同軸ケーブルコネクタの接続方法

同軸ケーブル（coax）は、テレビやインターネットの信号を家庭やその他の建物に送ります。これらのケーブルは、テレビのような電化製品に接続し、信号を送信するために、端にコネクタが必要です。コネクターの付いていない同軸ケーブルをお持ちの場合、自分で取り付けるのは簡単な作業です。ワイヤーを剥き、内部の導体を露出させる。その上からコネクタを押し当て、圧着する。狭い場所では、ケーブルを曲げすぎないよう、直角コネクターを使用する。

方法1

ケーブルの選択とストリップ

1. RG59 ケーブルか RG6 ケーブルかを確認します。これらは最も一般的な2種類の同軸ケーブルで、おそらくどちらかをお持ちでしょう。最も簡単な見分け方は、ケーブルのゴム製のハウジングを見ることです。ここにタイプが印刷されているはずです。

   • ケーブルの主な違いは、RG6がRG59よりも太く、パッドが多いことです。そのため耐久性が高く、ケーブルやインターネット配線によく使われています。
2. ケーブルの種類に合ったコネクタを用意する。最も一般的な同軸コネクタはFタイプです。金物店でF型コネクタを探し、ケーブル幅に合わせる。接続するケーブル1本につき1個用意する。

   • Nタイプコネクタもありますが、一般家庭ではあまり使われません。
   • F型コネクターにも、圧着式やツイストオン式など、さまざまなタイプがある。どのオプションが最適かわからない場合は、店員に相談してください。
3. ケーブルの端から1⁄2インチ（1.3cm）の位置で、ゴ ムを切り開きます。ワイヤーストリッパーかカミソリを使用する。ケーブルの端から1⁄2インチ（1.3cm）を測り、外側のゴム層を切り取る。そして、その下のメッシュを露出させるように引き剥がします。

   • ケーブルの端まで切り込まないこと。外側のゴム被覆をカットするだけです。深く切りすぎると、接続部が損傷します。
   • カミソリを使う場合は、十分に注意してください。刃の通り道に指を入れず、ケーブルをしっかりと持つ。
4. 金網を剥がす。この金網がケーブルの第二層となる。指かペンチを使ってメッシュを剥がします。最初に切った部分の下にあるラバー・ハウジングの上に折りたたむ。

   • ワイヤー・ストリッピング・ツールを使えば、この部分を切断して取り除くことができますが、その場合は注意してください。ケーブル中央の導体を損傷するほど深く切らないこと。
5. 誘電体プラスチックは、ケーブルの端から 1⁄4 インチ（0.64 cm）切り落とします。ケーブルの絶縁の最終層は、主導体の周りの白いプラスチックのハウジングです。ワイヤーストリッパーかカミソリを使い、プラスチックの 上から 1⁄4 インチ（0.64 cm）の部分を優しく切り取ります。その後、剥がして下の銅導体を露出させます。

   • プラスチックは箔で覆われている場合があります。
   • プラスチックのカバーを剥がすときは、特に注意してください。導体を傷つけると、信号が弱くなります。
6. 導体に触れている金網の破片を取り除きます。メッシュの一部が導体に触れていると、信号の質を妨げます。これはスティンガーと呼ばれます。金網全体がはがれ、導体に触れている部分がないか、再度確認してください。

方法2

圧着コネクタの取り付け

1. 圧着リングをケーブルの上にスライドさせます。必要なときまで邪魔にならないよう、カットした位置より下に置いておきます。そうしないと、後でコネクタを外し、やり直さなければならなくなります。

   • すべてのコネクターに圧着リングが別々についているわけではありません。圧着リングが既に取り付けられている コネクターもあります。どのタイプか確認してください。
2. コネクタをケーブルに押し付け、銅導線が突き出る ようにします。片方の手でケーブルを持ち、もう片方の手でコネク ターを持ちます。次に、導線をコネクタ中央のホールドに挿入します。導線が反対側のコネクタの端の真上に突き出るまで押し続けます。

   • コネクターは、ゴム製ハウジングとプラスチック層の間に挟まれる必要があるため、少し押す必要があります。コネクタを前後に少しねじって、ケーブルにはめ込んでください。
   • ケーブルを屋外に設置する場合は、防水コネクターを使用することを忘れないこと。これはゴムでハウジングされています。
3. コネクタとワイヤーを接続します。圧着工具は、圧着リングをコネクタの内側に完全に押し 込み、接続を固定します。使用するケーブルに合ったダイ（幅）を選びます。次に、ケーブルを圧着工具に挿入します。カチッという音がして圧着が完了するまで、ハンドルを握ります。

   • 圧着工具の種類によっては、動作が異なります。使用する工具の指示に従ってください。
4. コネクタの下から出ている金網を切り取ります。これらの金属片は、信号や配線に干渉する可能性があります。コネクターの周囲にワイヤーが出ていないか確認します。見えていたら、ワイヤーカッターで切り落とします。

   • むき出しのワイヤーが見えないようにしてください。

方法 3

ライトアングル・コネクターの取り付け

1. コネクタのベースをワイヤーの上に置く。ほとんどのライトアングルコネクタには、ハウジングを固定するベース部分があります。コネクタを取り付けた後、このベースが剥き出しのワイヤーの上に来るようにスライドさせる。

   • コネクタの他のパーツを取り付ける前に、まずベースをスライドさせることを忘れないでください。この作業を忘れると、コネクターを取り外して作業をやり直さなければならなくなります。
   • 直角コネクターキットによっては、取り付け方法が異なります。どちらの製品を使用するにしても、その手順に従ってください。
2. コネクタ内部のネジを緩める。コネクタハウジングの前面部には、信号を伝達するネジが内蔵されています。ネジを反時計回りに回して緩めます。

   • ネジは完全に外さないでください。緩めるだけです。
3. 導線をネジに接触させ、ネジを締めます。導線がネジに触れるように、ケーブルをハウジングに挿入します。そのまま固定し、ネジを時計回りに回して締めます。ケーブルが固定されるよう、ぴったりと接続する。

   • ネジがしっくりくるまで締め付ける。締め過ぎると銅導線を損傷する恐れがあります。
4. コネクタの背面ハウジングを取り付けます。背面部分を取り、前面のノッチと合わせます。次に、ケーブルを挟み込むようにして、2 つのピースを押し合 わせます。

   • コネクターによっては、この時点でカチッと音がするものもあります。万が一、自動的にくっつかない場合に備えて、そのまま押し続けてください。
5. コネクターベースをコネクターの周りにねじります。ベースが2つのセクションをロックします。コネクターに届くまで押し上げ、2つのピースの上でねじります。ぴったりと接続されていることを確認したら、作業は完了です。
6. 完成。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Connect Coaxial Cable Connectors 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。