ストーリーテキスト/かまいたちの影

ページ名:ストーリーテキスト/かまいたちの影

目次

かまいたちの影[]

かまいたちの影 -前-

鬼、河童、天狗、一本だたら――。
そして今、新たな妖怪が日の本に姿を現す。
凶悪な敵を討つため、城娘と共にいざ出陣せよ!

前半
――所領。

この日、強き冷風が吹きすさぶ中で、
千狐とやくもは大量の洗濯物を取り込まんと悪戦苦闘していた。

千狐
うぅ……何だか今日はやけに風が強いわね。
このままじゃ洗濯物が飛ばされちゃうわ。

やくも
まったく、どうしてよりにもよってこげな日に干したがや?

千狐
だって……ここ最近ず~っと天気が悪くて
洗濯物がいっぱい溜まっちゃってたんだもん。

千狐
それに、所領で生活する城娘の人数も増えてきてるし、
こまめに洗濯しないと皆が気持ちよく生活できないでしょ?

雑賀城
……別にボクは気にしないけど。

やくも
――だにっ!? 雑賀城!?
あんた、いつの間にいたがや?

雑賀城
いつの間にって……最初からずっといたよ。

雑賀城
……それより手を動かしてくれないかな?
ちんたらやってたら本当に洗濯物が吹っ飛ばされるぞ。

やくも
そげに心配せんでも大丈夫に決まって――

やくも
――だにぃっ!?
言ってるそばから殿さんの召し物が吹っ飛ばされただに!?

千狐
そんな、せっかく真っ白に洗濯したのに!?
あれじゃ泥まみれになってしまうわ!

雑賀城
くっ……さすがにあの距離じゃ、
地面落下前に捕獲するのは厳しいか――

やくも
――いや、待つだに!?
向こうの方……ちょうどいい位置に誰かが立ってるがや!

???
――む? 何でしょう、これは?
飛んできたから思わず捕ってしまいましたが、手ぬぐい……でしょうか?

やくも
おおっ!? 助かっただに!
殿さんの召し物が汚れずに済んだがや!

???
……召し物?

千狐
す、すみません! 
干していた洗濯物が飛ばされてしまって……。

???
なるほど……そういうことでしたか。
お役に立てたようで何よりにございます。

やくも
……ん? っていうか、あんた誰がや?
所領にあんたみたいな娘さんはいなかったはずやけど……?

雑賀城
む――キミは、まさか……っ!?

???
久方ぶりですね、雑賀殿。

雑賀城
真田丸……。

千狐
お知り合いなのですか、雑賀城さん?

雑賀城
まぁ、そんなところかな……。

雑賀城
それより、どうしてキミが此処に?
あ。もしかして――

真田丸
――残念ですが、御坊ちゃんのライブチケットを関係者席で用意した
などということではないので、悪しからず。

雑賀城
……そ、そうか。

雑賀城
じゃあ一体どうして?

真田丸
それが…………。

――半刻後。

柳川城
ということは、今までに発見されたモノとは異なる、
新たな妖怪の出現を確認したと……そういうことですか、真田丸さん?

真田丸
はい……。

真田丸
これまでに各地の城娘らによって出現が報告されてきた妖怪は、
鬼、河童、天狗、一本だたらの四種とされていましたが、

真田丸
先日、第五の妖怪の出現が確認されたのです。

雑賀城
第五の妖怪……か。

雑賀城
で、その新たな妖怪はどんなヤツなんだ?

真田丸
遭遇した兵たちからの報によれば、
敵はさながら塵旋風の如き手合いだったらしく、

真田丸
対峙した者たちは目にもとまらぬ速度で接近され、
無数の斬撃を身に受けた……とのことです。

雑賀城
かなり漠然としているな……。
もう少し詳しい情報はないのか?

真田丸
いえ、これ以上は何も……。

真田丸
先にも伝えましたが、敵は恐るべき駿足の持ち主ゆえ、
攻撃手段の子細も明瞭な姿形もわからぬ状況です。

殿
…………!

柳川城
そうですね、殿。真田丸さんの話を聞く限りでは、
これまで戦った妖怪とは異なる性質を有する存在のようです。

柳川城
まだ山間での活動しか報告されていないとのことですが、
いつ人々の住む村落に被害が出るかわかりません。

柳川城
真田丸さんと共に、
新たに出現した妖怪の正体を突き止め、退治するべきかと……。

殿
…………!

真田丸
では、ご助力いただけると……!?

雑賀城
どうやらそうみたいだね。
……よかったな、真田丸。

真田丸
えっと、あの……。
雑賀殿は一緒に来てはくれないのですか?

雑賀城
タダ働きは御免だ……。

雑賀城
……と言いたいところだけど、
いつも御坊ちゃんのライブチケット入手に関して世話になってるからね。

雑賀城
真田丸……今日ぐらいは無償でキミに奉仕するよ。

真田丸
本当ですか!?
かたじけない、雑賀殿!

雑賀城
……喜びすぎだ。
あと、いちいち手を握るのはやめてくれないか?

真田丸
これぐらい、良いではないですか。
本当に嬉しく思っているのですから。

雑賀城
(殿の前ではやめろって意味なんだが……)

雑賀城
(まったく、真田丸らしいというか何というか……)

柳川城
ふふ、真田丸さんと雑賀城さんは睦まじき間柄なのですね。

真田丸
はい! 雑賀殿には色々と良くしてもらってます。

雑賀城
……大袈裟に言うな。
単に利害において一致する点が多いだけだ。

雑賀城
……それと、無駄話はこれくらいにして、
そろそろ遠征の準備を開始した方がいいんじゃないか?

真田丸
そ、そうでしたね……!

真田丸
それでは皆さん、申し訳ありませんが出立のご準備をお願いします。

殿
…………!

柳川城
それでは、殿。
至急遠征の準備にあたるとしましょう!

――数刻後。

千狐
殿、どうやらこの地が真田丸さんの言う
新たな妖怪が出現したとされる地のようです。

やくも
相も変わらず妖怪さんたちは
こげな不気味なとこが好きみたいやね。

真田丸
しっ――皆さん、静かに……。
あちらに兜たちの姿が見えます。

真田丸
我々に気づけば、即座に襲いかかってくるのは間違いありません。
……既に此処は戦場だということを意識してください。

雑賀城
だが、妙だな……。

雑賀城
兜の周囲には見慣れた妖怪しかいない。
新種の妖怪は何処にいるんだ……?

三崎城
確かに……どれだけ目をこらしても、
彼処には兜と鬼しかいませんね。

若松城
はんっ、よくわからねぇが、
こそこそ隠れてるようなヤツじゃたかがしれてるぜ!

若松城
兜らは油断してんだ。
まずは私が一発撃ち込んで奇襲をかけてやんよ!

三崎城
……若松城さん。

三崎城
わかりました!
そういうことなら、私もお手伝いします!

真田丸
お、お待ちください!
敵情が判然としない間は、迂闊に動くべきではありません!

雑賀城
だが、兜らの動きは皆無に等しい……何もしなければ、
この状況を打破するのは難しいだろう。

雑賀城
それに、彼女たちは自ら先鋒を務めると言ったんだ。
……好きにさせればいい。

真田丸
そんな、無責任な……。

雑賀城
違うよ、真田丸。
これはボクなりの信頼が成した判断さ。

雑賀城
ああ見えて三崎城は聡明な城娘。
……若松城と共に打って出ることに考えが無いとは思えない。

真田丸
しかし……。

雑賀城
大丈夫……いざとなればボクの狙撃で何とかする。
キミは新種の妖怪がどこから現れるかを見極めろ。

真田丸
…………雑賀殿。

真田丸
(あなたの口から信頼という言葉が出るとは……)

真田丸
ふふ、どうやら暫く見ない間にお変わりになられたようだ。

雑賀城
……え?

真田丸
いえ、何でもありませんよ雑賀殿。

真田丸
然らば、拙者も雑賀殿と共に仲間を信じ、
己が責務を果たすことに尽力いたしましょうぞ!

三崎城
それでは、行きますよ若松城さん!

若松城
っしゃあ! 派手にぶちかますぜ!
くらえぇ――――っ!!


――ンガッ!? 銃撃ダドッ!?

兜軍団
敵襲ッ! 敵襲ッ!!
殿一行ヲ発見セリッ!!

若松城
へへ、敵さん慌てふためいてるぜ!
このままの勢いで一気に殲滅するぞ!

三崎城
ですが妙です……。
敵のあの陣形、どことなく我らを誘い込んでいるような気が……?

???
――チチチッ! 
今サラ気ヅイタトコロデ、遅スギルンダヨ……。

三崎城
え……っ!?

若松城
な、何だコイツ!? どっから現れやがった!?

???
チェァァアアアアア――――ッ!
ズタズタニ切リ裂イテヤルッチ!

若松城
くっ、ぁ……そんな、バカな……っ!?

三崎城
うぅぅ……何という動きでしょうか……!
攻撃を防ぐので精一杯です……っ!!


グハハハ……流石『かまいたち』ダデ!
オメェラノ俊足ハ昔ト何ラ変ワッテナイヨウデ安心シタド!

桃形兜
ヨーシッ! コレナラ勝テルカモダーッ!
全軍、コノ勢イニ乗ジテ誘キ寄セタ殿一行ヲ討チ取ルゾ!

兜軍団
応――ッ!!

真田丸
若松城殿! 三崎城殿!

雑賀城
案ずるな……派手に斬られはしたが、どれも傷は浅い。
三崎城のやつ、若松城を上手く守ってくれたみたいだな。

雑賀城
それに、彼女たちのおかげで、
新たな妖怪の姿をはっきりと視認できた。

かまいたち
チチチ……。

雑賀城
妖怪かまいたち、か……。

雑賀城
各地において古くから知られる妖怪であり、
旋風に乗って来ては人々を斬るとされる魔の獣……。

雑賀城
伝承の一つには吸血目的に人を斬るとも言われているが、
……まったく、厄介なヤツが現れたものだ。

かまいたち
チチチ……ドウヤラ俺ッチノ事ヲ、ソレナリニ知ッテルヨウダネ。

かまいたち
ソレニ……カナリ戦慣レシテル奴モイルミタイダシ……。
鬼カラ聞イテタ話カラ想像シテイタ城娘トハ大違イダ。

かまいたち
ケド、コレナラ存分ニ愉シメルトイウモノ……。
ソノ柔肌……真ッ赤ニナルマデ切リ刻ンデヤルッチ!

真田丸
……下劣な。
殺傷を享楽の種とする輩か。

真田丸
拙者と雑賀殿を相手にして無事で済むと思うなよ?

かまいたち
ソノ台詞、ソノママ返シテヤルッチ……。

かまいたち
サァ構エロ城娘……。
先ズハ、ソノ真ッ白イ腹ヲ掻ッ捌イテヤルッチ!!

後半
かまいたち

チチチッ……俺ッチノ速サニツイテクルトハ……。
見カケニヨラズヤルネ、城娘……。

真田丸
……其方の動きは既に見切った。
悪いがここで討ち取らせてもうらぞ。

かまいたち
……仕方ナイッチ……。
オマエノ様ナ武人ニ討タレルノナラ本望サ……。

かまいたち
煮ルナリ焼クナリ好キニスルッチ……。

真田丸
見事な潔さなり……。
その精神に応じ、拙者が苦しまずに逝かせて――

雑賀城
待て、真田丸! 
ヤツの眼はまだ死んでない! 不用意に近づいちゃダメだ!

真田丸
――なにっ!?

かまいたち
チッ……勘ノ良イヤツメ……。

かまいたち
ダガ既ニ、オマエハ俺ッチ達ノ間合ニ入ッテルンダ!
真田丸、無残ニ八ツ裂カレルッチィィ――――!

真田丸
――なっ!? 
そんな……死角からの攻撃、だと……!?

真田丸
それも、この斬撃……かまいたちと同じ攻撃手法だ……!
ヤツは目の前にいるというのに、これは……一体どうなっているんだ!?

かまいたち
チチチ……簡単ナコトダ、真田丸!
俺ッチニハ頼リニナル兄弟達ガイルノサ!

真田丸
……きょ、兄弟……だと!?

雑賀城
――――っ!?

かまいたち三兄弟
チチチ……城娘タチヨ、恐レオノノケ!
我ラコソハ、カマイタチ三兄弟ッチィ――ッ!

かまいたちの影 -後-

かまいたち兄弟の出現により驚愕する殿一行。
先刻以上に苛烈さを増した恐るべき斬撃の嵐に
追い詰められた真田丸は、ついに死を覚悟する。

前半
かまいたち三兄弟

チチチ……城娘タチヨ、恐レオノノケ!
我ラコソハ、カマイタチ三兄弟ッチィ――ッ!

真田丸
か、かまいたち三兄弟……だとっ!?

真田丸
うっ、くぅ……そ、そうか……一説によれば、
かまいたちは三者の悪神が生じさせる怪異とも伝え聞く……。

真田丸
故に……ヤツら妖怪としてのかまいたちも、
その伝承に準(なぞら)う性質を備えていてもおかしくはない……。

かまいたち三兄弟
チチチ……気ヅイタトコロデ窮地ハ覆リハシナイゾ、城娘……。
オマエハ、此処デ俺ッチ達ニ殺サレル運命ナノサ。

雑賀城
真田丸っ!?
待っていろ、いま助けに――

河童
――クケケケ! 悪ィガ助ケニハ行カセネェゼ?
オメェニハ相撲ノ相手ヲ……シテモラウンダカラナァッ!

雑賀城
――なっ!? 河童だと!?
くそっ……いったい何処に潜んでいたというんだ!

柳川城
河童だけではありません!
一本だたらも姿を現し始めました!

若松城
ちくしょう……こ、こんなの聞いてねぇぞ……!

三崎城
斯様なまでに周到な策を備えて待ち受けていたなんて!?
…………これは、かなりまずい状況ですね。

一本だたら
我ラ妖怪ヲ甘ク見タ罪……死ヲ以テ償ウガ良イ。

かまいたち三兄弟
……ッテナワケデ、真田丸!
先ズハオマエカラ血祭リニ上ゲテヤルッチ!

真田丸
くっ……万事休す、か……。

???
――まったく。何が万事休すだ。
真田の名を持つ城娘ならば、最後まで抗ってみせよ!

真田丸
え……?

かまいたち三兄弟
チチチ――ッ!?
オ、オマエ……何者ッチ!?

上田城
我が名は上田城!
真田が魂を受け継ぎし城娘なり!

兜軍団
ウ、上田城ダッテェ――ッ!?

河童
クケェッ!?
ソンナ有名ナ城娘ナノカ?

兜軍団
有名モ何モ、トンデモナイ城娘ナンダヨ!

河童
トンデモナイッテ、何ガドウ、トンデモネーンダヨ?

兜軍団
勝ツタメナラ何デモスルッテ話ダヨ!
城娘ノ中デモ特ニ注意スベキ存在ノ一人ナンダ!

一本だたら
(桃形タチノ驚キヨウモ頷ケル……)

一本だたら
(彼奴ノ強大ナ覇気……コレマデ出会ッタ城娘トハ明ラカニ異ナルモノダ……)

殿
…………。

上田城
…………。

真田丸
……は、母上……どうして、此処に?

上田城
躑躅ヶ崎様からの命でな。
真田丸が窮地に陥ることあらば助力せよ、とのことだ。

真田丸
……躑躅ヶ崎様。
然様な想いのもと、あらかじめ手を打っていたとは……。

真田丸
くっ……拙者が至らぬばかりに……!

上田城
馬鹿者めが!
悔しさに歯噛みする暇があるのならば早々に立て、真田丸!

真田丸
…………っ!?

上田城
日の本一の兵(つわもの)だと周りから持てはやされ、
調子づいているから斯様なことになるのだ!

上田城
緩みきったお前の心を鍛え直すちょうどいい機会だ!
私に付いてこい、真田丸! 
戦というものの何たるかを今一度教えてやる!

真田丸
…………わかり申した。

雑賀城
(上田城……長らく目にしていなかったが、
あの時と変わらず――いや、前よりも強力な霊気に充ち満ちている)

雑賀城
(真田丸のやつ、此度の加勢をあまり快くは思っていないようだが、
彼女が来てくれたのなら、この窮地を脱するに不足はない……!)

雑賀城
殿、ボクらも此処から巻き返すとしよう。
上田城の余勢に乗れば、一気に勝利を掴むことができるはずだ。

殿
…………。

殿
…………!

かまいたち三兄弟
チチチ……上田城ダカナンダカ知ラナイガ、
一人増エタトコロデ、我ラ兄弟ノ前デハ塵同然ッチ!

かまいたち三兄弟
上田城……オマエノ其ノ豊満ナ肉体……、
ズタズタニ俺ッチ達ガ切リ裂イテヤルッチィィ!!

後半
上田城

はぁ、はぁ……うっ、くうぅぅ……何という攻め立てか……!
これでは……いくら私でも、身が持たん……。

かまいたち三兄弟
チチチ……ドウシタ上田城?
先刻マデノ威勢ハ何処ヘ行ッタ?

上田城
くっ……殺せ……。

かまいたち三兄弟
言ワレナクトモ、一瞬デ、アノ世ニ送ッテヤルッチ!
兄弟タチヨ! 一斉ニ往クゾ――ッ!

上田城
ふふ…………一直線の単調な軌道……この時を待っていたぞ……。

かまいたち三兄弟
――ナッ!?

上田城
まこと……油断というものは実に怖いものだな、妖怪共よ!

かまいたち三兄弟
其ノ姿ハ……ッ!?
ナ、何ガドウナッテ――

上田城
――悉(ことごと)く微塵と化せ! はぁぁあ――っ!!

かまいたち三兄弟
ギャァァァァアアァァアアアアッ!?

かまいたち兄弟
ソ、ソンナ……俺ッチ達ガ、勝ッテイタ……ハズ、ナノニ………………。

かまいたち
瀕死ノ様子ヲ擬態シテ油断サセルトハ……何テ、卑怯ナ奴……ナンダ…………。

上田城
卑怯? 私が卑怯だって?

上田城
ふふ、卑怯千万大いに結構!
戦に正道もくそもあるものか!

上田城
要は勝てばいいのだよ、勝てばな。

雑賀城
ふっ……相変わらずだな、上田城。

雑賀城
ああいったやり方は、今でも好まないのだろう、真田丸?

真田丸
う、うむ……。

真田丸
だが、それ故に母上は強い。
こと戦にかけては、躑躅ヶ崎様に匹敵するほどと言えましょう。

真田丸
(真っ当に戦っても、母上ならば容易にかまいたちに勝てたはずだが……)

真田丸
(きっと先の拙者に対する戒めなのでしょう……窮地すら勝機に変えろ、と……)

河童
クケケ……ッタク、トンダ邪魔ガ入ッチマッタナ……。

河童
ダガ、カマイタチノ封印ハ解イタンダ。
他ノ生キ残リヲ集メテ次ノ戦ニ備エルトシヨウヤ!

一本だたら
ソレガ良カロウ……今ニ見テオレ、城娘……。

兜軍団
アッ、マ、待ッテヨーッ!
ボク達ヲ置イテイカナイデーッ!!

千狐
兜と妖怪たちの撤退を確認……!
殿、どうやら我々の勝利みたいですね!

やくも
これも全部、上田城の助力のおかげがや!
本当に助かっただにぃ!

真田丸
母上、此度の助力……感謝の言葉もござりません。

上田城
何をかしこまっておる、真田丸。
お前が手のかかる娘であることは昔から変わらぬ。

上田城
どれだけ強くなろうが、子への心配はつきぬもの。
先は厳しき言を投げたが、お前が無事で良かった。

真田丸
……は、母上…………。

上田城
だがな! 此度の戦で
お前も自らの武に足らぬものが見えてきたはずだ!

上田城
己のためにのみ奮う武において
お前と並び立つものはそういないが、
それでは真の強者には――

雑賀城
――そこまでにしてくれないか、上田城?

上田城
……む?

雑賀城
真田丸は消耗しきっている。
……いま説教をするのは意味がない。

雑賀城
その証拠に、ほら――

真田丸
――すぅ……すぅ……。

上田城
いつの間にか気を失っていた、か……。

上田城
すまぬな、雑賀。
真田丸のこととなるとどうも熱くなってしまう。

雑賀城
今さらだな。キミたち親子のやりとりは何度か目にしてる。

上田城
故に扱いはお手の物……か。

上田城
ならば雑賀。
其方が真田丸の面倒を見てやってくれないか?

雑賀城
……は?

上田城
差し当たり私は、此度のかまいたちの件を
躑躅ヶ崎様に伝えねばならないのでな。

上田城
真田丸の介抱を任せたい。
……問題ないだろうか?

雑賀城
……ああ。そういうことか。

雑賀城
別にかまわないよ。
……真田丸には世話になってるからね。

上田城
恩に着る、雑賀。
これからも真田丸と仲良くしてやってくれ。

雑賀城
……ほんと、昔からキミは妙なところで過保護だな。

雑賀城
そういった思いを、
もう少し素直に真田丸に伝えてやればいいものを。

上田城
……痛いところをついてくれるな。
しかし、これが我ら親子の接し方と諦めてくれ。

殿
…………。

上田城
っと、すまないな、殿。
勝手に話を進めてしまったが、真田丸のこと暫くの間、よろしく頼む。

殿
…………。

殿
…………!

上田城
ああ。数日の後、必ず其方の所領へと足を運ぶと約束する。

上田城
それでは――。

柳川城
――行ってしまいましたね。

三崎城
私たちからも、助けてもらったお礼を言いたかったのですが……。

若松城
……何だか、間に割って入りづらい感じだったな。

やくも
けど、そのうち所領に来てくれるってんなら、
その時にえっぱい、だんだんね、って伝えればいいだに!

千狐
それでは、殿。所領へ帰還するとしましょう!
此度の遠征も、本当にお疲れ様でした。

かまいたちの影 -絶-

約定通り所領へとやってきた上田城。出迎える者
たちの中に真田丸の姿が見当たらないのを不審に
思った上田城は、やくもと共に捜索を開始する――。

前半
――かまいたちとの戦いから数日後。

上田城
やぁ、殿。約束通り其方の所領に邪魔させてもらってるぞ。
変わりなく元気そうでなによりだな。

殿
…………。

殿
…………!

上田城
ああ。手土産ももちろん、この通りだ!

千狐
すごい……これが噂の信州上田のお蕎麦ですか!?

やくも
本当にこげにえっぱい貰っちゃってえーんかや?

上田城
ああ。遠慮などしないでくれ。
真田丸を預かってもらっているのだからな、
むしろこの程度の蕎麦では足りないくらいだ。

上田城
……と、
それより先ほどから真田丸の姿が見えないのだが、何処にいるんだ?

柳川城
そういえば……今日は我々も真田丸さんを見ていませんね。

千狐
おかしいですね……。
上田城さんがいらっしゃるということで、
昨日は何やら準備をしていたようなのですが……。

上田城
まぁ、いい。こちらから会いに行けば済むことだな。
とりあえず所領内を適当にぶらつかせてもらおうぞ。

殿
…………!

やくも
だったらうちもついていくがやー!
所領内の案内くらいはできるけん、まかしときぃ♪

上田城
助かるよ、やくも。では行こうか!

やくも
だにー! それじゃあ、まずは
うちが先日修理したばっかりの厠からご案内がやー!

――数刻後。

上田城
おかしい……。

上田城
どこを探しても真田丸が見当たらぬぞ!

やくも
変だにぃ……。
いつもなら雑賀城らと一緒に修行してるんやけどぉ。

やくも
というより、今日の所領内には
城娘さんがいつもより少ない気がするだに!

上田城
城娘が少ない? どういうことだ?

やくも
だってな、いつもだったらちっこい城娘さんたちが
日中はここらで遊んでるんやけど、それも見当たらんし、

やくも
何より、所領内がこげに静まりかえってるなんて
今までにないことだに! おかしいだに!

上田城
常態にあらざる所領……というわけか。

上田城
もしや、私が来たことに何か原因でもあるのだろうか……?

やくも
――あっ!?

上田城
どうした、やくも!?

やくも
も、もしかしたら……。
あの城娘さんとこにいるのかもしれんだに!

上田城
どうやら心当たりがあるようだな!
ならば其奴のもとまで案内を頼む!

やくも
わかっただにー!
上田城、全力でついてくるがやー!

――所領内・とある城娘の自室。

新宮城
……ん? どうしたのじゃ、やくもよ?
おぬしが自ら妾のところに来るとは珍しいのぉ。

新宮城
あ、さては妾のなれ寿司が食べたくなったのか?

やくも
食べたいんは食べたいんやけど、
今はそういうことじゃないだに……。

やくも
なぁ、新宮城。またうちらに黙って、
ちっこい城娘さんたちをお持ち帰りしてないかや?

新宮城
…………え?

佐賀城
ンだと!? 新宮城、オメェまたやったのか!?

新宮城
ば、バカを言うでない!
おぬしの監視下でそんなことができるわけないじゃろうが!

新宮城
……って、そんなことを妾に訊くということは、
所領内の幼き城娘に何かあったのか?

やくも
だに……。
真田丸や他のちっこい城娘さんたちの姿が朝から全く見えんけん、
あんたがまた部屋に連れ込んでるんやないかと心配になったんだに。

上田城
――また、真田丸を部屋に連れ込む……だとぉっ!?

上田城
おい貴様ぁっ! 私の愛娘に何と破廉恥なことをぉぉっ!

新宮城
待て! 待つのじゃ! 今回ばかりは誤解じゃぁっ!

新宮城
――というか、おぬし誰じゃ!?
真田丸が愛娘って……も、もしかして、あの上田城か?

上田城
然り! 故に貴様の行動如何では実力行使も厭わぬぞ!

新宮城
ぐぇ――ちょ、ちょっとは落ち着かぬか!
首、くびぃ、しまってるって……うぐぐ……妾は、ほんっとーに知らぬのじゃぁ~!

新宮城
あ、いや待てよ……。
妾じゃないとしたら、もしかして――。

――所領内・別室。

吉田郡山城
……ということで、私の許へと来たと?

新宮城
頼む、吉田郡山城よ!
おぬしの口から妾の無実を証明してほしいのじゃ!

吉田郡山城
と言われましても、私も今はじめて
所領内の異常を知ったわけですし……。

桜尾城
とはいえ、行方が知れぬ城娘たちが
それほど多くいるとは驚きですな。

桜尾城
何か良からぬことになっていなければいいのですが……。

吉田郡山城
よ、良からぬこととは……!?

上田城
まさか……誘拐!?

やくも
…………。(じぃ~)

新宮城
いや、だから何で妾を睨むのじゃ!

佐賀城
前歴を知ってるやくもからすれば、
疑うのは当然だろうが!

やくも
うぅぅ……。

やくも
……もう、こげなとこにいられんだに!
うちは自分の部屋に帰らせてもらうがや!

吉田郡山城
やくもさん――!!

桜尾城
その言動はまずい――!!
十中八九、次の犠牲者はやくも殿になってしまいますぞ!

佐賀城
ってことで、わりぃが捕捉させてもらうぞ、やくも!

やくも
だにぃ……。

上田城
とにかく、今はこんなところでふざけあってる場合じゃない。

上田城
悪いが、皆で手分けして所領内を見て回るぞ!

――数刻後。

佐賀城
……で、結局
真田丸たちは見つからなかったと。

吉田郡山城
…………はい。

上田城
すっかり日も落ちたというのに
手掛かり一つ見つけられないとは……。

やくも
やっぱり、誰かに誘拐されたんじゃ……。

佐賀城
けど、吉田郡山城も新宮城も此処にいるんだぞ!
他にいったい誰が連れてくっていうんだよ!

新宮城
…………うーむ。

上田城
――はっ!? さては貴様! 
やはり最初から嘘をついていたのか!?

新宮城
じゃから違うと言っておるじゃろうがぁ!
然様に物騒な殺気を向けるでない!

上田城
ならばいったい誰が……。

佐賀城
誘拐と仮定すれば、動機の点から言って、
上田城か真田丸本人に恨みを持つ者とするのが妥当だろうが……。

上田城
なに!? 真田丸は所領内で誰かに恨まれるようなことをしてるのか!?

吉田郡山城
いえ、その点に関しては心配いりません。
真田丸さんは可愛いだけでなく、とてもお行儀の良い城娘さんですから、
誰かに恨まれるということは決して無いはずです……。

上田城
ならば、どうして……。

やくも
…………か、かまいたち……。

上田城
え……?

やくも
かまいたちが真田丸たちを連れ去ったんじゃないかや!?

吉田郡山城
そ、そんなまさか……!?

佐賀城
そうだぜ、やくも……。
所領内には邪気を孕むヤツらは入れないはずだぞ!

新宮城
しかし、山菜を採りに行こうと
所領外に出たところを待ち伏せされてたとしたら?

上田城
……なん、だとぉ!?

新宮城
そして、河童や天狗たちも一緒になって、
真田丸らを襲ったのだとしたら――――――。

後半
上田城

あああぁあぁぁあぁぁぁあああっ!? 
こ、こうしちゃおれんっ! すぐに所領外に出て助けに行かねば――っ!

新宮城
所領外の捜索ならば妾に任せよ!
こんなこともあろうかと、幼き城娘らの匂いは全て黒兎たちに把握させておる!

上田城
さらっとすごいこと言ってるが、
今この時にあっては頼もしいことこの上ないっ!

新宮城
ということで、頼むぞ黒兎たちよ!

新宮城
…………。

新宮城
……え? 
幼き城娘たちは、すぐ近くにいる?

新宮城
そんなバカなこと――

新宮城
――って、あれ?

真田丸
…………はぁはぁ。
お、遅くなってしまい申し訳ありません、母上!

上田城
――真田丸っ!?

上田城
こんな遅くまでいったい何処をほっつき歩いていたのだ!
私がどれだけ心配したかわかっているのか!

真田丸
す、すみません……母上。

若松城
お、おい……そんなふうに叱らないでやってくれよ!
これには訳があるんだからさ……。

三崎城
そ、そうですよ!
真田丸さんはお母さんのためにって、これを取りに行ってたのですよ?

上田城
……え?

真田丸
は、母上……あの……。

真田丸
先日のかまいたちとの戦においての助力も……そうですが、

真田丸
えっと……。
いつも私のことを心配してくれて……本当に感謝しています。

真田丸
普段は面と向かって言えないから、
……この機会にちゃんと伝えておこうって思って……。

真田丸
だから、この花に想いを込めて……贈ることにしました。

上田城
……こ、これは。

上田城
何と美しい花束か……。
これほどのもの、そうそう見つかりはしないぞ!

雑賀城
ああ……。
だからこそ、探すのに手間取ってしまったんだ。

三崎城
でも、まさかあんな所にこれほど美しい花が咲いているなんて驚きでした!
雑賀城さんが石山御坊さんへ贈るための花を彼処で採取し――もがっ!?

雑賀城
余計なことを言うな、三崎城……。

三崎城
……す、すみません。

上田城
…………。

吉田郡山城
よかったですね、上田城さん。
まさか斯様に素晴らしき贈り物のために皆さんが奔走していたなんて。

新宮城
いいのぉ、いいのぉ~。
妾も幼き城娘らに花を貰いたいものじゃ――

新宮城
――って、上田城?
急に顔を伏せて……どうしたのじゃ?

上田城
な、なんでもない……ぐすっ……。

新宮城
おっ!? おおぉ!?
もしかして……泣いておるのか?

上田城
そ、そんなわけあるか!
私は上田城だぞ! 人前で泣くなど……。

上田城
ぐすっ…………泣くなど……うぅぅぅ…………。

桜尾城
ふふ、愛娘から花束を貰って
感動しない親がいるはずありませんからね。

佐賀城
ははっ、ちげぇねぇ。

上田城
だから違うと言っているだろぉ!

上田城
うぅぅ……これは、目に塵が入っただけだ!
花束程度で、この私が喜ぶわけ――

真田丸
――そうですか……やはり、お気に召しませんでしたか……。
ならばこの花は処分するしか………………。

上田城
だぁぁっ! そんな悲しげな目で私を見るな真田丸!

上田城
嬉しいさ! 嬉しいに決まってるだろう、馬鹿者!
だが、こういう不意打ちは卑怯ではないか、真田丸!?

真田丸
……卑怯?

真田丸
ふふ、卑怯千万大いに結構!
要は母上に拙者の想いが伝わればそれでいいのですから。

真田丸
……そうですよね、雑賀殿?

雑賀城
まったく……キミってやつは。
相変わらず上田城のこととなると容赦がないんだから。

そう言って真田丸と雑賀城は小さく笑みを交わし合うと、
両手いっぱいの花束を渡しに、上田城の傍へと歩み寄るのだった。



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