iPhoneからハッカーを削除する方法

予定の管理、友人や家族とのコミュニケーション、オンラインバンキング、さらには健康データの追跡など、私たちはあらゆることにiPhoneを使っています。iPhoneには多くの個人情報が含まれているため、倫理観のないハッカーにとっては魅力的なターゲットとなります。このWikiHowの記事では、あなたのiPhoneがハッキングされているかどうかを調べる方法と、ハッカーを永久に追い払うために今すぐできる簡単な手順をご紹介します。

iPhoneがハッキングされている兆候は？

1. iPhoneに奇妙なアプリがインストールされている。ホーム画面を左にスワイプして、一番上に「App Library」と書かれた画面にたどり着きます。App Libraryをタップし、アプリのリストをスクロールします。このリストの中にインストールした覚えのないものがあれば、あなたの電話はハッキングされている可能性があります。

   • AppleはApp Storeで許可するアプリについてかなり厳格です.iPhoneをジェイルブレイクしていたり、App Store以外からアプリをダウンロードしていたりすると、あなたのiPhoneに怪しいアプリが入っている可能性が高くなります。
   • iPhoneを誰かと共有している（またはファミリー共有機能を使っている）場合、見覚えのないアプリが、本当は信頼している誰かによってインストールされているかもしれません。パニックになる前に、見慣れないアプリをインストールした人がいないか、家族の他のメンバーに確認してみましょう。
2. 怖いポップアップメッセージが表示される。ポップアップが必ずしもハッキングを意味するわけではありませんが、マルウェアやスパイウェアに感染している可能性があります。

   • ウェブをブラウズしているときに「あなたのiPhoneは不正アクセスを受けています！」とか「あなたのブラウザがトロイの木馬ウイルスに感染していることを検出しました」というポップアップが表示されたとしても、本当にハッキングされたとは限りません。ほとんどの場合、これらのポップアップは、悪意のある（あるいはハッキングされた）ウェブサイトをクリックしたときに表示されます。
   • このようなポップアップ・メッセージに反応してリンクをクリックしたり、何らかの支払いを行ったりしてはいけません。iPhoneからウイルスを駆除するためにお金を払う必要はありません。
3. 設定の中に見慣れない構成プロファイルがあります。設定プロファイルとは、メールアカウント、パスワード、その他の機密データを管理するための設定グループです。職場や学校では、リモートでサービスにログインできるよう、設定プロファイルのインストールを求められることがある。しかし、ハッカーがあなたを騙して、あなたの携帯電話にアクセスできるプロファイルをインストールさせる可能性もあります。確認方法は以下の通り：

   • 設定を開き、「一般」をタップし、「プロファイルとデバイス管理」をタップします。 見覚えのないプロファイルがあれば、ハッカーに騙されてインストールさせられている可能性があります。
   • もし「設定」にこのセクションが全く表示されていなくても、慌てる必要はありません。設定プロファイルがインストールされていないだけです。
4. あなたが送信していないメッセージを連絡先が受信している。ハッカーがあなたのiPhoneやApple IDをコントロールしている場合、それを使ってあなたの友人や家族、場合によっては見知らぬ人にまで連絡を取っている可能性があります。メッセージの受信トレイ（そしてメールの送信トレイも）をチェックして、誰もあなたになりすましてメッセージを送っていないことを確認しましょう。

   • このiPhoneで使っているのと同じApple IDで他のAppleデバイス（家族のMac、パートナーのiPad、子どものiPhoneなど）にサインインすると、あなたのIDでサインインしている間に相手が送った通話やメールが表示されることがあります。あなたのiPhoneがハッキングされたと思い込む前に、家族に通話やメッセージの送信をしたかどうかを尋ねてみてください。
   • この場合、プロバイダーに連絡し、アカウントを回復する助けを求めることをお勧めします。
5. データ使用量が増えていることに気づきましたか？特に変わったことはしていないのに、突然データ通信や通話の上限を超えていませんか？電話料金の請求におかしな請求が来ていませんか？ハッカー（または悪質なソフトウェア）がモバイルデータを利用している可能性があります。

   • 設定」アプリを開き、「携帯電話」または「モバイル」（地域によって異なります）をタップします。CELLULAR DATA」または「MOBILE DATA」セクションまでスクロールダウンし、どのアプリが多くのデータを使用しているかを確認します。見覚えのないものがあれば、要注意です。
6. iPhoneの動作が遅い、または熱い。アプリを開いたり、ウェブにアクセスしたりするのに驚くほど時間がかかる場合は、マルウェアに感染している可能性があります。また、充電していないときや持っていないときにiPhoneが熱くなる場合は、バックグラウンドでマルウェアが動作している可能性があります。

   • ゲームやCPU負荷の高いアプリを使っているときにiPhoneが過度に熱くなることがありますが、必ずしもハッキングされているとは限りません。
7. バッテリーの消耗が早い。設定」アプリを開き、「バッテリー」をタップします。バッテリーを最も消費しているのは何ですか？あまり使わない（または聞いたこともない）アプリが貴重なバッテリーを消費している場合、ハッカーやマルウェアの可能性があります。

ハッカーを駆除するには？

1. インターネットから切断する。誰かがあなたの携帯電話にアクセスしていると思われる場合、インターネットから切断することで、ハッカーがリモートアクセスできなくなります。

   • 素早く切断するには、ホーム画面の右上隅から下にスワイプするか（iPhoneにホームボタンがない場合）、下から上にスワイプします（ホームボタンがある場合）。機内モードでWi-Fiに接続したままになっている場合は、Wi-Fiアイコン（曲線）をタップして切断します。
2. 見覚えのないアプリを削除するうっかりiPhoneに悪いアプリをインストールしてしまった場合は、アプリをアンインストールして取り除くことができます。悪質なアプリを削除するのは、iPhoneではPCなどよりもずっと簡単です。アプリを削除するには、アイコンをタップしたまま「アプリを削除」を選択するだけです（アイコンがピクピク動き始めたら、アプリのXマークをタップしてください）。
3. 使い慣れない構成プロファイルを削除する。設定」>「一般」>「プロファイルとデバイス管理」で見覚えのない構成プロファイルを見つけた場合は、そのプロファイルをタップして「プロファイルを削除」を選択します。
4. ブラウザの履歴を消去する。ウェブブラウジング中に脅迫的なポップアップが表示された場合は、履歴、キャッシュ、Cookieを消去して、次回ブラウザを使用したときにポップアップが表示されないようにしましょう。

   • Safari：設定」を開き、「Safari」をタップし、下にスクロールして「履歴とWebデータを消去」をタップします。履歴とデータを消去」をタップして確認します。
   • Chrome：Chromeを開き、右下の3つの点をタップして「履歴」を選択し、「閲覧データを消去」をタップします。時間範囲として「すべての時間」を選択し、一番下の「閲覧データを消去」をタップします。
5. iPhoneをアップデートする。ハッカーがあなたのiPhoneにアクセスした場合、iOSのセキュリティホールが原因である可能性があります。 このようなセキュリティホールはすぐに修正されるので、バックドアの侵入口を取り除く必要があります。
6. パスワードを変更する。ハッカーがパスワードなしであなたのiPhoneにアクセスするのは難しい。誰かがあなたのiPhoneをハッキングしたと思う場合, 彼らはあなたのパスワードを持っている可能性があります, ので、あなたはしたいでしょう.
7. 古いバックアップからiPhoneを復元する。iPhoneをiCloudやコンピュータにバックアップしていれば、ハッキングされる前に復元することができます。あなたのiPhoneがハッキングされた場合, これは、ハッカーがあなたの携帯電話へのアクセスを維持するのに役立ち、インストールされているすべてのものを削除します.

   • バックアップから復元すると、iPhoneもリセットされます。これにより、iPhoneのすべてが消去される！しかし、iCloudやコンピュータにデータをバックアップまたは同期していれば、リセット後にバックアップから復元することができます。
8. iPhoneをリセットする。バックアップがなく、ハッカーがiPhoneを操作していると思われる場合は、工場出荷時の状態にリセットすることができます。これでiPhoneのすべてが消去され、オペレーティングシステムが再インストールされます。Apple IDでログインし直すと、iCloudに同期していたもの（テキストメッセージを含む）はすべてiPhoneに同期される。iPhoneをリセットすることで、インストールされている怪しいものや、ハッカーによって追加されたバックドアを取り除くことができます。

iPhoneにハッカーを入れないようにするには？

1. 自動アップデートをオンにする。あなたのiPhoneとあなたがインストールしたアプリの両方の自動アップデートをオンにすることで、常に最新の重要なセキュリティアップデートをいち早く入手できるようになります。

   • iOSの自動アップデートをオンにするには、「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」>「自動アップデート」と進み、両方のスイッチをオン（緑）に切り替えます。
   • アプリの自動アップデートをオンにするには、「設定」>「App Store」>「App Updates」をオン（緑）に切り替えます。
2. 二要素認証を使用する。二要素認証は、ログインプロセスに余分なステップを追加し、通常はSMSテキストまたは認証アプリを介してすべてのログインを確認する必要があります。Apple IDアカウントの2ファクタ認証をオンにすると、誰かがあなたのユーザー名とパスワードを使ってAppleのサービスにログインしようとすると、常に通知が届きます。

   • 2ファクタ認証をオンにするには、「設定」を開き、上部にある自分の名前をタップし、「パスワードとセキュリティ」をタップして、「2ファクタ認証をオンにする」をタップします（まだオンになっていない場合）。
3. アプリをインストールする前にアプリを調査する。アプリをダウンロードする前に、必ずApp Storeでアプリのレビューを十分にチェックしましょう。また、アプリのApp Storeページの「Data Used to Track You」と「Data Linked to You」のセクションまでスクロールすると、このアプリがあなたについてどのような情報を知ることができるかを確認できます。

   • インストールしたアプリが、あなたのマイク、カメラ、Bluetooth、写真、その他あなたが共有することを快く思わないものにアクセスするよう求めた場合、プロンプトが表示されたら、そのアプリの許可を拒否してください。アプリが機能するために許可が必要な場合もありますが、リスクを最小限に抑えるために、アプリが使用されているときだけ許可することもできます。
   • アプリやウェブサイトがプロフィールをインストールするよう促してきた場合は、インストールしないでください。
4. 安全でユニークなパスワードを使いましょう。パスワードに大文字、小文字、数字、記号が混在していたとしても、それを複数のサイトやサービスで使っていれば安全とは言えません。ハッカーがウェブサイト上であなたのパスワードを解読し、それがApple IDで使っているものと同じであれば、あなたのiPhoneにアクセスできるかもしれません。
5. 公衆Wi-Fiを利用する際はVPNを利用しましょう。学校、カフェ、図書館など、公共のWi-Fiネットワークに接続すると、ハッカーにあなたの行動を盗み見られる可能性があります。つまり、公衆Wi-Fiに接続しているときに銀行のパスワードを入力したり、オンラインアカウントにログインしたりすると、あなたの知らないうちにパスワードが漏えいしてしまう可能性があるのです。プライベートで信頼できるネットワーク以外でWi-Fiを利用することで、このような事態を防ぐことができる。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Remove a Hacker from Your iPhone 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。