ルートキットの削除方法

ルートキットはオペレーティングシステムの奥深くに潜んでいることが多いため、その駆除は困難な場合があります。ルートキットの存在が心配な場合は、Windows PCまたはMacからルートキットを探し出して削除する方法をご覧ください。

方法1

Windowsの場合

1. Microsoft Defenderのスキャンを実行する。 そのためには、Windows セキュリティを開き、ウイルスと脅威の保護に進み、「クイックスキャン」を選択します。 フルスキャンを実行することもできます。

   • Microsoft Defenderをオフラインで実行する必要がある場合は、Microsoft Defenderが通知します。
2. オフラインスキャンを開始する ウイルスと脅威対策と同じ画面から「スキャンオプション」を選択し、「Microsoft Defender オフラインスキャン」を選択します。 PCが再起動します。
3. 再起動後にスキャン結果を確認します。 PCがルートキットを検出した場合、削除できたことが通知されます。
4. Windowsを再インストールします。 ルートキットが深い感染を引き起こした場合、ルートキットを削除する唯一の方法はWindowsを再インストールすることです。 この場合、内蔵のWindowsインストーラを使用するのではなく、外部メディアデバイスから行う。
5. ハードウェアを交換する。 ルートキットの中にはBIOSに感染するものもあり、修復が必要になります。 修復後もルートキットが残っている場合は、新しいPCを購入する必要があるかもしれません。

方法2

Macの場合

1. Macをアップデートする。 Macのアップデートは新機能を追加するだけでなく、ルートキットを含むマルウェアを削除し、セキュリティホールを修正します。 アップルには、ルートキットを含むマルウェアから保護するためのセキュリティ機能が多数組み込まれています。
2. マルウェアをゴミ箱に移動するよう促されたら、指示に従いましょう。 Macが悪意のあるプログラムを検出すると、ゴミ箱に移動するよう求められます。 そうすれば、ルートキットを含むマルウェアがあなたのマシンで問題を起こすことはなくなります。
3. macOSを再インストールする。 残念ながら、macOSには既知のルートキット検出器はありません。 それでもなお、お使いのデバイスにルートキットの疑いがある場合は、macOSを再インストールしてください。 そうすることで、ほとんどのアプリが削除され、マシン上のルートキットの可能性もなくなります。
4. ハードウェアを交換してください。 rootkitの中にはBIOSに感染するものもあるため、修復が必要になります。 修理後もルートキットが残っている場合は、新しいMacを購入する必要があるかもしれません。

方法3

iOSの場合

1. まずデータをバックアップしましょう。 残念ながら、iPhoneにはルートキット検出器はありません。 ルートキットは削除が難しく、開発者プロファイルとして現れたり、ジェイルブレイクに隠れたりすることがよくあります。
2. DFUモードに入る。 そのためには、iPhoneをコンピュータに接続したまま電源を切る。 iPhone 8以降では、音量アップ、音量ダウン、電源の順にキーを押し、電源ボタンを3秒間押し続けます。 次に、電源ボタンと音量ダウンボタンを一緒に10秒間押し続けます。 その後、電源ボタンを離し、音量ダウンボタンを押し続けます。 これでリカバリーモードに入ります。

   • iPhone 7では、最初に音量アップキーと音量ダウンキーを押す必要はありません。
   • iPhone 6s以前の機種では、代わりにホームボタンを押してください。
3. iTunesまたはFinderで「iPhone/iPadを復元...」をクリックする。 これですべてのデータが消去されますが、iOSデバイスに存在するジェイルブレイクやルートキットも削除されます。 あなたは、iCloudまたはiTunesのバックアップを使用してダウンロードしたアプリを回復することができます.

この記事はCC BY-NC-SAの下で公開された " How to Remove a Rootkit " を改変して作成されました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。