ストーリーテキスト/天下統一1章

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目次

1章 始動編[]

第1話 始まりの狼煙 ~筑後~[]

謎の敵兵により本城は陥落寸前。
突如現れた白衣の娘と共に、
何としても、この死地を脱するのだ。

前半

うわぁぁぁあーーッ!

謎の生命体
皆ゴロシデアル……殿中デゴザル……。
穿テ! 穿テ! 穿テェッ! 

一般兵
伝令!
主力武将、相次いで討ち死にッ!
謎の敵兵、尚も進軍中!

一般兵
このままでは、
本城が攻め落とされるまで、
半時もかからないとの見立て……。

一般兵
殿……ご決断を。

殿
…………。

『辞世を詠む気など無い……先に落ち延びよ』と、殿は告げた。

最後まで共に戦おうとする家臣を説き伏せ、
殿は独り、城に残った。

――ドガッ!バキャッ!

階下から響く破壊音に、殿は歯噛みする。
城主の身である殿にとって城の破砕は、
我が身を斬られるも同然であったからだ。

刻一刻と、無数の殺意が鎌首をもたげてにじり寄り、
ついに、殿は"謎の敵兵"に包囲されてしまった。

謎の生命体
囲メ……囲メ……兜ノ中ノ殿ハ……
イツ……イツ……死合ウ……
城焼ケノ晩ニ……コロシテ賜レ……

殿は、死を覚悟した。
胸中を埋め尽くしたのは恐怖ではなく、壊れゆく城への慚愧(ざんき)だった。
底知れぬこの惨めさの汚泥を雪ぐは、音に聞く黄泉のせせらぎか――。

――否。
次の刹那、殿の耳朶を震わせたのは、まごう事なき福音の鏑(かぶら)だった。

???
一発で仕留めてみせます!

凛然たる声音と共に、稲妻の如き閃光が眼前に広がり、
光に祝福されるようにして、少女が現れたのだ。

殿
(――天女の類いか……!?)

眩む視界においてなお輝く、その可憐な姿に
殿はここがあの世ではないのかと一瞬疑った。

気づけば、"謎の敵兵"は地に伏していた。
少女が放った矢が、恐るべき正確さで敵の急所を貫き、
その命を完全に絶っていたのだ。

柳川城
私の名は『柳川城(やながわじょう)』。
お伝えすべき事は山ほどありますが、今は敵を殲滅することが先です!
さあ殿、お立ちください!

その声に呼応するように、殿は敢然と立ち上がった。
彼女の言葉が、風前の灯火であった殿の闘争心を
再び燃え上がらせたのだ。

柳川城
新手の敵がきます!

殿
――ッ!!

合戦中

殿、ご覧ください!
城外に見える敵の軍勢が攻め込むための準備をしているようです!
このままでは、ここが落城するのも時間の問題です。

合戦の基本は私がお教えいたしますので、
殿のご采配でどうにかこの場を切り抜けましょう!

既に城内に侵入している敵が
進行を開始するようです……!

殿、敵は本陣を構える殿を目標に進行を開始します。
すぐに合戦が始まりますので、殿もご準備をお願いいたします!

まずは加勢にきた城娘を配置して、
敵の進行を食い止めましょう!

<配置場所について>

城娘は武器種によってマップに配置できる場所が異なります。
刀などの近接攻撃をする城娘は赤い配置場所に、
石弓などの遠隔攻撃をする城娘は青い配置場所に置くことができます。

はい、無事に配置することができましたね。
配置した城娘は、射程内の敵へ自動で攻撃を行います。

城娘を配置する際には、『気』を消費します。

現在の気は画面の上部中央に表示されますので、こちらでご確認ください。
なお、気は敵を撃破すると増加していきます。

その他、ご注意いただきたい点があります。
私たち城娘は、耐久が0になると「大破」となり、戦闘不能状態になります。
大破後は一定時間の間、再配置することができなくなってしまいます。

大破した際には、それまでに消費した気の一定数が回復しますが、
なるべく大破しないようにご采配いただくのが良いでしょう。

こちらが殿の耐久です。
殿の耐久が0になると敗北となり、合戦が終了してしまいます。

本陣まで到達した兜は殿を攻撃し続けますので、
なるべくその前に撃破するようご采配ください。

基本的な説明は以上になります。
それでは、勝利を目指しましょう!

お見事です、殿!
なんとか窮地を脱することができたようです!

後半

柳川城
すべての敵を討ち果たしたようですね!
それにしても、危ないところでした……。

柳川城
先刻の敵は、名を『兜(かぶと)』と言います。
今や世に兜は溢れ、各地で破壊や略奪が起きています。

柳川城
新手の兜がいつ襲ってくるやも知れません。
ひとまず安全な場所へ向かいましょう。

柳川城
……訝しみなさるのも無理はありません。
ですが、どうか今は私めを信じていただきたいのです。

柳川城
さあ、行きましょう。
身命を賭して、必ずや殿をお守りいたします。

殿は白衣の少女を信じ、その後に続くことにした。

柳川城
ここまで来ればもう大丈夫です。

柳川城
改めてご紹介させていただきます。
私は、名を柳川城と申します。

柳川城
殿のことを密やかにお慕い申しあげること幾星霜……。
こうしてお話ができるなんてまるで夢のようです!
とても……とても嬉しく思います。

柳川城
ここは私たちの『所領』でございます。
所領は神聖な力で護られている場所なので、
邪悪な存在である兜は立ち入ることができません。

柳川城
ここに留まり、身を隠すこともできますが……。
殿は落ち延びた家臣たちを案じているのですよね?
かように沈まれたお顔をされていれば分かりますよ。

柳川城
そうとなれば、急ぎ家臣たちを探しに向かいましょう。
家臣たちが城を脱した時、南へ向かうのを目にしました。
なので、まずは肥後へと向かうのが上策かと思います。

柳川城
殿のご準備が整い次第、さっそく出発しましょう!

第2話 神娘との出会 ~肥後~[]

森の奥から絹を裂くような少女の悲鳴が!
誰が捨て置くことなどできようか。
急ぎ駆け付け、兜を討ち払うのだ。

前半

???
きゃぁああーーーっ!


斬ル……斬ル……斬リステ……御メン……。
イザ、イザ、イザッ!

???
うぅぅ……誰か……誰か助けて……。

???
――あっ、あんなところに村があるわ!
こうなったらあそこに身を隠し、兜が去るのを祈るしか……。

――寸刻後。

柳川城
殿、ようやく肥後に到着しましたね。
ですが……どうやら、この地にも兜が押し寄せているようです。

???
きゃぁああーーーっ!

柳川城
向こうに見える村の方から女性の悲鳴が……ッ!?
殿、急ぎ向かいましょう!

合戦中

千狐
あなた方は一体……?

柳川城
話は後です!
兜の相手は私たちが務めます!

千狐
それでしたら、千狐にも手伝わせてください!
集中すればきっと……!

柳川城
この力は……?
一帯から気の流れを感じます。

千狐
私、千狐は気を集めることができるのです。
合戦中の時間経過で気が回復するようになりますので、
これからの合戦でお役立てください。

柳川城
頼もしい味方ですね、殿。
それでは兜を討伐しましょう!

千狐
お待ちください。
その前に耳寄りな情報をお伝えしたくて……。

<蔵について>

千狐
合戦中の戦場には「蔵」が存在します。
敵は味方だけでなく蔵も襲い、破壊しようとするのです。

千狐
敵から蔵を守りきることができれば、
何か良い報酬が得られるかもしれません。
戦力に余裕がある場合、蔵を守ることも意識してみると良いと思いますわ。

柳川城
なるほど、これから何かと物入りな状況が続きそうですからね。
殿も覚えておいてくださいね。

柳川城
それでは兜討伐開始です!

千狐
コンッ!
私たちの勝利なのー!

後半

千狐
助けてくれて、ありがとうですわ。
私は『千狐(せんこ)』といいます。

千狐
兜たちに追われて必死に逃げてきたのですけれど、
その途中で友人の『やくも』と離れ離れになってしまいました……。

千狐
今頃一人きりで、きっと怖い思いをしているに違いないわ。
はやく助けに行かないと……。

――ガサッ!

千狐
えっ!?

???
シュゥゥウ……シュゥゥウー……。

千狐
――あ、あれは…兜!?
あれほどに巨大な兜、見たことがありません。

千狐
もしもやくもが、あのような兜に見つかりでもしたら……!

柳川城
落ち着いてください、千狐さん!
今は、お友達のやくもさんの無事を信じましょう。

柳川城
幸い、あの巨大兜はこちらに気付いていないようですね……。
ここで無闇にやくもさんを探すのは愚策かと思います。
殿、ひとまず所領に戻り、今後の作戦を立てましょう。

――数刻後。

千狐
ここが、所領……。

千狐
素晴らしいですわっ!
かように神聖な気が満ち溢れている場所がまだ残っているなんて……。
特に鳥居付近の力は絶大なのー!

柳川城
……なのー?

千狐
な、なな、なんでもありませんわっ!

千狐
それよりも、この地に溢れる聖なる力は千狐の力を増幅してくれます。
千狐が行ったことがある場所でしたら、鳥居を経由することで
如何なる場所でも、瞬時に移動することができるはずです。

千狐
千狐とやくもは永い間、行動を共にしてきました。
恐らくこの力を使えば、やくもの元へ移動することも不可能ではないでしょう。

千狐
やくもは千狐にとって大切な、かけがえのない友人なのです。
どうかお願いです。やくもを助けてください!

柳川城
千狐さん……。
任せてください!
きっと助けてみせます!

第3話 二つの再会 ~日向~[]

千狐の力によって辿り着いた先には、
窮地に陥ったやくもと家臣たちの姿があった。
兜を一掃し、仲間との再会を果たすのだ。

前半
兜軍団

ゴ用……改メ……追イ詰メタ……。
オ縄ニ……ツケ、ツケ、ツケッ!

???
あいつらの狙いはうちだに!
あんたらはうちを置いて、さっさと逃げるがや!

一般兵
馬鹿なことを言うなっ!
童女を捨て置き、おめおめ逃げるなど武士の名折れよ!

一般兵
それに拙者らはな、二度と敵から逃げぬと決めたのだ!
……殿…もう命など、寸分も惜しくはありませぬ!

一般兵
やくも、とかいったな? 其許だけは、奴等と刺し違えてでも守り抜くぞ!

やくも
そげなこと言ったって……。
このままじゃみんな死んでまうだに……。

やくも
ああ、神様でも何でもええから、誰か助けてぇや!

――その時だった。

やくもたちの背後にそびえ立つ鳥居から、
堰を切ったように清浄なる光が溢れだした。

次の瞬間、まるで後光を背負うようにして、
やくもたちの眼前に殿たちが現れたのだ。

千狐
やくもなのーっ!
ほんとにほんとにやくもなのーっ!
やっと会えたのー!

やくも
せ、千狐!?
いったいどこから出てきたんね!?

千狐
説明したいことは山ほどあるけど、話は後!
今は兜を倒すことだけを考えるの!

千狐
さあ殿!
この地にはびこる兜たちを一気に討ち払いましょう!

合戦中
柳川城

殿! お気づきかもしれませんが、
私たち城娘は『巨大化』の能力を持っています。

<巨大化と特技について>

柳川城
頭上に「巨大化!」のアイコンが表示されている城娘は、
気を消費することで、巨大化をすることができます。

柳川城
城娘は巨大化するごとに、耐久・攻撃・防御・射程が上昇し、
巨大化時に耐久が50%回復します。

柳川城
さらに各城娘によって決められた回数の巨大化を行うと「特技」が発動します。

千狐
合戦が進行すれば、時間経過で気も多く溜まっていきます。
巨大化できる機会も増えるので、ぜひご活用ください。

千狐
……丘の上に素早い兜がいるようですわ。
動きに注意しつつ、やくもを救出しましょう!
さぁ合戦開始です!

やくも
一時はどうなることかと思っただに……。
みんな、助けてくれてだんだんね!

後半
やくも

助けてくれて、だんだんね!
改めて、うちは『やくも』って言うだに。
よろしく頼むがやー!

千狐
やくもー!
無事で良かったのー!

千狐
……コホン。
やくも、本当に心配しましたわ。
あなたが無事で何よりです。

やくも
うちだけやったら危ないとこやったね。
でもな、あそこのお侍さんたちが、うちを必死で守ってくれたんだに。

一般兵
拙者は……夢をみているのでござろうか……。

一般兵
ああ、殿……よくぞご無事で……。
殿を置いて落ち延びてから今まで……拙者らはずっと悔いておりました。
忠義に背いたこの身、如何様な処分も覚悟しております。

殿
……。

殿はゆっくりと頭(かぶり)を振った。

その顔には、ただただ家臣たちが無事だったことに安堵する、
優しげな笑みが浮かんでいるだけであった。

一般兵
かような愚臣を、お許しくださるとは……。
こうして再び殿にお仕えできること、誠に嬉しゅうございます。
拙者は……拙者は……うぅ……。

柳川城
(殿、よかったですね……。)

千狐
コンッ!
千狐の話も聞いてほしいの……ではなくて、聞いてほしいのです。
実は、殿に折り入ってお願いがあります。

千狐
関ヶ原の合戦で突如として出現した兜についてですが、
これまで各所で色々と調べて回った結果、ある事実が判明しました。

千狐
兜たちの背後には、全ての兜を統べる存在がいるようなのです。
恐ろしいことに……その存在がいる限り、兜が無限に増え続けるようなのです。
それを捨て置けば、この世すべてが兜に征服されるのも時間の問題ですわ……。

千狐
だから、殿のお力で、
全ての元凶であるその存在を討ち払っていただきたいのです!

一般兵
殿、拙者たちからも進言させていただきます。
兜どもの長を討ち果たし、この乱世に終止符を打ちましょう。
殿ならば、必ずやその大役を果たせると信じております。

やくも
うちも全力で手伝うけん!
お願いや殿さん、力を貸してぇや!

柳川城
殿……。
私も最後まで、お供させていただく所存です。

柳川城
必ずや兜たちを、そして兜を統べる存在を倒しましょう!

仲間たちの視線を一身に集めながら、
殿は確かな決意を胸に宿し、ゆっくりと頷いた。

そして、殿は新たな仲間たちと共に、所領へと戻ってきた。

第4話 封じられし魂 ~大隅~[]

海路を目指し新たな国へと歩を進める殿たち。
新たな地においても跳梁する兜の魔の手が、
今まさに村の娘へと伸びようとしていた……。

前半
千狐

殿、これから千狐たちは兜を統べる謎の存在を打倒する為、
まずは本州へと向かいます。
そこで、経路に関してのご相談があります。

千狐
千狐の能力を使って、所領の鳥居から遷移できるのは
現在のところ、『肥後』と『日向』の二カ所ですわ。

千狐
どちらの遷移箇所にも言えることですが、その地点から北上し、
陸路を使って本州に向かうのは避けた方がいいと思います。

千狐
理由は、前に肥後で目撃した、あの巨大兜に遭遇する可能性があるからですわ。
今の戦力であのような強大な兜に立ち向かうのは得策ではありません。

千狐
ですから、陸路を使っての本州上陸は諦め、まずは薩摩へ向かいたいと思います。

千狐
薩摩からは船が出ていますから、海路を利用することができるはずです。
薩摩から海を渡り肥前へ、そして、肥前から北上して本州へ上陸しましょう。
少し遠回りですが、これなら安全に本州へ辿り着けるはずですわ。

やくも
うちはその巨大な兜は見とらんけ、なんとも言えんけど、
歩いて行くより海路の方が、あんきなもんでえーと思うだに。

柳川城
私も殿も異論はありません。
あの巨大兜には今は太刀打ちする術がありませんからね。

千狐
それじゃあ決まりなのっ……ではなくて、決まりですわ!

千狐
薩摩へは大隅を経由して向かうことになります。
殿、御準備ができ次第、さっそく出発いたしましょう!

千狐の進言のもと、殿一行は新たな地へと歩を進めた――。

柳川城
ようやく大隅に到着しましたね。

柳川城
やはりここにも兜の姿が……み、見てください殿!?
あそこに、兜に包囲されている女の子がいます。

兜軍団
囲メ……囲メ…… 兜ノ中ノ人ハ……永劫ダスナ……、
斬レ、斬レ、斬レッ!

???
困りましたわ……。
これでは家に帰ることもできませんわ~。
風水的にここはあまり良い土地ではありませんのに……。

千狐
殿、急ぎあの子を助けに行きましょう!
これ以上、兜たちの好きなようにさせてはなりません!

合戦中
柳川城

殿! この合戦では特に攻撃力の高い兜がいるようです。
初めて目にする大きめの兜にご注意ください。

柳川城
見事なご采配でした!
この調子でまいりましょう!

後半
千狐

まさか、あなたが城娘だったなんて……!?

鹿児島城
わたくし……一体このような場所で何をしていたのでしょうか~?
何か、とても怖い夢を見ていたような……。

やくも
さっきまでの記憶がないのかや?
一体どういうことだに?

柳川城
同じ城娘だからでしょうか。
私、先ほど何が起こったのか、この目で『視た』ような気がします。

柳川城
先ほどの兜を倒したことで、
囚われていた鹿児島城さんの城娘としての魂が解放され、
あの身体に戻ったような……そんなふうに感じました。

やくも
兜が城娘の魂を所持していた……?
そんな都合のいいことってあるんかや?

千狐
兜の動力源は未だ判然としていないもの。
兜たちが、その土地に縁のある城娘の魂を利用することは十分に有り得るわ。
といっても、あくまで仮説……この事についてはもっと調べないといけないわね。

鹿児島城
皆さんのお話は間違っていないと思いますの~。
得も言われぬ恐怖心は未だたしかにこの胸にくすぶっていますが、
殿どんから感じるこの安心感や感謝の念こそが、何よりの証拠ですわ~。

鹿児島城
殿どんのおかげで、わたくしはまたこうして
城娘として顕現することができましたの。
今度はわたくしが皆さんの力になりますわ~!

千狐
殿、鹿児島城さんのような城娘が各地に存在する可能性は十分にありますわ。
一期一会とまでは言いませんが、出会いには意味を含むことが多々あります。
これからの道中、良き出会いがあらんことを切に願いますわ。

千狐
それでは新たな仲間と共に肥前へ向けて、出発しましょう!

柳川城
殿……船での旅だなんて、少しどきどきしますね……?

柳川城
で、でも私、殿とだったら、どんな場所でも怖くありません。
だって、私はいつだってお側で殿をお守りすると誓いましたから!

柳川城
さあ、皆さんと共に、次の地へ進みましょう!

やくも
殿さん、殿さん!
実はうちにもな、千狐と同じように特殊な能力があるんや!

やくも
うちの能力は、要石を使って城娘を築城することができたり、
なんと、設備なんかの強化もできるだに。

やくも
きっとこーからの戦いに必要になると思うに!
ぜひ、活用してやー。

【工房】が開放されました。

<『工房』画面について>

工房にある「築城」では、要石というアイテムを消費することで、
新たな城娘を築城することができます。
築城にかかる時間はできあがる城娘によって異なります。

「武器強化」では武器を素材として合成することで、
合成対象の武器を強化することができます。

「開発」では、やくも珠と金を消費することで
武器や施設を開発することができます。
やくも珠は城娘を合成/改築/引退/設備合成の素材とした時に入手します。

また、新たに【設備】が開放されました。

【設備】では、様々な設備を強化したり、
「像」を用いて合戦を有利に進めることができます。

設備を強化すると、築城で良い城娘ができあがる確率が上昇したり
本陣の耐久力が上昇するなど、様々な良い効果が得られます。

設備の強化には、城娘の強化と同様に城娘または神娘を使用します。

なお、「天守レベル」は霊珠を使用することで上昇させることができます。
天守レベルが上昇すると、城娘と装備品の最大所持数が増加します。

ほか、設備にある3種類の「像」は、効果を発揮させることで
一定期間、合戦における気の初期値・獲得金・殿のEXPを増加させることができます。

効果を発揮させるためには霊珠を消費する必要がありますが
合戦を有利に進めることができます。

第5話 心の刃 ~肥前~[]

船旅を経て降り立った地で、殿たちは
兜の前に立ちはだかる少女の姿を見る。
その義侠の信念を守るため、いざ参らん!

前半
やくも

うぅ……気持ち悪いぃ……。
ふ、船があんな揺れるなんて知らんかったけん。
ぅぷぷ……はぅぅ……。

千狐
やくもの船酔いはまだ治らないみたいですね。
どこか落ち着いて休める場所があればいいのですが……。

千狐
――あっ、一町半ほど向こうに村が見えますわ!
ですが、妙ですね……村に近づくにつれて何やら剣呑な騒がしさを感じます。

千狐
……み、見てください殿! 兜たちの姿があります!
あちらに向かいましょう!

兜軍団
逃ガスナ……皆ノ者……引ッ捕ラエイ。
エイ、エイ、エイッ!

柳川城
そこまでです兜たち!
私たちが来たからには、もう好き勝手には――

???
好き勝手やってんじゃねえよ!

柳川城
――えっ!?

???
人様の土地で暴れ回りやがって、
アタシの大事な人たちを傷つけたその代償、
キッチリ払ってもらうからな!!

やくも
見てや殿さん!
女の子が一人で兜の前に立ちはだかっとるだに!
武器なんか何一つ持っとらんのに……何でや!?

千狐
怒り……いえ、強い義侠心が彼女を奮い立たせているのよ。
でも、あのままじゃ彼女が危ないわ。

柳川城
殿、あの方を死なせてはなりません! 絶対に救いましょう!!

合戦中
柳川城

殿、この合戦では道なりではなく、飛行で移動する兜がいるようです。
遠隔城娘を配置して、上手く迎撃しましょう。

足利学校
お見事です。
兜との戦い方について、
知識と経験が身についてきたようですね。

柳川城
あなたは一体……?

足利学校
所領にて、合戦のおさらいができる『戦術指南所』をご用意いたしました。
私についてはそちらにて。
ふふっ、それでは皆さんのお越しを心待ちにしております。

柳川城
行ってしまわれました……。
悪い方ではないようですし、機会があれば『戦術指南所』を訪ねてみましょう。

後半
やくも

このお嬢さんも城娘だったがや?
なんて偶然だに!
助けられてよかったにー!

村中城
くそッ、城娘の力か……何で忘れてたんだアタシ……。
殿が、アタシを呼び戻したのか?
ッチ、余計なことしやがって……ま、感謝はしてるよ……ありがとな。

鹿児島城
新たな仲間ですの~。
とっても心強いですね、殿?

村中城
――っ!? 
か、鹿児島城!?
何でこんなところに……。

柳川城
どうかしましたか?

村中城
べ、別に何でもねえよ!?
今は我慢してやる……と、とにかくだ、アタシを呼んだからには、
ちゃんと暴れられる場所を用意しろよな?

やくも
何だか血気盛んな城娘やね……。
でもそれが逆に頼りがいを感じさせるだに!

千狐
仲間も増え、少しずつですが兜に対抗しうる力をつけつつありますね。

千狐
殿、良き流れに乗っているような気がします。
ひとときの休憩を経て、すぐにでも次の地へ向かいましょう!

第6話 巨大兜、現る ~筑前~[]

傷ついた少女の怯える視線の先に、
名を持つ巨大兜の吠え叫ぶ姿があった。
全力を以て、この強敵に挑むべし。

前半
???

くっそぉ……。
あんな馬鹿でかい兜がいるなんて聞いてないぞ。
これじゃこっちの身がもたないぜ。

千狐
殿、あの方はどうやらこの国の村娘のようですわ。

千狐
ただ…妙ですね。彼女、どこか様子がおかしいです。
ひどく疲弊しているようですし、まずは話を聞いてみましょう。

???
――おわっ!? あんたら、いったい何者だ?
ここらじゃ見ない顔だな……。

???
んなことより、あんたら早く逃げた方がいいぜ。
誰もあの『クロダナガマサ』に勝てるヤツなんていねえんだから……。

千狐
クロダナガマサ……?
名を冠する兜がいるとでも言うのですか?

不意に……荒涼とした静けさが、周囲を埋め尽くした。
それは遠来する嵐の前の静けさに近い。
来る……全てを砕く双腕が。全てを圧する恐怖が。全てを憎む激情が――。

黒田長政
ワシは……誰ぞ……?
この身体は、如何なリョウケンじゃ?

黒田長政
ワシの城は……何処(いずこ)へ……?
ワシは……ワシがわからぬ……。
わからぬことが……わからぬ……。

黒田長政
戦乱……ムクロ……カチドキ……セキガハラ……全て、遠い……。
夢……幻……霞……なぜじゃ……何処じゃ……誰ぞ……誰か……誰そ……。
応えよ……応えぬか……応えるのじゃぁあああっ!!!

やくも
あ、あれは一体なんや!?
あげな兜、見たこたねーだに!!
今のうちらで倒せるのかや……?

千狐
弱音を吐いている場合じゃないわ!
殿、敵の素性は不明ですが、ここで退くわけにはいきません!
何としてでもあの巨大兜を討ち果たしましょう!

後半
若松城

ひどく懐かしい気分だ……。
そうだ……私は、ずっとこの時を待ってた……。
誰かを守る力を、国を護るに足る大きな力を行使する時を待ち望んでいたんだ。

若松城
私の魂を解放してくれたこと、感謝するぜ。
豊前との国境を護らんとした為に生まれ、育まれた力だが、
今は殿さんに預けるぜ。

やくも
なあ、一つ質問させてや。
さっきの巨大兜のことを、クロダナガマサって呼んでたけん、
一体どういうことだに?

若松城
そのことか……。
こうして記憶が戻った今ならそれなりに教えることもできるだろう。
ありゃ福岡城の築城主だった男、『黒田長政』の魂に影響された兜だったんだ。

若松城
福岡城と私は浅からぬ仲でな、
おそらく城娘だった時の私の本能の残余みたいなもんが、城主の名を語る
あの巨大兜を福岡城と会わせちゃいけねえって無意識に告げてたんだろうな。

若松城
福岡城は心根の優しいやつでな。城主本人じゃなくても、
あの巨大兜と対面すれば、『長政タンが苦しんでる』とか言って、
馬鹿な真似に及ぶのは目に見えてる。

若松城
結果として、ここで食い止められて、本当によかったよ……。

千狐
兜に故人の魂が……そのような兜がいるとは、初耳ですわ。
今後もこのような、かつての城主の影響を受けた兜が現れるかも知れませんね。

若松城
ま、実際には城主そのものの魂じゃねえんだけどな。
兜は、死んじまったかつての殿たちの魂の鋳型を勝手に利用してるだけさ。

若松城
私はこれからも名持ちの兜に出くわせば絶対に倒す心積もりだ。
そのことにあんたらも異論はないよな?

柳川城
もちろんです!
あのような強大な兜を放っておくことなどできませんからね。

千狐
兜についての謎も、徐々に判明してきていますね。
新たな出会いや知識の獲得は、この乱世の終着点への道標となるはずです。
さあ殿、次の地へと進みましょう!

第7話 唯我独尊 ~豊後~[]

四国を目指すことに決めた殿たちの行く手に
兜に組み敷かれし、町娘の姿があった。
一刻も早く兜を討ち払い、娘を救うのだ。

前半
千狐

海を挟んで目の前に見えるのが、本州ですわ。
早速船で海を渡りましょう!

やくも
げげっ!
殿さん見るだに!
あっちの陸地に、兜さんがたくさんおるけん!

千狐
もう、やくもったら……。
船に乗るのが嫌だからって、そのような笑えない冗談は……。

千狐
……うそ、でしょ?
あんな大量の兜、相手にできるはずがありませんわ……。

やくも
だからさっきから言っちょったけん。
なあ殿さん、どうするだに?

千狐
考えられる手段としては、
ここからさらに迂回して、本州を目指す方法ですね。

千狐
現状を鑑みるに長門経由で関ヶ原に行くのは、ほぼ不可能でしょう。
なので、四国を経由して関ヶ原に向かう道をとるのが上策かと思われますわ。

やくも
なるほど~。
またまた遠回りになるけん、時間はくうかもしれんども
向こうの兜を相手にするよりかは幾分も現実的だに。

やくも
千狐、あんた天才やね! さすがはうちが認めた女や!
四国への船は豊後から出ているはずだに。
善は急げ! さっそく豊後にいくがな~!

殿一行は四国に向かう船に乗るため、豊後へと歩を進めた――。

千狐
――で、豊後に着いてはみたものの……。

千狐
結局こっちにも兜がいっぱいなのー。
がーん、なのぉ……。

やくも
千狐のやつ、ショックで口調が退行しとるだに……。

やくも
おーい、しっかりするね!
あのまま本州に行くよかずっとましやけん、元気だすだに!

???
――ちょっと、放しなさいよ!!

柳川城
殿!!
女性が兜に取り押さえられてます!

兜軍団
逃ガスナ……皆ノ者……引ッ捕ラエイ。
エイ、エイ、エイッ!

???
いたっ……痛いってば……。
もうっ! もっと優しく扱いなさいよ!
くっそぅ……私にこんなことして、タダじゃ済まさないんだから……ッ!

柳川城
なんてことを……許せません!
殿、あの方を助けに行きましょう!

後半
島原城

おーっほっほっほっほ! そうよ、コレよコレ!
この力と美貌こそ私、島原城の真の御姿よ!
ったく、あんな汚らわしい雑魚共に捕まっていたのかと思うと反吐がでるわ。

島原城
それに、せっかくのお姫様のご帰還だっていうのに、
出迎えは随分と少ないのね……まあいいわ。
殿もそこそこいい男だし、我慢してあげるわ。ありがたく思いなさい。

村中城
ケッ。一体何様だってんだよ。

島原城
だ・か・ら、お姫様だって言ってるでしょう?
ふふ、そう怒らないでくださる? 争いごとは好きじゃないの。
だって、服が汚れてしまうでしょう?

村中城
……ったく、喧嘩にもなりゃしねえ。
そもそも見てる世界が全然ちげえんだ。
きっと、そこらの草木が極彩色に映ってんだろうよ。

千狐
まあまあ。みなさん仲良くしましょう?
今は兜を倒す仲間が増えたことを喜ぶべきですわ。
これから宜しくお願いしますね、島原城さん!

島原城
ふふ、そこの狐娘は物わかりがいいようねぇ。
特別に私の小姓にしてあげてもいいわよぉ?

島原城
ほーら、殿。さっさと次の地に向かうわよ。
…もう、ぐずぐずしないのぉ。

島原城
こんなに美しい城娘が一緒で幸せねぇ。お姫様と呼んでくれてもいいのよぉ?
もしかして照れてるのかしら? 初心ねぇ……おーっほっほっほっほ!

柳川城
……はぁ。
なんだかちょっとだけ……ほんの少しだけ殿が心配です。

第8話 笑顔の在処 ~土佐~[]

絶え間ない兜の襲来に摩耗した
少女の笑顔を取り戻す為、
この地の敵を全て一掃せよ!

前半
千狐

ついに四国に上陸しましたね。
新しい地では何かと勝手が違うことが多々あるかと思います。
ここは今一度、気を引き締めて参りましょう!

千狐
ん? 殿、どうされましたか?
あちらに誰かいるのでしょうか?
……おや?

???
もう、次から次に兜、兜、兜って……。
いったい兜ってどこから湧き出てくるのよ。

???
村の田畑はぜんぶ荒らされちゃったし、しかけた罠も全部意味なかったし……、
もうどうしようもないじゃない……。

島原城
女が誰もいないところで泣いてんじゃないわよ、まったく。
どうせ流すんなら馬鹿か真面目そうな男の前でやりなさい。
ほら、ちょうどそこに人の良さそうな殿がいるわよ?

???
――なっ、泣いてなんかないもん……ぐす……。
それよりもお姉さん達は一体……?

千狐
安心して下さい。
千狐達はあなたの味方ですわ!

やくも
ほらほら、お嬢ちゃんは後ろに下がるだに!
殿さん、この子の為にも、ここらの兜をぜんぶやっつけるだに!

柳川城
兜、こちらに来ます!
殿、全力をもって迎え討ちましょう!

後半
大高坂山城

城娘としての記憶と……力が戻ってくる…!
この姿に戻してくれてありがとー!

大高坂山城
それに、みんなのおかげでこの地を守ることができたみたいだね!

大高坂山城
殿、こっちにきてー。
ご褒美になでなでしてあげるねー! なでなで……。

大高坂山城
あたしのような面倒見のいい城娘は殿には絶対必要でしょ?
いっぱいい~っぱい頼ってくれていいんだからね?

大高坂山城
これからは殿の為に、わたしいっぱい頑張っちゃうから!

やくも
なんや不思議な感じやね……。
こんなちっこいのに不思議と甘えちょーなるに。
これが、母性ってやつなんかや?

柳川城
うっかり『母上』などとお呼びしないよう、
気をつけないといけないかもしれませんね。

大高坂山城
ふふ、やくもちゃんも柳川城ちゃんも
みんないっぱいい~っぱい甘えてくれていいんだからね?
ということで、これからよろしくねー!

千狐
また一風変わった城娘さんですね。
いずれにせよ、味方が増えることは何よりですわ!

千狐
さあ、四国の旅はまだ始まったばかりです。
殿、すぐにでも次の国へ向かいましょう!

第9話 力の異常奔流 ~伊予~[]

再び相見えた巨大兜。
その名は、藤堂高虎。
異常な力の激流に、いざ立ち向かえ!

前半
???

うぅ……もう逃げ場がありません……。
こんなことになるなら子犬などを助けずに真っ先に逃げてれば……っくしゅん!

???
うぅ……むずむずしまするぅ……。
あぁ、鼻水までも出てきて……ぐしゅ……。

千狐
殿、ご覧下さい!
少女が大型の兜に襲われているようです。助けましょう!

やくも
ちょっと待つだに! ただ大きいだけじゃないみたいや……。
あの兜、前の黒田長政いう兜みちょーに、
なんや禍々しい雰囲気をまとっちょるけん……。

『それ』は、異常な力の奔流であった。
禍々しさに黒ずむ濁流のような狂気と深淵が、彼方から悠然とやってくる。
悪夢の様な光景が、殿たちの総身を嫌がおうにも粟立たせた。

藤堂高虎
逃ゲル……逃ゲル……なぜ貴様らは逃げ惑うのカ?
其は恐怖ゆえ? 其は畏怖の念? 
否、すべては某の生き様ユエ!!

藤堂高虎
幾度、主君を代エ、斯様に姿を変エ、初めてヒトは武士と成ル!
忠義武芸の真極致、今ここに顕現セリ! 遠き者は音に聞ケ! 
近き者は眼にも見ヨ! 某から逃ゲルナッ! 某から逃ゲルナァァアッ! 

柳川城
なんという奇々怪々な言動と妄執……。
彼奴が発する異常なまでの力の奔流が、この身を灼くようです……。
ですが、退きません! 貴方たち兜の好きなようには絶対にさせません!

千狐
どうやら名を冠する兜のようですね……。
通常の兜と同列に考えていては勝ち目はないでしょう。
殿、心して挑み、必ずや勝利を掴みましょう!

後半
柳川城

あなたも城娘だったのですね!
出会えて……そして、救うことができて本当によかったです。

来島城
殿……貴方様が私をこの地に再臨させたのですね?

来島城
その御身から発せられる、なんと力強く、それでいて心地よき想いの流動……。
囚われていた我が魂すらも奮わせたあの感覚は、殿が与えたものだったのですね。

来島城
貴方様こそ、私が仕えるに足る主君です!
狂う島と称された我が身、如何様にもお使い下さい!
どのような過酷な激流においても、必ずや勝利の道を示して見せます!

やくも
なんやちょっこー堅苦しいだにぃ。
でも悪い娘じゃなさそうやね。
よろしく頼むだにー!

千狐
さあ、いよいよ次は讃岐ですね。
もしかしたら美味しいうどんを食す機会があるかもなのー!

千狐
……し、失礼しました。
しばしの休憩の後、入念な準備をしてから次の国へと参りましょう。

【城娘】の「城娘預かり所」が開放されました。

「城娘預かり所」では仲間になっている城娘や神娘を預けることができます。
預けることができる数は、通常の城娘所持数と同じになります。

【設備】より「天守レベル」を上昇させると、
「城娘預かり所」の利用上限もあわせて増加します。

城娘や神娘が増えた際に活用してみましょう。

第10話 香りの導き ~讃岐~[]

新たな地で殿を待ち受けていたのは
うどん鍋の芳香と、忍び寄る無数の殺気。
少女を守るため、敵を迎え討つのだ。

前半
千狐

ついに讃岐につきましたね!
……くんくん。
あれ? 何でしょう、この匂いは……?

???
そろそろ良い頃合いですね。
お待ちかねの特製うどん鍋のできあがりですぅ!

???
はぁ……でも、今日のは自信作なのに、
こうして一人で食さねばならないとは、誠に残念です……。

やくも
こげなところで御嬢さんがうどん鍋つついちょーなんて……。
さすがうどんの聖地、讃岐だに!
うどんに関しては何が起きてもおかしくないってことやね。

兜軍団
出アエ……出アエ……不ラちナ……輩ハ……。
突ケ、突ケ、突ケェッ!

やくも
か、兜や!
まさかうどんにつられてやってきたがや?

千狐
やくも、馬鹿なことを言っている場合じゃないわ!
殿、急ぎ兜達を討ち払いましょう!
彼女と、そしてうどん鍋を守る為にも、ここは絶対に負けられませんわ!

後半
柳川城

やはり、あなたも城娘だったのですね。
兜に襲われる前に、出会うことができて本当に良かったですわ。

引田城
またこの姿に戻ることができて嬉しいです!
虎頭さんにも、こうしてまた出会うことができましたし……。
これもみな、殿たちのおかげです。

引田城
それに、記憶がなくなっていたとはいえ、
私はやはりこうしてうどんを作り続けていたということにも、
何だか安心しました。

引田城
お礼と言っては何ですが、私が作ったうどん鍋で
是非ともお持てなしをさせてください。
十分な量をこしらえていますから。

やくも
わーいだにぃ!
うーん、いい匂いや。
食べる前から美味しいのが分かるけんね!

千狐
引田城さんの料理の腕は確かなようですし、
殿、これからは道中のご飯が楽しみになりますね。

千狐
さあ殿、うどんがのびないうちにご馳走になりましょう!
美味なるものでお腹を満たし、次なる地への備えとするのです!

第11話 迷い人 ~阿波~[]

迷いし少女の道すがら。
出くわす手合いは兜なり。
少女の悲鳴を聞きつけ参り、いざ敵を討たん。

前半
千狐

阿波につきましたわ。
四国の旅路も徐々にその終わりが見えてきましたね。
とは言え、油断は禁物ですよ?

???
はぁ、道に迷っちゃったよ……。
こんなところにいたら、いつ兜に襲われるか……。


じーっ…………。

???
はわっ!?…ってなんだ、兜かぁ……驚かせるなよ、まったく。
今あたしはとっても大事なこと考えてるんだから、邪魔しないでくれ。

兜軍団
じーっ…………………。

???
…………え? か、兜?

???
――うわぁぁぁぁぁああっ!!!!!

千狐
た、大変ですわ!
女の子が兜に襲われているようです。
殿、彼女を助けに行きましょう!

後半
能島城

まさかこんなところで城娘に戻ることができるなんてな。
ったく、兜達にびびって逃げるなんて、らしくなかったぜ。
力も記憶も取り戻したんだ、二度と敵に背をむけたりなんかするもんか!

能島城
まあ、その……なんだ……か、勘違いするなよ?
借りを作ったままってのは嫌だから力を貸すんだからな、ありがたく思えよな!
(ああ、何でこんな言い方しちゃうのあたし……これじゃ嫌われちゃうよぉ……)

千狐
能島城さんが無事に記憶を取り戻せたこと、嬉しく思いますわ。
是非とも、殿にそのお力をお貸し下さい。

能島城
お、おう! ま、ここはひとつよろしく頼むわ。
だが言っておくぜ。くれぐれもあたしの足だけは引っ張るなよな? 
(やったー、すっごく嬉しいよぉっ! よーし、がんばるぞぉ!)

千狐
ふふ、最初はぶっきらぼうな城娘さんに見えましたが、
あんなに嬉しそうにはしゃがれているところを見るに、
とても愛嬌のある方だと分かりますね。

千狐
殿、本州への上陸は今や目前となってきております。
それは同時に、新たな戦いの始まりでもありますわ。
今一度、気を引き締め直し、着実に歩みを進めて参りましょう!

第12話 やくもの受難 ~淡路~[]

やくもの美味なる企みを邪魔するように
突如として兜たちが襲来する。
敵を一掃し、紀伊への足がかりとするのだ。

前半
千狐

淡路島に到着です!
殿、潮風が心地よいですね。

千狐
淡路から船に乗って海を越えれば、次は紀伊です。
紀伊から関ヶ原はもう目と鼻の先ですわ。

やくも
なんやかんやで、もうすぐ関ヶ原やねー。
うぅー、なんだか緊張してきたにぃ。

やくも
やーやこ淡路に来たけん、美味しい海の幸でも食べて、
英気を養うっちゅーのはどうや、殿さん?

千狐
もう、やくもったら。
でも、確かにここまで気を張ってばかりでしたからね。
少しだけでも、ここで休息をとっていきましょうか。

やくも
さすが千狐だにー!
こんなこともあろーかと、うちはさっきから美味しそうな――

やくも
――えぇっ!?

兜軍団
斬ル……斬ル……斬リステ……御メン……。
イザ、イザ、イザッ!

やくも
か、兜だにぃっ!
こんなところにまで現れるなんて……。
海鮮料理を堪能するウチの計画がぁ……。

千狐
やくも、うなだれてる場合ではないわよ!
殿、戦いのご準備を!
この地から兜を討ち払いましょう!

後半
千狐

無事に敵を倒すことができたようですね。
殿、お疲れ様でした。

千狐
ほら、やくももこっちにきて殿を……やくも?

やくも
うちは悟ったで!
兜を統べる存在っちゅー諸悪の根源を叩かない限りは、
おちおち海鮮料理に舌鼓も打たせてもらえんのやー!

やくも
うちはやるだにぃ!
殿さん、ウチはもっと頑張るやけ、
絶対に兜を統べる存在を倒そうがね!

やくも
そして、いつの日かウチはたらふく美味いもんを……にっしっしぃ……。

千狐
な、なんだか千狐達のあずかり知らぬところで、やくもがやる気になってますね。
ふふ、関ヶ原は目前ですから、あのままでいてもらうのがいいかと思いますわ。

千狐
さあ殿、海を渡り紀伊を経て、関ヶ原を目指しましょう!

第13話 鬼神の如く ~紀伊~[]

木板ひとつで兜を押し退ける町娘の姿が!?
このまま一人で行かせることなどできぬ。
兜を討ち果たし、彼女を救うのだ。

前半
千狐

紀伊に到着ですわ!
んーっ、さすが熊野古道。
空気が澄み渡っていて神聖な感じがしますわ。

???
おらおら邪魔だーっ! どけどけーっ!
俺様はこれから海に行くんだよ!
兜だか何だか知らねえが邪魔するやつはぶっ飛ばすぞ!

やくも
――ひぃっ! 一体何だにぃっ!? 
女の子が木板を振り回して襲って……って、あれ?
何で背後に兜がたおれちょーに? まさか、うちを助けてくれたのかや? 

???
あーん? おめーら誰だ? 今日はやけに見ない顔が多いぜ。

???
まあいいや。
おい!ちょっとアイツら退治するの手伝ってけ。

???
ほら、ボヤっとすんな!
おらおら行くぜーっ!

千狐
人の身でありながら力尽くで兜に向かっていくなんて……。
いったいあの身体のどこにあのような豪気さと 屈強さが……?

千狐
ですがあの数の兜を、単身で倒し尽くせるはずありません! 
殿、あの子をひとりで行かせてはいけませんわ!
あの方を救うためにも、兜を討ち払いましょう!

後半
鬼ヶ城

はーっはっは! そうだったな、俺様は城娘だったんだよな! 
何だか今まで気持ちよく暴れる夢を見ていた気がするが、こうしてすっきり目覚めたんだ。
起こして貰った恩返し、この鬼ヶ城が殿の為に暴れてやるよ!

千狐
よろしくお願いしますね、鬼ヶ城さん! 
心強い仲間も増えたことですし、このままの勢いで、
さっそく次の国を目指し――

千狐
ど、どうしたの、やくも?

やくも
殿さん、千狐……何かやばいもんが近づいちょる……。
あ、あれは……何だに……?

???
立チ去レ……異境ノ輩メ……。
不浄ノ地、我ラガ聖域ヲ何ト心得ルカ?
其ノ、タダレタレタ身体ヲ浄メ喰ラウ理、既ニ不足ナシ……ゥジュルルル……。

鬼ヶ城
な、なんなんだこいつ……気味わりぃぜ。
さっき吹っ飛ばしたやつらの仲間か何かか……?

千狐
うかつに手をだしてはいけません!
あれは兜ではありません……『妖怪』ですわ!
こんなところで出くわすなんて……。

妖怪
立チ去レ……異境ノ輩メ……。

妖怪たち
不浄ノ地、我ラガ聖域ヲ何ト心得ルカ?
喰ラウゾ、喰ラウゾ、喰ラウゾ……ゥジュルルル……。

千狐
どんどん妖怪が集まってきてますね……。
おそらくは先ほどの戦いが、彼らを引き寄せてしまったのでしょう。

千狐
しかし、この妖力…先ほどの兜から感じられた力の片鱗にも似ている……。
も、もしかしたら……そうよ、そういうことだったのね!?

千狐
兜は城娘の魂だけでなく、
妖怪たちの力すらも奪って自分たちを増殖させていたのですわ!
それなら辻褄が合いますもの!

やくも
そんな解説はいいから、今はどうするかだけを考えるだにぃっ!
なぁ殿さん、どうするに?
ここは思い切って迎え撃った方がいいかや?

千狐
だめよ、やくも! 妖怪たちの強さは未知数。今まで戦ってきた兜とは違う!
これだけの数を相手に、策もなく立ち向かうには危険すぎる……!
殿! ここは逃げるのが上策かと思います。

やくも
ダメだにぃっ!
すでに周りは妖怪に囲まれてしまって、逃げ道がないがや!

鬼ヶ城
どうする殿?
ここは俺様が囮になって、殿たちを逃がすってんでもいいぜ?

千狐
ばかなことを言わないで下さい! 
誰も死なせたりなんてしませんわ!

千狐
こうなったら……
上手くいくか分かりませんが…

千狐
コンッ!
秘技、時空……転移術なの―――っ!!

第14話 神娘の力 ~出雲~[]

転移の先は、やくもの故郷、出雲であった。
霊験あらたかな地に兜の魔の手が忍び寄る。
敵を討ち払い、神威あまねく聖域を守り抜け。

前半
(不思議な感じや……ここは……なんだか、ぼっこー懐かしいに……)

――も……くもっ!
やくもっ! いつまで寝てるのっ!
もう、こうなったら…………はやく起きるのーーーっ!

やくも
あわわっ!?
そんな大きな声ださんくてもちゃんと起きてるだにぃっ! 

やくも
って、あれ……。
なぁ千狐、ここって、出雲やないね!?

千狐
ええ、あなたの生まれ故郷の出雲であることは間違いないようね。
おそらく、千狐が緊急に行った時空転移術が
やくもと縁の深いこの地と共鳴して、千狐達を呼び寄せたんだわ。

千狐
やくも、何か変わったことはない?
生まれ故郷であるこの地であれば、あなたの力は
普段の何倍も強力になっているはずよ。

やくも
だけんか、さっきから身体の奥底から
ろーちき力が湧いてくる感じがするに。
今なら、何でもできー気がするだに!

???
あーっ! 知らない方々がいっぱいいるー! 
ものすごく大きな音がしたから気になって来てみたら、
可愛い女の子達がたくさーんいますぅ!

???
皆さーん、はじめましてー!
どうしてこんなところまで来たんですかー?

やくも
な、なんや? あの子、この土地の村民かや?
……でも何か、おかしいだに……。

やくも
あっ!?
殿さん、彼女の後ろ! じゃんこと兜がついてきてるだにぃっ!

千狐
どうやら彼女は兜につけられていたようですね。
殿、急ぎ彼女を助けましょう!

後半
やくも

ほぇー。
このお嬢ちゃんも城娘だったんやね。
兜を引き連れて走ってきた時は、敵やと思ったにぃ……。

三本松城
敵だなんて……ひどいですよぅ……。
でも、おかしいです……ここは見たところ霊験あらたかな地ですので、
兜が簡単に入り込むことはできないはずなのですがぁ……。

千狐
紀伊の熊野に引き続き、出雲のような神聖な土地にも兜が侵入してきている……。
つまりそれは、兜の力が徐々に強まっているという証拠なのでしょうね。

千狐
早く兜を統べる存在を倒さないと、
手に負えない事態になってしまいますわ!

千狐
ですが困りましたね。
時は一刻を争うというのに、
ここから関ヶ原まではかなりの距離がありますわ。

やくも
うーん……そうだに!
あの鳥居をつかえば、関ヶ原まで遷移することができるんじゃないかや?

千狐
あの鳥居からは、たしかにすごい力を感じますわ。
でも……千狐の能力だけでは、前回の失敗からも分かるように、
特定の場所へ狙って遷移することはおそらく無理でしょう……。

千狐
……いや……でも、ここならもしかすると……!
ねえ、やくも! 
あなたの力を、千狐に貸してくれない?

やくも
もちろんだに!
ここはうちの生まれ故郷やけん、
他のどの土地にいる時よりも、力を発揮することが可能なはずだに!

千狐
殿、千狐とやくもを信じていて下さい!
さあ、やくも……いくわよ!

千狐
秘技、時空転移術!
……発動なのぉーーーっ!

第15話 夜叉式乱髪兜 ~摂津~[]

神娘達の力により転移した先には、
瀕死の少女と夜叉にも似た巨大兜の姿が!?
比類無き強敵に、いざ全力を以て挑め!

前半
???

――うっきゃ~っ!!
もぉ、何であんなに私のことばっかり追いかけてくるのー!
バナナの皮でもあれば、そこらに置いて転ばせてやるのにもぉー!

『ソレ』は寂ばくの権化だった。
無限の怨さが紫煙に転じ、生身の不覚へ果てない悲哀を侵し込む。
未知にして奇怪……彼方から、此方から、終焉の暗紫が夜叉となって襲来する……。

石田三成
惰弱ナリ、不ビンナリ、脆弱ナリ……。
嘆くコトはない……孤独は無力ではナく……孤高ヘノ道程故。
理解ナド能わズ、期せズ、そして望まズ……ゆえ、ユエ、ゆえ……。

石田三成
虎よ……駆ケ……駆ケて……駆けテ……終に……狼ヨ……飲め……。
下智ナリ、無為ナリ、無能ナリ……。
狸を、悪罵を投セ、誹りを黙セ……。

石田三成
回セ……舞セ……廻セ……。
太閤ノ恩を忘レ、義を捨テ、約を違えタ、全てノ餓鬼共ヲ滅シよウ……。
アアそうだ……我は孤狼……孤狼なりせば……我は、二度と……負けんのだァアアッ!

???
ひぅっ! な、何言ってるのよあいつ……逃げなきゃ。
うぅ……でも、怪我したこの脚じゃ、もう走れないよぉ。
草履でも何でも暖めるから……誰か助けてぇ!

――その時だった。
絶望に瀕する娘の目の前に、突如として光が生じ、
次の瞬間、その閃光は人の形を織り成し、彼女のもとに降りたった。

千狐
……こ、ここは……どこなのですか?
関ヶ原……なのでしょうか?

やくも
やいな! 
ここは関ヶ原じゃないに!
途中で何か大きな力に引っ張られて遷移に失敗したんね……。

石田三成
面妖ナ……何処かラ現ワレた……?
……お主……ドコかで……?

殿
……ッ!?

両眼に映った巨大兜の姿。
その姿態に、殿はかつて関ヶ原の合戦において
自身が与するはずだった総大将の面影を見ていた。

奇妙ではあったが……殿は確信する。
――相対しているのは、『石田三成』の魂に影響された兜だ。

殿の胸中に、やるせないほどの哀切と義憤が渦巻いていた。
志半ばで散った男の無念が、斯様な異形に利用されることが許せなかったのだ。

やくも
と、殿さん! ウチらをここに引っ張ったんはこいつや!
間違いない……なんて強大な力を放っちょるんや……。
今まで感じたことないような禍々しい気だに……。

柳川城
殿、大変です! 
女の子が倒れています!
ひどい、こんなにぼろぼろになるまで……。

石田三成
どうやら、我ラが覇道の行く手を阻む者のヨウだな……。
我ラを害する者は、何人タリとも黙許するコト能わず……。
ココデ……残らず息絶えるがヨイッ!

千狐
気をつけて下さい!
今まで出会ったどの兜より、強大な力を有しているようです!
持てる力を総動員して、討ち倒しましょう!

後半
長浜城

うっきゃ~ッ!! 
あたし見参! あたし久しぶり! 城娘こんにちは! 殿ありがとう!
もういっくらでも草履あっためちゃうよ! 感謝のしようがないもんね!

やくも
こげなよー喋る城娘も珍しいに。
順応性がえらましーというか、性格が破天荒なんか、よーわからんね。
でも、賑やかなのは大歓迎だにー!

長浜城
ねえねえねえ、殿さんってあのでっかい兜を倒しちゃったわけだけどさ、
それだけの力があれば、もうどんな兜でも倒せるんじゃないのかな?

長浜城
あたし、もしかして
も~の凄い人に仕えられる権利を得ちゃったのかなー?

柳川城
確かに、今回の戦での殿の強さは、
武神と称するに足る苛烈さがありました。

柳川城
殿をお助けし、落ち延びたあの日を思えば、
泣くなと言うほうが無理というものでございます……うぅ……ふぇぇ……。

千狐
柳川城さんの仰る通りですわ。
あれだけ強大な兜を倒してしまうなんて、本当に殿は強くなられましたね。
千狐、感動してしまいましたわ。

千狐
千狐も同じ気持ちです!
殿ならば、必ずやこの乱世を討ち払うことができるでしょう!

千狐
さあ、殿。諸悪の根源である、兜を統べる存在を討つべく
関ヶ原に向けて、いざ……出発なの~っ!

こうして、意気高らかに日の本の中枢へと歩き出した殿たち。

始まりの地にして、決着の場所――関ヶ原。
彼の地に待ち受けるであろう何某は、殿たちの命運を如何様に決するのか……。

???
……。

???
…………。

???
……是非に及ばず。
全ては、予の掌握せし事象なり。
抗うは人の定めなれば、滅びもまた運命ぞ。

???
疾く駆けよ、蛮勇ども。
予の虚を満たす為、此の修羅の地平にて、相見えようぞ。



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]小田原城…………。……あら、殿。ようこそいらっしゃいました。ああ……いえ、ご心配なく。少し考え事をしていただけですから。今、ちょうど……。昔の出来事に思いを馳せていました。今の私を形作る、原点とも呼...

[裏]小牧山城

目次1 性能1.1 特技1.2 [改壱]特技1.3 所持特技1.4 [改壱]所持特技1.5 計略1.6 [改壱]計略2 画像3 ボイス4 イベント4.1 イベント14.2 イベント24.3 イベント3...

[裏]室町第

裏]室町第殿……ふふふ。どうせまた来るって、そんな気はしていたわ。私がどんなに忠告をしても、貴方は自分の信念を曲げない。本当に……つくづく、強い人ね、殿は。私のせいで、どれほど悪いことが起こっても殿は...

[裏]大宰府

]大宰府おお、殿か。よく来てくれたな。今な、手紙を整理しておったのじゃ。最近は毎日、誰かしらから届くのでな……。この手紙は……、『大宰府ちゃん親衛隊』を自称する者たちからじゃな。大野城、鞠智城、基肄城...

[裏]坂本城

]坂本城大殿様……また来たのね。ふふ……別に、追い返したりしないわよ。というより……私も今ね、大殿様と話せたら、って考えてたところだったの。だから……少しの間、私の話し相手になってくれるかしら?……ふ...

[裏]佐和山城

]佐和山城……また来たのね、あなた。足を運んでくれたところ悪いけど、面白いものは何も見れないわよ?相変わらず、大坂城様のらいぶに向けて、準備をしているだけだもの。……ん、なに?『なぜ、そこまで大坂城様...

[裏]伊勢長島城

]伊勢長島城も~、なんなのあいつら!信じらんない!寄ってたかってライブの邪魔をして!いったいどこから情報が漏れたの?もしかして、殿じゃないでしょうね……!?……そんなわけないか。あたしは、あんたにな~...

[花嫁衣装]鹿児島城

目次1 性能1.1 特技1.2 計略1.3 [改壱]計略2 画像3 ボイス4 イベント4.1 イベント14.2 イベント24.3 イベント3性能< ロケト城 - [花嫁衣装]シャンティイ城 >[花嫁衣...

[花嫁衣装]鮫ヶ尾城

]鮫ヶ尾城はあ……春日山城サマの祝言、想像するだけでドキドキしてしまうっす!ね、ちびサマ~♪……ん?どうしたっすか、トノ?えっ、『主城のことより自分はどうなのか』っすか……?うぐ……これは痛いことを言...

[花嫁衣装]許昌城

]許昌城うーん……。ううーん……。……おや、殿か?すまない、考え事をしていて来訪に気づいていなかった。この間、殿と話してから、結婚に関して城娘達と話をしたのだ。繁栄という目的へ至る手段としての婚姻……...

[花嫁衣装]萩城

目次1 性能1.1 特技1.2 [改壱]特技1.3 計略2 画像3 ボイス4 イベント4.1 イベント14.2 イベント24.3 イベント3性能< [花嫁衣装]チャンドラ・マハル - [花嫁衣装]新田...

[花嫁衣装]秋田城

目次1 性能1.1 特技1.2 [改壱]特技1.3 計略2 画像3 ボイス4 イベント4.1 イベント14.2 イベント24.3 イベント3性能< 延岡城 - [花嫁衣装]ロンドン塔 >[花嫁衣装]秋...

[花嫁衣装]春日山城

]春日山城うーん……。……うーん? ……うん?……殿?すみません! お越しいただいていたのに、今の今まで気づかずにいて!実は先日、坂戸城と謙信公の昔話をしてたのですが、その際、跡継ぎの話題が出たのです...

[花嫁衣装]新田金山城

目次1 性能1.1 特技1.2 [改壱]特技1.3 計略2 画像3 ボイス4 イベント4.1 イベント14.2 イベント24.3 イベント3性能< [花嫁衣装]萩城 - [花嫁衣装]アイリーン・ドナン...