傷や指紋のついたモニターの修理方法

ここでは、汚れや傷のあるモニターを修理する簡単な方法を紹介します。傷の修復を試みる前に、ディスプレイの表面をきれいにしておく必要があります。

方法1

汚れやその他の残留物をクリーニングする

• 傷がある場合は、クリーニングの際に残留物をこすりつけないようにしてください。
• 研磨剤は絶対に使用しないでください。
• ARAGコーティング/フィルムの付いたスクリーンには、水以外の溶剤は絶対に使用しないでください。

1. 柔らかい布を取り、隅を濡らします。(水道水は使用しないでください。ミネラル成分による沈殿物や筋が残ることがあります。代わりに脱イオン水を使用してください。)
2. コンピューターやテレビの電源がオフの状態で、円を描くように優しく画面を拭きます。
3. 画面の上下方向に拭いてください。
4. 布の乾いた面を使って、円を描くように拭いてください。
5. 必要に応じて繰り返します。

方法2

ARAGコーティングの細かい傷（ほとんどのCRTとすべてのLCD）

• Windex（ウィンデックス）、Brasso（ブラッソ）、アンモニアを含む溶液、またはアセトンを含むその他の溶剤は、ARAG（反射防止、防眩）コーティングやフィルムにダメージを与えます。
• ARAGコーティングやフィルムが施されたスクリーンには、研磨剤や溶剤を含む溶液を絶対に使用しないでください。
• アンチグレアフィルムのプラスチックのような第一層の小さな傷や擦り傷を埋めたり、滑らかにするために使用できるCD/DVD修理液はほとんどありません。液剤には溶剤や研磨剤が含まれているからです。
• Pledge（プレッジ）などの木工用ポリッシュも使えます：コンピュータのモニターやCDの傷を埋めることができます。ただし、変色した傷が残るので、傷よりも気になることが多い。石油ゼリーも同じ効果があり、落とすのはもっと難しい。プラスチック模型用接着剤には、取り返しのつかない悪影響がある。
• 破損したARAGフィルムは剥がすことができ、新しいものを貼ることができる。ARAGフィルムを貼らずに使用すると、コントラストが低下し、ガンマが変化するため、補正しない限りディスプレイの画像が歪む。

方法3

コーティングより深いキズ、またはコーティングされていないCRTのキズ（まれ）

1. 該当する場合は、ARAGフィルムをはがすか、こすり落とします。これは元に戻りません。交換用のARAGフィルムが購入できることを確認してください。
2. 通常の研磨技術（バフ研磨）を行ってください。非常に深い傷にはガラス補修用樹脂が効果的です。
3. 該当する場合は、新しいARAGフィルムを貼ります。新しいフィルムが元のフィルムと同じような特性であることを確認してください。グレイスケールのトラッキングを確認し、新しいコーティングの透過率の違いによる色や輝度の歪みを避けるため、必要に応じてディスプレイを調整してください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Repair a Scratched or Finger Printed Monitor Screen 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。