プレビルド住宅へのケーブル敷設方法

ケーブリングとは、電話、テレビ、インターネットサービスを家庭に引き込む低電圧ケーブルのこと。一般的には、同軸ケーブルやイーサネット・ケーブルが使われる。通常、これらの配線は家を建てるときに設置されますが、建設中にケーブル配線が行われなかった場合は、後付けすることもできます。まず、設置する各ケーブルの位置とルートを計画します。次に、分電盤用の穴を壁に開けます。ここから屋根裏までケーブルを通します。そして、屋根裏から家中にケーブルを分配する。大仕事ですが、根気と知識があれば、十分取り組むことができます。

その1

配線計画を立てる

1. ケーブル接続が必要な部屋を特定する。作業を始める前に、配線の経路を計画しましょう。まず、家の平面図を見て、ケーブル接続が必要な部屋を特定します。一般的に、テレビ、固定電話、またはコンピュータを持つことになるすべての部屋は、1つが必要です。

   • 念のため、すべての部屋に配線を引き込むことを好む業者もいる。そうすれば、後で別の部屋にもケーブル回線を引きたいと思ったときに、新たに配線を引く必要がなくなるからだ。
   • インターネットアクセスに無線LANを使うだけなら、コンピューターのあるすべての部屋にイーサネットケーブルは必要ない。
2. 配線パネルは、あなたが簡単にアクセスできる中央の場所に配置します。配線パネルは、あなたの家のすべてのネットワークワイヤーが接続され、サービスプロバイダーがそのワイヤーを取り付ける場所です。最適な場所は、家の中で邪魔にならず、簡単にワイヤーを通すことができる場所を探します。地下室があれば、壁の中を通したり、他の部屋に配線を通すのが簡単なので、業者は通常、地下室にこれらのボックスを置くことを好む。また、洗濯室もよく使われる場所だ。

   • 配線パネルは見苦しいこともあるので、クローゼットや来客が入らない部屋に設置することも検討しよう。
   • 配線パネルは、構造化配線パネルや配電ボックスと呼ばれることもある。ウェブサイトや業者がこれらの用語のいずれかを使用している場合、混乱しないようにしてください。
3. 分電盤からの配線のルートを確認します。ケーブルは一般的に、屋根裏部屋または家の下のクロールスペースから家全体に供給されます。すべての家にクロールスペースがあるわけではないので、屋根裏部屋がより一般的な選択です。配線パネルの場所に行き、そこにワイヤーを通すことができる空洞の壁があることを確認してください。ほとんどのシートロックの壁が適しているはずです。このエリアで、屋根裏にワイヤーをまっすぐ通せるポイントを探します。

   • ケーブルを通すのに正確な寸法は必要ない。ケーブルが長すぎる場合は、ルートの端に達したときに切断するか巻き取るだけでよい。配線計画は、ワイヤが通るルートの一般的なアイデアを提供し、また、将来の修理のためにケーブルの位置をマークします。
   • あなたの家の設計図をチェックして、あなたが気づいていない潜在的なルートを探してください。
   • 電線が通っていなければ、既存の壁の穴を利用してケーブルを通すことができます。電線は信号を妨害します。すべての穴に電線がある場合は、新たに穴を開ける必要があります。
4. 各ケーブルが屋根裏部屋や天井裏からどこへ行くかを地図に書き出す。ケーブルは屋根裏や天井裏から家中に張り巡らされています。ケーブルの接続が必要なすべての部屋の計画を立てる。そして、各ケーブルがどのように屋根裏を通って、どのポイントから各部屋に入るかを地図にします。

   • ケーブルは通常、屋根裏の内壁から下へ通します。より簡単だが、見た目はあまりよくない作業として、部屋の天井を切り開いてケーブルを通す方法もある。
5. どこから手をつけていいかわからない場合は、配線図面を描くプログラムを使おう。自分で図を書いたり、家の設計図を使ったりするのが面倒な場合は、役立つソフトウェア・プログラムを探しましょう。自宅の設計図をスキャンして、設置したいケーブルをプラグインできる製品がたくさんあります。プログラムは、あなたが簡単に従うことができるあなたの家のための理想的な配線計画を作成します。

   • 無料のものもあれば有料のものもあります。さまざまなものを調べて、自分のニーズに最適なものを選びましょう。もしそれが質の高いものでなければ、安いプログラムを使って手を抜こうとしてはいけません。
   • 有料のプログラムには、1つの仕事を計画するのに使える無料トライアルを提供しているものもあります。興味のあるプログラムがトライアルを提供しているかどうか確認してください。

パート2

配電ポイントを作る

1. 電源を切ります。生きているケーブルを扱うことはありませんが、電線があるかもしれない壁に穴を開けることになります。作業を始める前に、自宅の電源を切って安全を確保しましょう。メインスイッチを探してオフにし、自宅の電源を切ります。
2. 配線パネルがあるスタッドの位置を確認します。配線パネルは壁のスタッド2本の間に設置します。2本のスタッドがどこにあるか壁に印をつけ、スタッドとスタッドの間のスペースで作業します。

   • スタッドファインダーがない場合は、壁をたたいてください。空洞の音が聞こえたら、その場所にスタッドはありません。鋭く素早い音がすれば、スタッドを叩いたことになります。これは正確ではありませんが、スタッドの位置を知ることができます。
3. スタッドとスタッドの間に4インチ（10cm）×4インチ（10cm）の点検孔を開けます。配線パネルを設置する場所を決めたら、壁面の後ろに障害物のない空間があることを確認します。壁に4インチ（10cm）×4インチ（10cm）の正方形を描きます。次に、ドライウォールソーを使って、この正方形の部分を切り取ります。懐中電灯で中を照らし、ワイヤーやパイプがないか確認する。

   • 壁の裏側にパイプやワイヤーが見えたら、別の部分を使う。
   • 壁の傷は気にしなくていい。壁の損傷は、作業が終わってから気にすればよい。
4. 配線箇所の乾式壁を切り取る。この壁の後ろに障害物がないことを確認したら、この壁の部分を取り除きます。乾式壁用のこぎりを使って、2本のスタッドの間の壁を切り取ります。天井から2インチ（5.1cm）下のスタッドポイントから切り始めます。もう一方のスタッドに達するまで、壁を横切るように切断します。壁の下部も同様にカットします。次に、縦にカットし、カットした両端をつなげます。切り終わったら、壁のこの部分を取り除きます。

   • 乾式壁は重いことができますので、あなたが壁のセクションを持ち上げるのを助けるために近くにパートナーを持っている。
5. ケーブルを整理しておくために、構造化配線パネルを設置する。ケーブルは配電ポイントの壁にぶら下げるだけでもいいが、配線パネルがあると整理しやすい。配線パネルが必要な場合は、金物店で購入する。そして、切り取った壁の部分に取り付けます。

   • 配線パネルを両方のスタッドに立てかけます。その後、電動ドリルでボックスを両方のスタッドにねじ止めする。ボックスにはネジを通すためのラッチがあります。
   • この作業は、ドリルで穴を開けている間、他の人がボックスを支えていると楽です。
   • 配線パネルはオプションです。お金を節約したいなら、買う必要はない。

その3

ケーブル用の穴を開ける

1. 天井板上部に6.4cmの穴を開けます。壁を開けると、壁部分の上にウッドブロックが走っているのが見えます。直径2.5インチ（6.4cm）のボーリング・ドリル・ビットを使う。それを天井板に押し当て、穴を開ける。

   • パネルの下にケーブルを通す床がある場合は、床板にも穴を開けます。
   • 外壁から開けた穴までの距離を測ります。これは、配電ボックスの真上にポイントを見つけることができない場合、屋根裏の穴を開ける場所を見つけるのに役立ちます。
2. 分電盤の真上の屋根裏の床板に穴を開けます。屋根裏に上がり、分電盤の真上の場所を探します。それから、同じ2.5インチ（6.4cm）のボーリング・ドリル・ビットを使い、床板に穴を開けます。

   • 屋根裏部屋には通常、二重の床板があるので、穴を開けるには2つの木のブロックを貫通させる必要があるかもしれません。
   • 分配ポイントが見つからない場合は、最初の穴を開けたときに測った寸法を使います。同じ外壁から巻き尺で屋根裏の距離を測ります。この地点に穴を開ける。
   • 屋根裏に緩いグラスファイバー断熱材がある場合は、粒子を吸い込まないように防塵マスクをしてください。
3. ケーブルを通す部屋の上部にアクセス用の穴を開ける。屋根裏にいる間に、ケーブルの引き込み先となる部屋の上部を探します。2.5インチ（6.4cm）のボーリング・ドリル・ビットを使い、穴を開ける。ケーブルはこの穴から屋根裏に出ます。
4. ケーブルを通す部屋に、切断穴の印をつける。ケーブルを通す各部屋に入る。そして、ケーブルの出口となる場所を探します。そして、定規を使い、壁に2インチ（5.1cm）×2インチ（5.1cm）のボックスを描きます。これを、ケーブルが必要な部屋ごとに行います。

   • その部屋で電化製品がどこにあるかわかっている場合は、その近くに穴をあけます。そうでない場合は、既存のコンセントの近くに穴をあけます。
   • 場所を決める前に、壁の裏側にスタッドがあるかどうかを確認します。スタッドのない場所でカットすることを確認してください。
5. 壁に描いたボックスを切り取ります。乾式壁用のこぎりを使い、壁に引いた線を切り抜く。一周切り終わったら、乾式壁の四角を取り除く。これをケーブルを通す部屋ごとに繰り返します。

パート4

壁を通してワイヤーを供給する

1. あなたが実行しているすべてのワイヤの位置にラベルを付けます。すべてのケーブルは、配電盤から外側にフィードするので、その宛先を覚えているように、それぞれにマークを付けます。各ワイヤーに白いテープを巻きます。永久的なマーカーを使用して、このケーブルがどこに供給されるかを書き込みます。

   • 例えば、テレビの部屋、オフィス、寝室とケーブルに書きます。
   • ラベルを貼ることで、修理も簡単になります。ワイヤーが悪くなった場合、配電ボックスからどのワイヤーを引き抜けばいいかがすぐにわかります。
2. ケーブルは壁の上から屋根裏のスペースに通します。ワイヤーを上下に通す作業は、通常2人で行います。1人が起点からワイヤーを押し、もう1人が終点の穴からワイヤーを引きます。別の人が屋根裏から電線を引っ張っている間に、配電ボックスの上の穴から電線を通します。この作業を、設置する電線ごとに繰り返します。

   • この作業を簡単にするには、フィッシュテープが最適です。配電ボックスの人がつかめるまで、屋根裏から穴に通します。そして、フィッシュテープの端にワイヤーを取り付けてもらいます。もう一人がワイヤーを送り込み、屋根裏の穴を通している間に、フィッシュテープを引き上げる。
   • フィッシュテープがない場合は、ワイヤーをひもにテープで固定し、それを使ってワイヤーを引き上げるという方法もある。
   • ケーブルは壁の中を静かに通してください。ケーブルが引っかかっても、引っ張ったり動かしたりしないでください。
3. ワイヤーをそれぞれの部屋の上の穴に通す。すべてのワイヤーを屋根裏まで通したら、それぞれのワイヤーを下に通す穴まで持っていく。一人が穴からケーブルを目的地まで通し、もう一人が壁からケーブルを引き抜く。

   • この作業を簡単にするために、もう一度フィッシング・テープを使う。
   • ワイヤーを屋根裏の天井垂木にテープで固定し、邪魔にならないようにする。ホチキスで止めないでください。ホッチキスで止めると、配線が損傷したり、配線の交換が困難になったりします。
4. 切断した各コンセントにケーブルを通します。各ケーブルをコンセントの穴に通して、ケーブルの取り付けを完了します。ここから、同軸ケーブルを電化製品に通したり、イーサネットケーブル用のコンセントを設置したりできます。

   • 同軸ケーブルを隠したい場合は、コンセントから電化製品までの壁カバーを取り付けてみてください。これらは金物店で購入できる。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Install Cabling in a Pre Built Home」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。