ハードウェアアクセラレーションをオフにする方法

ハードウェア・アクセラレーションとは、ソフトウェアが特定のタスクをコンピュータのハードウェア（通常はグラフィックカードやサウンドカード）に委ねることで発生する処理です。ハードウェアアクセラレーションは、超高速GPUのような強力なコンポーネントを搭載したコンピュータではパフォーマンスを向上させるかもしれませんが、それほど強力でないコンピュータでは逆効果になる可能性があります。ストリーミング、ゲーム、ウェブブラウジング中にフリーズやクラッシュが発生する場合は、ハードウェアアクセラレーションを無効にするとパフォーマンスが向上する可能性があります。このWikiHowでは、Windows PCでハードウェアアクセラレーションをオフにする方法を説明します。Macにはハードウェアアクセラレーションをシステム全体で無効にするオプションはありませんが、個々のアプリケーションで設定を調整することができます。

方法1

Windowsでグラフィックスハードウェアアクセラレーションを無効にする

1. Windowsのデスクトップを右クリックし、[ディスプレイ設定]を選択します。ディスプレイコントロールが開きます。

   • すべてのハードウェアがシステム全体のハードウェアアクセラレーションをサポートしているわけではありません。通常、ハードウェアアクセラレーションを有効または無効にするオプションがあるのは、ハイエンドGPUを搭載したPCのみです。システム全体のハードウェアアクセラレーション設定を調整できない場合、Chrome、AutoCAD、Discord、各種ゲームなど、特定のアプリでこの機能を無効にできることがよくあります。
   • 専用GPUを使用している場合、右クリックメニューにGPUの設定を開くオプションが表示されることがあります。GPUによっては、そのメニュー項目をクリックすると、ハードウェアアクセラレーションを無効にする設定が見つかるかもしれません。
2. ディスプレイの詳細設定]をクリックします。右パネルの一番下にあります。モニターとGPUのプロパティが開きます。
3. ディスプレイ1のディスプレイアダプタプロパティをクリックします。ディスプレイ情報」ヘッダーの下にあります。新しいウィンドウが開きます。
4. Troubleshoot」タブをクリックします。ビデオカードがハードウェアアクセラレーションをサポートしている場合、通常このタブがウィンドウの一番上に表示されます。

   • トラブルシューティング」タブがない場合は、ウィンドウ上部の「プロパティ」ボタンをクリックし、「リソース」タブをクリックします。
5. 設定の変更」ボタンをクリックします。設定の変更]ボタンがグレーアウト/無効になっている場合、お使いのグラフィックカードはハードウェアアクセラレーション設定の変更をサポートしていません。 カードがこの変更を処理できることを確認している場合、おそらくドライバを更新する必要があります。
6. ハードウェアアクセラレーション」スイッチを左に移動し、「OK」をクリックします。これでPCのハードウェアアクセラレーションが無効になります。

方法2

Windowsでオーディオハードウェアアクセラレーションを無効にする

1. Windowsの設定

   を開きます。スタートメニューの歯車アイコンです。キーボードのWindowsキー＋iキーを押しても「設定」を開くことができます。

   • PCのサウンドカードのハードウェアアクセラレーションがオンになっている場合、CPUに過度な負荷がかかるのを避けるため、サウンドタスクがCPUからオーディオカードにシフトされることがあります。オーディオ再生中に大量のノイズが発生したり、音が途切れたり、パフォーマンスが低下したりする場合は、ハードウェアアクセラレーションを無効にしてみてください。
2. システムアイコンをクリックします。設定パネルの最初のアイコンです。
3. サウンドをクリックします。左側のパネルにあります。
4. 右のパネルでデバイスのプロパティをクリックします。パネル上部のサウンドデバイス名の下にあります。
5. Additional device properties "をクリックします。"関連設定 "の下の方にあります。
6. 詳細設定タブをクリックします。ウィンドウの一番上にあります。
7. "このデバイスでオーディオのハードウェアアクセラレーションを許可する "のチェックマークを外します。これは "ハードウェアアクセラレーション "ヘッダーの下にあります。
8. OK をクリックします。これでオーディオのハードウェアアクセラレーションは即座に無効になります。

方法3

WindowsでハードウェアアクセラレーテッドGPUスケジューリングを無効にする

1. Windows の設定

   を開きます。スタートメニューの歯車アイコンです。キーボードのWindowsキー + iを押しても設定を開くことができます。

   • 2020年にリリースされたWindows 10のバージョン2004以降、MicrosoftはハードウェアアクセラレーテッドGPUスケジューリングと呼ばれる新機能を搭載し、GPUを使用するアプリやゲームを実行している間の待ち時間とパフォーマンスを削減します。この機能は、ドライバが更新されたGPUが別途ある場合にのみ利用できるため、誰もがこの設定を利用できるわけではない。
   • ほとんどのGPUドライバは自動的にアップデートされますが、新しいアップデートが利用可能かどうかを確認するために、メーカーのウェブサイトを常にチェックすることができます。
2. システムアイコンをクリックします。設定パネルの最初のアイコンです。
3. ディスプレイ]をクリックします。左のパネルの一番上にあります。
4. グラフィック設定をクリックします。右パネルの一番下にあります。
5. Hardware-accelerated GPU scheduling"（ハードウェアアクセラレーテッド GPU スケジューリング）スイッチをクリックしてオフにします

   。このスイッチが表示されるのは、ドライバが更新された最新のGPUとWindows 10の最新バージョンがある場合のみです。このオプションが表示されず、マザーボードとは別のGPUを使用している場合は、この機能をサポートしていない可能性があります。

   • この機能を無効にすると、コンピュータを再起動するよう促されます。ハードウェアアクセラレーションによるGPUスケジューリングは、コンピュータが再起動するとオフになります。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 ハードウェアアクセラレーションをオフにする方法 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。