ストーリーテキスト/第50話_想起への路_~能登~

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第50話 想起への路 ~能登~[]

川中島の戦で、武田信玄と上杉謙信の名をそれぞれ
冠した巨大兜を倒してから多くの時が過ぎた。未だ
目覚めぬ柳川城を前に一同は不安と疑心に苛まれる。

前半
――所領。

川中島での戦いから、一週間が経過していた。

殿
…………。

雑賀城
……まだ柳川城は目覚めないか。

やくも
前よりも長く眠っちょーのが心配だに……。

雑賀城
……柳川城が未だ目覚めないのは、
立花山城、お前が原因なんじゃないのか。

立花山城
ふふ、どうしてそう思ったのかしら?

雑賀城
まず兜の侵攻に困る鍋蓋城、乙女城たちを駿河へ
行くよう仕向けたのはお前だ。

雑賀城
とすれば、駿府に巨大兜がいると我らに告げた文の
差し出し人も自ずと分かる。

雑賀城
……もちろん、お前以外にあり得ない。

立花山城
ふぅん、それで?

雑賀城
まだあるぞ。
川中島での戦の前……柳川城が最初に倒れた夜の件だ。

千狐
そういえば……直後に戦が控えていたこともあり、
聞けずじまいでしたが……何があったんですか?

雑賀城
……あの夜、柳川城は突然森へと走り出した。
後を追い、姿を見つけた時には泣いていたんだ。

雑賀城
『何も思い出せなくてごめんなさい』と……。

立花山城
…………ふん。

雑賀城
あの時、柳川城に会ったのはお前じゃないのか。
何を言ったのかは分からないが……。

立花山城
柳川城が会ったのが私、ね。

立花山城
でも断じる根拠はないでしょう?

雑賀城
……あぁ、現時点ではあくまで推測に過ぎない。

雑賀城
だが、柳川城に向ける強烈な憎悪。
なれば、お前が柳川城に何かしていないとは言い切れないのも事実だろう。

立花山城
あら、ずいぶんと買ってくれているのね?
私なら柳川城に害を成せる城娘だと?

雑賀城
…………。

雑賀城
……おまけに、会ったことのないはずのボクや多聞山城のことを知っていたり、
殿を木偶呼ばわりしたり……。

雑賀城
極めつけは『柳川城に全てを奪われた』だと?

雑賀城
柳川城は……彼女は他人から何かを奪うような城娘じゃない!

やくも
そうがや!
柳川城は優しくて、礼儀正しくて、いい城娘だに!!

立花山城
…………。

立花山城
……ふっ……ふふっ…………。

立花山城
あっはははははははははははははははは!

千狐
何が可笑しいのですか!

立花山城
可笑しいに決まっているじゃない?
だって貴方たちがそこまで愚かだなんて思わなかったのだもの!

殿
…………!

立花山城
私が敵方なのか、味方なのか、って?

立花山城
貴方はどう思うの?

殿
…………。

立花山城
……そう。ずいぶんと柳川城に惑わされているみたいね。

千狐
例え貴方が何を言ったとしても、
意図を明かさない相手をどうして信じられましょうか。

立花山城
意図?
私の意図は、先導よ。

千狐
せ、先導……?

立花山城
いつまで経ってもグダグダグダグダ……。
雑魚にどれだけ無駄な時間を使っているのよ?

立花山城
最初は様子見だけと思っていたけれど、もう限界。

立花山城
……殿、柳川城の代わりに私を連れて行って。
これから先、私が導いてあげるから。

殿
…………!?

やくも
何言っとるがや!
柳川城を置いてなんていけないだに!

雑賀城
そもそもからして信用できないお前を、
殿が連れていくわけないだろう!!

立花山城
黙りなさい。私は殿と話しているの。

立花山城
ねぇ、殿……。

殿
…………。

立花山城
…………そう。

立花山城
……それが、貴方の答えなのね。

殿
…………。

立花山城
……まぁ、必要ないというのなら仕方ない。
だったらもう好きにしなさいな。

雑賀城
元よりそのつもりだ!

立花山城
あらそう。
……なら、もうここに留まる意味もなさそうだし、私は行くわ。

立花山城
いずれ、貴方たちも悟るでしょう。
自分たちが信じていたのは、いったい何だったのかとね。

殿
…………。

雑賀城
…………。

千狐
……霊気が離れていく。
どうやら、本当に去っていったようです。

やくも
あの城娘、何だったんがや?
好き放題わけのわからんこと言ってただけだにぃ!

千狐
千狐にも分からないわよ……。

雑賀城
……殿、立花山城が何を考えているのかは分からないけど、
野放しにしておくのはかなり危険だと思う。

雑賀城
もし、許してくれるのなら、
ボクは立花山城の監視をしに行くよ。

殿
…………?

雑賀城
うん、多聞山城たちには文でちゃんと伝えておく。
多分、事情を聞いたら賛成してくれると思うし……。

雑賀城
何より、ボク以上の適任なんてきっといないと思うからね。

殿
…………!

――ん……んぅ……。

千狐
今……柳川城さんが……!

やくも
柳川城! 起きるがや!

柳川城
ん…………。

柳川城
……あれ、ここは……所領……?

殿
…………?

柳川城
は、はい……体は大丈夫ですが……。

柳川城
どうやら、また倒れてしまったようですね……。
一度ならず二度までも、申し訳ありません……。

雑賀城
気にすることはない。
君のおかげでボクらは助かったのだから。

柳川城
え? 私のおかげ、とは……?

やくも
あれ、覚えてないんかや?

やくも
柳川城、突然ものすごい力をばーんって出して、
巨大兜二体を消し飛ばしちゃっただに!

やくも
まぁ、少しだけ雰囲気は怖かったんやけど……。

柳川城
わ、私がそのようなことを……?

雑賀城
今、意識的に力を出すことはできるかい?

柳川城
む、無理です!
私はただの城娘ですし、隠している力などありません……!

柳川城
……ん?

千狐
どうかしましたか?

柳川城
何か、懐に……。

柳川城
…………文?

殿
…………?

柳川城
内容は……。

――能登を始めとし、北陸道へ向かえ。
失くしたものを求めるならば。

柳川城
………とだけ、です。

千狐
ほ、北陸道?
しかも能登を始め、とは、どういうことでしょうか?

やくも
そもそも、誰が書いた文がや?

雑賀城
いつから懐に文が?

柳川城
……分かりません。

柳川城
ですが……さすがに二度も倒れるようでは、
今の状態を放置するわけにもいきません。

柳川城
本当に私に強大な力が秘められているのだとしたら、
まかり間違って暴走させるような真似は避けたいですし……。

殿
…………。

鍋蓋城
――殿、ちょっと話が……。

鍋蓋城
って、柳川城! 起きたのか!

乙女城
わぁ、良かったです!

柳川城
鍋蓋城さん、乙女城さん……!
ご心配をおかけしました。

乙女城
いえいえ……良かったです……。

鍋蓋城
そっか。柳川城が起きたんならちょうど良かったかもな。

鍋蓋城
悪いんだけどよ、私ら二人はそろそろお暇しようと思ってたんだ。

乙女城
兜たちのね……動きが再び活発になり始めてるって、
新府城ちゃんから文が届いたから……。

殿
…………!

千狐
いいえ。むしろ、これまで所領に留まっていてくれて助かりましたわ。
本当にありがとうございます。

鍋蓋城
大変そうな時に、悪いとは思うよ。
でももし、また機会があったら肩並べて戦おうな。

乙女城
私も……鍋蓋城ちゃんと一緒に行きますから……。

殿
…………!

やくも
今までだんだんね!

鍋蓋城
時に、殿たちはこれからどうするつもりなんだ?

千狐
……これから、といっても関ケ原の結界は相変わらずですし。

柳川城
何より、この文以上の手がかりや目標がないのも事実……。

殿
…………。

殿
…………!

柳川城
えぇ、虎穴に飛び込みましょう!

雑賀城
決まりか。
じゃあ、ボクも行ってくる。何かあったら知らせるよ。

雑賀城
……ということで、今言った通りだ。
殿たちは北陸道。ボクは立花山城の尾行と監視だ。

鍋蓋城
……分かった、気をつけてな。

雑賀城
君たちも。帰り道は兜に十分警戒していけよ。

柳川城
…………?

柳川城
(立花山城、とは…………?)

――数日後、能登国。

墨俣城
あぁ~、風が気持ちいい~。

大聖寺城
…………。

大聖寺城
そろそろ、此地に来た目的を話してくださいませんか。
墨俣城さん。

墨俣城
……というか、話さない限りどこまでも無言でついてくるでしょ。

大聖寺城
はい、そのつもりでおりました。

墨俣城
もー……相変わらず堅いなぁ。

墨俣城
もうちょっと気楽に構えればいいのに。

大聖寺城
……堅い、ですか?

墨俣城
あー、違うの、ごめんごめん。
責めてるわけじゃないよ……。

墨俣城
肩肘張らず、気楽に行こうよって言いたかったんだ。

大聖寺城
…………。

大聖寺城
……お言葉、そっくりそのままお返しします。

大聖寺城
最近の貴方は……何だか張り詰めていたようで、
少し、心配でした……。

墨俣城
…………。

墨俣城
隠してたつもりだったけど……、
やっぱり、ボロが出ちゃったかな?

大聖寺城
……いいえ。きちんと隠しきれていましたよ。

大聖寺城
ただ、貴方は大事なことほど隠す傾向にあります。
それを念頭に置いて、観察していれば想像もつくというもの。

墨俣城
そっかぁ……。

墨俣城
……でもね、私が何とかしたかったのは、
まさに大聖寺城が知ってた、『傾向』のことだよ。

大聖寺城
というと……。

墨俣城
……城娘の『業』。

墨俣城
『業』が有る故に、『城娘』は在る。
けれど、『城娘』は『業』によって苦しむことも多い……。

墨俣城
……そして『業』により戦場に引きずり込まれていく。
本当は、守る為に生まれた存在のはずなのにね。

大聖寺城
ですが、何とかする、と言っても……、
一介の城娘が解決を図るには身に余ることのように思いますが。

墨俣城
でも、足掻かないとまずい事態が迫ってる。

大聖寺城
……え?

墨俣城
……大聖寺城、千代ちゃんって知ってたっけ?

大聖寺城
千代ちゃん?
確か、お名前だけはいつぞやの貴方の口から聞いたことがありますが。

墨俣城
千代城ちゃんっていって、陸奥国の方の城娘なんだけどさ。

大聖寺城
……いつの間に陸奥国の城娘と交流を持っていたのですか?
つくづく、墨俣城さんの交友範囲は広いですね。

墨俣城
……うぅ、人をチャラい女だ~みたいな目で見るのはやめてよぉ。

墨俣城
情報って大事でしょ? 得るためには味方たくさん作らないとでしょ?
私間違ってないよねぇ……?

大聖寺城
……まぁ、そうですね。

墨俣城
……で、話戻すけど。
千代ちゃんからの文にはこうあったんだよ。

墨俣城
『協力者を欲するなら、能登国に行くといい。
 柴田勝家の名を冠する巨大兜の討伐を考えているなら』ってね。

大聖寺城
……なるほど、豊臣の『業』ですか。

墨俣城
ううん。巨大兜を倒したいと望んだのは、紛れもなく私の意志。
『業』なんかじゃないよ。

墨俣城
でも、私が『墨俣城』という豊臣の『業』を持つ城娘である限り、
おそらく柴田勝家の名を持つ巨大兜との戦いは避けられない……。

墨俣城
私が負ければ、愛する土地が、人々が、兜に蹂躙される……。
万に一つも負けは許されない。

墨俣城
だったら、協力者は一人でも多い方がいい。
……そう考えて、私は此地に来たんだよ。

大聖寺城
なるほど、ひとまず墨俣城さんが何を考えていたのかは理解しました。

大聖寺城
ですが、一つ考慮していないことがありますね。

墨俣城
えっ?

大聖寺城
……貴方の決意は、私に無関係な話ではないということです。

墨俣城
……大聖寺城のことだから、そう言うだろうとは思ってたよ。

墨俣城
でも、だからこそ巻き込みたくなかったんだけどな。

大聖寺城
貴方が柴田勝家の名を冠する巨大兜と戦うと決めたのが
自分の意志だというのなら、私も同じだと思えませんか?

大聖寺城
柴田勝家という名は、私自身にも深く関わる名なのですから。

大聖寺城
だから、先に相談してほしかったですね。
同じ志を持つ城娘として。

墨俣城
……そっか。そうだよね。ごめん。

大聖寺城
……いいえ。
こうして今貴方といるのですから、もういいんですよ。

……イザ…………イザ……。

墨俣城
ん? 今、何か聞こえたよね。

大聖寺城
海の方から聞こえましたが……。

鯨形兜
イザ……イザ……。
此地ヲ……蹂躙セン……。

墨俣城
兜だ!

大聖寺城
海中から、次々と……!

――えぇ、邪気はこちらから……!

大聖寺城
まずい、何方かを巻き込んでしまいます!

墨俣城
今の声は……!

千狐
ちょうどこの辺りです!

殿
…………!

墨俣城
やっぱり! 殿! 柳川城!

柳川城
墨俣城さん!? どうして……。

柳川城
いえ、話は後ですね!
兜たちが来ていることですし、ひとまず助力いたします!

墨俣城
ありがとう! すっごく助かります!

千狐
殿! ここなら周囲の岩場も利用できそうですわ!
必要に応じて身を隠したり、裏から攻撃いたしましょう!

殿
…………!

墨俣城
さ、とっとと殲滅しちゃいましょう!

後半
墨俣城

ひえぇ、思ってたより大軍だったね……。

大聖寺城
えぇ……。私たち二人だけでは
間違いなく倒しきれなかったでしょう……。

大聖寺城
突然の戦いだったというのに、
助太刀、助かりました。ありがとうございます。

柳川城
いえ、あれだけの数であれば、
きっと私たちだけで相手しても苦戦したのは同じでした。

柳川城
ですから、こちらこそご協力感謝いたします。

大聖寺城
……時に、墨俣城さん。
先程『やっぱり』と仰っていましたが。

墨俣城
あれ? 紹介してなかったっけ?

墨俣城
こちら、殿、柳川城、千狐ちゃん、やくもちゃんだよ。

千狐
よろしくお願いいたしますわ。

大聖寺城
私は大聖寺城と申します。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

殿
…………。

墨俣城
殿たちと私は戦友のような間柄なんですよー。

大聖寺城
そ、そうなのですね。

大聖寺城
(戦友と仰るわりに、墨俣城さんの口から
 この方々のお話を伺ったことがないのですが……妙ですね……)

やくも
しかし、たまたま会えて本当に良かっただに……。
お互い助かって万々歳って奴だがや!

柳川城
(……たまたま?)

柳川城
(本当にたまたまなのでしょうか……?)

やくも
ところで、墨俣城たちは何しに来てただに?

墨俣城
私たちは、巨大兜討伐の協力者を探しに来たんだよ。
千代ちゃん、もとい、千代城からもらった文では、ここに行けっていうからさ。

柳川城
巨大兜……?

墨俣城
冠する名前は柴田勝家。
……彼奴はいずれ、北陸に来るはず。

墨俣城
巨大兜はかつて越中にいたけれど、その後どこかへと向かっていった。
なら、戻ってこないはずがない。

墨俣城
冠した名に依るのならば、
此地と奴の間には深い縁が繋がっているからね。

千狐
そういえば……千代城さんが我々の畿内遠征の最中に出会し、
勝てなかったと言っていた巨大兜がおりましたね……。

墨俣城
あぁ、千代ちゃんの文に書いてあったね。
巨大兜は柴田勝家の名を冠していた、と。

柳川城
ということは……我々の前に立ちはだかる時も
そう遠くはないということでしょうか。

千狐
いずれにせよ、脅威が近いというのなら
気を引き締めて参りましょう!

墨俣城
……で、殿たちはどうしてここにいるんです?

殿
…………。

殿
…………。

殿
…………。

墨俣城
柳川城の失われた記憶の手がかりを探しに北陸道に、ですか。

大聖寺城
能登国が最初の手がかり……ということなのでしょうか?

柳川城
恐らくは……。

やくも
どうがや? 柳川城。
風景を見てて何か思い出したりせんかや?

やくも
ひろーい海、切り立った岩場……。
荒々しくもでっかーい光景だに。

柳川城
うーん……特に何も閃いたりしませんが……。

墨俣城
何だろう? 何が関係あるのかな。

墨俣城
海? 砂浜? 岩場? 能登? 北陸?

柳川城
どれもぴんと来ませんね……。

大聖寺城
…………あ。

墨俣城
何、大聖寺城?
もしかして何かに気付いた?

大聖寺城
いえ、そうではなく……、
ちょうど手持ちの傷薬が切れまして……。

墨俣城
うわぁ、これから戦いが控えてるのを想定してるのに、マズいね……。

墨俣城
仕方ない、用立ててもらいに行こうか。
確か備蓄の薬もほとんどなくなってなかったっけ?

大聖寺城
ええ……。

墨俣城
じゃ、ますます行かなきゃダメだ。

墨俣城
ということで殿、私たち越中に行きたいんですが……、
殿たちの都合は如何でしょう?

殿
…………。

柳川城
そうですね、いつまでも同じ場所にいても仕方ないですし……、

柳川城
なにより、北陸道を巡るつもりですから、
いずれにせよ越中国に用があるのは私たちも同じです。

柳川城
ですので、ご迷惑でなければご一緒させていただけないでしょうか。

墨俣城
迷惑なわけないよ! 一緒に行こう!

やくも
わーい! 道連れが増えたがやぁ!

殿
…………!

墨俣城
それじゃあ、越中国に出発ぅ!



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