ストーリーテキスト/村でうわさの天狗の子

ページ名:ストーリーテキスト/村でうわさの天狗の子

目次

村でうわさの天狗の子[]

村でうわさの天狗の子 -前-

大和の地に新たなる妖怪の姿あり――。
長浜城より報じられた言を耳にした殿は、
仲間の城娘たちを引き連れ大和国へと出立する。

前半
――大和国・某所。

満ちたる月光の下、今まさに、
ひとりの少女が出立の時を迎えようとしていた。

柳生城
それでは、しぎ様!
行ってきま~~~すっっ!!

信貴山城
……ん?
行くって、いったい何処に行くのですか?

柳生城
――えっ!? あ、あれ……?

柳生城
さっきまで話してましたよね? 
わたし、天狗退治に行くって……。

信貴山城
あぁ、そう言えばそうでしたね。

信貴山城
全然興味が無かったもので、数秒で忘却しちゃってたようです。

信貴山城
てへ♪

柳生城
てへ♪、じゃないですよぉ~! もぉ~!

柳生城
まったく……しぎ様は相変わらずなんですからぁ……。

柳生城
いいですか? 戸締まりはしっかりですよ?
わたしの住処に盗人が入ったら困りますからね!

信貴山城
いや、というより何故に私が
姉妹でもない貴方のおうちでお留守番を?

柳生城
――そこから説明が必要なのですかっ!?

柳生城
うぅぅ……妹分としてずぅぅ~っと前から
お仕えしてたというのに……!

信貴山城
冗談ですよ、冗談。
見苦しいので鼻水たらして泣かないでください。

柳生城
垂らしてなんかないですって! 
嘘はだめですよ、しぎ様ぁっ!!

信貴山城
あらぁ~。

柳生城
雑に誤魔化さないでぇ~っ!!

信貴山城
てへ♪

柳生城
何でもそれで済まそうとしないでくださいっ!!

柳生城
ハァ……ハァ……な、なんか……出発する前から、
すごく疲れちゃったよぉ……。

信貴山城
それよりも、早く行かなくていいのですか?
天狗退治にいくのでしょう?

柳生城
誰のせいでグダグダになってると思ってるのですか!

柳生城
もう、ほんとにお願いしますよ、しぎ様!
行っちゃいますからね、わたし! お留守番、頼みましたからねぇ~!

信貴山城
はいは~い、いってらっしゃ~い。

信貴山城
…………。

信貴山城
…………にしても。

信貴山城
妖怪を相手にするとは、また面倒なことを。

信貴山城
そもそも……あのこだけで、本当に大丈夫でしょうか?

信貴山城
…………。

信貴山城
…………そういえば。
私、何か忘れてるような気が……。

信貴山城
う~ん。

信貴山城
まぁ、忘れてるということは、
それが些事である何よりの証拠でしょうね。

岩櫃城
――柳生城さ~ん、おっ待たせしました~っ!
天狗退治なら、この岩櫃城にお任せぇ…………。

岩櫃城
ってあれれっ!? 信貴山さん、柳生城ちゃんはっ?
私、助っ人要請的な感じで三日前にお手紙もらったと思うのですが?

信貴山城
…………。

信貴山城
…………はい?

岩櫃城
――お心当たり皆無っ!?

岩櫃城
いやいや、これですこれ! 
この手紙にちゃんと書いてあるじゃないですかぁ!

信貴山城
あぁ、そういえば柳生城のためにと、
そんな手紙を書いたような気もします。

信貴山城
なるほど……これは確かに些事ですねぇ。

岩櫃城
……些事?

信貴山城
いえいえ、お気になさらず。

信貴山城
ただ、柳生城ならば既に出発してしまいましたよ。

岩櫃城
えぇぇえっ!? そ、そんなぁ~!

岩櫃城
どちらに向かった感じですかぁ!? 
私、すぐに追いかけますよぉ!

信貴山城
う~ん。

信貴山城
……どちらに向かったのでしたっけ?

岩櫃城
私に聞かれても分かるわけないじゃないですかぁ~!

信貴山城
……ふふふ。

岩櫃城
あ~っ! その顔は知ってて教えない的な表情ですねぇ!
信貴山さん! ふざけてる場合じゃないですよぉ~!

信貴山城
まぁまぁ、落ち着いてください。

信貴山城
柳生城にとって此度のことは良き機会……、
たまには独りで何かをさせてみましょうよ。

信貴山城
あのこ、私や箕輪城に甘えてばかりですからね。

岩櫃城
だ、大丈夫ですかぁ?
妖怪って、けっこう強いって噂ですし。

信貴山城
何とかなるでしょ……たぶん。

岩櫃城
たぶんって……はぁ、心配ですぅ。

信貴山城
ふふふ……。

信貴山城
(いずれにせよ、大事とあらば、
恐らく殿一行も現れるはずですからね……)

信貴山城
とりあえず、我々はお留守番しながら、
柳生城の帰りを待つとしましょう。

岩櫃城
はぁい……。

――翌日早朝・所領の工房。

其処では、鮮烈な金属音を響かせながら、
やくもが傷ついた武器の修復作業を行っていた。

やくも
かちーんっ、かちーんっ! 
もう一つオマケにかちーんっ、だにぃ!!

やくも
ふぅ……だいたいこんな感じやね。

やくも
ほい、千代城。
ちゃんと直ってるかどうか確認してほしいだに。

千代城
おぉ……刃こぼれしていた部分が見事に直っておる!

千代城
どうやら、また腕を上げたようじゃな、やくも。

やくも
そうなんかや?
うーん、自分じゃあんまり実感ないだに。

千代城
わらわが言うのだから間違いないのじゃ。
少しは自信を持っていいと思うぞ。

千代城
それに、おぬしのような有能たる神娘がいるからこそ、
わらわたち城娘は安心して武器を使えるのじゃからな。

やくも
――有能っ!?

やくも
何だか、ものすっごく誉められてる気がするだにぃ!

千代城
気がする、ではなく、実際誉めておるのじゃ。

やくも
えへへ、そうかやぁ。
うちは有能な神娘だったんやねぇ。

やくも
この調子なら、そのうち千狐みたいに、
兜さんらの霊気を探知したり、時空転移術なんかも使えるかもやね。

千代城
これこれ、あまり調子に乗るでない。
浮かれて天狗になれば、おぬしの腕を鈍らせる結果となるやもしれぬぞ?

やくも
天狗になる? どういうことがや?
うちはうちだに。天狗さんになんかなれんだに。

千代城
……お、おぬし。
もしや『天狗になる』という言葉を知らぬのか?

やくも
――まったく!

千代城
な、なぜそこで胸を張るのじゃ……!?

千代城
ま、まぁよい。
どこぞで恥をかく前にわらわが教えてやるのじゃ。

千代城
いいか? 天狗になる、とは
得意になる、いい気になって自慢する、といった意味があってじゃな、

千代城
高慢たる者に対して使われる言葉なのじゃ。

やくも
ほへぇ……知らんかったがや。

やくも
てっきりうちの鼻が天狗みたいに
うにょーんって伸びるんかと思ったがやぁ。

千代城
ふふっ、まぁそれはそれで見てもみたいところじゃが――

長浜城
――殿ぉぉぉおっ、みんなぁぁぁああ!
大変大変っ!! とんでもない大事件だよぉぉぉお!!!

千代城
むっ――長浜城!?
そのように慌てて一体どうしたというのじゃ!?

長浜城
それがね、それがね!!

長浜城
鬼や河童とは違う新たな妖怪が、大和国に出現したって噂だよっ!!

千代城
――な、なんじゃと!?

やくも
そういうことなら、すぐに殿さんに報せるだにぃ!!

こうして、長浜城の報告が殿へと行き届くと、
間もなく、大和国への遠征が決することとなった。

――数刻後・大和国某所。

千狐
殿、どうやら此処が長浜城さんの報告にあった、
新たな妖怪が出現したという場所のようですわ!

千代城
既に邪気が満ち満ちておるな……。

千代城
これまでの鬼や河童の出現時と同様、兜らによって、
此の地に封じられし妖怪が解き放たれたと見て間違い無かろう。

柳川城
此の地に封じられし妖怪……。

柳川城
いったい、どのような妖怪なのでしょうか?

長浜城
えっとね、確か聞いた話では――

柳生城
――天狗だよ。

長浜城
そうそう、天狗が出たって噂で……。

長浜城
――って、あなた誰なのぉっ!?

柳生城
ふっふっふ……誰だと訊かれたからには名乗らなくちゃだよね~?

柳生城
いいでしょう、いいでしょう!
此処は格好よ~く、ぎゅぎゅっと自己紹か――

やくも
――分かった、あんたが天狗やね!

柳生城
……ふぇ?

鬼ヶ城
おいおい、まじかよ!?
こんなちっこくて弱そうなのが妖怪だってのか?

不来方城
どうみたって、そこいらの町娘にしか見えないぞ?

柳生城
――ちっこくないし、弱くもないよっ!!

柳生城
っていうかそもそも、わたし天狗じゃないもん!

桜尾城
ほっ、それはよかった……。

桜尾城
このような愛らしい子猫ちゃんと
戦わなくてはならぬのかと肝を冷やしましたぞ。

千狐
偶然この地に迷い込んでしまった地元の町娘でしょうか?

桜尾城
然らば、この桜尾城が安全な場所までお連れいたしましょう。

桜尾城
さぁ、お手をどうぞ……お嬢様。

柳生城
――ぎゅぅっ!?
ど、どうしてわたしの手を握るのさぁ~!!

桜尾城
おや? 手を引くだけでは物足りませぬかな?

柳生城
そういうことじゃなくてぇ!

柳生城
わたしにはやらなくちゃいけないことが――

柳生城
――って、ちょ、ちょっとぉ!
お姉さんだかお兄さんだか知らないけど、抱っこしないでよぉ~!

桜尾城
ふふふ、恥ずかしがることなどありませぬぞ。
幼きつぼみならば、美しく咲き誇るまで切に御守りするのが大人たる者の使命。

桜尾城
親愛なる吉田郡山城様がいらっしゃれば、
おそらく同じことを仰ることでしょう。

柳生城
吉田郡山城って誰さぁ~っ!!

???
…………うふふ。

柳生城
――今何か見えた気がぁぁっ!?
緑の髪の女の人がぁぁああっ!!

桜尾城
こらこら、あまり暴れなさいますな……。

桜尾城
ふむ……どうやら此の地の邪気の影響か、錯乱されているご様子……。

桜尾城
一先ず、この桜尾城と共に安全な場所へと参りましょうぞ!

柳生城
いやぁぁあ~っ!! 放してぇ~っ!! 
何処に連れてくつもりなのさぁ~っ!!

鬼ヶ城
…………。

鬼ヶ城
……ふぅっ。ようやくどっか行ってくれたみたいだな。
ったく、とんだお転婆娘だぜ……。

天狗
――ソレハ汝ラモ同ジコトダト
兜ラカラ聞イテオルゾ……城娘ドモヨ。

鬼ヶ城
ぬぁっ!? 何だありゃぁっ!?

柳川城
赤き巨大な鼻に、有翼の姿形……!?

千狐
間違いありません、アレこそが天狗ですわ!


グガガガッ……随分ト遅ガッダナァ……。
トックニ天狗ノ封印ハ解イチマッタド。

千代城
――っ!?
鬼……やはり、おぬしらが封印を……!


――ザザッ!

兜軍団
――ザザッ、ザザザッ!!

兜軍団
ボクタチ兜モ、オ忘レナク!!

鬼ヶ城
何が、お忘れなくだ……相変わらず、
どこからともなく涌き出て来やがって……。

不来方城
まっ、どちらにせよ
天狗だか何だか知らねーがやることはいつもと同じだ!

鬼ヶ城
ああ……人に仇なそうってんなら叩きつぶすのみだぜ!

鬼ヶ城
殿、さっそく出陣だ!
気合い入れて行こうぜっ!!

後半
天狗

ホォ、城娘メ……ナカナカヤルデハナイカ。
鬼ヤ河童ダケデハ苦戦スルノモ当然カ。


――ンガッ!
ナ~ニ勝手ニ偉ソウナコト言ッデヤガル!


オメェトノ喧嘩ジャ、未ダニ
オデノ方ガ勝チ越シテルノヲ忘レタトハ言ワセネェド!

天狗
フン……地上戦ナラバノ話ダロウニ。

天狗
見ヨ! 我ガ飛翔戦法ノ前ニハ
鬼モ河童モ敵ワヌデハナイカ! ドウダ、手ガ届クマイ?


ンガガ……相変ワラズ性格ノ悪イ奴……。
封印解カナキャヨカッタド。

桃形兜
マ、マァマァ……喧嘩ナンカシテナイデサ、
今ハ殿タチヲ倒スコトヲ考エヨウヨ! ネ?


煩セェドッ! オデタチニ指図スンナッ!

桃形兜
アダッ!? 痛ッ、痛イッテッ!
分カッタカラッ! 謝ルカラ頭ヲカジルノハヤメテヨォッ!!

鬼ヶ城
…………。
アイツら、真面目にやる気あんのか……?

千代城
巫山戯ているように見えるということは、
それだけ敵に余裕があるということじゃ。

千代城
見よ、天狗の数も徐々に増え出しておる……。
封印から解き放たれたモノたちが集まってきておるようじゃ。

天狗
……城娘。

天狗軍団
アレガ兜ノ言ッテイタ城娘カ。

天狗軍団
人間トハ異ナル存在……フフッ、面白キ世ニナッタモノダ。

不来方城
くっ……一匹でも厄介だってのに次から次へと……!

鬼ヶ城
少し……戦力的に不利かもしれねぇな……。

殿
…………。

柳生城
…………ふっふっふ~っ♪
もしかして、窮地に立っちゃってるって感じかな、お姉ちゃんたち?

鬼ヶ城
――さっきの町娘っ!?
ばかっ! どうして戻ってきたんだ!

天狗
ムッ……何ダ、彼奴ハ……?

天狗軍団
人間ノ娘ノヨウダナ……。

天狗軍団
フフッ、チョウドイイ。
兜タチヨ、彼奴ヲ捕ラエ人質トシテシマエ!

兜軍団
――了解ッ! 了解ィッ!!

鬼ヶ城
まずい――っ!?
今からあの町娘んとこに駆け付けても間に合わねぇぞ!!

不来方城
おいっ! 早く逃げろっ! 殺されちまうぞ!!

柳生城
……殺される?

柳生城
あははっ、もぉな~に言ってるんだかぁ。

不来方城
笑ってる場合かよっ!
兜がお前を狙ってるんだって! 頼むから、逃げ――

隼形兜
――モウ遅イッ! 
サァ、我ラ兜ノ許ヘトクルノダ!

柳生城
や~だよ! 今こそ…………変身っ!!

兜軍団
ンナッ!? 
何ダコイツ……急ニ光リダシテ――!

柳生城
せぁぁあっ!!

兜軍団
――ギャァァアアッ!!

千狐
す、すごい……一刀で兜たちを斬り伏せた……!

やくも
そ、それに……あの姿は――!?

柳生城
えへへっ、城娘・柳生城!
ぎゅぎゅっと見参だよぉ♪

村でうわさの天狗の子 -後-

大和の柳生城――天狗との因縁浅からぬ其の城娘の
登場により、戦場は新たな熱を帯びる。天狗の
特性に注意しながら兜・妖怪の混合軍を討伐せよ!

前半
柳生城

えへへっ、城娘・柳生城!
ぎゅぎゅっと見参だよぉ♪

やくも
……や、柳生城?

不来方城
こいつはたまげたぜ……。
まさか、あのちびっこが城娘だったなんてな!

柳生城
そーだよ! わたしだってみんなと同じ城娘なんだから!

柳生城
まったく……ついさっきまで、桜尾城さんに抱っこされながら
かな~り遠くにまで連れて行かれて大変だったんだからねぇ!

桜尾城
何を仰る……柳生城殿の身の安全を心配すればこそではないですか。

柳生城
なら何で、あの緑の髪の城娘に引き渡そうとしてたのさぁ~?

桜尾城
吉田郡山城様の許が一番安全かと思うに至れりっ!

柳生城
いやいやいや! あの城娘、ちょっと怖かったからっ!
柳生的第六感がぴぴぴーんって警鐘ならしてたからっ!!

柳生城
って、そんなこと言ってる場合じゃなかった!
今は天狗を何とかしないとだよね!

柳生城
ふふっ、夢にまで見た天狗との対決……わくわくしてきたよぉ♪

千狐
あ、あの……柳生城さんは、
何だか天狗についてやけにお詳しいように見受けられますが……?

柳生城
当然だよぉ!

柳生城
だって、わたしは大和国の柳生城だからね!

鬼ヶ城
……はぁ?

鬼ヶ城
何言ってんだ、こいつ?

柳生城
……あ、あれ?

柳生城
わたしの名前を聞けば、大和国の人たちなら
だいたい納得してくれたんだけど……おかしいなぁ。

千代城
柳生……。

千代城
そうか、そういうことか!

千代城
柳生石舟斎という名の恐るべき剣の達人が、
かつて修行中に天狗を斬ったという話を聞いたことがあるのじゃ。

やくも
――人間が天狗を斬った!?
そ、それは本当なんかや!?

千代城
真偽は定かではないが、
そうした伝承は確かに此の大和の地に深く根付いておる……。

千代城
つまり、柳生の名を冠するあの城娘は、
そうした伝承そのものを確たる力へと転じさせることができるのじゃ。

柳生城
そうそう! そういうことっ♪

柳生城
と言っても、実際に天狗を目にしたのはこれが初めてだからね……。

柳生城
今までのつら~い修行で培った剣術で、
悪い天狗を斬り伏せる決定的瞬間を、
皆にぎゅぎゅっとご覧に入れちゃうんだから!!

天狗
……ホォ、城娘ニ柳生ノ名ヲ持ツ者ガイルトハナ。

天狗軍団
ダガ、先ホドノ不出来ナ太刀筋タルヤ……。

天狗軍団
柳生ヲ名乗ルニハ至ラヌ拙技……ククク。

柳生城
――なっ!? わ、わたしの剣が未熟だっていうの!

天狗
動揺ガ見エルナ……フッ、図星ヲ突イテシマッタカノ?

柳生城
……ぐぬぬぬっ!!

柳生城
もぉ~怒ったぞ! 叩き斬ってやるぅ!

柳生城
――てやぁっ!!

天狗
ナッ!? ハ、疾ィッ――!?

柳生城
甘く見たな、天狗!
わたしの剣を馬鹿にした代償は――

天狗
――代償ガ何ダ、柳生ノ城娘ヨ?

柳生城
えええっ!? どうしてピンピンしてるの!?
ちゃんと斬ったはずなのに……!!

千狐
や、柳生城さん!
刀による攻撃だけでは妖怪を相手にするのは至難の業ですわ!

柳生城
……え? ど、どういうこと!?

千狐
妖怪は只でさえ、刀などの物理攻撃を半減させてしまう相手……。

千狐
その上、天狗は飛行特性までも備えているため、
余計に刀による攻撃は効きづらいのですわ!

柳生城
もぉ~っ! そんなの聞いてないよぉ~っ!

柳生城
けどいいもん! 一刀じゃ倒せないなら、
倒せるまで斬りまくってやるだけなんだから~っ!!

不来方城
――おいっ、馬鹿! んな簡単にいくわけ……。

不来方城
ってだめだ! あいつ全然こっちの話きいてねぇーぞ!

千代城
とはいえ、彼奴の剣技はなかなかに心強い……!
兜を相手にさせれば、これ以上の戦力はないじゃろう!

千狐
殿、慎重なる采配をお願いしますわ!
妖怪の相手は、法術や歌舞などを得意とする城娘の方々にお任せすべきです!

天狗
サァ、行クゾ城娘ヨ!
我ラ天狗ノ恐ロシサ……其ノ身デ確ト味ワウガヨイッ!!

後半
柳生城

これで――どうだぁあっ!!

天狗
――グヌァッ!?

千代城
天狗が怯んだぞっ!
今こそ法術と歌舞にて攻め立てるのじゃ!

大宝寺城
任せて、千代城ちゃん!!

久保田城
その穢れ……今こそ祓いますっ!!

天狗
シ、城娘メェッ……!

天狗軍団
柳生城ヒトリナラバマダシモ、
法術ヤ歌舞ノ使イ手ト合ワサッテハ此方ガ不利ダ……。

天狗軍団
オイッ、兜タチヨ! 一度退クゾッ! 
鬼タチモ我ラニ付イテクルノダッ!


ンガガッ! 何デオメェラガ大将ミテェニ振舞ッテルンダ!

桃形兜
ソンナコト言ッテル場合ジャナイヨッ! 
喧嘩シテタラ討タレチャウッテ!


……グガッ! ヂクショウッ! ヂクショウゥォォオオッ!!

柳生城
あぁぁあっ! こらぁ~っ! 待て天狗ぅっ!!
まだ勝負はついてないぞぉおっ!!

千代城
馬鹿者っ! 不用意に追撃してどうする!

千代城
あの天狗……他の妖怪よりも、かなり頭が切れるようじゃった。

千代城
無闇に近づけば、返り討ちに遭う可能性もある……。
今は心を落ち着けることに徹するのじゃ、柳生城。

柳生城
ぎゅぅぅっ……わ、分かったよぉ。

千代城
ふふ、戦う前よりも聞き分けがいいようじゃな。

柳生城
だって……。

柳生城
わたし、あんなに自信満々で登場したのに、
結局ひとりじゃ天狗を倒せなかった……。

柳生城
みんながいてくれなかったら、きっとやられてたもん……。

柳生城
だから、ありがと………………え~っと……。

柳生城
そういえば、名前まだ聞いてなかったね。

千代城
おっと、そうじゃったな。
わらわの名は千代城。そして、此方にいるのが……。

殿
…………。

柳生城
……と、殿?

殿
…………。

柳生城
……ぎゅぅ。

殿
…………。

殿
…………!

柳生城
そっかぁ、あなたが兜たちを倒して回ってるっていう、
すっごいお侍さんだったんだね!

柳生城
どうりで強いはずだよぉ~!

柳生城
はぁ……それに比べて、わたしは……。

やくも
…………。

やくも
……なぁなぁ、千代城。

千代城
ん? なんじゃ、やくも?

やくも
こういう時に、
柳生城はちょっとばかし天狗になってたな、
とかって言うべきなんかや?

千代城
や、やくもっ! 
今はそのようなことを口にすべきでは――

柳生城
――ぎゅぅぅぅ……わたし、天狗になんかなってないもん……。

柳生城
うわ~~~んっ!!

千代城
……ほれ見ろ、泣いてしまったではないか。

やくも
あっ、ご、ごめんなさいだにぃ……。

柳生城
うぅぅ……。

柳生城
でも、たしかにちょ~っとだけ……ほんとにちょっとだけ、
わたし……自分の技に自惚れてたかもしれない……。

殿
…………。

柳生城
……え? 
自分の弱さを知ることも、強くなるために必要なこと……?

殿
…………。

柳生城
ふん……そ、そんなことくらい……知ってるもん!

柳生城
…………で、でも。

柳生城
ありがと……殿って、優しいんだね!

殿
…………!

柳生城
それじゃ、わたし……もう行くね。

柳川城
あ、あの……。

柳生城
……ん? どうしたの?

柳川城
柳生城さんも、我々と行動を共にしませんか?

柳川城
これからの兜や妖怪との戦いにおいて、
柳生城さんのお力があれば、とても心強いのですが……。

柳生城
わたしがいると、とっても心強いっ!?

柳生城
えへへ♪ そんなふうに言われちゃうと、わたし――

柳生城
――って、危ない危ない! 
また天狗になるところだったぁ!

柳生城
えっとね、殿の仲間になりたいとは思うけど、今はだめ!

柳生城
もっともっと修行して、わたしが自分でも納得できるくらい強い城娘になったら……、

柳生城
その時は、殿たちの仲間になってあげるぅ!

殿
…………。

柳生城
あ、でも……。

柳生城
もし、本当に助けが必要になったら、いつでも言ってね。

柳生城
今日の借りもあるし、恩返しのためにもぎゅぎゅっと駆け付けるから!

殿
…………!

柳生城
それじゃあね、殿! またいつか会お~ねぇ!

千代城
…………行ってしまったか。
なんとも忙しない城娘じゃったな。

殿
…………。

千狐
ええ、そうですね。

千狐
今回は柳生城さんの力もあって、
何とか兜と妖怪の混合軍を倒せましたが……。

千狐
すでに鬼、河童、天狗と、
陸海空それぞれの特性を備えた妖怪たちが、
この日の本に解き放たれてしまいました……。

千狐
これからますます激化する戦いに向け、
我々も対策をしていきましょう、殿!

殿
…………!

千狐
それでは、所領へと帰還しましょう。
殿、此度の遠征も本当にお疲れ様でした!

村でうわさの天狗の子 -絶-

妖怪との戦いを終えて、信貴山城と岩櫃城の待つ
住処へと帰還した柳生城は、殿たちと共に天狗と
戦った時の事を、二人に語って聞かせるのだが……。

前半
――数日後・大和国某所。

其処では、柳生城の帰りを待つ
ふたりの城娘が暇を持て余して戯れていた。

信貴山城
ずっと前から……貴方が、好きだったの。

岩櫃城
はぅ――っ!?

信貴山城
貴方を、心から愛していますわ……。

岩櫃城
あぁ……もっと! もっとください、甘めな台詞ぅっ!!

信貴山城
俺は……お前が傍にいて、
その美しい名を毎日のように口に出来れば、それでいいんだ。

岩櫃城
ふぉぉぉっ! いいですよ信貴山さん! 見てください! 
お陰様で殿宛の手紙っ、筆がノリにノリまくってますよぉっ!

信貴山城
……では、そろそろ――というか
やる前から飽きてたので、もう止めてもいいですか?

岩櫃城
そんなぁっ――!!
殿に言われてみたい台詞一覧のまだ二項しか読んでないのに!?

信貴山城
むしろ、そんな下劣なものを二項も読んだ私を褒めるべきでしょ。

岩櫃城
え~、もっとやりましょうよぉ~!
殿の声真似、信貴山さんとっても上手いですしぃ。

信貴山城
ふふっ……やろうと思えばわりと誰の声でも真似できたり……。

岩櫃城
――なんとっ!?

信貴山城
まぁ、嘘ですけど。

信貴山城
……っと、ご覧なさい。
どうやら柳生城が帰ってきたようですよ。

岩櫃城
あっ、ほんとですね!
お~い、柳生城ちゃ~んっ!

柳生城
あっ、岩櫃城ちゃんに、しぎ様ぁ~♪
柳生城、ただいま帰還しましたぁ!

信貴山城
ふふっ、相も変わらず屈託のない笑みですね。

岩櫃城
信貴山さんが遠い昔に、
どっかに捨てたものの一つですね。

信貴山城
――なんだと?

岩櫃城
えっ、お、怒りました……?

信貴山城
いや、良く分かっているじゃないですかと感心しただけです、ふふふっ。

信貴山城
それよりも、柳生城。
天狗退治に行くと勇み足で飛び出していきましたが、

信貴山城
きっちりと敵は討ち果たしてきたのですか?

柳生城
――ぎゅっ!?
え、えっと……それは……そのぉ……。

岩櫃城
おやっ、いきなり動揺してますねぇ、信貴山さん。

信貴山城
ですね。

柳生城
――ぎゅぎゅっ!?
な、何を言ってるんですか、お二人とも!

柳生城
もうね、わたしの剣術でしゅぱしゅぱしゅぱぁって、
ちぎっては投げちぎっては投げの大活躍だよ!

岩櫃城
……本当ですかぁ?
そのわりには返り血がついてないですよ?

柳生城
浴びたとして、此処にくるまでに拭いてくるでしょ、ふつーっ!!

信貴山城
……まぁ、そこのところはどうでもいいです。
聞けばどうやら、妖怪がわんさか復活してるみたいですし、

信貴山城
後学のためにも、ちょっと天狗との戦いを私たちに聞かせてもらえますか?

柳生城
承知ですっ、しぎ様ぁ♪

柳生城
えっと、実は封印から解き放たれた天狗と
わる~い兜たちが跋扈してる所で、偶然にも殿って人に会ってね――――

後半
柳生城

――ってな感じで、天狗だけじゃなくて、
鬼も兜も、み~んなわたしが斬ってやったんだから!

信貴山城
……へぇ。

信貴山城
嘘もそこまでいくと、けっこう面白ですね。ぷぷぷ。

柳生城
――何で嘘だってバレてるの!?

岩櫃城
あのね、実はほんの少し前に殿から手紙がきてね……。

岩櫃城
柳生城ちゃんと一緒に
天狗と戦った時のことが事細かに書いてあったの。

柳生城
――ぎゅぅっ!?

柳生城
もぉ~っ!! ひどいですよぉ!
二人してわたしを騙すなんてぇ~!

信貴山城
貴方も三ヶ月分くらいの嘘を吐き散らかしたのですから、お相子です。

柳生城
ぎゅぅぅ……。

柳生城
で、でもね!
殿たちから、一緒に来ないかって言われたのは本当ですよ!

柳生城
これって凄くないですか!?

岩櫃城
――なっ!?

岩櫃城
柳生城ちゃん、それ……ほんとなの?

柳生城
……え?

岩櫃城
一緒に暮らさないか、だなんて……、
……毎朝、味噌汁作ってくれとか……そんなの嘘ですよね!?

柳生城
聞き間違いって範疇じゃなくないですかぁ!?

岩櫃城
柳生城ちゃんずるいよぉ~っ!
私から殿を取らないでくださいぃ~っ!!

柳生城
ぎゅぅぅっ……な、仲間にならないかって、い、意味だからぁ……っ!!
い、岩櫃城ちゃん……お、お願いだからぁっ、十字絞めするのはやめてぇぇ……っ!

岩櫃城
ほっ……なんだ、仲間にならないかという勧誘かぁ……。

岩櫃城
――って、それでも充分うらやましいですがぁっ!
うわわわわ~~~~~んっ!! 柳生城ちゃんのばかぁ~っ!!

信貴山城
あぁもう、ちょっと本気で煩いので
大人しく隅っこで手紙書いててくれますか?

岩櫃城
はぁい………………しゅん。

信貴山城
で、柳生城。
一つ聞きますが、どうして殿の仲間にならなかったのですか?

柳生城
え、だって……

柳生城
わたし、今回の戦いで、自分が未熟だって……気づいちゃいましたから……。

柳生城
それに……まだまだ、しぎ様の御側にもいたいし……。

信貴山城
師匠である箕輪城からの剣術指南も、まだ終わっていないですしね。

柳生城
……うん。

柳生城
だから、これからいっぱい修行して、
もぉ~っともぉ~っと強くなれたら、

柳生城
ちゃんと胸を張って、殿に会いに行くって決めたのです。

信貴山城
ほぉ……。

信貴山城
随分といい顔をするようになりましたね、柳生城。

岩櫃城
ですね! 天狗退治ということで私すっごく心配してましたけど、
信貴山さんの言う通り、付いていかなくて正解でした。

岩櫃城
だって、柳生城ちゃんが精神的に成長することが出来たんですもの!

信貴山城
成長……ねぇ。

信貴山城
いずれにせよ、目指すものがあるというのは羨ましいですね。

岩櫃城
信貴山さんはとっくに成長期終わってますから、尚のことぉ~。

信貴山城
…………。

岩櫃城
無言で睨まれると、洒落にならないんですけどぉ……。

信貴山城
…………爆殺しちゃうぞ♪

岩櫃城
笑顔で言ったって怖いものは怖いですよぉ~っ!!

信貴山城
……などと、いい加減岩櫃城と仲良しな振りをするのも飽きてきたので、
そろそろ眠るとしますかね。もう日付変わってますし。

信貴山城
それでは、おやすみなさい、柳生城。
明日から、また頑張りなさいね。

柳生城
は~い、おやすみなさい、しぎ様ぁ~♪

岩櫃城
あっ、ちょっと待ってください信貴山さ~んっ!
仲良しな振りって何ですか、振りってぇ――――!!

岩櫃城
ぐすっ……私たち友達ですよね! 
偽りの友情なんかじゃないですよねぇ~っ!?

信貴山城
うふふふふ………………。

柳生城
…………。
(岩櫃城ちゃん、けっこう本気で泣いちゃってるけど、大丈夫かなぁ……)

柳生城
…………って、あんな風にじゃれあってるけど、
二人とも、わたしよりもずっと凄い城娘なんだよね。

柳生城
うぅぅ……一日もはやく、わたしも強くなりたいなぁ……。

柳生城
…………。

柳生城
よーっし! こうなったら、
明日から今までの何倍も頑張って修行するぞぉ~っ!!

柳生城
待っててね、殿!
今度会う時は、ぜ~ったいに大活躍してみせるんだから♪



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