パスワードで保護されたExcelファイルを開く方法

このWikiHowでは、保護されたExcelワークシートからパスワードを削除する方法と、暗号化されたExcelファイルのパスワードをクラックする方法について説明します。ほとんどの場合、Excelファイル内の編集ロックされたワークシートからパスワードを削除することは、迅速かつ簡単です！しかし、ファイルを開くのにもパスワードが必要な場合は、ちょっと厄介です。パスワードクラッカーを使わずにExcelワークブックを復号化する正当な方法はなく、パスワードの複雑さによっては、非常にリソースを必要とするプロセスになる。それでも、試してみる価値はある！

方法1

シートからパスワード保護を解除する

1. これができる条件を理解してください。Excelワークブックのシートだけが保護されている場合、つまり、Excelファイルを開いて内容を見ることはできるが、編集することはできない場合、WindowsとMacの両方のコンピュータでこの方法を使ってパスワード保護を解除することができます。

   • エクセルファイル自体が暗号化されていて、内容を見るのにもパスワードが必要な場合は、この方法は間違いなく使えません。試すことはできますが、保証はありません。
   • ファイルがMicrosoft 365バージョンのExcelを使用して保護されている場合、この方法が機能しない可能性があります。
2. エクセルファイルが暗号化されているか確認してください。最も簡単な方法は、Excelファイルをダブルクリックすることです。ファイルが開き、「読み取り専用」をクリックしてファイルを表示できる場合、またはダブルクリックしたときにファイルが通常通り開く場合は、ファイルは暗号化されていません。

   • ファイルをダブルクリックするとすぐにパスワードの入力を求められ、読み取り専用で開くオプションがない場合、ファイルは暗号化されており、この方法で開くことはできません。
3. ワークブックのコピーを作成します。FinderまたはWindowsのファイルエクスプローラーで、保護解除したいシートを含むExcelファイルをクリックし、Ctrl + C（Windows）またはCommand + C（Mac）を押し、Ctrl + V（Windows）またはCommand + V（Mac）を押して別のフォルダに貼り付けます。

   • これは、その過程で誤ってオリジナルバージョンのファイルを壊してしまった場合に必要です。
4. ファイル拡張子を有効にする。Macの場合はこの手順をスキップする。Windowsコンピュータを使っている場合は、以下の手順でファイルの拡張子名を表示および変更できるようにする必要があります：

   • Windowsキー＋Eキーでファイルエクスプローラを開く。
   • 表示」をクリックします。
   • ファイル名の拡張子」ボックスをチェックする。
5. ExcelファイルをZIPフォルダに変更します。そのためには

   • Windows - エクセルファイルを右クリックし、「名前の変更」をクリックして、ファイル名の末尾にある「xlsx」を削除し、「zip」と入力する。ファイル名と "zip "の間にピリオドがあることを確認してください。Enterキーを押し、プロンプトが表示されたら「はい」をクリックします。
   • Mac - Excelファイルを選択し、[ファイル]をクリックし、[情報を取得]を選択し、ファイル名の最後にある「xlsx」テキストを削除し、「zip」と入力します。ファイル名と「zip」の間にピリオドがあることを確認してください。プロンプトが表示されたら、リターンキーを押し、[Use .zip]をクリックします。
6. ZIPフォルダを解凍します。この手順は、お使いのコンピュータのオペレーティング・システムによって異なります：

   • Windows - ZIPフォルダを右クリックし、ドロップダウンメニューで「すべて展開...」をクリックし、プロンプトが表示されたら「展開」をクリックします。解凍されたフォルダが開きます。
   • Mac - ZIPフォルダをダブルクリックし、解凍されたフォルダが開くのを待ちます。
7. xlフォルダをダブルクリックします。これでフォルダが開きます。

   • 何らかの理由で解凍されたフォルダが開かなかった場合は、まず ZIP フォルダと同じ名前の通常のフォルダをダブルクリックします。
8. ワークシートフォルダをダブルクリックします。xl」フォルダの一番上にあります。
9. ワークシートをテキストエディタで開きます。お使いのコンピュータのオペレーティング・システムに応じて、以下のいずれかの操作を行ってください：

   • Windows - ロックを解除したいシート（例："Sheet1"）を右クリックし、ドロップダウンメニューから "Open with "を選択し、表示されたポップアウトメニューから "Notepad "をクリックします。
   • Mac - ロックを解除したいシート（例："Sheet1"）をクリックし、[File]をクリックし、[Open With]を選択し、[TextEdit]をクリックします。
10. パスワード保護コードを削除する。<>"括弧の中にある "sheetProtection "セクションを見つけ、""）までのすべてを削除します。
11. 変更を保存し、テキストエディタを閉じます。Ctrl + S (Windows)またはCommand + S (Mac)を押してから、テキストエディタの隅にあるX（Macでは赤丸）をクリックします。

    • ワークブック内の複数のシートが保護されている場合は、それぞれ個別に保護を解除する必要があります。他の保護されているシートをテキストエディタで開き、同じ行を削除し、それぞれ保存します。
12. worksheets "フォルダをコピーします。Back "ボタンをクリックして "xl "フォルダに戻り、"worksheets "フォルダを選択してCtrl + C (Windows)またはCommand + C (Mac)を押してコピーします。
13. ZIPファイル（Windows）または新しいフォルダ（Mac）を開きます。これは、先ほど名前を変更して解凍したファイルです（Windowsをお使いの場合は、末尾が.zipのもの）。Macの場合は、ZIPファイルと同じ名前の新しいフォルダをダブルクリックします。
14. worksheets "フォルダをコピーしたフォルダに置き換えます。xl "フォルダをダブルクリックして "worksheets "フォルダに移動し、中の "worksheets "フォルダを削除します。次に、ウィンドウ内の空白の場所を右クリックし、「貼り付け」を選択してコピーしたバージョンを貼り付けます。

    • Windowsを使っている場合は、これでコピーしたフォルダが既存のZIPファイルに追加されました。
    • Macをお使いの場合は、コピーしたフォルダを解凍したフォルダに追加しました。
15. (Macのみ）フォルダをZIPファイルに戻します。Macを使用している場合は、Controlキーを押しながら、以前に解凍したフォルダをクリックします。次に、メニューから圧縮を選択します。フォルダは再びZIPファイルになります。
16. ZIPフォルダをExcelファイルに戻します。ZIPファイルを閉じてから、以下のいずれかの操作を行います：

    • Windows - ZIPフォルダを右クリックし、[名前の変更]をクリックして、"zip "テキストを "xlsx "に置き換え、Enterキーを押します。プロンプトが表示されたら、「はい」をクリックします。
    • Mac - ZIPフォルダをクリックし、［ファイル］をクリックして［情報を取得］をクリックし、タイトルの「zip」テキストを「xlsx」に置き換えてReturnキーを押します。プロンプトが表示されたら、[Use .xlsx]をクリックします。
17. Excelファイルをダブルクリックして開きます。これでシートのパスワード保護が解除され、必要に応じて編集できるようになります。

    • Excelシートが破損しているというエラーが表示された場合は、パスワード保護アルゴリズムを削除しようとして余分なコードを削除した可能性があります。上記の手順を繰り返し、括弧（）と括弧の間のテキストだけを削除するようにしてください。

方法2

ワークブックのパスワードを解読する

1. パスワードをクラックすることは不可能かもしれないことを理解してください。Excel 2019やMicrosoft 365などの最新バージョンのExcelは、高度な暗号化技術を使用しているため、パスワードを解読するのに時間がかかり、パスワードクラッカーが使用する方法は事実上役に立ちません。適切なアプリを使えば、より複雑なパスワードをクラックすることは可能かもしれないが、特殊文字のない短いパスワードの方がクラックしやすいだろう。

   • パスワードクラッカーを購入しなければ、Excelファイルをクラックすることは不可能だ。評判の良いパスワードクラッカーの無料版は、通常Excel 2010までしかカバーしていないからだ。
   • Excelファイルが本当に暗号化されている場合、Excelファイルをダブルクリックすると、ファイルの中身を見る前にパスワードの入力を求められます。この場合（そしてパスワードを知らない場合）、内容を見るにはパスワードクラッカーが必要です。
2. PassFab for Excelをダウンロードしてインストールする。.から入手できる。 パスワードで保護されたExcelワークブックからパスワード暗号化を解除できると主張するアプリケーションは多いが、PassFabは安全で使いやすいことで知られている。 また、2019やMicrosoft 365を含むExcelの全バージョンで作成されたExcelファイルを復号化できる。しかし、2つの欠点がある：

   • 1つは、このアプリはWindows上でしか動作しないため、MacユーザーはPCにアクセスする必要があることだ。 Mac用の代替ソフトもあるかもしれないが、信頼性が高いとは証明されていない。Windowsにアクセスできない場合は、他のExcelパスワードクラッキングアプリを探してみよう。ただ、不正なアプリが多く出回っているため、ダウンロードしてインストールする前に、そのアプリについて十分に調べるようにしてください。
   • 試用版にはパスワードを解読するのに役立つ基本的な機能がありますが、パスワードが複雑な場合はライセンスを購入する必要があります。もし1冊のワークブックをクラックするだけなら、たった$15.95の1ヶ月オプションがあります。
3. PassFabを開く。アプリをインストールしたら、Windowsのスタートメニューにあります。
4. Excel を開くパスワードの回復] をクリックします。これは2つのオプションのうちの1つ目です。ワークブックを開く際にパスワードの入力が必要な場合はこのオプションを選択します。

   • ワークブック内の保護されたシートからパスワードを削除する必要があり、それができなかった場合は、代わりにExcelの制限パスワードを削除を選択し、画面の指示に従うことができます。
5. をクリックして Excel ファイルを選択します。これでPassFabがどのファイルをクラックするかを指示します。
6. パスワード回復モードを選択します。どのオプションを選択しても、パスワードのクラックには時間がかかることを覚えておいてください。このアプリは文字、数字、記号のあらゆる組み合わせを試さなければなりません。これには数分から数ヶ月かかることもある！選べるオプションは3つあります：

   • 辞書攻撃は、パスワードが辞書に載っている単純な単語だと思う場合に良いオプションです。また、組織でよく使われるパスワードなど、辞書に加えて追加する独自の単語リストを提供することもできます。それらのパスワード候補をテキストファイルに追加して保存し、「辞書攻撃」の隣にある「設定」をクリックして、そのファイルを選択するだけだ。
     • これは唯一の無料オプションで、限られた辞書しか含まれていません。 より多くのオプションにアクセスしたい場合は、今すぐアップグレードをクリックしてライセンスを購入してください。
   • あなたがパスワードの任意の部分を知っている場合、またはあなたのクラッキングの試みに特定の文字、数字、記号を含めたい場合はマスク攻撃とブルートフォースは素晴らしいオプションです。このオプションを選択した場合、試行するパスワードの長さ、使用する文字、および接頭辞および/または接尾辞をカスタマイズするには、その横にある設定をクリックします。パスワードの長さや複雑さにもよりますが、このオプションには数時間、数日、数週間という長い時間がかかることもあります！
   • ブルートフォースアタックは、パスワードが何であるか本当に見当がつかない場合に最適であることを除いて、前のオプションと同じです。基本的に、パスワードがわかるまで可能なすべての組み合わせを試しますが、パスワードの長さによっては長い時間がかかることもあります。
7. 青い回復ボタンをクリックします。パスワードの解読が始まります！PassFabは選択したクラッキングオプションに一致するすべての可能な組み合わせを試みます。アプリはパスワードを推測するか、試すオプションがなくなるまで組み合わせを試し続けます。

   • これには時間がかかり、コンピュータのリソースを大量に消費することがあります。クラッキングを一時停止したい場合は、再開の準備が整うまで停止ボタン（四角）をクリックし、再生ボタンをクリックして再開します。
   • PassFabはパスワードを見つけると、それをプレーンテキストで表示します。
   • エクセルファイルの内容にもよりますが、妥当な時間内にパスワードが見つからなかった場合は、努力を放棄する必要があるかもしれません。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Open a Password Protected Excel File 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。