たちは、当時比較的に少数でした。しかし、彼らがサタンのバビロン的制度から逃れ出て、エホバの御国の宣明者として再組織されたことは、…バビロンに囚われていた他の人にとっては励ましのしるし、希望のしるしであり、まだ幾千幾万人と言うシオンの子たちがいてベウラの地に産まれるはずでありました。……夫エホバ神の崇拝の復興について知らせねばなりません。彼らはこのしるしを見るべきです。バビロンからすでに逃れ出た子たちはまだ捕らわれている人々に通知しなければなりません。彼らはエホバ神とその女シオンに代わって生けるしるしとして立つべきです。イザヤ(8:18)は、予言的にイエス-キリストの代わりとして語りながら、古い昔に次のように言いました。『視よ、我とエホバが我にたまいたる子らとはイスラエルのうちの預徴(しるし)なり奇(くす)しき標(かた)なりこはシオンの…万軍のエホバの与えたもう所なり。』

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⓱ シオンの変化した状態について、誰に告げ知らすべきですか?そして、誰によって?

[241] ………

19 『…諸々の国人と諸々の族(やから)とを集めん。彼らきたりてわが栄光を見るべし。我かれらの中に一つの兆(しるし)をたてて、逃れたる者をもろもろの国、すなわちタルシシ、・・・プル-ルデおよびトバル-ヤワン、…わが声名(きこえ)を聞かずわが栄光をみざる遥(はる)かなる諸島(しまじま)につかわさん。彼らはわが栄光をもろもろの国にのべつたうべし。エホバ言い給(たも)う。…清き器にそなえものをもりてエホバの家にたずさえてきたるがごとく、なんじらの兄弟をもろもろの国の中よりたずさえて、馬、車、騾駱駝(らくだ)にのらしめ、わが聖山エルサレムにきたらせてエホバの祭物(まつりもの)とすべし。エホバ言い給う。我また彼らのうちより人をえらびて祭司とし、レビ人とせんと。』--イザヤ、66:18-21。

20 エホバは…その女『上にあるエルサレム』の産む子たちのよろこびに充ちた目を開き、彼らが行なわねばならぬ御国証言は世界的な規模であるということ見させました。国が、昔のプル-ルデのようにアフリカの地であろうと、またタルシシ(スペイン)やヤワン(叉はギリシャ)のように欧州であ

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⓳ エホバはそれで、イザヤの予言のどんな約束を成就しようと準備しましたか?20 エホバの子たちは、誰に対して王のしるしにならなければなりませんか?残れる者は、業の幻にたいしてどのように、答え応じましたか?

[242] ろうと、あるいはトバルのようにアジアの国であろうと、……島大陸をも含んで、『遥(はる)かなる諸島(しまじま)』のような島であろうと・・すべての国々に対して王なる兆(しるし)でなければなりません。エホバは御自分の女より子を生ませたこと、…全人類の唯一(ただひと)つの希望である神の子イエス-キリストの御国を生んだということ、そして全能の神は……バビロンの囚(とら)われから救い出されていまや生ける真の神を崇拝する自由な制度が在るということを・・通知すべきです。……彼らは『我ここにあり、我をつかわし給(たま)え。』とのイザヤの神権的な言葉に答え応じました。(イザヤ、6:8)エホバは彼らを遣わしましたが、まったく、『よろこびの音信をつたえ、平和を告げ、よき音信(おとづれ)を伝え、救いを告げ、シオンに向かいてなんじの神は統治(すべおさ)めたもうと言う者』でありました。---イザヤ、52:7,ローマ、10:14,15。

21 御国[王国]を公に宣明する者たちの美しい足は出かけて行き、どんなところであろうとエホバの女である神の宇宙制度との関係を願い、求めていた者たちを探し始めました。それらの美しい足の前進の歩みに合わせて、本部をアメリカ合衆国ニューヨーク、ブルックリンに有するその合法的出版期間『ものみの塔聖書冊子協会』の支部事務所の数は、1919年の僅かニ、三と言う数から1931年には38に増加しました。これは十二年間の拡大の業の事実でした。全地にいたシオンの子たちの会衆は、1931年に『エホバの証者』と言う聖書的な名前を取りましたが、その伝道は世界中に知られるようになりました。

22 支部事務所の数が増加したということは、伝道されたすべての国々から、シオンの子たちがベウラの地に

___21 彼らの交わっていた合法的な出版機関は、1931年までにどんな結果を生じましたか?22 神権制度に集められた者の中から、エホバはある者を取られて何にしましたか?全地に亘り、どんな一致に彼らを導かれましたか?

[243] あるシオンの制度に導かれたことを示しました。そして、それらの国々の中にエホバのしるしの民があらわれました。神の神権制度とその民によろこびを持った人々は、まったくの創造者の言われたとおりに、幾万という数で増加しました。『わが創造するものによりて、永遠にたのしみよろこべ、視よわれはエルサレムをつくりてよろこびとし、その民を快楽(たのしみ)とす。』(イザヤ、65:18)イエス-キリストと共に御[王]国相続者になる『小さな群』を召し集められるエホバは、これらの者たちから、十分な数の者を取られ、霊的子たちの最初の残れるものに加えて、『祭司とレビ人』にいたしました。このことは、つまり彼らは互いに一緒になって、エホバの宮[神殿]の級、エホバの『選ばれた種族』『聖なる国民』『王なる祭司』の地上の最後の成員を形成したということです。そして彼らは『メルキゼデクの状(さま)に似て永遠に大祭司』である大祭司イエス-キリストと交わります。(ペテロ第一、2:5,9そしてヘブル、7:17,新世)エホバが・・与え、…任せられた一つの御国の音信のよって、唯一の神は、生来の人種、皮膚の色、国籍、言語または社会的な差別などに係りなく彼らを世界的な一致にみちびかれました。それで、ガラテヤ書3章18節(新世)の目的は、彼らの中に成就されたのです。『ユダヤ人もなければギリシャ人もなく、奴隷も…自由人もなく、男性もなければ女性もない。なぜならば、あなた方はみなキリスト-イエスと共にあって一つであるからだ。』そして、コロサイ書3章11節(新世)はこう言っています。『ギリシャ人もなければユダヤ人もなく、割礼…無割礼もなく、異邦人もなければ、スクテヤ[スキタイ]人、奴隷、自由人もない。しかし、キリストはすべてのものであって、すべてのものの中にある。』

23 ここに新しい世の社会の中核ができました。これは焦点であって、第一次世界大戦以来の者で神の新しい

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23 24 彼らはどんな社会の中核になりましたか?どの面で、彼らは明らかにこの古い世に属しませんか?彼らは互いに、どのように結ばれていますか?

[244] 天に属する正義の人間社会の一部になりたいと望むすべての者は、そのまわりに集まることができます。彼らは真実に新しい世の社会です。イエスの次の言葉は、彼らにあて嵌(はま)ります。『あなた方はこの世のものではなく、私がこの世からあなた方を選んだのである。』『私がこの世のものではないように、彼らもこの世のものではない。』---ヨハネ、15:19。17:14,16,新世。

24 この古い世の霊は、人々を動かして利己的な追求、制度、宗教的実践、習慣、哲学、そしてサタンの支配の下にあるこの古い世の論争に参加させます。しかし、新しい世の社会の者たちは、その古い世の霊を持ちません。使徒パウロは彼らに対して次のように言いました。『さて私たちはこの世の霊ではなくして、神からの霊をいただいたのである。それは、神が御親切に与えて下さったものを私たちが知ることのできるためである。』(コリント第一2:12、新世)彼らの音信は、腐敗した古い世に信頼するというものでなければ、また古い世の実行不能の、利己的な非神権的な組織制度を永続させるための提言を信頼するというものでもありません。彼らの音信は、大いなる創造者の御手によってつくられる正しい、朽ちない新しい世を希望する音信です。特に1939年以来、神の制度は神権的なもので叉神権的なものでなければならず、そして神の支配するもので、民主的とか、人民の支配するものであってはならないと彼らは認めています。1938年の10月1日から、彼らは組織化し神権的に運営しようと努力しています。彼らの生活様式は、この新しい世を待ち望むことであり、その全き忠誠は神権的な創造者とその新しい世を統治する神の御国に対して捧げられています。(使徒行5:29)彼らは全治に広く拡がり、伝道の奉仕に遣わされていますが、しかしあの『結びの完全な絆(きずな)』である愛によって一つに互いに結ばれています。つまり、その愛は、まずエホバ神への愛であり、次にして隣人や、また王イエス-キリストの下にある神の新しい世の生命を得ようと共に努めている仲間の者たちへの愛であります。---コロサイ3:14、新世。

25 創造者は,ご自身の民でなり立つこの新しい世の社会を御予定の時に形成された故に、古い世が何をしよ

[245] うとこの新しい社会は決して亡びることはありません。新しい世の社会は、この古い世の終わりを生き残り、そして神の保護の下にあって全く新しい世に入る時、その希望の祝福された成就を楽しむでありましょう。

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25 この新しい世の社会が存続するということに、どんな保証がありますか?

===第19章現在の天と地の終り=== [284]

1 神の御国は、1914年に天で設立されました。それで、現在の天と地は、これより後、長く存続することはできません。神は、新しい世を始める予定の時が来た故に、現在の天と血の存続を長く許すことは到底できません。それは、亡びて無くなってしまうべきです。『それから、私は大きな白い御座と、それに坐られている方を見た。地と天は、彼の前から逃げさってしまい、あとかたもない。』(啓示20:11、新世)彼らを逃げ出させた最初の行動は、エホバの新しく即位させた王が、御使たちと共に天で戦争を起し、悪魔サタンである辰とその御使たちを天の聖なるところから追い落とし、この地の附近に閉じ籠(こ)めてしまった時です。サタンとその悪鬼の御使たちは、サタンの世の目に見えない上なる権力、『天』を形作っており、サタンは『この世の組織制度の神』として、その天に住んでいます。天の戦(たたかい)で敗れたために、サタンの天は非常に低くされましたが、亡ぼされなかったのです。天の戦(たたかい)とともに起こった第一次世界戦争は、サタンの世の見える部分、すなわち『地』をひどく変化させましたが、亡ぼすことはなかったのです。『地』とは、つまり『この世の組織制度に従って』組織され、運営される人間社会のことであって、サタンはいまでも『空中の権威を持つ支配者、すなわち不従順の子らに働いている霊者』として、この『地』を支配しようとしています。(コリント第二、4:4とエフェソス、2:2、新世)神は、サタンの天と地を『終りの時』の終末まで保って、亡ぼされ、患難の日を短くされました。そして、それは地の生命を救うという御目的をなしとげられます。---マルコ13:1

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① 神の御国が1914年に設立されて以来、現在の天と地に何が生じましたか?何のためにそれらはいまでも保たれていますか?

[285] 9,20。

2 『もとの蛇』であるサタンは、神の女の裔(すえ)によって、自分の頭の打ち砕かれる怖ろしい瞬間までの時は短いということを知っています。蛇サタンは、エホバ神の御座(みくら)の場所である天に近づくことは永久に禁ぜられ、もはや神の女とその統治する王を天で襲うことはできないが、神の女の地上にいる霊的な子らの残れる者に、亡びの奔流を吐出(はきだ)すことができると知りました。その残れる者たちは、一日のうちに生まれた『地』に住むようただちに生み出された『国民』のことです。(イザヤ66:8)サタンは、そのようにして神の女を迫害し続けることができます。『龍は自分が地に追い落とされたのを見て、男の子を生んだ女を迫害した。……そして、蛇は女の後に口から河のように吐き出してその川で女を殺そうと図った。しかし、地は女を助けに来て、その口を開き、龍が口から吐き出した川を呑(の)み干した。それから、龍は女に怒りを持ち、女の裔の残っている人々、すなわち、神の命令を守り、イエスについての証しの業をする人々に対し戦争をしようと出掛けて行った。(啓示12:13-17、新世)この言葉から、1919年以来エホバの証者に対して行なわれている『冷たい戦争』の説明がなされます。この言葉から、全体主義的な独裁者たちがエホバの証者に向かって発した暴力の洪水も、『民主主義的な』地が呑み干してしまい、エホバの証者に一時的な救助を与えたということが説明されます。あらゆる国々で、エホバの証者に対する反対は山のように増大するということが説明されます。そしてエホバの証者は、悪い導きをうけたすべての人々からの憎しみの対象になりますしかし、龍はこの戦いで勝利を得ません。注視してごらんなさい!

3 サタン悪魔は、間近い将来に起こる決定的な戦(いくさ)、つまりハルマゲドンの戦(いくさ)で底無い坑(あな)に投げ込まれる大

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② 追放されたサタンは、どのように神の女を迫害し続けましたか?3 サタンは何の背後で、地的な勢力を再編成しましたか?どんな共通の利害で彼らは互いに結合しますか?

[286] 敗北をうけると、地上のエホバの証者により聖書から通告されています。その事柄について、幾千と言う講演は話され、何トンと言う文書は全世界に配布されています。その霊の勢力の再編成はどのようなものであるにせよ、蛇サタンはその地的な勢力である人間社会を再編成し、設立された神の御国に対してさらに効果的な反対をしようとしています。この再編成は、主として御国に反対する国際的な謀略、すなわちいま国際連合として知られている世界勢力の連盟の背後でなされています。しかし、彼らを一時の間だけ結び合わせるその利己的な帯は、なんと弱いものなのでしょう!国際連合の成員が東と西の群れに分裂し暑い戦争でないときは、冷たい戦争を行っているのをごらんなさい!しかし、書類上の契約や、ニューヨーク市内の国際本部によって互いに一致しようとしなかろうと、一つのまがいない共通の利害があって、彼らを結び合わせ、他のあらゆるものにもましてより効果的に彼らを押し進めさせております。それは何ですか?それは、エホバ神の宇宙的主権を一致共通して拒絶する事と、叉神聖ぶって表面には出さない方法で、御子による設立された政府に反対する事でした。国際連合の結合は、地上における神の御国の見える表現でもなければ、神権政府の型に則(のっと)っていません。………

[287] …ということを警告しました。イエスはつけ加えて『みよ!私は前もってあなた方に警告する。』---マタイ、24:8,11,15-25、新世。

5 使徒パウロも叉警告を述べ、神の御国に信仰を持たない人々は、…『惑わす霊の言葉と悪鬼の教え』に注意を払うであろうと言いました。(テモテ第一4:1、新世)このことは、いまの終わりの時に行われていることです。神の御言葉から離れ、自分自身の理解に頼る人々は、正義の啓発の音信を述べていると想像します。…悪鬼の霊感をうけた言葉を話していると包みなく言われると、怒りを感じます。しかし……『サタンでさえ光の御使に変装し続けるのであるから、サタンに仕える者たちが正義の奉仕者に変装し続けたところで驚くにはあたらない。』(コリン

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⑤ 終りの時に、人々は何に注意を払うとパウロは警告しましたか?人々はなぜ悪鬼による霊感の言葉を話す機関になりますか?

[288] ト第二、11:14,15、新世)……

6 『……、かえるのように見える三つの汚れた霊感の表現が出てきた。それらは、…全能の神の大いなる戦争のために彼らを集める。みよ!・・盗人のように来る。……ハルマゲドン…集めた。』---啓示、16:12-16、新世。

7 龍サタンおよび、…偽りの予言者を通して来る霊感の表現は、・・蟇蛙(ひきがえる)のように汚れたものです。…誇大な言葉をわめき立てます。しかし、、実際のところそれらは全地の『王たち』(支配者たち)をいままで…最大の戦争に導いています。それは、…第三次世界戦争ではなく、見えないものも見えるものも問わず、

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⑥ 悪鬼による霊感の言葉は、いかなる手段によって来るかを説明するため、啓示者イエスはどんな象徴の言葉を用いましたか?⑦ 霊感をうけた表現は、どんなしるしをつくり出しますか?それは世界の支配者を何処に導きますか?その場所は、それら支配者にとってどういう運命になりますか?

[289] ・・含めての宇宙戦争です。それは、『全能の神の大いなる日の戦争』です!この戦争で、キリスト教国と残余の悪鬼崇拝の世は、悲哀に満ちた敗北と災いをこうむります。・・縁起悪くも示されている…ハルマゲドン、叉は『メギドンの山』だからです。聖書の歴史によると、…血の滲みこんだ土地でした。エホバがその御名の民のために戦ったために、異教の軍勢は非常な大敗北を喫し、……ユウフラテ河で古代バビロンを共同して征服したダリウス王とクロス王で予表されていました。

[290] …クリスチャンと証明する衣服をつけて歩む人は、注意を払わなければならないと次のように警(いま)しめを与えています。『…盗人のように来る。』……イエス自身も地上にいる時、戦いをするエホバの定めの時を知らなかったのです。…『その日と時については、誰も知らない。…ただ父だけお知りになっている。丁度ノアの時代のように、・・臨在も同じようであろう。……彼らは全然注意を払わなかったのである。・・臨在の時も同じようであろう。』(マタイ、24:36-39、新世)『食べ過ぎや飲み過ぎ…罠(わな)のように来るであろう。…臨むのである。…避け、人の子の前に立つことのできるよう、絶えず祈りながら目を覚(さま)していなさい。』(ルカ、21:34-36、新世)注意を払わず、祈らないことは、…自分のことのみに専念するこの世と同じく恥ずかしい裸の状態になることを意味します。

9 十分の警告が、・・この世に与えられなかったとか、与えられないということはありません。1952年の8月、………飛行機の爆撃の始まる前に逃れました。(1952年8/5、ニュ

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⑨ 十分の警告が、前もってこの世に与えられると示すどんな例がありますか?

[291] ーヨーク-タイムズ誌)……恵み深い神は大いなる裁きの災いをもたらす前に、いつも十分な予告を前もって与えられました。ノアが…方舟を建築しているあいだ、このエホバの証者は正義を伝道しました。何時とは発表されていなかった日と時に洪水が突然に注ぎましたが、その時までには『その時代の世』『不敬虔な人々の世』は十分な警告を受けていたのです。(ペテロ第二、2:5。3:5,6、新世)それと同じように、今日のこの世も警告をうけています。

10 エホバは1919年以来、その証者たちを再興して、見張りの者としハルマゲドンの戦争の剣について警告を叫ばせています。しかし、今日まで、幾十万と言う善意者を除いて、人類の大多数はその警告に全然耳を傾けていません。しかし、彼らは悪鬼によって霊感され、龍や、獣や、偽りの預言者の口から吐き出てくる蛙のような表現にはよろこんで聞き入るのです。神はこのために、・・キリスト教国にむかい、次のような心ひきしめる言葉を述べておられます。『……ガド(禍福の神)にそなえ、…メニ(運命の神)にささぐる者よ。…剣にわたすべく定めたり。なんじら…答えず、わが語りしとききかず、・・目に悪しき事をおこない、・・好まざりし事をえらみたればなり。』(イザヤ65:11,12。66:4)……聖書の解釈している証拠を信じようとはせず、古い世の存在を保って行こうと、熱狂している支配者、政治家、軍人の考えに依存します。そして、ついには『平和と安全!』と言う叫びで眠らされてしまいます。…陣痛のように、突然の亡びが急に襲いかかる時に、欺いて不正をしたなどと神に対して言うことができません。彼らはエホバの証者たち

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⑩ エホバはハルマゲドンの警告をどのように与えましたか?それに対する応答はどうでしたか?ハルマゲドンで襲われて亡びる者たちは、なぜ不公平であるとエホバを非難することができませんか?

[292] と同じく、その時と期を前もって知り得た筈(はず)でした。エホバの証者たちは、エホバの日は全く夜の盗人のように来て、しかもこの時代のうちに来るということを彼らの耳に叫び続けているのです。---テサロニケ第一、5:1-5、新世。

11 キリスト教国は自ら故意に無知を願い、暗闇を求めたのですから、それに対する当然の結果を受けなければなりません。…ノアのような信仰を持っているエホバの証者に嘲笑を浴びせるだろうと、使徒は予言し次のように言いました。『このことを先(ま)ず最初に知りなさい。すなわち、終わりの日には嘲(あざ)ける者が、……「約束された彼の臨在はどこにあるのか?私たちの祖先が死んで眠って以来、すべての物は創造の最初の時と全く同じく続いているではないか?」………水で覆われた時に亡びをうけた。しかし、同じ御言葉により、現在の天と地は、火のために貯えられ、裁きと不敬虔な人の亡びの日にたいして保たれている。』(ペテロ第二、3:3-7、新世)それで、キリスト教国のする宗教的な嘲笑は、全く予期できるものです。予定の時に、その嘲笑は驚愕に変わるでしょう。『彼らは恥をうけん。騒ぎ乱れるこえ、吧(まち)(実体的なエルサレム、すなわちキリスト教国)よりきこえ、声ありて宮よりきこゆ。こはエホバその仇に報いをなし給(たも)う声なり。』---イザヤ、66:5,6。

12 現在の天と地は、火のために貯えられていますが、その火は必らずしも実際の火ではなく、また全然実際

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⓫ 警告を述べる者たちに対し、キリスト教国は何を浴びせましたか?キリスト教国の終末は何ですか?12 ノアの時代の洪水は実際の水であったことから、この世の終りに用いられる火が実際のものか否かを、どうして知ることができますか?

[293] の火ではありません。その火は、水素爆弾、原子爆弾の灼(や)きつくす爆発のことを意味せず、または科学戦争のはげしい腐食でもありません。大量破壊のこれらの武器は、悪魔の霊感を受けて残忍な人間の発明したものです。ノアの時の洪水は実際の水であった事は真実です。しかし、火は違・っ・た・要素のものであり、象徴としてその火を用いるということは、ハルマゲドンの戦いで『不敬虔な人々を亡ぼす』のに、神の用いる手段は世界的な大洪水とは違・う・ものであると表わします。それは、原子武器競争でその所有者が貯蔵しているすべての大火事よりもずっと破壊的なものです。……やはりサタンと悪鬼共の見えない領域を溶かすことはできません。しかし、焼き亡ぼす火のごとき神の滅びの軍勢は、人間社会という悪魔の見える部分だけではなく、この地に閉じ込められている悪魔に見えない制度にも達し、それを包囲します。

13 サタンの現在の天と地を亡ぼす象徴としての火を用いることについて、預言者イザヤはペテロよりもずっと昔に次の言葉を述べました。『エホバの手は、その僕等にあらわれ、叉その仇をはげしく怒りたまわん。視よエホバは火の中にあらわれて来たり給う……日のほのおをもてその譴(せめ)をほどこし給わん。エホバは火をもて剣をもてよろずの人を刑(つみな)いたまわん。エホバに刺し殺されるもの多かるべし。エホバ宣(のたま)わく、みずからを潔(きよ)くし、みずからを別(わか)ちて園にゆき、その中にある木の像にしたがい、豕(いのこ)の肉けがれたる物および鼠(ねずみ)をくらうものはみなともにたえうせん。』(イザヤ、66:14-17)……正

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⓫ イザヤ、モーセ、そしてパウロは、亡(ほろ)びの象徴として火をどのように用いていますか?ロトが娘と共に火の死から逃れたことは、何を予表しましたか?

[294] 義のロトとその二人の娘たちだけが、御使の導きを受けながら逃げることができました。それは、今日アブラハムの裔の残れる者に従う善意者たちが、ハルマゲドンの時に起きる世界の火の亡びをどのように逃げるかについての良い予言的な予表をつくりました。(ルカ、17:28-30。創世、19:1-29)火は、エホバの怒りをうけて、亡びの裁きをうける者たちを全く亡ぼす象徴ですが、モーセはそのことを更(さら)に説明し、警告としてこう言いました。『実にあなた方の神であるエホバは、焼きつくす火である。』使徒パウロも、クリスチャンたちに向かいこの警告を繰り返しました。---申命、4:24、新世。ヘブライ、12:29。

14 ………エホバはその敵の亡びだけを考えているのではなく、ヨナの時代のニネベ人のように来るべき警告を聞いて悔い改める人々の救いをも考えております。しかし、ついにはその日は来ます。エホバ神はその日と時を今では恐らく御子にお知らせになられていることでしょう。そして、地の支配者たちはその軍隊を引き連れて、ハルマゲドンで予表されている戦場に集まりますが、その集合は目に見えない悪鬼たちの霊感し、教唆する表現の影響をうけて完結します。啓示16:14-16は、その集合を説明していますが、その後に続く戦いを説明していません。神の女の裔の残れる者と神権的にその友である『大いなる群集』で成り立つエホバの証者のすべては、その戦いや、亡びの仕事に参加いたしません。……その戦とそれに積極的に参加するものたちを説明しています。

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⓮ 何時そしてどんな状況の下で、ハルマゲドンは始まりますか?地上のエホバの証者は、それに参加しますか?

[296] 18 しかし、サタンの見える制度と・・裔をみな亡ぼしたとしても、…すなわちサタンの世を支持して組織されている人間社会を消滅するだけのものです。…『天界にある悪い霊の勢力』は、依然として残ります。だが、……地的制度を守り得ない偽りの神々であると判明してから後に、エホバ神の火の裁きは彼らのところにも達します。エホバ神のもっとも力ある御使イエス-キリストは、蛇の頭を打ち砕かねばならぬ女の裔として、その予言的な役割を果たそうとします。普通の墓であるハーデスまたはシェオールは物質の地の中にあり、…霊である故に…普通の墓に投げ入れず、『底のない坑(あな)』すなわち監禁された死のごとき状態に投げ込みます。

20 サタンとその悪鬼共たちを牢獄のような底深い坑(あな)に監禁することによって、この古い世すなわち『現在の天と地』の火の亡びは全く終わります。眠りに耽(ふ)けって、悔い改めない世は、聖書とエホバの証者の述べる警告に注意を払わないためにその亡びの日は盗人のように来ます。

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⓲ ⓳ ハルマゲドンの時に象徴的な地を亡したにしても、依然として何が残りますか?それに対し、エホバの御使(みつかい)は何をしますか??

[297] …世界を燃えつくすその日の非常さは熱さの中に、物事は音を立てて溶け、また人間社会である地とその業は、ことごとく虚偽をむき出しにし、神の御国に反対する異教のものと暴露されるでしょう。この不敬虔な世のすべての要素と部分を亡ぼす事によって、宇宙は清められ、そして新しい天と新しい地の正義の世は、堂々とその後に入れ変ります。

21 古い世と古い地の焼ける時、その亡びの熱さを耐えたいと正直に欲し、また新しい世に入り得るものと認められ、保護をうけたいと欲する人々の現在取るべき道は、聖書にはっきりと述べられています。

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21 保護をうけてハルマゲドンを通過し、新しい世に入ろうと欲する人々に対し、ペテロはどんな道を述べていますか?

===第20章新しい世の生命を得る洗礼===[298]

1 まもなく来るハルマゲドンの戦(いくさ)では、火の洗礼がなされます。それは古い世を亡(ほろ)ぼし、またその古い世の一部であるこの時代のすべての者を亡ぼす洗礼です。その洗礼は、幾世紀も以前のキリスト前607年と西暦70年の両方の時、エルサレムに注がれた火の亡びで予表されていました。予言者エレミヤは、その当時の背教の都が亡ぼされたことを悲しみ、次のような歎きの言葉を書きました。『主ははげしく震怒(いかり)をもてイスラエルのすべての角を断ち、敵の前にて己(おのれ)の右の手をひきちぢめ、四面(あたり)を焚(や)きつくす燃える火の如く、ヤコブを焚(や)き、……シオンの娘の幕屋に火のごとくその怒りをそそぎたまえり。』『エホバその墳恨(いきどおり)をことごとく漏らし、烈しき怒りをそそぎたまい、シオンに火をもやして、その基礎(いしずえ)までも焼かしめたまえり。』(エレミヤ哀歌2:3,4。4:11)洗礼者ヨハネは、パリサイ人やサドカイ人が水の洗礼を受けるために自分のところに来るのを見て、再建されたエルサレムは火の洗礼で亡ぼされるだろうと警告し、…『良い実を結ばない木は、ことごとく切り倒されて、火に投げ入れられる。あなた方が悔い改めているために私は水の洗礼を授けている。しかし、私の後から来る者は私よりも力のある方で、私にはその方の靴をぬがせてあげる値うちもない。その方は、聖霊と火によってあなた方に洗礼を授けるであろう。箕(み:穀物をあおり分ける道具)を手に持っていて、打ち場をすっかり清め、麦は倉に納め、もみがらは消えない火で焼かれるであろう。』--マタイ、3:7-12、新世。ルカ3:7-9,16,17。

___① 何処で火の洗礼がありますか?エレミヤと洗礼者ヨハネの言葉によると、その火の洗礼は何によって予表されていましたか?

[299] 2 今日のキリスト教国内の幾百万と言う人は、牧師または宗教教職者の行なう水の儀式を受けています。しかし、このことでもってハルマゲドンにおける火の洗礼の滅びから救われることにはなりません。なぜ?そのわけはそれらの人は生命を得るための真の洗礼を理解せずに受け、…理解せず、授けなかったからです。………そのような水の儀式をすれば、キリスト教国の宗教制度の中の登録名簿或いは成員名簿に記載されることができますが、しかし『全能の神の…戦争』のときにキリスト教国に施される火の洗礼から身を守ることにはなりません。ノアの時代の不敬虔な世は、……亡ぼしてしまいました。

3 生命を得るための真の洗礼を受ける者は、水に全く浸(したす?:誤植か?正:ひたす)すことによってそれを象徴し、…公の徴(しるし)を示すべきであって、それはイエス-キリストを通して語られた神の明白な命令に従うものです。この点について、模倣すべき方はイエス-キリスト自身であって、洗礼者ヨハネのところに来た・・ユダヤ人を模倣すべきではありません。……『あなた方の悔い改めを表わし示すため私は水の洗礼を授けている。』(マタイ3:11、ウィリアムス訳)…モーセを通して、それらユダヤ人たちと律法契約を結び、彼らは…生まれました。しかし、彼らは・・国家的

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② 牧師や宗教教職者から水の儀式をうけた幾百万という人は、なぜハルマゲドンにおける火の洗礼から救われませんか?3 4 洗礼をうけるとき、模倣(もほう)すべき方は、なぜ洗礼者ヨハネのところに来た罪人のユダヤ人ではなく、イエスなのですか?

[300] な契約に対して罪を犯し、・・律法を…違反したことについて悔い改める必要があり、新しい契約の仲保である…キリストの来ることに準備を整えるべきでした。イエスはモーセの律法と調和していました。・・来ましたが、・・律法を破壊するためではなく、モーセの律法の予言的に予表した実体を紹介…律法を成就するためだったのです。それで、イエスと彼の目的を深く認識するために、…悔い改めて、律法と調和し、そして水の洗礼によりその悔い改めを象徴すべきです。

4 完全な人であり神の子であったイエスに、悔い改めることは必要でなかったのです。………

5 使徒パウロは詩篇40:6-8の言葉を洗礼された時のイエスに適用し、…『牡牛や山羊の血でもって、罪を取り除くことはできない。それで、キリストが世にこられる時に、こう言われる「あなたは、犠牲(いけにえ)や献(ささ)げものを望まれないで、私のために体を備えて下さった。あなたは燔祭(はんさい)や罪祭(ざいさい)を好まれなかった。」そのとき私は言った「神よ、(私について巻物の書物に書いてある通り)あなたの御意を行お

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⑤ 使徒パウロは、詩篇40篇6-8節の言葉を、どのようにイエスに適用しますか?

[301] うとして、見よ!私はまいりました。」』・・『ここで初めに「あなたは(動物の)犠牲や献げものをのぞまれず、また燔祭や罪祭--律法に従って献(ささ)げた犠牲--を好まれなかった。」と言われてから「あなたの御意(みこころ)を行おうとして、見よ!…すなわち、彼は次のもの(神の御意にしたがう贖いの犠牲)を立てるために、初めのもの(律法の下にある動物の犠牲)を取り除かれる。この「御意」により、イエス-キリストの体がただ一度だけ捧げられたことによって、私たちは潔(きよ)められたのである。』---ヘブライ10:4-10、新世。

6 イエスはこのようにして神の御意を行おうと全く献身しましたが、イエスに対する神の御意は、・・踵(くびす)が蛇によって砕かれ、そして信ずる人類のための贖いの犠牲として、その完全な人間の体を捧げることでした。これは、イエスの死を意味しました。それで、神の目的に全く献身するということは、自分自身の意志を殺しても、父である神の御意を行うことを意味しました。『私の意志ではなくして、あなたの御意が行われますように。』(ルカ、22:42、新世)このことをことごとく意味する献身を象徴するために、イエスが水の中に全く没せられたということは、非常に適当なものでした。しかし、ヨハネが・・水の中からひきあげた時、イエスは神の御意にしたがって新しい生命に入ることでした。『洗礼をうけられてから、イエスはすぐに水から出られた。すると、みなさい!天は開けて、神の霊が鳩のように自分の上に降りてくるのをごらんになった。また見なさい!天から声が聞こえて、こう言った「これは私の愛する子私の心にかなう者である。」』(マタイ、3:16,17、新世)……イエスはそこで再び、神の霊・的・な宇宙制度に取り入れられたからです。『之(これ)は私の子』と

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⑥ イエスが水に没せられたことは、なぜ適当でしたか?そのすぐ後に、イエスはどのように洗礼をうけましたか?

[302] 神が言われたのは、その意味だったのです。神はそのとき聖霊または活動力をイエスに注ぎ油を注ぎました。(使徒、10:38)父である神は…聖霊でもって霊的な子イエスに洗礼を施し、神の御意に従って新しい義務を行わせるため、イエスを聖霊で包み、活動づけ、力を与えました。それで、その洗礼はまず神への献身を象徴する水の洗礼であったばかりでなく、霊的な子として神の御意を行うために神の御霊の注がれた洗礼でもありました。

7 しかし、イエスは一般の人に奉仕した最後の年に、弟子たちにむかい……『本当に、私には受けねばならない洗礼がある。それが終るまで、私はどんなにか苦しむ……(ルカ12:50、新世)…意味されたものは、死にあずかる洗礼であって、・・立証し従順な人類の犠牲になるために、ただ一度だけ…献げることです。・・天的御父を立証するために、死にあずかる洗礼または全き浸礼をうけました。…人々は宇宙主権者の御意をなすべきであります。…『私の飲んでいる杯をあなた方は飲むであろう。・・受けている洗礼をあなた方は受けるであろう。(マルコ10:35-39、新世)・・天的御国でイエスとともに統治するイエスの使徒や他の弟子たちは、イエスと共に神の御意の同じ杯を分けあずからねばなりません。彼らはイエスと共に死にあずかる洗礼を受けて、エホバの宇宙的主権を立証し、悲惨な死に至るまで変わらざる忠節と忠順を証明しなければなりません。イエスの死に…達成されました。

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⑦ イエスがまだうけねばならなかった洗礼は何でしたか?そして、何時(いつ)それは全(まった)き成就を見ましたか?

[303] 8 天的御国を得るために、クリスチャンたちが、水の洗礼を受けることだけでは、十分ではありません。……死人からの早い復活を得るためである。』---フィリピ3:8-12、新世。

9 …イエスはまた聖霊による洗礼を受けられました。それではイエスの弟子たちはどうですか?神の女、…霊的子となる者も、聖霊による洗礼を…『彼は聖霊でもってあなた方に洗礼を与えるであろう。』(マルコ1:8、新世)…『エルサレムから離れないで、私からかねて聞いていた父の約束を待っていなさい。本当にヨハネは水で洗礼を授けたが、…聖霊で洗礼を受けるであろう。』その御言葉の通り、それから丁度十日後の五旬節(ペンテコスト)の日に、聖霊は…弟子たちの上に注がれ、彼らは聖霊による洗礼を受けました。…御子を用いて、彼らに洗礼を施しました。……

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⑧ それと調和して、クリスチャンが天の御国を得るために、水の洗礼の他に何がなければなりませんか?9 イエスのごとく、彼らは何による洗礼をうけねばなりませんか?彼らは何時その洗礼をうけ始めましたか?

[304] ………

10 信者は、エホバ神への無条件な献身を象徴するものとして、水の洗礼を受けることができますが、しかしキリストを通して神から来る聖霊の洗礼をうけないならば、天の御国には決して入れず、キリストと共に統治することはできません。……『キリストの体』の成員にはなりません。……人間ではなく、ただ神だけが、お選びになる者たちに・・キリストを通して、洗礼を授け、聖霊を注ぎます。

11 …彼をその頭とする体または会衆は、神の『王なる祭司職』になります。つま

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⑩ 神の御国に入るため、聖霊による洗礼はなぜ必要ですか?誰がこれを行ない得ますか?11 『王なる祭司職』として、彼らは何をうけるのが適当ですか?このことから、彼らは何をする権利を得ますか?彼らはどの位それを保たねばなりませんか?

[305] り、彼らは神の王となり、祭司になるということです。大祭司はイエス-キリストであって、彼はまた頭の王です。昔のイスラエルの大祭司や王たちは祭司および…聖い油で油注がれました。イエス-キリストに従属する神の大いなる祭司職は、神の大祭司を通し、聖霊によって油注がれています。彼らだけについて、次のように…『・・聖なる者から油を注がれており、……誰かに教えてもらう必要はない。キリストからの油は、すべてのことをあなた方に教え、まことであって偽りはない。その油が教えたように、キリストにあってとどまっていなさい。』(ヨハネ第一2:20,27、新世)エホバの御霊によってこのように油が注がれることにより、彼らは救いと平和との御国の良いたよりを伝道する権威を授けられます。(イザヤ61:1-3。ルカ4:16-21)彼らは、キリストと共に死にあずかる洗礼が完了するまで、この御霊の油を忠実に保たねばなりません。

12 …体のこれらの成員は、キリストの死にあずかる洗礼を受けている故に、・・罪の世に生存している中にも罪について死んだものであると悟り、また故意のものでも楽しみにするものでも、罪を行ってはならないと悟るべきです。パウロは彼らに…『…罪について死んだのであるのに、どうしてなお罪の中に生活し続けようか?…みな彼の死にあずかる洗礼を受けたものであると、あなた方は知らないのか?それであるから、私たちはキリストの死にあずかる洗礼を受けて、彼と共に葬られたのである。……私たちも叉新しい生命に歩むためである。…彼と結びついてその死の状(さま)に同じく

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⓫ 死にあづから(:る?誤植?)洗礼を受けて、彼らは何について死んだものと悟らねばなりませんか?洗礼の水からひき上げられることによって予表されていたように、彼らは何に歩かねばなりませんか?

[306] なるならば、その復活の状(さま)に必ず同じくなるであろう。………。

===大いなるノアにあづかる浸礼===

13 エホバの御霊をいただく洗礼をうけ、そしてキリストの体にあずかる…結局僅(けっきょくわず)か144,000人の忠実な信者たちだけです。特に1931年以来、幾十万という他の人々は水の洗礼を受けて油注がれたものに加わり、『御[王]国のこの良いたより』を伝道しています。…神の御心にかなっていますか?そうです。神の御子イエス-キリストが弟子たちに語られた最後の言葉は次のようでありました。『それで行って、すべての国の人々を弟子とし、父と子と聖霊の名によって洗礼をほどこし、私の命じたすべてのことを守るように教えなさい。』(マタイ、28:19,20、新世)幾十万というこれらの人々は、水の洗礼を受けることによって、キリストを通して神への献身を象徴し、神の御意を行っております。・・将来の生命を得るために、神のどんな御意とされる割り当ての仕事も果たします。…それらの人々は神の御霊をいただく洗礼をうけず、また油注がれていません。それにキリストの体にあずかる洗礼もうけず、叉、新しい世で完全な人間の生命を得るというあらゆる見込みをなくしてしま

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⓭ 残れる者以外の幾十万という人がうける水の洗礼は、神の御心にかないますか?その目的は何でしたか?その外に、彼らはいまどんな特別の洗礼を楽しんでいますか?

[307] う、その死の状にあずかる洗礼もうけません。しかし、彼らはある程度の神の御霊を楽しみ、また水の浸礼以外に特別な洗礼を楽しんでいます。その洗礼は、今日大いなるノアにあずかる洗礼です。

14 ノアはその…イエス-キリストを予表したものであると使徒ペテロは論じ、次のように言っております。『キリストも、あなた方を神に導こうとして、……ただひとたび罪について死なれた。彼は肉にて殺されたが、霊にて生かされた。このようにして………数人の人々、すなわち八人はその方舟の中にいて、無事に水を通り救われたが、この水に相応するものは、いまあなた方を救っているもの、すなわち洗礼である。それは、イエス-キリストの復活によるのであって、(肉の汚れを取り除くことではなく、神に善い良心を願い求めることである。)………』--ペテロ第一、3:18,22、新世。

15 『無事に水を通り救われた。』八人とは、ノア、その妻、及びその三人の子である、セム、ハム、ヤペテとその三人の妻たちでした。従順な人類はイエスによって新しい世の地上で永遠の命を得ることができますが、ノアはイエス-キリストを予表したことから、ノアの妻はキリストの『花嫁』、すなわち144,000人の油注がれた成員で成り立つクリスチャン会衆を予表しました。なお、その『花嫁』は、今この『終りの時』にあって、地上にいる『キリストの体』の残れる最後の成員によって表わし示されています。これに相応するものとして、ノアの三人の子とその妻たちは、『大いな群集』を予表しました。その『大いなる群集』は、す

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⓮ ペテロの示したように、ノアはその生命を救う取り極めの中で誰を予表しましたか?15 方舟(はこぶね)にいた八人は、誰を予表しましたか?実体の息子やその妻たちは、大いなるノアにあづかる洗礼をどのようにうけていますか?

[308] べての国家、種族、国民、言語から来て、神の宇宙的至上権の側に立ち、その救いは神と小羊イエス-キリストによると公やけに述べる者たちです。(啓示、21:9。19:7-9。7:9-17)この大いなる群集は、イエスの『花嫁』級の残れる者と共にイエス-キリストに従うことにより、大いなるノアにあずかる浸礼または洗礼を受けています。

16 これについて対比するものが不足しているわけではありません。イエス-キリストは、また予言者モーセによって予表されていました。モーセがイスラエル人を導いて、エジプトから連れ出し、紅海を通って行った時に、生来のイスラエル人だけがモーセに従い、頭上の雲の保護を受けつつ水壁のあいだを進んだのではなく、それ以外に非ユダヤ人の人々で、善意の気持ちを持つ多くの者の『混合の群』、すなわち『混合群集』もモーセに従ったのです。(出エジプト、12:37,38。民数紀、11:4、新世)コリント第一10章1-4節(新世)にある使徒の言葉によると、彼らは生命と自由に道に導く指導者モーセにあずかる洗礼を受けました。『私たちの先祖はみな雲の下にいて、海を通って行った。そしてすべての者は、雲と海によってモーセにあずかる洗礼を受けた。すべての者は同じ霊的な食物を食べ、同じ霊的な飲物を飲んだ。というのは、彼らに従ってきた霊的な大岩から飲んだのであるが、その大岩はキリストを意味したものである。』献身した信者の『大群衆』は、これと似た仕方のうちに、霊的イスラエル人の残れる者、すなわち地上にいるキリストの『花嫁』の最後の者と同じく、安全と保護の方舟の中にあって大いなるノアにつく洗礼を今日うけることができます。

17 ノアの方舟は、イエス-キリストを仲保(なかだち)にした新しい契約に従って、新しい組織制度を予表しています。

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⓰ これについての対比は、モーセの導きの下に紅海を生きながら通ったということにどう見出されますか?17 方舟は何を予表しますか?今日『大いなる群衆』は花嫁の残れる者とともに、どのようにそれに入りますか?

[309] その新しい契約によれば、イエスを通して罪はゆるされ、神の御前にあって、善い清い良心が得られます。エホバの御国の神権制度、すなわちキリストの『花嫁』は、大いなるノアに従い、その方舟つまり生命を救う組織制度に入ります。『花嫁』は、組織制度ではなくして、集合団体のことです。その花嫁級の制度の残れる者は、自分たちは今日方舟の組織制度の中に入っているということを知ります。今『大いなる群集』もまたこの『方舟』の中に入り、新しい組織制度の造り主、大いなるノアにあずかる洗礼をうけます。(ヘブライ、1:1,2、新世)それは、キリスト教国の宗教制度のするいろいろな形式的な儀礼や礼式でもって、『肉の汚れを取り除く』ことによるのではなく、神に善い良心を願い求めることによるのです。どのように?天にいる神に罪を取り除く犠牲(いけにえ)を捧げられた復活のイエスを信ずることによるのです。

18 大いなるノアにあずかるこの洗礼こそ、現在および処罰されたこの古い世に来る火の洗礼のあいだ私たちを救うものです。しかし、それには方舟の中にいて彼にあずかる洗礼を受けた者は、彼に固く従い、そして神に対する信仰と忠節な奉仕によってその善い良心を保つことが条件です。ハルマゲドンを生き残るためには、新しい世の社会の中にとどまらねばなりません。

___

⓲ 大いなるノアにあづかるこの洗礼は、どんな条件の下に、現在およびハルマゲドンのあいだ彼らを救いますか?

===第22章新しい世の永続の特質 === [338]

1 新しい世の大いなる創造者は、新しい天である御国の手段により、御自身の御名と宇宙主権を立証します。創造者は、御国の手段を通して、大反逆の温床である子の小さい遊星、地球の全創造物に対し、その至上権を再び確立されます。人の住む将来の地は、御使いに従わず、すべての人のために子の地上で死を味わわれた神の追うなる愛子に従います。『神は、私たちがここで語っている将来の地を御使いたちに従わせることはない。』それは、尊い御名称が『人の子』であるイエスに従わせられるのです。(ヘブライ2:5-9、新世)エホバ神を愛するすべての者は、エホバの聖名を侮辱して非難しているものや、悪い気持ちからエホバの正しい宇宙主権を嘲弄する者に、悲しみ歎いておりますが、エホバ神は御子イエス-キリストのこの御国の手段を通して、ご自身を愛するものの歎きの原因を取り除きます。人類を苦痛で打ちのめして、多くの涙を流させ、戦争と動乱の怖ろしい騒音や、遺族たちの悲しく嘆くすすり泣きでこの地を満たし、そしてこの地球を荒廃させた、精神的、社会的、そして外形上のあらゆる状態は、エホバ神により、その御国によって必らず取り除かれます。サタンの世の反逆と最初の人間の罪深い不従順のために生じた歎きの結果は、跡形もなく必ず取り除かれねばなりません。死すらも、以前のすべてのものとともに過ぎ去って、新しい世には存在しません。

……

___

① 人の住む将来の地は、誰に従いますか?総体に見て、何がそこから取り除かれますか?

[343] ……

===残余の死人の復活===

10 王イエス・キリストは、生きている者に恩恵を与えるばかりでなく、記憶の墓で死んでいるすべての者にも恩恵を与えることができます。全能の神は、イエスを用いて死人をよみがえし、そして『死とハーデスの鍵』つまり、死と地の中の人類共通の墓から人間を解放する力を、彼に与えました。……『父ご自身が、生命の贈り物をもたれているように、御子にも、自分のうちに生命を持つことをお許しになられた。そして、子は人の子であるから、子に裁きを行なう権威を与えられた。これを怪しむな。記憶の墓にいる者が、みな彼の声を聞いて出てくるときが来る。善いことをなしたものは、生命の復活を受け、悪いことをなしたものは、裁きの復活を受けるであろう。』(ヨハネ、5:26-29と、啓示1:18、新世)それで、使徒パウロは、『義者と不義者両方の復活がある』と言うことができました。---使徒24:15、新世。

………

___

⑩ 神は王イエス・キリストにどんな鍵を与えましたか?その使用によりどんな素晴らしいことが行われますか?

[355] ……

===永遠に存続するため現在のあなたの準備===

30 新しい世の愛のある創造者は、この時代の私たちの前に、なんと言う心ひきつける前途、祝福された機会をおかれているのでしょう!それは意気を高めるすばらしい将来の希望を私たちに与えます!それにより、私たちはどれ程生きるのを欲し、そしてエホバ神の約束されているこれらすべての祝福を楽しもうと欲することでしょうか?しかもエホバ神はご自身の愛、正義への献身、御目的に対する誠実、ご自身の全能と最高至上権を立証するために約束されたのです。エホバ神は創造物の永久の幸福によろこびを感ぜられ、私たちのために新しい世のすべての祝福を準備されました。それで、いまエホバ神を愛する者に準備されているあらゆる良きことに、あずかり楽しむのにふさわしい者になろうと努力することにより、私たちの信仰、私たちの謝恩、私たちの感謝を言い表わす事は、全く適当なものです。霊と真(まこと)を持って神を崇拝しようと強く願う誠実な心を持つ人はみな、このことをします。天の父は、昔から前もって考慮を払われ、私たちがそうするためのあらゆる援助と便宜を備えられ、そして必らずや良い成功を得ると保証されています。

31 神は、まず最初に、御自身の書かれた御言葉を私たちに与えられました。神のみ言葉は、新しい世で永遠に生きるために、最も重要なものであります。『「すべての人は植物のようであり、その栄光は植物の花のようである。植物はしぼみ、花は落ちる。しかし、エホバの話された言葉は永久に存続する。」この「語られた言葉」こそ、あなた方に良いたよりとして告げられたものである。』(ペテロ第一1:25,26、新世)私たち

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30 誠実な心を持つ人は、将来についてのこの幻で、どのように影響をうけますか?そして神が私たちのために備えておられるものにこたえて、いま何をしますか?31 神の新しい世で永遠に生きるため、最も大切なものは何ですか?なぜ?それについて、私たちは何をしなければなりませんか?

[356] はその神の御言葉とともに永遠に存続する事を真実に望みます。しかし、そのためには、私たちは神の御言葉を食し、学び、従い、わたしたちの導きとしなければなりません。なぜならば、人間が生命を得るのは、朽ちてしまう物質的な食物によるのではなく、唯一の生命の与え主の御口からくるすべての言葉によるのです。すべての敵は、その滅ぼすことができない御言葉を亡ぼそうと努力しましたが、しかし神は深い考えの中に、御言葉を書かれ、私たちが用いて利益を得るようにされました。今日素のみ言葉は存続していますが、しかしその敵は滅びます。私たちは生ける御言葉の音信から、約束された永遠の生命をしっかりとつかむことができます。賢明であるならば、私たちは神の言葉をなおざりにすることができず、それに決してなおざりにしません。神の言葉を読んで学ぶ時に、神に祈りを捧げ、わたしたちを啓発する御霊を祈らなければなりません。

32 神の言葉を一人で研究するだけでは無く、霊と真(まこと)を持って神を崇拝する人々と共に交わり、できるならば共に研究して知識と理解を進めることは必要です。このことは、エホバ神がイエス-キリストを用いてつくられた新しい世の社会と交わるよう努めることです。あなたのお読みになったこの本自体も、その新しい世の社会を通してあなたの為に備えられたものです。聖書について良く理解し、いまの暗い時代に在って、神がその御霊により光が輝かせている真理の宝石をあなたが、見出すためなのです。

33 エホバの証者の新しい世の社会と交わるために、あなたは古い世との交わりを破ることが必要となります。しかし、それはどういうことですか?古い世とは、亡びの運命を持つ世であって、神の生命の言葉は次のように言っています。『この世を愛するならば、父の愛はその人の中にはない。なぜならば、この世にあるすべてのもの、すなわち肉の慾、目の慾、持ち物の見せびらかしは、父から出たものではなく、この世から出たも

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32 聖書を一人で研究する以外に、何をすることは必要ですか?33 古い世と分かれるにしても、なぜ新しい世の社会と共になることは必要ですか?

[357] のである。さらに、世とその欲は過ぎ去ってゆくが、神の御意を行うものは永久にながらえる。』(ヨハネ第一2:15-17、新世)この古い世は過ぎ去る時に、私たちが恐らく生き残ることのできるのは、新しい世の社会と兄弟愛の交わりを持つことだけによります。新しい世の社会は、神の御意を行うのに献身しており、そして神の御約束によれば、御意を行う者だけが永遠にながらえるのです。新しい世の社会の者たちと定期的に合うことにより、あなたは力と励ましを受け、神の善にして完全な御意を行なう事ができます。そして私たちのうちの一人として、このことをなおざりにすることはできません。『愛と正しい業を励ますよう互いに心がけよう。ある人の習慣のように、共に集まるのを怠ってはならない。かの日が近づいているのを見て、ますますもってそうしようではないか。」(ヘブライ、10:24,25、新世)私たちの待ち望んでいるかの日は、なんと急速に近づいているでしょう!

34 他の人たちを助けて、神の御意を知り、行うよう学ばせなさい。人々と家庭聖書研究を始めて、この本の知識を分かち合いなさい。幸福のうちに永遠に生きるため、人々を助け、そしてあなた自身を助けなさい。

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34 永遠に生きるため、私たちはどのように他の人を助けることができますか?



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