FL Studioを使ったエレクトロニック・ミュージックの作り方 デモ

Fruity LoopsまたはFL Studioの無料デモ版では、現在利用可能な最高のデジタルオーディオプラットフォームの1つの使い方を学ぶことができます。いくつかの機能は学ぶのに少し難しいですが、FL Studioデモを学ぶ価値は十分にある多くの音楽オプションにアクセスできるようになります。このガイドに従って、このプログラムを使って一流の音楽を制作し、書き出しましょう。

パート1

ダウンロード

1. まずデモをテストしてください。ダウンロードする前に、image-line.comでデモをテストすることができます。あなたのマシンでプログラムがどのように動作するかを確認するのに役立ちます。CPUが速ければ速いほど、FL Studio Demoで同時にできることが増えます。
2. FL Studioデモのダウンロードimage-line.comから最新バージョンをダウンロードしてください。プログラムの実行には、1GBのディスク空き容量と1GB程度のRAMが必要です。PC用とMac用があり、32ビット版と64ビット版があります。

   • PCでは、Windows XP、Vista、10以降が必要です。
   • Macの場合は、Boot Camp/Windows（またはベータ版のOS X 10.8または10.9）が必要です。Yosemiteには対応していません。
3. FL Studioを開きます。プログラムを起動し、セットアップとオプションを見てください。上部にツールバーと5つのメインウィンドウがあり、それぞれのキーボードショートカットキーが表示されます。

   • チャンネルラック（F6）：インストゥルメントがプラグインとして含まれます。プラグインは新しいインストゥルメントを追加する主な方法で、インストゥルメントを個別に、または組み合わせて使用できます。プラグインを追加または削除すると、ラックの高さが変わることに注意してください。
   • ピアノロール（F7）：ピアノ・ロールは、プラグイン・インストゥルメントのノート・データをそのチャンネルに読み込みます。縦軸にピッチ、横軸に時間が表示されます。この表示は、音楽的に何を演奏しているかを視覚的に把握するのに役立ちます。
   • Mixer (F9)：すべてのオーディオはミキサーを通過します。チャンネルラックのチャンネルはミキサートラックにバインドされます。
   • プレイリスト (F5)：最終的な曲を構成するすべてのサウンドを再生（シーケンス）するプレーヤーです。
   • ブラウザ (Alt + F8)：ブラウザは3つの重要なセクションからなる目次です：All"、"Current Project"、"Plugin database "です。これらを通して、プロジェクト、サンプル、プラグイン、ライブラリにアクセスできます。

パート2

トラックのプランニング

1. 曲のマップを作成します。曲作りを始める前に、紙やパソコンのワープロソフト、スプレッドシートに曲の基本を書き込んでおきましょう。どのようなインストゥルメントやプラグインを使いたいか、あるいは少なくとも使い始めたいかを決めます。方眼紙かコンピュータを使って、プログラムをシミュレーションする。

   • 3～4分の短い曲なら、シンプルなメロディ、パッド、ボーカルなどから始めるとよいでしょう。
2. さまざまなレイヤーを使って曲を発展させていく。特に長尺の曲を作る場合は、レイヤーを重ねてトラックを構築することを検討してください。

   • 最初のレイヤーは、ビートを確立するためのドラムパターンにすることができます。ポップスやダンス・ソングでは、4分の4拍子が一般的です。小節の1拍目と3拍目を強調するという方法もあります。
   • シンプルなベースラインを入れる。最も一般的なベース・ラインはベース・ギターの音かスタンディング・ベースでしょうが、ベース・サックス、チューバ、またはそれに関連する音を試してみるのもいいでしょう。
   • その上にメロディーを乗せます。リズムとベースが確立したら、曲の雰囲気をつかんでメロディを導入していきます。まずはFL Studioにあらかじめ録音されているコードをいくつか使ってみましょう。そうすることで、個々の音に不足しがちな豊かさと深みが生まれます。
3. 使用する楽器を決めます。FL Studio Demoには、各チャンネルに1つのインストゥルメント・プラグインを含む、ソフトウェア・インストゥルメントがすべて含まれています。プラグイン/インストゥルメントを追加するには、チャンネルの "+"記号をクリックします。

   • 通常、インストゥルメントとはシンセサイザーやサンプルプレーヤーのことで、メロディーやパーカッションを作るのに使います。
   • FL Studioにはビンテージ楽器やアナログサウンドの楽器もあり、特殊エフェクトやサンプルボイスのサウンドもあります。
   • Virtual Studio Technology (VST)インターフェイスを通して新しいプラグインを追加することで、新しいインストゥルメントを追加できます。例えば、欲しいインストゥルメントがない場合、珍しい/一般的でないインストゥルメントを使いたい場合、持っているインストゥルメントの別のバージョンを試してみたい場合などに、インストゥルメントを追加することができます。
4. 長い曲の場合は、一度に1つの楽器を計画します。メロディーの場合は特に、ピアノ・ロールを使うのと同じように、一度に1つの楽器の計画を立てるのが普通です。とはいえ、曲全体をマッピングする必要はありません。その場でインスピレーションを得て、トラックの残りのギャップを埋めることもできる。また、即興演奏のために、曲の中に意図的にスペースを空けておくこともできます。
5. ビートとブレイクの選択肢を知る。ステップ・ベースのドラム・マシンを使えば、自分でビートを作ることができます。ステップ・システムは、音符の長さを一定の長さに丸め、音符の長さを均一にします。Fruity Slicerプラグインは、メインメニューバーのChannelsメニューから追加できます。

パート3

ワークフローをマスターする

1. FL Studioで曲を作る計画に従ってください。あらかじめ曲の構想を練っておき、次に丸一日時間があるときに一気に作業を始めるのがベストです。コンピュータをスリープモードにしておくことができれば、一晩プロジェクトを放置しておいて、後で戻ってくることもできます。
2. 作曲する。ピアノロールから直接音符を入力できます。また、コントローラー・キーボードを使ってライブ演奏することもできます。ステップ・シーケンサーでパーカッション・サンプルを演奏したり、レコーディング・パネルのステップ・レコーディングで録音することもできます。
3. シーケンスシーケンサーはオーディオ・サンプルを録音、編集、再生するインターフェースです。 シーケンサーの録音と再生機能は、個々のアナログ楽器ではなく、デジタルで作曲する最大の利点の1つです。

   • ステップシーケンサーの四角を左クリックするとオンになり、右クリックするとオフになります。
   • パターンを変更するには、ツールバーのパターンセレクターで、マスを上下にスライド（左クリックしたまま）させます。
4. アレンジFL Studioでは自由自在です。クリップを好きな順番に並べたり、クリップを重ね合わせたりできます。クリップをピアノロールの音符のように考えることもできます。 クリップのアレンジにはプレイリストウィンドウを使います。そこでクリップの追加、削除、スライス（Fruity Slicer！）、並べ替え、ミュートができます。
5. ミックスチャンネルラックの楽器チャンネルボタンを左クリックして、ミキサートラックを選択します。ミキサートラックは緑色のフェーダーでハイライトされます。ミキサーは、ミキサーを通過するサウンドを調整するためのフィルターだと考えてください。

   • ミキサーはレベルや、リバーブやディレイなどのエフェクトに使います。これらのエフェクトはオートメーションも可能です。
   • 録音されたサウンドは、オーディオクリップとしてプレイリストに表示されます。プレイリストウィンドウを使ってオーディオを再生し、クリップを並べ替えます。
6. あらかじめ作成されたパターンを活用します。どのチャンネルでも、ピアノロールウインドウとツールメニューからリフマシーンを選択できます。これには様々なリフ、コード、アルペジオが含まれており、調整することができます。音符ごとに音楽を構築するのとは対照的に、リフは複数の音符による深みを提供し、コードは同時に演奏される複数の音符を追加します。

   • サイコロを投げる]をクリックして新しいメロディ／ビートを開始し、[受け入れる]をクリックしてピアノ・ロールに追加します。
   • あらかじめ録音されたコードを試してみましょう。ピアノ・ロール・ツール・メニューにも、コード・サブメニューがあります。ここでは、手動でコードを作成して演奏することなく、ピアノロールにコードを追加できます。

パート4

改訂と書き出し

1. 終了したら、異なるパートにパンをかけます。これは、左右のスピーカなど、異なるチャンネルを通した音の配分を調整することを意味します。ほとんどの曲は、1つのチャンネル（モノラル）だけで再生すると、あまり良い音にはなりません。自分の曲を完全に通して聴き、少しミキシングしてみましょう。パンやボリュームの調整が必要かもしれません。
2. 録音するリフや曲の一部分を録音したことがあるかもしれませんが、トラック全体を録音することも忘れないでください。FL Studioには、録音していないときでも約5分前のMIDIノートを記憶しておく機能があります。リフを復元するには、空のパターンに移動し、"Dump Score Log To Selected Channel "をクリックします。
3. 曲のメタデータを変更する曲をエクスポートする前に、オプションに入って、メディアプレーヤーが表示する "プロジェクト情報" またはメタデータを変更することができます。ここでは、曲名、アーティスト名、コメント、曲のジャンルなどを変更することができます。
4. 曲が完成したら、エクスポートしてください。ファイル形式はWAV、MP3、MIDI、OGGに保存できます。 エクスポートはファイルメニューからレンダリングというプロセスで行います。メニューをプルダウンして、プロジェクトを保存したいファイルタイプとクオリティを選択します。

   • FL Studioデモ版では、保存したプロジェクトを再生することはできません。保存したプロジェクトを完全に開くには、FL Studioとプラグインを登録する必要があります。
   • デモ版の唯一の制限は、いくつかのプラグインを使用すると、静音、ホワイトノイズ、または無音が聞こえる可能性があることです。 とはいえ、デモ版は非常に機能的で、FL Studioを学ぶのに最適な方法です。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Make Electronic Music Using FL Studio Demo " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。