Cisco VPNの設定方法

Cisco VPNクライアントは、コンピュータを仮想プライベートネットワークに接続するためのプログラムで、ユーザーは遠隔地からそのプライベートネットワークのリソースに、あたかも直接接続しているかのようにアクセスすることができます。Cisco VPN Clientは、キャンパスや職場の外でネットワーク上のツールやファイルを利用したい人に、安全性の高いリモート接続を提供するため、企業や学校で最もよく使用されています。Cisco VPNクライアントを使用するには、プライベートネットワークへの特別なアクセスが必要なため、設定を行う際には特別な手順が必要です。ここでは、Cisco VPNクライアントの設定方法を説明します。

1

リモートコンピュータにCisco VPNクライアントがインストールされていることを確認します。設定を開始する前に、Cisco VPNクライアントがコンピュータにインストールされていない場合は、インストールする必要があります。

2

Cisco VPNクライアントの設定に必要な情報を収集します。コンピュータ上でCisco VPNを適切に設定するには、アクセスするリモートVPNサーバーのホスト名またはIPアドレス、およびシステム管理者から割り当てられたIPSec（Internet Protocol Security）グループの名前が必要です。また、同じグループのIPSecパスワードと、ローカルで同じサーバーにサインインしてアクセスする際に通常使用するユーザー名とパスワードも必要です。

3

Cisco VPNクライアントを起動し、コンピュータに保存されている場所からVPNダイヤラーにアクセスします。デフォルトの場所は通常、Windowsコンピュータの「スタート」メニューの「プログラム」セクションです。

4

新しい接続エントリを設定して作成します。Cisco VPNクライアントのメインダイアログボックスが画面に表示されたら、ウィンドウの中央にある「新規」ボタンをクリックします。新規接続エントリウィザードが開きます。

5

"新しい接続エントリの名前 "のフィールドに任意の名前を入力します。任意ですが、下のフィールドに新しい接続エントリの説明を入力することもできます。次へ]ボタンをクリックして次に進みます。

6

接続先のリモートVPNサーバーのホスト名またはIPアドレスを入力し、"Next "ボタンをクリックして次に進みます。

7

グループアクセス情報を入力します。Name "フィールドの横に、割り当てられたIPSecグループ名を入力します。Password」と「Confirm Password」フィールドの横に、IPSecグループのパスワードを入力します。名前」フィールドと「パスワード」フィールドでは、大文字と小文字が区別されます。この画面では、コンピュータに証明書がインストールされている場合、証明書の名前を選択するオプシ ョンもあります。Next "ボタンをクリックして次に進む。

8

接続エントリフィールドに正しい名前が入力されていることを確認し、"Finish "をクリックします。これで、Cisco VPNクライアントのメインダイアログウィンドウの接続エントリドロップダウンボックスに新しい接続エントリが表示されます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Configure a Cisco VPN 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。