ストーリーテキスト/懐古模倣の鋼獅子

ページ名:ストーリーテキスト/懐古模倣の鋼獅子

目次

懐古模倣の鋼獅子[]

懐古模倣の鋼獅子 -序-

御伽草子に夢中になっているやくも。そこに遊びに
来たとある城娘が持ち込んだものにより、事態は
さながらおとぎ話のような展開を見せる。

前半
――所領。

やくも
…………。

やくも
…………。

やくも
……はぁー、面白かっただにぃ。

千狐
あら? やくもったらまたその御伽草子を読んでいるの?

やくも
そうがや~。

千狐
本当に好きね。
暇があるとすぐそれ読んでるもの。

やくも
だって夢がえっぱいで読んでると楽しいだにぃ。

やくも
それに、出てくるご飯がいちいち美味しそうがや!

千狐
…………。

千狐
……あのねぇ。昔話っていうのは忠告や教訓を含んでいて、
生き方についてを示してくれるありがたいものなのよ?

やくも
でも食べ物が出てくると、ついそっちに夢中になっちゃうだに……。

やくも
どんな味かや~とか、どんな見た目かや~とか、どんな匂いかや~とか……。

千狐
もう、やくもの食いしん坊。
ある日自分が取って食われても知らないわよ。

やくも
そんなやつは逆に食べてやるだに!

???
ふふっ……くすくす……。

やくも
あれっ? 誰かおるかや?

石垣山城
ごめんなさい、隠れているつもりはなかったのですが……。

千狐
い、石垣山城さん!
お見苦しいものを見せて失礼しましたわ……。

石垣山城
いえいえ。

やくも
今日は遊びに来ただに?

石垣山城
そうですね……遊び半分、相談半分、でしょうか?

やくも
そうなんやね~。

やくも
殿さんとこに案内するけん、こっちがや!

石垣山城
ありがとうございます。

――所領・屋内。

石垣山城
殿。
お忙しい中会っていただき、ありがとうございます。

殿
…………。

石垣山城
実は、海辺を歩いていたらこのようなものを拾いまして……。

殿
…………?

千狐
ずいぶんと広口の瓶ですわね……。

石垣山城
えぇ。中には、文と銀貨が入っておりまして。

石垣山城
文には『これを拾った方、どうかわたくしとお友達になって』と……。

やくも
へぇ~、なんだか御伽草子にありそうな話みたいだに!

やくも
ちなみにどこの人がや?

石垣山城
どいつのかっせる、というところの人だそうです。

柳川城
ドイツというと異国ですね……。
そんなに遠くからこの瓶は流れて来たのですか……。

石垣山城
それに、署名された名前には『レーヴェンブルク城』とありました。

石垣山城
普通、人名を書くはずなのに城の名前が書いてあるということは、
瓶を流したのはもしかしたら城娘なのではないかと思います。

千狐
……えぇ。ごく僅かではありますが、霊気が感じられますね。

千狐
恐らく、文を書いた相手は城娘である可能性が高いですわ。

柳川城
けれど、日付が書いておりませんね……。
文はいつ出されたものなのでしょうか……。

石垣山城
分かりません……。

石垣山城
ですが、私は彼女の許に行ってみたいと思うのです。

石垣山城
それで相談なのですが、できることなら、
私が信頼している殿たちにもご同行していただきたいのですが……。

殿
…………?

石垣山城
えぇ、仰る通り無駄足になる可能性もあります。

石垣山城
でも、彼女の文を読んでいたら、
まだ殿に会う前、一人きりだった頃のことを思い出してしまいまして……。

石垣山城
私が嘗て感じていたのと同じ寂寥感を彼女が抱いているのであれば、
せめて少しでも和らげるための手伝いをしたいと、そう思ったのです。

殿
…………。

石垣山城
ほ、本当ですか、ありがとうございます!

千狐
同封されていた銀貨を使えば、
転移術も行えそうですわ!

石垣山城
えぇ、文にもこの銀貨を目印にして、とありますから
きっと彼女に縁のあるものなのでしょう。

千狐
それでは、皆さまの準備が出来次第、出立といたしましょう!

――数刻後。

千狐
殿! 転移術は無事成功しましたわ!

柳川城
ここがその地なのですね……。

石垣山城
……ん?
あれは……。

兜軍団
…………城娘、城娘、城娘…………。
覚悟……覚悟……覚悟……。

???
い……いや……!

???
わたくし……こんなところでは……死ねませんわ……!

???
だって……わたくしは、まだ、何も成し遂げていないのに……!

石垣山城
いけない、助けに向かわなくては!

石垣山城
――ハァッ!!

兜軍団
ギャアアアアアアアアアァァァァァァァァアアア!!

やくも
さ、さすが石垣山城。
速いだに……。

???
え?
あ、あなたは……?

石垣山城
話は後です。
まずは敵を片付けましょう!

殿
…………!

柳川城
えぇ!
殿! どうか聡明なる御下知を!

後半
石垣山城

危ないところでしたね。
間に合って良かったです。

???
あ、あなたたちは誰ですの……?
いったいどこからいらしたのです……?

殿
…………。

???
え? 瓶と、手紙……?

???
もしかし、て……。

???
あ…………うぅ……。

柳川城
いけません、ひとまず手当てしてさしあげましょう。

殿
…………。

???
あぁ……すみません……。

――四半刻後。

レーヴェンブルク城
助けていただきありがとうございました……。
わたくし、レーヴェンブルク城と申しますの。

石垣山城
あぁ、ではやはりあなたが瓶の文を流した城娘ですね。

レーヴェンブルク城
まさか手紙を拾ってくれる方がいたなんて……、
かなり前に流したものですのに!

レーヴェンブルク城
見ず知らずのわたくしのために来てくれて、
しかも窮地を救っていただいて……どう感謝の言葉を綴ったらいいのか……。

石垣山城
いいんですよ、そんなこと。
本当に無事で良かった。

レーヴェンブルク城
あぁ……でも、わたくし、
しばらく戦うことは叶いませんわね……。

柳川城
でしたら、どうせ乗りかかった舟です。
殿、彼女の霊力を取り戻すお手伝いもしましょうか。

殿
…………。

レーヴェンブルク城
そんな、さすがにそこまで甘えてしまうわけには……。

石垣山城
だからといって、
此地を守護するものが不在というのもまずいでしょう?

石垣山城
遠慮しないでください。
頼れる時に頼るのも必要なことなのですよ。

レーヴェンブルク城
…………。

レーヴェンブルク城
そうまで仰ってくださるのでしたら……。

石垣山城
では、決まりですね。
なれば早速、此地に縁あるものを……。

やくも
え? 一緒に入ってた銀貨じゃダメなんかや?

石垣山城
銀貨、ですか?

レーヴェンブルク城
そうですね、『星の銀貨』なら該当するかと思いますわ。

レーヴェンブルク城
銀貨は童話に語られるものを模して作られたもの……。
その由来ゆえか、僅かではありますけれど霊力を含んでいるのです。

千狐
なるほど、文から感じられた霊気は、
一緒に入っていた銀貨のものでもあったのですね。

石垣山城
ならば殿、これより此地を守護しながら、
銀貨収集と参りましょう!

懐古模倣の鋼獅子 -破-

レーヴェンブルク城の代理として此地を守りつつ、
彼女を回復させんとする殿一行。仲間たちと
協力して星の銀貨を収集せよ。

前半
石垣山城

……ところで、レーヴェンブルク城さん。
何故わざわざ瓶に文と銀貨を詰めて海へ流そうと思ったのですか?

レーヴェンブルク城
うふふっ……。
実は、物語のまねっこでしたの。

やくも
物語?

レーヴェンブルク城
えぇ。一人ぼっちだった主人公が、手紙を瓶に詰め海へと流す……。

レーヴェンブルク城
すると、遠い異国の地の浜辺にそれが流れ着き、
手紙を頼りにやってきた人と友達になるのですわ。

石垣山城
おや、ちょうど今の状況と酷似していますね。

レーヴェンブルク城
えぇ、まさにそうですの!

レーヴェンブルク城
つい、わたくしも憧れてしまって……。

石垣山城
真似をしてみたと。

レーヴェンブルク城
そうですわ……。
瓶詰めの手紙はたくさん作りましたのよ。

柳川城
たくさん、ということは私たち以外の来訪者は……?

レーヴェンブルク城
残念ですけれど、皆様が初めて来てくれた方々ですわ……。

レーヴェンブルク城
この辺りの人々は銀貨が此地に縁あるものと知っているはずですし、
手がかりとしては十分だと思ったのですが……。

千狐
ということはそもそも届いていないか、
拾われていないのでしょうね……。

レーヴェンブルク城
えぇ……残念ですわ。

やくも
…………。(きょろきょろ)

千狐
やくも?
どうしたの、急に辺りを見回して。

やくも
んー……いや、瓶を流したって言うから
海が近いはず、と思ったんやけど……。

柳川城
……確かに見当たりませんね。

レーヴェンブルク城
当然ですわ。だって此地は内陸ですもの。

柳川城
では、瓶を流すためにわざわざ海へ?

レーヴェンブルク城
いいえ。ここから少し行った先にある川から流しましたわ。

殿
…………!?

やくも
か、川!?
どこかの海まで出て流したとかじゃないんかや!?

レーヴェンブルク城
だって、川は海へ通じているものでしょう?

柳川城
まぁ、確かにそうですけれど……。

石垣山城
……川を流れていく途中で誰かに拾われてしまったり、
ゴミと間違われて捨てられることは考えなかったのですか?

石垣山城
あるいは、途中で栓が空いたり、
瓶が割れたりして沈んでしまうだとか……。

レーヴェンブルク城
いいえ……。

レーヴェンブルク城
時間はかかっても、きっといつか誰かの許に届くと信じておりましたから。

石垣山城
…………。

千狐
そ、それにしても川から流したのに
よく日の本まで無事に届きましたわね……。

レーヴェンブルク城
えぇ。
まるで本当にお話の中みたいな奇跡ですわ……!

レーヴェンブルク城
おまけに、お友達が飛んでくるだなんて……。
空から銀貨が降ってくるよりも凄い……!

柳川城
空から銀貨……?

レーヴェンブルク城
わたくしの大好きな童話の一つに、そういうお話があるのです……。

レーヴェンブルク城
自分を顧みることなく人々を助けた少女を、
神様が称えて星を降らせる……。

レーヴェンブルク城
降り注いだ星は全て銀貨となり、
少女は以後幸福な一生を送るのですわ……。

やくも
確かに、お金がえっぱいあったら
色々と困らなくていいだにぃ。

千狐
やくもったら……。今の童話は、
人には優しくしなさいという教訓を含んだ話でしょうに。

石垣山城
うーん……。
日の本でいうところの『わらしべ長者』のようなものでしょうかね。

レーヴェンブルク城
あら?
もしかして石垣山城さま、おとぎ話に詳しいのですか?

石垣山城
特に詳しいというわけではないですが……。

石垣山城
でも、長い歴史を経て残っているようなものだとか、
人々に愛されてきたもの全般に興味を持っていますよ。

石垣山城
ですから、おとぎ話はそれなりに好きです。

レーヴェンブルク城
まぁ、わたくしもおとぎ話が大好きですの!

レーヴェンブルク城
他にも、魔女に呪われて眠り続けることになった王女様のお話ですとか、
白い雪のようなお姫様が七人の小人と暮らすお話ですとか、
こわーい吸血鬼と古城を舞台に戦うお話ですとか、色々収集しておりますわ!

レーヴェンブルク城
石垣山城さま!
ぜひ何かお話ししてくださいませ!

石垣山城
何かお話を、と突然言われても……。

石垣山城
ぱっと思いついたのですと、
早川のビランジュの逸話ですが、おとぎ話ではないですしね……。

レーヴェンブルク城
おとぎ話でなくても構いませんわ。

レーヴェンブルク城
普通の面白いお話だって歓迎いたします。

石垣山城
そうですか? では……。

石垣山城
…………ん?


――ザッ!

兜軍団
――ザザザッ!!

柳川城
兜たちが攻めてきましたか……!

石垣山城
……レーヴェンブルク城さん、
申し訳ないですがお話は後にいたしましょう。

レーヴェンブルク城
えぇ。どうか、頑張ってください……。

石垣山城
さぁ、殿。
疾く兜どもを討滅したら、お話の時間と参りましょうか。

殿
…………!

後半
石垣山城

ふぅ……。

柳川城
どうやら兜はこれで全て倒せたようですね。

レーヴェンブルク城
これで石垣山城さまのお話が聞けますわ……。

石垣山城
……その前に、レーヴェンブルク城さん。

石垣山城
戦っていて、一つ疑問がわいたのですが……。

レーヴェンブルク城
え……はい。
何でしょうか……?

石垣山城
先程、そして今と、兜と戦っていて思ったのですが、
そう強くはない相手だと感じました。

石垣山城
更に、貴方は今まで問題なく
此地を一人で守護できていたのですよね?

石垣山城
なのに、最初に貴方に会った時には大破していた……。

レーヴェンブルク城
…………。

柳川城
あれ? 確かにそうですね……。

石垣山城
まだお互い知り合ったばかりです。
いきなり信用しろ、とは言いませんが……。

石垣山城
それでも、もし何か抱えているのでしたら、
どうか遠慮なく話してほしいのです。

石垣山城
……此地を、ひいては、貴方を守るためにも。

レーヴェンブルク城
…………。

レーヴェンブルク城
うふふ、石垣山城さまにはお見通しなのですね。

殿
…………?

レーヴェンブルク城
えぇ、お話しいたしますわ……。

レーヴェンブルク城
実は……。

千狐
(……え? これは……!)

千狐
大変ですわ、殿!
巨大な霊気の出現を感知いたしました! こちらに向かってきます!

石垣山城
何……!?

レーヴェンブルク城
あぁ……きっと、あの巨大兜がまた来たのですね……。

柳川城
巨大兜……!?

石垣山城
レーヴェンブルク城さん、
巨大兜が冠している名は何か分かりますか?

レーヴェンブルク城
えぇ、その名は……。

???
――嗚呼、愛シキ金糸雀ヨ! ソノ小さな唇で我が名を謳ってクレルのか!

やくも
うわっ、な、何だがや!?

???
――ダガ悲しいかな、私ノ愛デシ薔薇は異邦人ドモに今まさに踏ミ荒ラサレンとしている……。

石垣山城
長ったらしい口上を述べていないで姿を見せなさい!

???
――フフっ……イイだろう。悪ヨ、覚えてオクガよい。

リチャード1世
コノ偉大ナル騎士王、リチャード1世の名ト姿ヲ!

懐古模倣の鋼獅子 -急-

突如現れたリチャード1世の名を冠する巨大兜。
奴が執着しているレーヴェンブルク城を
兜の魔手から守り抜くため、いざ出陣せよ!

前半
リチャード1世

コノ偉大ナル騎士王、リチャード1世の名ト姿ヲ!

殿
…………!

柳川城
新たな巨大兜……!

石垣山城
……レーヴェンブルク城さん、此奴はいったい?

レーヴェンブルク城
あの巨大兜は、突如として此地に現れたのです……。

レーヴェンブルク城
わたくしが守る地を侵略しようとしてきて、
長らく抵抗を続けていたのですが……。

レーヴェンブルク城
あまりのしつこさに疲弊しきってしまい、
先日、とうとう……。

石垣山城
あぁ……故に初めて会った時、大破していたのですね。

レーヴェンブルク城
えぇ……。

レーヴェンブルク城
あの時は普段なら負けないような相手だったのですが、
流石に霊力も限界でしたから……。

リチャード1世
嗚呼……今ヤ私ヲ留めおく軛などはナク、
縛り上ゲル鎖もナイ……。

リチャード1世
ナレバどうして広大ナル地ヲ駆けないとイウノだろう……。
イヤ! 断じてナイ!

リチャード1世
私ハ私ノ望むママ、地を駆け巡リテ伝説とナルノダ……!

やくも
なんかぶつぶつ言ってるだに……。

石垣山城
どうやら此地に来たのは特に目的があるわけではない様子……。

石垣山城
それなのに何故レーヴェンブルク城さんに執着するのでしょうか?

リチャード1世
騎士ハ貴婦人ヲ心に掲ゲ……。
貴婦人ハ騎士ニ慈愛を捧グ……。

リチャード1世
模範的ナ騎士王となるニハ、
相応シキ貴婦人……スナワチ『マ・ダム』が必須……!

千狐
騎士と、貴婦人……?

レーヴェンブルク城
いわゆる騎士道精神、というものですわね……。

レーヴェンブルク城
騎士と貴婦人の恋愛を描いた文学が、かつて流行したと聞き及んでおります。
おそらくはそれのことを言っているかと思いますわ。

柳川城
……つまり、あの巨大兜は騎士に憧れていると?

リチャード1世
――否!! 憧れではナイ、私はスデニ騎士なのだ!

リチャード1世
ソレも騎士の中の騎士、騎士王……!
いずれアーサー王をも越エテ見せん……!

リチャード1世
――さぁ、レーヴェンブルク城。我がマ・ダムとなり、私に慈愛ヲ……!

レーヴェンブルク城
嫌です。

リチャード1世
――ナント。

レーヴェンブルク城
いきなり此地を侵略しにきて、
挙げ句わたくしを自分のものにですって……?

レーヴェンブルク城
そんなの、例え貴方が兜でなくてもお断りですわ……。

やくも
大体、レーヴェンブルク城を襲っておいて何言ってるがや。

リチャード1世
理の性の輪ヨリ外レシ振る舞いニモ理由がアル……。

リチャード1世
騎士は戦いトハ不可分な存在……。
城娘トイウ存在もまた、戦いトハ不可分……。

リチャード1世
――なればこそ、ドウして惹かれ合い、剣を交エズにイラレようか?

石垣山城
……要は兜としての性に抗えず、
破壊や略奪を行おうとしただけのことでしょう?

石垣山城
美辞麗句をどれだけ並べ立てようと所詮はそれだけのこと!
ならば結局は敵、容赦はしません!

レーヴェンブルク城
石垣山城さま、どうかお気をつけて……!

レーヴェンブルク城
彼奴は言動こそふざけておりますが、
実力は虚飾ではないのです……!

リチャード1世
――嗚呼、何時の世も真実の愛トハ阻まれるモノ……。

リチャード1世
愛しき金糸雀は、哀レ囚われの身……。
ダガ貴婦人を救い出すもマタ騎士の試練……!

千狐
霊力が膨れ上がった……!
殿、お気をつけください!

殿
…………!

リチャード1世
……悲しいかな、我が武勇の噂も知ラヌ辺境の地の者よ。
セメテ苦しまずに葬ッテやるとシヨウ。

柳川城
……来ます!

石垣山城
殿、どうか御下知を!

リチャード1世
――イザ、剣戟響かせ我が道を彩ラン!

後半
石垣山城

くぅっ……!手強い……!

柳川城
このままでは長期戦は必至……!
なれば、より気を引き締めて……!

リチャード1世
……………………。

リチャード1世
――飽キタ。

石垣山城
……えっ?

リチャード1世
ふぅむ……ドウニモ辺境の田舎者とでは戦いが派手にナラヌ……。

リチャード1世
例え勝利を収めたトテ、これでは後世に語り継ぐには今ヒトツ……。

柳川城
突然敵の猛攻が止まりましたね……。

石垣山城
何やらまた呟いているようですが……。

リチャード1世
……お前たち、ドウニカ戦いに彩りを加エラレないか?

柳川城
な、何を……?

リチャード1世
……………………。

リチャード1世
……ウゥーム。

石垣山城
……いや、何でも構わない。
手を止めた今が好機!

石垣山城
ハァァッ!!

リチャード1世
オォ、悪クナイ。悪くナイが……。

リチャード1世
……フゥム、軽いな。

石垣山城
……!

千狐
い、石垣山城さんの一撃を、あんなにもやすやすと受け止めた……?

リチャード1世
――ソウダ、むしろコノ私が引き立つような戦イに変えればヨイのか!

リチャード1世
……となると、コノ陣デハ実現しにくい。
今一度撤退し、再び思慮を巡らセルとシヨウ!


エッ、リ、リチャード様?
マタ撤退デスカ?

リチャード1世
ウム、そうだ!
早く命令を全軍に告ゲヨ!


ハ、ハイ……。

リチャード1世
デハ一度、この場は去らせてイタダク!
マタ会おう! 辺境の田舎者タチよ!

兜軍団
――撤退! 撤退!

やくも
え、えええっ!?

千狐
……ほ、本当に撤退していきましたわ。

レーヴェンブルク城
はぁ、またですわね……。

柳川城
ま、またということはこのような撤退の仕方が初めてではないのですか?

レーヴェンブルク城
えぇ。決まって途中で『戦い方が美しくない』だの、
『もっと派手さを』だのと……。

レーヴェンブルク城
終いには『人数が足りない。誰か知り合いはいないのか?』ですから。
何を言っているのか本当に理解できませんわ。

石垣山城
自分から援軍を呼べなどという兜は初めてですね……。

レーヴェンブルク城
……ですが、彼奴の気まぐれのおかげで
長く此地を守れていたのも事実。

レーヴェンブルク城
皆様と戦った今、
おそらく彼奴は貴方がたにも執着し、より凶悪に暴れ始めるでしょう。

レーヴェンブルク城
……本当に、なんて巡り合わせの悪い。

石垣山城
いいえ。むしろ、良かったと思うべきです。

石垣山城
貴方一人で勝てない相手でも、
皆で戦えばきっと勝てるはずですから。

石垣山城
それに、こちらを侮っている今の内に銀貨を収集し、
レーヴェンブルク城さんの霊力を取り戻して差し上げられます。

やくも
そうだに!
あんなふざけた奴、次来た時に思い知らせてやればいいがや!

レーヴェンブルク城
……そうですね。
わたくしが弱気になってはいけませんわ。

レーヴェンブルク城
とはいえ、今のわたくしにできることといったら
皆様を応援することくらい……。

レーヴェンブルク城
ですから、せめて再び霊力を取り戻した暁には
存分にお力にならせていただきたく思いますわ。

石垣山城
ええ、貴方と肩を並べて戦える時をお待ちしておりますよ。

石垣山城
今は焦らず、着実に参りましょう。
長い目で見ればそれが最速となることもあるのですから。

千狐
それでは殿、引き続き銀貨を集めながら、
巨大兜の再来に備えましょう!

懐古模倣の鋼獅子 -絶壱-

殿一行との戦から数刻後――。
兜たちは束の間の休息の中、主が求める
美とは何であるかについて考え始める。

前半
殿一行との戦いから数刻後――。

リチャード1世
――お前タチの言葉ハ美シクない。

リチャード1世
モット言うと、美しさへのコダワリというものが感ジラレない。

リチャード1世
良いか? 美とは何か、追求スルノダ!
美を求めてイケバ武の活かしヨウも分カルとイウモノ!

兜軍団
ハ……ハーイ……。

リチャード1世
シッカリ自己研鑽を積むようニ!
デハ、解散!

兜軍団
ハーイ…………。

桃形兜
…………。

桃形兜
……フゥ、ヤット反省会終ワッタヨ。

古桃形兜
アノヨクワカラン言動サエナケレバ、
リチャード様モ強クテカッコイイノニナ……。

突撃式トッパイ形兜
ナンツーカ、色々トモッタイナイ気ガスルゼ……。

古桃形兜
シッカシ……美トハ何カ、ネェ。

桃形兜
……ネェ、美ッテ、何ヲ指シテ美ッテ言ウノ?

古桃形兜
ア?

古桃形兜
ソリャア、見タ目ガイイコトジャネーノカ。

桃形兜
見タ目ガイイッテ、何ヲ指シテ見タ目ガイイッテ言ウノ?

古桃形兜
…………アー。

突撃式トッパイ形兜
ウーン、言ワレテミリャア確カニ分カンネーナァ……。

古桃形兜
ワカンネーケド、フタツノ丸イ膨ラミガトカ、
上カラ下ヘノ曲線ガトカ、ソウイウノハ良ク聞クケドヨ。

突撃式トッパイ形兜
……デ、オ前ハ膨ラミトカ曲線トカ美シイッテ思ウカ?

古桃形兜
全然。

突撃式トッパイ形兜
ダヨナァ……。

桃形兜
ウーン……正直ヨクワカンナインダケド、
ボク、前ニ関連シテル話ヲ聞イタコトガアッテ……。

突撃式トッパイ形兜
ホー。ドンナ話ダ?

桃形兜
ナンカネ、完全ナ物ハ確カニ美シイケド、
真ノ美トイウモノハ不完全ナ物ニ宿ルトカナントカ。

古桃形兜
オ……オウ……?

桃形兜
デ、自分ナリニ考エテ見タンダケド……。

桃形兜
(妄想説明中…………――――)

―――――――――…………。

石垣山城
(※兜製幻想形・石垣山城)

石垣山城
今が好機!
一気呵成に勝負を仕掛けましょう!

桃形兜
ミンナッ! 石垣山城サンニ続ケーーーーー!!

兜軍団
殲滅セヨ!
殲滅セヨ!
殲滅セヨ!

石垣山城
ハァァァァァァァァアアッ!!

桃形兜
(ン……? 敵ノ様子ガオカシイ……?)

桃形兜
イ、石垣山城サンッ!
一旦退イテクダサイ! 出過ギデスッ!!

石垣山城
いいえっ! むしろ今でなくては…………。

石垣山城
…………!

石垣山城
しまっ、これはっ…………罠!?

桃形兜
石垣山城サァァァァァァァァン!!

石垣山城
きゃあああああああああっ!!

石垣山城
うぅっ、わ、私としたことが……迂闊なっ……!

桃形兜
石垣山城サン、大丈夫デスカ!?

石垣山城
ごめんなさい、休んで回復したらすぐに行くから……。

石垣山城
うぅ、皆を引っ張る先駆けどころか、
足手まといになるなんて……。

桃形兜
……ウウン! 足手マトイナンカジャナイヨッ!

桃形兜
ホラッ、オカゲデ道ガ開ケタ!
コッチガ優勢ナノニ変ワリハナイ!

桃形兜
ソレニ……大破シテテモ、
石垣山城サンハ綺麗ダヨ。

石垣山城
…………もう。

桃形兜
ジャア、行ッテクルネ!
石垣山城サンハ無理シナイデ、後カラユックリ来テネ!

桃形兜
……ミンナッ! 石垣山城サンノ開イタ道ニ行クゾッ!
彼女ノ働キヲ無駄ニスルナーーーッ!!

兜軍団
突撃ッ!
突撃ッ!
突撃ッ!

後半
桃形兜

――ッテ感ジデサァ。

古桃形兜
結局負ケテルケド?

桃形兜
ウン。ダカラコソイインジャナイノ?

突撃式トッパイ形兜
ハ?

桃形兜
ダッテホラ、滅ビノ美学トモイウジャン?
コウイウコトナンジャナイノ?

突撃式トッパイ形兜
アァ、滅ビコソ美シイッテ奴カ……。

突撃式トッパイ形兜
……ウーン?

桃形兜
ツマリ、色々ヤッテ、デモダメダッターッテ滅ビチャウ。

桃形兜
頑張ッタコトガ無二帰シテ行ク、
破滅ノ結末ニナッテイクコトデ悲シイ気分ニナル……エエト、何テイウンダッケ。

古桃形兜
アー、リチャード様ガ突然読ンデタ本放リ出シナガラ
『コレダ! コレカッコイイ! 私モヤルー!』ッテ大騒ギシテタ奴?

古桃形兜
エート、『騙ッテ死ス』ダカナンダカ……。

突撃式トッパイ形兜
カタルシス、ジャネェノ?

桃形兜
ソレソレ!

桃形兜
結論トシテハ、滅ビルコトコソガ美デアルトイウ……。

古桃形兜
イヤ待テヨ。オ前ノ説明ダト俺ラガ滅ビテルンダケド。
逆ジャネーノ?

桃形兜
……エッ?

古桃形兜
殿ガ負ケテ滅ビルコトガ美シイッテンナラマダ分カルケドヨ、
俺ラガ滅ビチャダメダロ、ソレデ感動スルノ殿側ジャン。

桃形兜
…………。

桃形兜
確カニ……!

突撃式トッパイ形兜
気ヅクノオッソ!

桃形兜
アレ? 待ッテ?
滅ビチャッタラ美トカ言ッテル場合ジャナイヨネ?

古桃形兜
ソウダナ。戦イニ美トカ役ニ立タナイト思ウゾ。

桃形兜
役ニ立タナイノ?
ジャア何デリチャード様ハ美ヲ大事ニシテルノ?

突撃式トッパイ形兜
……ワカラン。

桃形兜
リチャード様ダケジャナイヨネ?
人間ドモモ、美ヲ崇メ奉ッテルヨ?

桃形兜
美ッテ、何ノ役ニモ立タナインダッタラ、
何デミンナ大事ニシテルノ?

古桃形兜
……………………。

突撃式トッパイ形兜
……………………。

桃形兜
……ワカンナイ?

古桃形兜
ワカラン。

突撃式トッパイ形兜
ホントニワカラン。

桃形兜
エェ……。

桃形兜
コレジャア、マタリチャード様ニ
ヨクワカンナイ理由デ叱ラレチャウヨォ……。

古桃形兜
……デモワカンネェモノハワカンネェシ。

突撃式トッパイ形兜
……トリアエズ寝ルカ。明日モ早イシナ。

古桃形兜
オウ、ソウダナ。ソウスルカ……。

桃形兜
困ッタヨゥ……。

――美とはかくも不可解なものか。

兜たちは明日以降の主の叱咤を恐れつつも、
ただ身を横たえてまんじりともできずに考え込むばかりだった。

懐古模倣の鋼獅子 -離-

引き続き星の銀貨の収集にあたっている殿一行。
休憩中、ふとレーヴェンブルク城がつぶやいた一言
により、それぞれの夢の話が始まった……。

前半
柳川城

大分、銀貨も集まって参りましたね。

やくも
えへへ、袋に銀貨を詰めてじゃらじゃら~って音を鳴らすと
お金持ちって感じだにぃ~♪

レーヴェンブルク城
あら、でもその銀貨は通貨ではなく、
おとぎ話に肖っただけのお守りですよ?

やくも
構わんがや。
気分だけでも味わうだに♪

千狐
やくも、はしたないわよ……。

石垣山城
……どうでしょう、レーヴェンブルク城さん?
力は取り戻せそうでしょうか?

レーヴェンブルク城
申し訳ないのですけれど、
城娘としての力を取り戻すにはまだ少しかかりそうですわ……。

石垣山城
そうですか。では時間の許す限り、
気長に参りましょう。

レーヴェンブルク城
とはいえ、時間がかかればかかるほど
皆さまのご負担になってしまいますわね……。

レーヴェンブルク城
これではわたくしが憧れている姿には程遠そうですわ……。

石垣山城
憧れている姿、ですか?

レーヴェンブルク城
えぇ……!

レーヴェンブルク城
爽やかに広がる青空の下……。
歴史を刻んだ肌を惜しげもなく晒し、堂々と佇む威厳のある御姿……。

レーヴェンブルク城
そんな城娘に、なりたいのですわ……。

柳川城
少々抽象的ですが……、
レーヴェンブルク城さんは威厳ある強き城娘になりたいということでしょうか?

レーヴェンブルク城
えぇ、そう解釈していただいて構いませんわ。

レーヴェンブルク城
……実はわたくし、
スコットランドの古城を模倣して造られましたの。

千狐
というと、ここより更に遠い異国ですね……。

レーヴェンブルク城
ええ、海を越えた北西の国ですわ。

レーヴェンブルク城
今のわたくしではまだその風格はありませんけれど……。

レーヴェンブルク城
いずれは、相応しい威風をしっかりと身にまとった、
スコットランドの古城のような城娘になりたいのです。

石垣山城
なるほど……それが貴方の憧れであり、夢なのですね。

レーヴェンブルク城
そうですわ!

石垣山城
時に、もしもその姿になれたとしたらどうするのですか?

レーヴェンブルク城
……え?

石垣山城
仮に立派な城娘になれたとして、
次に貴方はどうしていきたいと思っているのかと。

レーヴェンブルク城
つ、次……?

石垣山城
立派な姿になりたい……。
もちろん、それも大事な目標でしょう。

石垣山城
ですが、理想の姿になることだけを目指してしまえば、
例え達したとて、後に残るは抜け殻のみ。

石垣山城
夢は成れば現実となるもの……。
現実は夢を叶える前から後へと、ずっと続いていくのですよ。

レーヴェンブルク城
夢と、現実……。

レーヴェンブルク城
…………。

レーヴェンブルク城
そんなこと、考えたこともありませんでしたわ……。

やくも
へー、石垣山城は難しいこと考えてるんやね……。

やくも
ちなみにうちの夢は、超でっかいおにぎりさんにかじりつくことだに!

千狐
あ、そう……。

やくも
千狐の夢は何がや?

千狐
千狐はもちろん、殿が天下統一を果たすのを
この目で見届けることが夢ですわ。

殿
…………。

石垣山城
柳川城さんは何か夢はありますか?

柳川城
わ、私ですか。
私は…………。

柳川城
……………………。(ちら)

殿
…………?

柳川城
ええと…………。

柳川城
こ、これからも殿をお支えし続けることです!

殿
…………!

柳川城
(さすがに殿のお傍にずっといたい、とは言えませんね……)

石垣山城
ふふ、柳川城さんらしいですね。

レーヴェンブルク城
……石垣山城さまの夢は、何でしょうか?

石垣山城
私ですか?
私の夢はこれからもずっと城娘として戦い続けていくことです。

レーヴェンブルク城
……戦うこと自体が夢ということですか?
なんだか、夢と呼ぶには少々現実的すぎる気もしますわ。

石垣山城
ふふっ、よく言われます。

石垣山城
それでも、私にとっては城娘の姿こそが夢の姿……。

石垣山城
さしづめ、今の私は夢の途中といったところでしょうか。

レーヴェンブルク城
夢の、途中……。

???
――夢ナラ、私にもアル! かの伝説の騎士王を超えるという夢ガ!!

柳川城
!?

石垣山城
この声は……!

リチャード1世
――恐レ戦け! 疾風怒濤のゴトク、リチャード1世推参!

兜軍団
恐怖セヨッ!
恐怖セヨッ!
恐怖セヨッ!

石垣山城
やはり来ましたね……!

殿
…………!

リチャード1世
辺境の田舎武者ヨ!
ヨウヤク我が幕場に相応しき筋書きがデキタゾ!

リチャード1世
マズ、お前は我が軍団と剣戟を交エルガ、
歯が立タズ敗レル……!

リチャード1世
その後、私はお前に成リ代ワリ、
レーヴェンブルク城と結ばれるノダ……!

レーヴェンブルク城
……王様に成り代わる?

レーヴェンブルク城
巨大兜は人には成れぬでしょうに。

リチャード1世
人になどナルわけがナイ。
私が成るのはアクマデモ立ち位置と役割のみ……。

リチャード1世
コレは私ノ愛する物語を模倣した演劇にスギナイ。
後ノアーサー王も私が演ジヨウ……!

リチャード1世
サァ! これで憂いナク戦エル!
待ってイタマエ、レーヴェンブルク城!

石垣山城
……つくづく、どこまでも自分勝手ですね。

柳川城
殿が敗れるなどあり得ません。
私たちがお支えしているのですから。

レーヴェンブルク城
とはいえ、何を仕込んできたものやら……。
どうかお気を付けください。

殿
…………!

石垣山城
それほど見たいというのなら、
我らの実力、見せてやりましょう、殿!

後半
石垣山城

くぅっ……敵が、多い……!

レーヴェンブルク城
石垣山城さま……!

リチャード1世
安心セヨ、レーヴェンブルク城……。
スグにでも我が腕にその身を掻き抱こう……!

レーヴェンブルク城
…………。

リチャード1世
オォ、戦うノガ叶ワズとも未だ気丈さは衰えず……。
ソレデこそ、我がマ・ダムに相応しい……!

柳川城
させませんよっ……!

兜軍団
ヒギャアアアアアアアァァァァアアアアア!!

リチャード1世
オォ、オォ、見苦しく足掻くモノだ……。

レーヴェンブルク城
…………。

レーヴェンブルク城
(あと少し……あと少しなのに…………!)

レーヴェンブルク城
(どうしてわたくしは城娘姿に戻れませんの……!)

リチャード1世
嗚呼…………。
イヨイヨ勝利の足音が聞こえてくる…………!

石垣山城
ハァァァァァアアアァァッ!!

兜軍団
グォォォォォォォオオオオォォォッ!!

殿
…………!

兜軍団
殲滅セヨ……。
殲滅セヨ……。
殲滅セヨ……。

千狐
まだ現れるなんて……!

やくも
このままじゃマズいだにぃ!

リチャード1世
――マ・ダムを得た私ハ、きっとアーサー王すら凌駕スル……!

リチャード1世
オォ……! 夢見た姿にまた一歩近ヅクノダ……!

レーヴェンブルク城
(あんな、子供じみた…………!)

レーヴェンブルク城
(……………………。)

レーヴェンブルク城
(子供、じみた……夢……)

懐古模倣の鋼獅子 -結-

リチャード1世の名を冠する巨大兜は陶酔する。
だが、その様子を見ていたレーヴェンブルク城は、
やがて己の未熟さを思い知る……。

前半
レーヴェンブルク城

(子供、じみた……夢……)

レーヴェンブルク城
(夢の姿に憧れるだけ……)

レーヴェンブルク城
(夢と口にしておきながら、ただつらつらと語るだけ……)

リチャード1世
――マ・ダムを手に入れれば……私の伝説が始まるノダ……!

レーヴェンブルク城
(ただおとぎ話を読んで憧れているだけの子供と何も変わらない……)

レーヴェンブルク城
(あの巨大兜も……わたくしも……)

石垣山城
食らえぇぇぇっ!!

兜軍団
ギィィィィィイイイイィィィ!!

柳川城
石垣山城さん! 少々突出しすぎかと……!

石垣山城
申し訳ありませんが、私はこのまま前に!
援護をお願いします!

やくも
い、石垣山城!? 危険だがや!

石垣山城
はあぁぁぁっ!!

兜軍団
ウガアアアアアアァァァアアアアッ!!

柳川城
石垣山城さん! 一度退いてください!

石垣山城
ダメです、柳川城さん!
今退いてしまえば、相手の勢いを抑えられなくなる!

石垣山城
無理をしてでも、前に出なければ!!

千狐
あ……あぁ……石垣山城さんが、どんどん傷ついていく……!

レーヴェンブルク城
石垣山城さま……!

石垣山城
……大丈夫ですよ、レーヴェンブルク城さん!
私たちがしっかりと守ってさしあげますから!

レーヴェンブルク城
違います……!
わたくしは、これ以上貴方に傷ついてほしくなくて……!

レーヴェンブルク城
(でも……泥にまみれ……傷つき……綺麗さとは程遠くなっていくのに……)

レーヴェンブルク城
(どうして……わたくしは、石垣山城さまから目が離せないの……)

石垣山城
あうぅぅっ!!

殿
…………!

石垣山城
ま、まだ平気です、殿!

リチャード1世
――ホウ、無駄な努力をよくコウモ続けられるモノダ……。

石垣山城
おかしなことを……まだ私は倒れていませんよ!

石垣山城
私一人すら止められていないのに、
それでも無駄と断じるは、よほどの節穴ですね!

リチャード1世
糸車のヨウニよく回る口先ダナ……。

リチャード1世
ダガ、ソレも時が経テバ朽ちるのみ……。

レーヴェンブルク城
(あのままではいずれ、石垣山城さまといえど倒れてしまう……!)

レーヴェンブルク城
(あぁ、でも、なんて…………)

石垣山城
どきなさいっ!!

レーヴェンブルク城
(なんて、美しいの…………)

柳川城
石垣山城さんっ!

石垣山城
あぁ、援護助かります……!

レーヴェンブルク城
(……そうよ、わたくしの想像していた理想の城娘とは、
 傷一つ負わず悠然としている者だった)

レーヴェンブルク城
(けれど、戦いにおいてそんなのきっとあり得ない……)

レーヴェンブルク城
(石垣山城さまのように……力いっぱい奮戦し、
 何かを守るために戦う者になることが、城娘の本懐であるべき……!)

千狐
れ、レーヴェンブルク城さん!? どうして前へ……!

レーヴェンブルク城
……もう夢見るお姫様の役はおしまいですわ。

レーヴェンブルク城
わたくしのために来てくれた方々が傷ついていくのに、
これ以上一人だけ無傷でのうのうとしてるのはごめんですの……!

リチャード1世
――ウオォッ!? こ、この光ハ……マサカ……!?

レーヴェンブルク城
……巨大兜よ! これより先はわたくしが相手になりますわ!

石垣山城
レーヴェンブルク城さん……!

石垣山城
とうとう力を取り戻したのですね!

レーヴェンブルク城
……石垣山城さまのおかげですわ。
わたくし、まだ心の中で城娘というものを美化していたようですもの。

レーヴェンブルク城
夢は、綺麗なだけではない。
時には泥臭く、傷つくことを強いる。

レーヴェンブルク城
それでも、耐えて、進んだ者だけがつかみ取れる。
それがきっと、夢というものなのだと。

レーヴェンブルク城
あなたの戦う姿を見て、わたくし、ようやく目が覚めました……!

石垣山城
……ふふっ、そうでしたか。

殿
…………!

リチャード1世
ソ……ソンナ…………!?
私の……私のマ・ダムが……私に牙を剥く……!?

リチャード1世
あ、アリエナイ、コンナ……筋書きと違う……!

レーヴェンブルク城
わたくしはあなたの物でもなければ、
無力な少女でもありませんわ!

レーヴェンブルク城
わたくしは獅子と共にある城娘!
此地を守護する戦士として、今、あなたを討伐いたします!

後半
レーヴェンブルク城

やああぁぁぁっ!!

リチャード1世
ウグァアアアアアアアァァァァッ!!

リチャード1世
コンナ……コンナ……違う……コンナつもりでは……。

桃形兜
リチャード様! コノママデハ危険デス!
ドウカ撤退命令ヲ!

リチャード1世
夢……そうだ……コレハ悪夢で……、
目が覚めたら……母上ガちょっと叱って、慰めてクレルんだ……。

桃形兜
リチャード様ァッ!!
撤退命令ヲ!!

リチャード1世
エ……? アァ、うん……撤退……。

桃形兜
……ソノオ言葉、命令ト受ケ取ラセテイタダキマス!

桃形兜
ミンナ、撤退ダーッ!!

兜軍団
撤退! 撤退!!

千狐
……兜たちが退いていきますわ!

柳川城
あぁ、一時はどうなることかと思いました……。

石垣山城
ふぅ……さすがにあれほどの大軍を相手したのは初めてでしたね。

レーヴェンブルク城
石垣山城さま、お体は大丈夫ですの……?

石垣山城
えぇ、少々無理はしましたが、
ゆっくり休んでいればいずれ回復するでしょう。

レーヴェンブルク城
良かった……。

レーヴェンブルク城
石垣山城さまも、王様も、柳川城さまも……。
此度は本当にありがとうございました……!

殿
…………。

レーヴェンブルク城
此地を守護していただいたこと、
そして無力なわたくしを守ってくれたこと……。

レーヴェンブルク城
異国までわざわざ来てくださったこと、
お友達になってくださったことも……。

レーヴェンブルク城
皆さまがわたくしにしてくださったこと全ての恩、
ぜひいずれ何かの形でお返しさせてくださいな……!

殿
…………!

レーヴェンブルク城
それと……あの……石垣山城さま……。

石垣山城
はい?

レーヴェンブルク城
わたくし……戦いの最中だというのに、
石垣山城さまの戦っている姿に見とれてしまいまして……。

レーヴェンブルク城
それで、その……もし、ご迷惑でなかったら、
わたくしの理想の城娘の姿に……。

レーヴェンブルク城
新しく、わたくしの夢に、あなたも成ってほしいのです……。

石垣山城
ふふっ、私でいいんですか?

レーヴェンブルク城
石垣山城さまで、ではなく、
石垣山城さまが、いいのです。

石垣山城
ふふっ。
……それならば喜んで!

レーヴェンブルク城
まぁ、ありがとうございます!

レーヴェンブルク城
どうか、これからは良き友、良き師、良き夢のお方として、
改めてよろしくお願いいたしますわ、お姉さま!

石垣山城
お、お姉さま……。

やくも
(ありゃ~、石垣山城のほっぺが赤いだにぃ~)

レーヴェンブルク城
王様、今度はぜひわたくしの方から
そちらの国に遊びに行かせてくださいませね!

殿
…………!

柳川城
もちろん、お待ちしておりますよ!

千狐
さぁ、そろそろお暇しましょうか。

千狐
殿、此度の遠征もお疲れ様でした!

懐古模倣の鋼獅子 -絶弐-

リチャード1世の名を冠する巨大兜との対決から
数週間後。約束通りレーヴェンブルク城は所領
へと遊びに来たが、彼女を迎えたのは……。

前半
――巨大兜との対決から数週間後。

レーヴェンブルク城
ここが王様の国ですのね……。

柳川城
レーヴェンブルク城さん、お待ちしておりました!

殿
…………。

レーヴェンブルク城
ごきげんよう、王様、柳川城さん。
お約束通り、遊びに来させていただきましたわ。

不来方城
俺は不来方城だ、よろしくな!

不来方城
もしかして、お前が殿の言ってたおとぎ話が好きって子か!?

レーヴェンブルク城
えぇ、そうですの。

岩国城
私、岩国城~!

岩国城
とっておきのお話用意して待ってたよ~!

レーヴェンブルク城
まぁ! わたくしを待っていてくれたなんて……!

レーヴェンブルク城
ぜひ日の本のお話を聞かせてほしいわ!

不来方城
じゃあ、桃から生まれたヒーローが悪い鬼を退治しに行く話をだな……。

岩国城
いやいや、おむすびを落っことしちゃったけど
結果的に大きなおむすび、もとい幸せを掴んだ話を……。

レーヴェンブルク城
むむぅ……どちらのお話から聞こうか悩みますわ……。

???
――ちょぉっと待ったぁ! おとぎ話なら私の出番ですよ!

不来方城
うぉっ!?

???
おとぎ話といえば動物、動物といえば狸!

阿波一宮城
不肖この阿波一宮城が、日の本に伝わる数々の狸話をしてさしあげましょう!

レーヴェンブルク城
たぬ……き?

阿波一宮城
えぇ。お腹がぽんぽんでもふもふしている生き物です。
ですが、見た目が可愛いだけではないのですよ。

阿波一宮城
狸は変化の術が使えて頭も良く、日の本では古くから親しまれてきました。
また、三大名狸と呼ばれる有名な狸もいたりするくらいです!

阿波一宮城
お近づきの印に、私お手製、狸のぬいぐるみをあげましょう。
はい、どうぞ。

レーヴェンブルク城
まぁ、かわいい!

阿波一宮城
ではでは、早速とある狸が茶釜に化けて恩返しをするお話を……。

???
――お待ちください……!

レーヴェンブルク城
あら?

阿波一宮城
むぅっ、貴方は……!

???
狸など言語道断……!
時代は私の地元でも愛されている兎です……!

鳥取城
今この場にいない鹿野城ちゃんに代わって、
私、鳥取城が兎のお話をして差し上げましょう……!

レーヴェンブルク城
新しいお方ですね。
うふふ、よろしくお願いいたしますわ。

鳥取城
えぇ、こちらこそ……。

阿波一宮城
むぅ、兎ですか……。

鳥取城
いいですか、レーヴェンブルク城さん……。
狸という生き物は、悪い生き物なのです……!

鳥取城
狸は、古来より妖怪扱いされていて、悪知恵が働き、
おとぎ話の中でもそれは顕著……!

鳥取城
だって、お婆さんを騙して調理して、
連れ合いであるお爺さんに狸汁ならぬばば汁を食べさせるんですよ……!

レーヴェンブルク城
え……ええっ……!?

阿波一宮城
そ、そんなこと言ったら兎だって悪知恵働かせてますよ!

阿波一宮城
ワニザメや熊を騙して利用したり、
時には商売してもうけたりだまし討ちしたりでもっとひどいじゃないですか!

阿波一宮城
確かに悪い狸はいますが、そんなのごく一部ですよ!
狸は恩返しもきちんとする、義理堅い子だっているんです!

鳥取城
大体狸の肉って臭みが強いから食べづらいんですよ……。
せっかく味はいいのに……。

鳥取城
それに比べたら、兎のお肉は柔らかくて美味しいですし、
やっぱり兎の方が優秀です……。

阿波一宮城
むぅ~っ、確かに兎は美味しいけど……。
狸だって、生姜を効かせた肉団子入りのお味噌汁は美味しいって話が……!

阿波一宮城
……わ、私は愛する狸を食べることはできませんが、
味に関してはそれなりに評価は受けていると聞きましたよ!

鳥取城
まだまだですね……。
好きだからこそ食べるんですよ。

鳥取城
よく言うでしょう?
食べちゃいたいほど可愛い、って。

阿波一宮城
貴方の場合、ただ食欲旺盛なだけじゃ……。

レーヴェンブルク城
まぁまぁ、お二人とも喧嘩しないでくださいませ……。

レーヴェンブルク城
(この後、いったいどうなってしまうのかしら……わくわく)

柳川城
な、なんだかお二人のやり取りがすでにおとぎ話みたいですね……。

やくも
レーヴェンブルク城、
もしかしてこの状況楽しんでないかや……?(ぼそっ)

不来方城
おいおい、二人とも落ち着けよ。

岩国城
きっとお腹空いちゃったから喧嘩してるんですね。
お弁当食べましょう、ねっ?

阿波一宮城
こうなったら……レーヴェンブルク城さんに判定していただきましょう。

レーヴェンブルク城
わ、わたくしですの?

鳥取城
ええ、かくなる上は兎のおとぎ話をたっぷりと聞かせて、
兎大好きにして差し上げるのが良いかと……。

阿波一宮城
何をおっしゃる鳥取城さん。
最後に勝つのは狸の愛らしさですよ。

レーヴェンブルク城
うふふ……とっても楽しみですわ!

千狐
何故お二人は変身しているのでしょう……。

殿
…………?

鳥取城
ではいざ!

阿波一宮城
参ります!

後半
レーヴェンブルク城

はぁぁ……こんなにたくさんのお話を一度に聞いたのは初めてですわぁ……。

阿波一宮城
ふふ……やりますね。
私の狸愛に対して兎で立ち向かってきたのは貴方が初めてですよ。

鳥取城
……でも、鹿野城ちゃんだったら多分、もっと上手く話せたと思います。

鳥取城
阿波一宮城さんの狸愛、よくわかりました。
それだけに、私が喋ってしまって良かったのかな、って……。

阿波一宮城
何を仰いますやら。
十分に鳥取城さんの話す兎は魅力的でしたよ。

レーヴェンブルク城
えぇ! ドイツの兎とは違った魅力があるのがとっても面白かったですわ!

鳥取城
…………。

鳥取城
それなら、良かった……。

不来方城
ほっ、これで一件落着だな。

阿波一宮城
ふふ、お騒がせしました。

岩国城
兎のお肉……狸汁……美味しそうな話でしたねぇ~。

鳥取城
……実際美味しいですよ?

レーヴェンブルク城
さぁ、落ち着いたところでほかの方のお話も聞かせてくださいな。

不来方城
おっしゃ! 任せとけ!

阿波一宮城
ふふっ、私のお話は狸だけではありませんよ。
妖怪にだって詳しいのです……!

阿波一宮城
そうだ、せっかくですからレーヴェンブルク城さんも
何かお話を教えてくださいな。

レーヴェンブルク城
えぇ、喜んで。

鳥取城
私も、美味しいご飯が出てくるお話ならまだまだできます……。

岩国城
その話詳しく!

やくも
うちも聞きたいだにぃ!

不来方城
殿もこっち来いよ!
せっかくだから何か話してくれ!

殿
…………。

柳川城
殿が語ってくださるのですか?
楽しみです。

千狐
ひとまず順番を決めないといけませんわ……。

レーヴェンブルク城
……あぁ、本当に今日はなんて良い日でしょう。

レーヴェンブルク城
知らないお話をたくさん聞けて、
新しいお友達もたくさん増えて!

レーヴェンブルク城
わたくし、とっても幸せですわ!

――花開くような笑みを浮かべるレーヴェンブルク城。

まるで自分がおとぎ話の主人公になったかのような錯覚を覚え、心の中でそっと呟く。

レーヴェンブルク城
――こうして、みんなはいくつもお話を語り合い、楽しく過ごしましたとさ……。

レーヴェンブルク城
なんて、ね♪



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]佐和山城……また来たのね、あなた。足を運んでくれたところ悪いけど、面白いものは何も見れないわよ?相変わらず、大坂城様のらいぶに向けて、準備をしているだけだもの。……ん、なに?『なぜ、そこまで大坂城様...

[裏]伊勢長島城

]伊勢長島城も~、なんなのあいつら!信じらんない!寄ってたかってライブの邪魔をして!いったいどこから情報が漏れたの?もしかして、殿じゃないでしょうね……!?……そんなわけないか。あたしは、あんたにな~...

[花嫁衣装]鹿児島城

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[花嫁衣装]鮫ヶ尾城

]鮫ヶ尾城はあ……春日山城サマの祝言、想像するだけでドキドキしてしまうっす!ね、ちびサマ~♪……ん?どうしたっすか、トノ?えっ、『主城のことより自分はどうなのか』っすか……?うぐ……これは痛いことを言...

[花嫁衣装]許昌城

]許昌城うーん……。ううーん……。……おや、殿か?すまない、考え事をしていて来訪に気づいていなかった。この間、殿と話してから、結婚に関して城娘達と話をしたのだ。繁栄という目的へ至る手段としての婚姻……...

[花嫁衣装]萩城

目次1 性能1.1 特技1.2 [改壱]特技1.3 計略2 画像3 ボイス4 イベント4.1 イベント14.2 イベント24.3 イベント3性能< [花嫁衣装]チャンドラ・マハル - [花嫁衣装]新田...

[花嫁衣装]秋田城

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[花嫁衣装]春日山城

]春日山城うーん……。……うーん? ……うん?……殿?すみません! お越しいただいていたのに、今の今まで気づかずにいて!実は先日、坂戸城と謙信公の昔話をしてたのですが、その際、跡継ぎの話題が出たのです...

[花嫁衣装]新田金山城

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