［裏］小田原城

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小田原城 …………。 ……あら、殿。 ようこそいらっしゃいました。 ああ……いえ、ご心配なく。 少し考え事をしていただけですから。 今、ちょうど……。 昔の出来事に思いを馳せていました。 今の私を形作る、原点とも呼ぶべき戦……。 『小田原征伐』についてです。 相手は豊臣秀吉……世を統べる天下人。 有する兵力には歴然の差がありました。 それでも、堅牢な小田原城に籠城する我が軍に、 勝機は充分にあるはず……でした。 ですが―― ……振り返ってみると、一方的な戦でした。 包囲から三ヶ月を経て……、 氏政様と氏照様は切腹し、 そして氏直様は高野山へと追放され……。 …………。 すみません……なんと言えば良いのか。 あの頃の出来事については、 今になっても……、 上手く言葉で表すことができないのです。
命だけでも助かってよかったな。	北条氏は滅亡したんだな。
それは違います。見苦しく生きるくらいなら、 躊躇うことなく、鮮やかに死ぬべきです。 あの時死んでおけば良かった……などと悔いながら 生きるのは、死ぬよりも余程辛いことですから。	はい……戦の後、北条氏は戦国大名としての力を失いました。 ですが、それは避けられない定めだったのだと思います。 ですから、そんなに悲しい顔をしないでください。 貴方様だけは、今の私を憐れまないでください。お願いです。
生まれてからずっと、ずっと……。 苦しいことばかりでした。 悲しくて、辛くて……頭がどうにかなりそうだった。 どうして生まれてしまったのだろう。 こんな思いをするなら、生まれてこなければ良かった。 ……そう思っていました。 ……でも、ある時気がついたのです。 滅びから逃れることは、誰にもできない。 栄華を極めた北条だって、 北条を滅ぼした豊臣だって……。 ……そう。私は大きな思い違いをしていたのです。 滅びは必然で……悲しむ必要なんか無かった。 そこに至るのは、正しい道筋だった。 ならば私たちは、より良く生きることじゃなく、 より良く死ぬことを目指すべきなんだ……。 長い……長い間、悲しみに晒されたことで、 その真理にやっと……気付けたのです。 そして……幸運なことに、殿と出会えた。 貴方様という、新たな主に。 先に申した真理の前では、誰もが平等です。 私はもちろん……貴方様も例外ではありません。 ですから……殿。 貴方様の願いが叶った折には……この小田原城が、 最高の『最期』を用意してあげます。 もちろん、一人で逝かせはしませんよ。 私と貴方様……二人で、手をつないで。 一緒に黄泉の国へと参りましょうね。 いつまでも……いつまでも。 私はその時を楽しみに待っていますからね。ふふっ♪

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イベント4

・・・ 違う……違う。違う！ そんな目で私を見るな！ 私は可哀そうな子じゃ……ない。 私は狂ってなんかいない……。 私以外の全てが、狂っているの。 だってそうじゃなかったら、 私は……自分がなんのために生まれたのか、 分からなくなってしまう……。 ……この世界は狂ってる。 みんなみんな、狂っているんです。 でも大丈夫……この願いがある限り、 小田原城に宿った貴さは、決して色褪せない。 みんな……いつかきっと気付くはずです。 後から悔いたって、許してあげないんだから。 私だけが、殿を救ってあげられる。 だから、あの人と二人で……この世界から抜け出すの。 誰に何を言われたって……構いません。 私と殿……二つの魂が、 最後に救われるのなら……それでいい。

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カテゴリ:

性能

< タルタロス - アーカート城 >
[裏]小田原城（うら おだわらじょう）
No.	691	［裏］小田原城icon
最大Lv.	120
基本 消費気	14
地域	その他	実装日	2022-10-25
好物	改壱	2022-11-01
特性	架空城

特技[]

終端の評定

【配置】自身の攻撃が敵の防御を25%無視 敵撃破時、攻撃と攻撃速度が10秒間1.4倍 最大化時、全ての敵の防御が25%低下

[改壱]特技

終伐の夢跡

【配置】自身の攻撃が敵の防御を30%無視 敵撃破時、攻撃と攻撃速度が10秒間1.5倍 最大化時、全ての敵の防御と移動速度が25%低下

所持特技

虎の印判

所持しているだけで全ての敵の攻撃速度が1%低下

計略

払滅の夕風

対象が最大耐久の50%の値のダメージを受ける 40秒間対象が攻撃で与えるダメージが1.7倍、 射程が1.2倍(近接城娘が対象)

使用間隔60秒気5

[改壱]計略

滅尽の夕風

対象が最大耐久の50%の値のダメージを受ける 45秒間対象が攻撃で与えるダメージが1.7倍、 射程が1.2倍(近接城娘が対象)

使用間隔50秒気5

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城娘	特技
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大破	御嬢
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大破	御嬢
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ボイス[]

声：西明日香

自己紹介	北条氏の主城として 相模国を支えた御城、小田原城です。 時代は移ろい……栄えし者もいずれ潰える。 名家も名城も、これには逆らえません。 そんな中で、どれだけ美しい『最期』を 迎えられるか。それこそが、私たちの目指すべき 理想なのです。豊臣に敗北し、滅びを迎えた 北条氏の最期もまた……見事なものでした。 そして殿……貴方の最期もきっと、 素晴らしい輝きを放つことでしょう。 私、その瞬間を目にすることをずぅっと 心待ちにしていますからね♪
入手	あらゆるものは……いつか朽ち、絶える。 そして命とは、滅ぶその刹那に 最も強い輝きを放つものなのです。 さぁ殿、私と共に美しき最期へと歩んでまいりましょう。
所領1	皆の夢が叶い、世に太平が 訪れたら……殿のことはこの 手で葬ってあげますからね。 それが貴方にとって最も美しい 最期……ああ、想像するだけで 胸が高鳴ってしまいます♪
所領2	余計な考えは不要です。 懸命にもがこうと、怠惰に 流されようと、死が全て雪いで くれます。つまり……私たちの 生涯とは『美しき死』に向けた 準備でしかないのです。
所領3	私は可哀そうな子では ありません。憐れむべきは むしろ、滅びの刹那に宿る 美しさを解せない子たちの 方。殿なら……私の言うこと、 分かってくれますよね？
変身	殿はただ私だけを見ていれば良いのです。
変身解除	さあ、次は何をしましょうか。黄泉へと携える思い出は多いほうがいいでしょ？
出陣クリック	そんな顔を見せられたら壊したくなってきちゃいます。
出陣	世が巡り遍く全てが絶えるならせめて最後は色鮮やかに。
委任出撃	これもきっと、美しき最後に向けた準備、なのですよね。
編成1	美しき最後へと導いてさしあげましょう。
編成2	皆捻り潰しちゃえばいいのですよね。
つままれ	最高の幕引きに向けて、いざ！
配置	ちゃ～んと私が終わらせてあげますからね。
選択	全力で逃げなきゃすぐに終わっちゃいますよ。
巨大化	もっと、もっと、もっと鳴きなさい！
特技発動	命の美しさはその散り様に宿るのです。
計略発動	美しく凄惨な最期を！
大破	違う……こんな最後、私は認めない！
勝利	貴方様の生涯に幕を引くのはこの私、それ以外の結末はありえないのです。
合成	もちろん愛してますよ、私も。
放置	あぁ、殿、お眠りになっている姿も素敵です。お体に触れたりしたら怒られるかしら。いいえ、怒る訳ありませんよね。殿ならきっと喜んでくれるはずです。
おかえり	どなたとどちらへ行っていたのです？やましい事がなければ正直に答えられるはずですよね。
ありがとう	ずっと、お慕いしていますからね。
ダメージ1	痛っ……うふふ、痛いですよ。
ダメージ2	殿、助けて、助けてください！
敗北1	殿、ご無事ですか？良かった……心配したじゃないですか。
敗北2	たとえ死が訪れようとも私たちを分かつことはできないのです。
イベント1	――ふふっ……あは、あははははははっ♪ 殿ったらもう、はっきり言い過ぎではありませんか？ もっと遠回しに言わないと、相手が傷ついてしまいます。 あ～、こんなに笑ったのは久しぶり……お腹が痛いです。
	さぁ？　よく分かりません。私にとっては どうでも良いことです。大切なのは……その命の散り様。 私……あるいは貴方様がどのように死ぬか。 それ以外は全て、些末な事なのです。
イベント2	もー、そんなそっけないことを言って♪ ふふ……ですが、殿の本心は分かっていますよ？ 私のことを思って、選ぶ権利を譲ってくださったのですよね。 ではお言葉に甘えて私は、ん～……こちらを選びます！
	構いませんが……欲張りが過ぎると、 いつか痛い目を見ますよ？　大切なものと、 また別の大切なもの。どちらかを切り捨てなければ ならない時は、必ずやってくるのですから。
イベント3	はい……戦の後、北条氏は戦国大名としての力を失いました。 ですが、それは避けられない定めだったのだと思います。 ですから、そんなに悲しい顔をしないでください。 貴方様だけは、今の私を憐れまないでください。お願いです。
	それは違います。見苦しく生きるくらいなら、 躊躇うことなく、鮮やかに死ぬべきです。 あの時死んでおけば良かった……などと悔いながら 生きるのは、死ぬよりも余程辛いことですから。

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イベント[]

イベント1[]

小田原城 ……と、殿っ！ そこに居るのは、殿ではありませんかっ！？ はぁ、はぁ……やっと、追いついた……。 お姿が見えたものですから……、 衝動的に、追いかけて……しまって……！ はい……大丈夫です。 もう息は、落ち着きましたから……。 実は私……ずっと貴方様と、 お話がしたいと願っていたのです。 では……少々お時間を頂いてもよろしいでしょうか？ あ、ありがとうございます♪ それではまず、自己紹介を……。 ……小田原城は、北条氏の主城。 相模国に位置します。 上杉や武田、今川といった 強大な勢力に囲まれた相模は、 決して恵まれた地とはいえませんでした……。 ……ですが！ 多くの家臣、多くの支城と共に、 皆で力を合わせながら、数々の苦難に立ち向かったのです！ つ・ま・り……ふふっ♪ 貴方様をお守りするために、 充分過ぎる程の力を持っている、ということです♪
みんなから好かれていたんだね。	でも結局滅んだんだよね。
さぁ？　よく分かりません。私にとっては どうでも良いことです。大切なのは……その命の散り様。 私……あるいは貴方様がどのように死ぬか。 それ以外は全て、些末な事なのです。	――ふふっ……あは、あははははははっ♪ 殿ったらもう、はっきり言い過ぎではありませんか？ もっと遠回しに言わないと、相手が傷ついてしまいます。 あ～、こんなに笑ったのは久しぶり……お腹が痛いです。
はぁ……♪　私はなんて幸せ者なのでしょう。 今の殿は希望に満ちて、輝いています。 本当に素敵な方……。 そんな貴方様の人生をこの手で終わらせる……。 その様を想像をするだけで、私の胸は―― ――ふふっ♪ 少々話し過ぎてしまいましたね。 自己紹介はここまでにしておきましょう。 私たちにはまだ、多くの時間があります。 共に生き……共に過ごし、 沢山の思い出を作りましょう♪ それでは……今後とも、 よろしくお願いしますね。殿♪

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イベント2[]

小田原城 はむ……はむ、はむ……。 んー、美味しい♪ ほっぺが落ちてしまいます！ ふふっ、今日は特別にもう一つ……♪ はむ、はぁ――んむっ！？ と、とのっ！　ひふの間にっ！？ んぐ――んんんっ！？ ごくごく、ごく……ごく……！ ――はぁ、はぁ。 い、一命を取り留めましたぁ……。 ……す、すみません。 いきなり騒がしくしてしまって……。 あ、はい……こちらは ういろうというお菓子でして。 私の好物なのです。 かつての城主、北条早雲様が ういろう作りで名高い名家の者を京より招いたことを きっかけに、小田原の名物となったのです。 もう、数え切れないほど食べているのですが、 まったく飽きる気配もなく……ふふっ。 この味の虜になってしまっています……♪ ――ん？　……食べたい？ このういろうを、殿も召し上がりたい……と？ そうですねぇ……どうしましょうか。 数にも限りがありますし、ん～……。 ――ふふ、殿ったら。 お口から涎が垂れそうになっていますよ♪ 拭いてあげますから、じっとしていてくださいね。 ……これでよし、と。 ふふっ、ごめんなさい♪ 少し、意地悪なことを言ってしまいました。 貴方様の物欲しそうなお顔が可愛かったので、つい♪ もちろん、こういう時に備えて、 お客様用のういろうはご用意しておりますよ。 用意したお味は、抹茶味とコーヒー味の二種類。 一方が殿、もう一方が私の分です。さぁ、お選びください♪
どっちも食べたい。	どっちでもいい。
構いませんが……欲張りが過ぎると、 いつか痛い目を見ますよ？　大切なものと、 また別の大切なもの。どちらかを切り捨てなければ ならない時は、必ずやってくるのですから。	もー、そんなそっけないことを言って♪ ふふ……ですが、殿の本心は分かっていますよ？ 私のことを思って、選ぶ権利を譲ってくださったのですよね。 ではお言葉に甘えて私は、ん～……こちらを選びます！
それからこちらも……はい、お茶です。 これなら万が一、喉に詰まらせてしまっても安心です。 ……はい？　楊枝が無い？ もう♪　何を仰るのですか、殿。 そのようなお手間を、 貴方様に取らせる訳ないじゃありませんか。 お茶もういろうも、 私の手で殿のお口に運んであげますから、 殿はどうか……そのままで。 それでは、お口を開けてくださいね。 はい……あ～ん♪

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イベント3[

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