Windows 10でUSBからLinuxを起動する方法

フラッシュドライブからPCにLinuxをインストールしたい場合でも、Linuxのポータブルバージョンを起動したい場合でも、Windows 10でブート可能なLinux USBフラッシュドライブを簡単に作成することができます。ここでは、Linux USBドライブの作成に必要なソフトウェアのダウンロード方法、ドライブをブート可能にする方法、そしてハードドライブの代わりにフラッシュドライブからPCを起動させる方法を紹介します。

パート1

起動可能なLinuxフラッシュドライブの作成

1. Ubuntu（またはお好みのLinuxフレーバー）のISOイメージをダウンロードする。USBドライブからLinuxを起動するには、Linuxインストールメディアの「イメージ」を含むファイルをダウンロードする必要があります。DebianやLinux Mintなど、インストールしたいLinuxのどのフレーバーでもISOをダウンロードでき、ブート可能なUSBドライブを作成するプロセスも同様です。

   • UbuntuのISOをダウンロードするには、最新安定版の横にあるDownloadリンクをクリックする。Ubuntuは、インストールせずにLinuxを試したい場合に良い選択肢だ。フラッシュドライブから起動すると、インストールする前に試したいオプションを選択できるようになる。
   • DebianのISOをダウンロードするには、.NETにアクセスしてください。 ダウンロードは自動的に開始されます。
   • Linux Mint ISO は .NET Framework から入手できます。インストールしたいバージョンの隣にある Download ボタンをクリックしてください。
   • ハードドライブにインストールせずにLinuxを試したい場合は、パピーリナックスを試してみよう。パピーリナックスのISOは.NETからダウンロードできる。
2. RufusをPCにインストールする。RufusはISOイメージからブート可能なUSBドライブを作成できるフリーソフトウェアです。 ページ下部の「ダウンロード」の下にあるRufusリンクをクリックし、インストーラーをダウンロードします。

   • ダウンロードが完了したら、「rufus」で始まり「exe」で終わるファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールしてください。
   • Rufus がインストールされると、Windows メニューに表示されます。インストール後に自動的に起動しない場合は、Rufus を起動してください。
3. USB フラッシュドライブを空いている USB ポートに挿入します。ドライブ内のすべてが削除されるため、空の USB ドライブを使用します。必要であれば、ドライブをバックアップしてから続行してください。
4. Rufus を開き、Rufus で USB フラッシュドライブを選択してください。複数の外付けドライブが PC に接続されている場合、Rufus は間違ったドライブを選 択する可能性があります。デバイス」メニューで適切なドライブをクリックしてください。
5. 起動選択」メニューから FreeDOS を選択してください。デバイスセレクタのすぐ下にあります。これで Rufus はドライブをブート可能にします。

   • パーティションスキーム」と「ターゲットシステム」のデフォルトオプションは自動的に入力されるので、変更する必要はありません。
6. 選択」ボタンをクリックし、ダウンロードした ISO を選択します。このボタンは "Boot selection "メニューの右にあります。ISOはデフォルトのダウンロードフォルダ（通常はDownloadsと呼ばれます）にあるはずです。
7. 他のパラメータはそのままにして、STARTをクリックします。ISO イメージをフラッシュドライブに書き込むプロセスが開始されます。

   • Rufus が ISO を書き込むために追加ファイルをダウンロードするよう促したら、「はい」をクリックして続行します。
8. ISO イメージモードで書き込む(推奨)」を選択し、「OK」をクリックします。このオプションは「ISOHybrid イメージが検出されました」ウィンドウが表示されたときに表示されます。これは、必要に応じてブータブルDVDやUSBドライブで同じISOを使用できることを意味します。
9. OK "をクリックしてブータブルUSBドライブを作成します。この作業では、ドライブ上のデータを消去し、ドライブをブート可能にするために必要なファイルをコピーします。プロセスが開始すると、ウィンドウの下部にステータス・バーが表示されます。

   • ドライブの準備が完了すると、ステータスバーに "READY "と表示されます。この時点で、ブート可能なLinux USBドライブが完成します。

パート2

Linuxへの起動

1. USBドライブを接続した状態でPCを再起動してください。再起動が済んでいる場合は、コンピュータが立ち上がるとすぐにLinuxが起動します。

   • PCがWindows 10で起動する場合は、この方法を続けてください。
   • ステップ5に進んでください。それ以外の場合、BIOSにアクセスする手順はマザーボードによって異なります。通常、PCが再起動した直後にF2、F10、またはDelキーを押します。お使いのPCのモデルと「BIOS setup key」を検索して、キーを見つけてください。または、以下の手順でWindows 10からBIOSを起動することもできます：
   • Windowsキー＋iキーを押して「設定」を開く。
   • 更新とセキュリティ」をクリックします。
   • 左側のパネルで「回復」をクリックします。
   • "詳細スタートアップ "の下にある "今すぐ再起動 "をクリックする。
   • Choose an option（オプションの選択）」画面で、「Troubleshoot（トラブルシューティング）」をクリックする。
   • UEFIファームウェアの設定」をクリックし、「再起動」をクリックします。PCがBIOSまたはUEFIで起動します。
2. Bootメニューを見つけます。コンピュータがBIOSで起動したら、Boot、Boot Order、またはBoot Optionsと呼ばれるメニューを探します。Advanced（詳細）、System（システム）、Storage（ストレージ）、Configuration（構成）と呼ばれるメニューに入らなければ見つからないかもしれません。探しているのは、「ハードドライブ」や「リムーバブルデバイス」などのブートデバイスのリストです。
3. USBドライブまたは "リムーバブルストレージ "がブート順の最初になるように設定します。オプションのリストを表示するには、"1st boot device "などという項目を選択する必要があるかもしれません。目的は、USBドライブまたはリムーバブルメディアをリストの最初の項目にし、PCがそれに接続されているデバイスから起動しようとするようにすることです。
4. BIOSを保存して終了します。通常はF10キーを押すか、Save & Exitというオプションを選択して行います。保存すると、PCが再起動します。
5. Linuxをインストールして実行する。フラッシュ・ドライブからPCが起動すると、地域とキーボードの設定を選択するよう促されます。Ubuntuドライブを作成した場合は、インストールせずにUbuntuを試すを選択してUbuntuのライブバージョンを使用するか、ハードドライブにインストールすることができます。インストールするLinuxのバージョンに関係なく、残りの手順は簡単で、画面の指示に従って開始します！

   • パピーリナックスをインストールする場合は、インストールすることなく、すぐに機能的なLinuxデスクトップが起動します。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Boot Linux from a USB on Windows 10」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。