カセットテープの直し方

古いオーディオ・カセットテープには、カセットテープの手術を必要とするような問題がいくつもあります。例えば、テープが裂けて切れてしまい、つなぎ直さなければならなくなることがある。また、ホイールハブからテープが外れてしまうこともよくある問題で、その場合は、空白のカセットテープから新しいホイールハブのテープの端に継ぎ足すことができます。いずれにせよ、いくつかの簡単な道具と繊細な手つきがあれば、作業は完了する！

方法1

カセットテープを分解する

1. カセット・ケースにネジがある場合は、小さなプラス・ドライバーを使ってネジを外す。小さなプラスドライバーを使って、カセットテープの上部2つの角にあるネジを外す。ネジは、小皿やコップなど、なくさない場所に置いておきましょう。

   • ネジが見当たらない場合、カセットは接着されているタイプです。
   • カセットテープを分解して修理する必要がある問題には、テープの破れや破損、ホイールハブから外れたテープなどがあります。
2. 接着されている場合は、小さなマイナスドライバーを使ってカセットをこじ開けます。マイナスドライバーの端を、カセットの片側でケースの表と裏が接着されている割れ目に差し込みます。亀裂に沿ってテコの原理でドライバーを前後に動かし、2つの部分を軽くこじ開けます。

   • カセット・ケースを手でこじ開けることができない場合は、ドライバーでカセットの反対側をこじ開けることができるまで繰り返します。

   ヒント：マイナスドライバーだけではうまく切り離せない場合は、カッターナイフやカッターナイフの刃を隙間に沿って慎重に動かし、接着剤の一部を切り裂いてみてください。
3. カセットテープを水平に開き、スプールが落ちないようにする。テープを開く前に、平らな面に水平に置きます。上半分を引き剥がし、下半分は作業面に平らに置くようにする。

   • こうすることで、ホイールハブが固定され、誤って落としてテープに傷がつくのを防ぐことができる。

方法2

切れたテープをつなぐ

1. 小型の鋭利なハサミで、切れたテープの傷んだ端を切り落とす。カセットテープの半分をまな板の上に平らに置き、内側が手前になるようにします。テープがホイールハブからほどけないように注意しながら、テープが切れて傷んだ部分だけを慎重に切り取る。こうすることで、2枚のテープをきれいに貼り合わせることができる。

   • 小さくて鋭利なハサミがない場合は、カッターナイフやカッターナイフとまな板を使って、傷んだ部分を慎重に切り取ってください。
   • 破損したテープをどの程度切り落とさなければならないかにもよりますが、つなぎ合わせた後にテープの音声に顕著な音飛びが生じる可能性があります。
2. 切断したテープの一端をまな板にテープで固定します。切れたテープの片側をカッティングボードに平らにまっすぐ伸ばし、慎重にテープで留めます。切り取った端はむき出しのままにしておく。

   • 折れたテープの端が完全に平らで、まったくカールしていないことを確認し、もう片方の折れた端を接続するときに作業しやすいようにする。
3. セロハンテープを使って、カセットのテープの両端を接続します。切れたテープの反対側の端を、先ほどテープで留めた側の端に注意深く合わせる。セロハンテープの切れ端をその上に押し付け、テープ同士を接続します。

   • この時点では、セロハンテープによって接続部分がまな板の上に押さえつけられる。
4. セロハンテープをはがし、まな板の上でカセットのテープを裏返す。先ほど貼り合わせたカセットテープの継ぎ目が外れないように注意しながら、爪を使ってセロハンテープをまな板からそっとはがす。テープを裏返し、反対側をつなぎ合わせる。

   • セロハンテープの粘着面と、カセットテープのセロハンテープが貼っていない面を、手前上向きにする。
5. スプライスしたテープの反対側にセロハンテープを貼ります。切れたテープの両端がまだ並んでくっついていることを再確認する。新しいセロハンテープを、カセットのテープが露出している側に注意深く貼り付け、切れたテープの端をつなぎ合わせます。

   • こうすることで、切れたテープがしっかりと固定され、将来ほどける可能性が低くなります。
6. カッターナイフやカッターナイフを使って、余分なセロハンテープを切り落とします。テープをまな板に平らに当てます。スプライスしたテープの側面から垂れ下がっている余分なセロハンテープを、テープの端まで丁寧に切り取ります。

   • これで、カセットテープを元に戻すことができます。

方法3

ホイールハブにテープを戻す

1. 部品として使用する新しいブランク・カセットテープを購入し、開封します。ネジで固定されているブランク・カセットを購入する。プラスドライバーを使ってネジを外し、直したいカセットテープと同じように分解します。

   • ハブの片方からカセットテープが外れてしまった場合、同じハブに付け直すのは非常に難しい。すでにテープが付いているブランクのカセットから新しいホイールテープを使えば、古いテープを継ぎ足し、新しいハブに簡単に取り付けることができる。
2. 新しいカセットのテープを、テープの端から1～2インチ（2.5～5.1cm）のところでカットする。磁気テープをホイール・ハブに固定するプラスチック製の非磁性テープの端をリーダー・テープと呼びます。リーダー・テープが露出しているスプールをカセットから取り外し、リーダー・テープの端から1～2インチ（2.5～5.1cm）のところを鋭利な小さなハサミでカットします。

   • こうすることで、古いカセットのテープを新しいホイール・ハブに接続するための、きれいにカットされたテープ片付きの新しいスプールができる。
3. 古いカセットからホイールハブを取り外します。空のホイールハブを取り出して捨てます。テープが巻いてあるホイールハブを取り出し、手前に置きます。

   • 目の前の平らな作業台にまな板を置き、その上で行うとよい。
4. 新しいホイールハブのテープを古いハブのテープに接続する。新しいブランクテープの切り口を、古いカセットのテープの端に合わせます。セロハンテープで慎重に貼り合わせる。

   • カセットテープの接続方法については、上記の方法を参照してください。
5. ホイールハブをカセットケースに戻します。ホイールハブの真ん中の穴とカセットケースの穴が合うように、慎重にホイールハブを古いカセットに戻します。テープが緩んであちこちにならないように、鉛筆を使ってホイールハブを巻きます。

   • これでカセットテープを再び組み立てることができる。

   ヒント：古いカセットボディの代わりに新しいカセットボディを使うのも簡単です。例えば、古いカセットが接着剤でくっつけられていた場合、新しいネジ止め式のカセットケースを使った方がいいかもしれません。ただし、古いカセットにラベルなどが貼ってある場合は、古いカセットを使ったほうがいいかもしれません。

方法4

カセットテープの再組み立て

1. カセット・ケースの上部にあるローラーと圧力パッドにテープを合わせます。テープがしっかりと巻かれていることを確認し、上部がまっすぐで平らになるようにします。テープを上部の各コーナーにあるローラーの上に置きます。カセット上部の中央にあるプレッシャー・パッドの下にテープを入れます。
2. カセット・ケースにネジがある場合は、ネジで固定します。カセットケースの2つの半分を元通りにはめ込み、小さなネジをケースの角の穴に戻します。小さなプラス・ドライバーを使い、最後までしっかり締めてください。
3. ネジがない場合は、カセットケースを接着剤でくっつけます。カセットケースの半分の端にあるそれぞれの角に、小さな点状の瞬間接着剤をつけます。カセットケースの半分をはめ込み、30秒間そのままにする。

   • 念のため、カセットテープの周囲には接着剤を塗らないほうがよい。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Fix a Cassette Tape 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。