動画サイズを小さくする方法

ビデオファイルは容量が大きくなります。 そのため、動画ファイルを共有するのが難しくなり、コンピュータの空き容量も大きくなってしまいます。 このWikiHowでは、WindowsやMac、iPad、Androidスマートフォンやタブレットで、解像度や最終的なファイルサイズなど、動画ファイルのサイズを小さくする方法をご紹介します。

方法1

Handbrakeを使う（WindowsとMac）

1. Handbrakeをダウンロードしてインストールします。 Handbrakeはフリーでオープンソースのビデオトランスコーダーで、ビデオファイルのサイズを縮小し、異なるビデオフォーマットに変換するために使用できます。 以下の手順でHandbrakeをダウンロードし、インストールしてください：

   • Windows：
     • ブラウザにアクセスします。
     • Windows "の下にあるダウンロード（64ビット）をクリックします。
     • ダウンロードフォルダまたはウェブブラウザでインストーラファイルをクリックします。
     • Windowsからプロンプトが表示されたら、[はい]をクリックします。
     • Nextをクリックします。
     • もう一度[次へ]をクリックします。
     • インストールをクリックします。
     • インストールの最後に[完了]をクリックします。
   • Macの場合
     • ブラウザでアクセスします。
     • macOS "の下にある "Download (Intel 64 bit) "をクリックします。
     • 許可」をクリックします。
     • ダウンロードフォルダまたはウェブブラウザでインストーラファイルをクリックします。
     • Handbrake.appファイルをFinderのアプリケーションフォルダにドラッグします。
2. Handbrakeを開きます。 Handbrakeにはカクテルグラスとパイナップルを模したアイコンがあります。Windowsのスタートメニュー、デスクトップ、またはMacのアプリケーションフォルダにあるアイコンをクリックして、Handbrakeを開きます。
3. サイズを縮小したいビデオファイルを開きます。 ビデオファイルを右側のボックスにドラッグ＆ドロップするか、左側のメニューから「ファイル」をクリックします。 開きたいファイルを選択し、「開く」をクリックします。

   • この画面が表示されない場合は、Handbrakeの上部にある「ソースを開く」をクリックします。
4. 出力ビデオのファイル名を選択します。 エクスポートするビデオにはユニークな名前を設定することをお勧めします。 Handbrakeの下部にある「名前を付けて保存」の横に、ビデオをエクスポートするファイル名を入力します。

   • ビデオを保存する新しい場所を選択するには、「参照」をクリックし、ビデオを保存する場所に移動します。
5. 出力ファイルの保存先を設定します。 これを行うには、「ファイル名」の隣にビデオファイルの名前を入力し、保存先のフォルダを選択します。 そして、「開く」をクリックしてください。
6. フォーマット "の隣に "MP4 "が選択されていることを確認してください。 Summary "ページの "Format "の隣にあるドロップダウンメニューでビデオフォーマットを選択できます。 MP4は最も一般的なビデオフォーマットです。 最大限の圧縮が可能で、画質を落とさずに動画ファイルサイズを小さくすることができます。 このオプションが表示されない場合は、Handbrakeの中央にある「サマリー」タブをクリックしてください。

   • 元の動画ファイルが「MP4」以外の形式（.MOVや.WMVなど）の場合、MP4ファイルに変換するだけで、画質を落とさずにファイルサイズを小さくすることができます。
7. 寸法] タブをクリックします。 このタブで画像サイズを調整できます。
8. 高さ "と "幅 "フィールドに小さい数値を入力します。これにより、動画の解像度が下がり、ファイルサイズを大幅に小さくすることができます。例えば、幅の値を1920から1280に、高さの値を1080から720に変更すると、ビデオは1080pから720pに変わり、ファイルサイズが大幅に小さくなります。これは画質を低下させます。 トリミングや引き伸ばしを避けるため、画像サイズはプロポーショナルに保ちたいものです。 一般的なビデオサイズは以下の通りです：

   • 2160p:3840w x 2160h（非常に大きい、4KウルトラHD）。
   • 1440p：2560w×1440h（大きめ）。
   • 1080p:1920w x 1080h（大型、標準HD）。
   • 720p:1280w x 720h（中）。
   • 480p:854w x 480h（小）。
   • 360p:640w x 360h（小）。
   • 240p:426w x 240h（最小）。
9. ビデオ」タブをクリックします。 このタブでは、ビデオの画質、コーデック、フレームレートの設定を調整できます。
10. 一定品質スライダーをクリックし、左にドラッグします。値を上げると品質が下がり、ファイルサイズが小さくなります。

    • 20はDVD品質とみなされます。小さなスクリーンでビデオを再生する場合は、おそらく30まで上げることができます。大きな画面では、22～25が一定の品質です。
11. フレームレート」の隣にあるドロップダウンメニューでフレームレートを選択します。 フレームレートとは、ビデオが1秒間に使用するフレーム数のことです。 フレームレートが低いとビデオのサイズは小さくなりますが、動きがぎこちなくなります。 20フレーム/秒（FPS）以上であれば、問題なく見えるはずです。
12. プレビューボタンをクリックします。Handbrakeウィンドウの上部に表示されます。動画の静止画が表示されるので、画質を確認できます。
13. ライブプレビューボックスをチェックします。 プレビューウィンドウの下部にあります。選択した画質で数秒間再生されます。 問題なさそうであれば、次のステップに進みます。 ビデオの品質が劣っている場合は、戻ってビデオの解像度、フレームレート、および/または一定の品質をほんの少し上げます。
14. エンコード開始または開始ボタンをクリックします。これはHandbrakeの上部にある緑色の再生ボタンです。 これにより、設定した仕様で新しいビデオファイルのエンコードが開始されます。 この作業にかかる時間は、ビデオのサイズ、エンコード設定、コンピュータの処理能力によって大きく異なります。

方法2

MacでiMovieを使う

1. iMovieを開きます。iMovieは、macOSオペレーティングシステムにプリインストールされている無料のビデオ編集ソフトウェアです。紫色の星のアイコンが付いています。 アプリケーションフォルダにあります。アイコンをクリックするとiMovieが開きます。

   • しかし、長い間Macをアップデートしていなかったり、中古のMacを買って何年も経っていたりすると、iMovieを正常に起動できないことがあります。現在のところ、iMovieはmacOS 11.5.1以降に対応しています。
2. プロジェクト」ボタンをクリックします。 iMovieの左上にあります。
3. 新しいプロジェクトの名前を入力し、Okをクリックします。 ムービープロジェクトの名前は何でもかまいません。 名前」の隣にあるバーにビデオの名前を入力します。 入力が終わったらOkをクリックします。
4. ボタンをクリックします。 左側の大きな四角いアイコンです。 ポップアップメニューが表示されます。
5. ムービー」をクリックします。 大きなプラス（+）アイコンをクリックするとポップアップメニューに表示される青いボタンです。
6. 縮小したいビデオファイルをプロジェクトに追加します。 これを行うには、左側の「メディアをインポート」と書かれたパネルにビデオファイルをドラッグ＆ドロップするか、パネルの「メディアをインポート」をクリックしてビデオファイルに移動します。 ビデオファイルをクリックして選択し、「開く」をクリックします。 これでプロジェクトにビデオが追加されます。
7. ビデオファイルをタイムラインにドラッグします。 プロジェクトにビデオを追加したら、プロジェクトパネルからiMovieの下部にあるタイムラインにドラッグするだけです。
8. ファイルメニューをクリックします。 画面上部のメニューバーにあります。
9. 共有]をクリックし、[ファイル]をクリックします。 ビデオのファイルとフォーマットを調整するウィンドウが開きます。
10. 解像度]メニューをクリックし、小さい解像度を選択します。これにより、ビデオフレームの実際のサイズが小さくなり、ファイルサイズも小さくなります。解像度を下げても、小さな画面ではそれほど目立ちません。
11. 画質］メニューをクリックし、低い画質を選択します。ビデオの画質が下がり、ファイルサイズが小さくなります。
12. 圧縮］メニューをクリックし、［より速く］を選択します。 これによりビデオがより圧縮され、ファイルサイズが小さくなります。
13. 次へ」をクリックします。 画面の右下にあります。
14. ファイル名を入力します。 ファイルがエクスポートされると、これがビデオのファイル名になります。名前を付けて保存 "の横にビデオファイルの名前を入力します。
15. 保存をクリックします。 選択した設定でビデオが保存されます。長い動画の場合、変換に時間がかかる場合があります。

方法3

AndroidでVideo Compressを使用する

1. Video Compressをダウンロードしてインストールします。 Video CompressはGoogle Playストアからダウンロードしてインストールできる無料アプリです。 Video Compressを使うと、動画をより小さいファイルサイズに圧縮できます。 以下の手順でVideo Compressをダウンロード・インストールしてください：

   • AndroidでGoogle Playストアを開きます。
   • 検索バーをタップします。
   • 検索バーに「video compress」と入力します。
   • Video Compress」をタップします。
   • インストール」をタップします。
2. Video Compressを開きます。 Video Compressのダウンロードが完了したら、ホーム画面またはアプリメニューのVideo CompressアイコンをタップしてVideo Compressを開きます。青いアイコンの正面にクランプが付いています。 アプリのインストールが完了したら、Google Playストアで「開く」をタップすることもできます。
3. 許可」をタップします。初めてVideo Compressを起動するときは、アクセス許可を設定する必要があります。 ポップアップアラートで「許可」をタップして、Video Compressに動画ファイルへのアクセスを許可します。
4. 動画ファイルが保存されているフォルダをタップします。これは通常 "Camera "の中にあります。 サイズを縮小したい動画が入っているフォルダをタップします。
5. サイズを縮小したい動画をタップします。 ビデオ圧縮でビデオが開きます。
6. ビデオを圧縮」をタップします。 左側のオプションリストの一番上にあります。
7. ご希望の解像度をタップします。メニューには様々な解像度が表示されます。オプションをタップすると、すぐにビデオの圧縮が始まります。 圧縮が終わるまで数分お待ちください。

   • 圧縮された動画は "SuperVideoCompressor "というフォルダに保存されます。 このフォルダはギャラリーにあります。

方法4

iPhoneとiPadでVideo Compressorを使用する

1. Video Compressorをダウンロードしてインストールします。 Niu LixuanによるVideo CompressorはApp Storeから入手可能な無料アプリです。 iPhoneやiPadのビデオサイズを縮小するために使用できます。 以下の手順でVideo Compressorをダウンロードしてインストールします。

   • App Storeを開きます。
   • 検索」タブをタップします。
   • 検索フィールドに「compress video」と入力し、「検索」をタップします。
   • Video Compressorの横にある「GET」をタップします。
2. Video Compressorを開きます。 前面にフィルムの帯が付いた青いアイコンが表示されます。Video Compressorのダウンロードが完了したら、App Storeで「OPEN」をタップするか、ホーム画面で「Video Compress」アプリをタップします。
3. OKをタップします。 Video Compressorを初めて開くときは、アクセス許可を設定する必要があります。 ポップアップアラートで「OK」をタップして、Video Compressorが動画ファイルにアクセスできるようにします。
4. 圧縮したい動画をタップします。 左側のリストで任意のカテゴリをタップして、動画をカテゴリ別に並べ替えることができます。 カテゴリには、"Recents"、"Favorites"、"Places"、"Selfies"、"Slo-mo"、"Time-lapse "があります。 すべてのビデオを表示するには、「ビデオ」をタップします。 右側のリストでビデオをタップして開きます。
5. インポート」をタップします。 画面下のピンクのボタンです。
6. プリセットボタンをタップします。 画面下のスライダーバーの横にあるピンクのボタンです。 ビデオの解像度を選択するメニューが表示されます。
7. お好みの解像度を選択してください。 選びたい解像度をタップするだけです。 5つの選択肢から選ぶことができます。 解像度が小さいほどビデオファイルのサイズは小さくなりますが、ビデオの画質も低下します。 "フルHD（1920x1080）"は最大の解像度です。"HD（1280x720）"は少し小さいHDです。「D1 (720x576)」は中程度の解像度です。「480p (640x480)」は小さな解像度です。 「CIF (352x288)」は最も小さい解像度です。

   • カスタム解像度を選択するには、下部にある「進む」をタップします。 ビデオ解像度を下げるには、"幅 "と "高さ "のスライダーバーを左にドラッグします。 フレームレート "スライダーバーを右にドラッグして、ビデオのフレームレートを下げます。 20FPS以上であれば問題ないでしょう。 ビットレート "スライダーバーを右にドラッグして、ビデオのビットレートを下げます。 完了したらOkをタップします。
8. 下部にあるスライダーバーをタップしてドラッグします。 一番下の緑色のバーです。 左にドラッグするとビットレートが下がります。 これにより、ビデオのファイルサイズが小さくなりますが、ビデオの画質も低下します。 デフォルトの目標サイズは約50％です。 スライダーを左にドラッグすると、ビデオの画質が下がり、ファイルサイズが小さくなります。
9. 圧縮をタップします。 画面下のピンクのボタンです。 選択したビデオ設定でビデオの別コピーが保存されます。 処理が終わるまで数分かかる場合があります。

   • 処理が終わったら元の動画を削除したい場合は、処理が終わったら元の動画を削除という赤いボタンをタップしてください。

この記事はCC BY-NC-SAで公開されている「 How to Reduce Video Size 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAで利用可能です。