2366年の隕石の破壊に始まり、破片の落着、異種知性体(黒夜)の出現によって発生した、人類対黒夜の生存競争である。
2365年、電子戦の影響が続く中かろうじて復興しかけていた天体観測衛星群がとらえた小惑星からことが発する。
復興を急ぐため当初は無視されていたがある学者チームがその軌道を求めた結果、地球への衝突軌道であることが分かった。その情報が発表されると同時に国際研究チームが作成され、衝突は2368年秋ごろで、人類社会を破滅させるには十分な大きさを有する可能性が高いと求められた。そうなると、復旧されたばかりの回線で隕石迎撃の会議を開くこととなり旧国際連合(この時点では事実上崩壊していた)の参加国で話し合うこととなった。迎撃案は宇宙空間まで届く核ミサイルの開発を行い、核ミサイルで破砕させようというものだった。ほかにも案はあったが現実的なこの案が選ばれた。
2366年に実行され隕石の破砕には成功した。しかし、人類社会の破滅は免れたものの破片が降り注ぎ被害を出した。
そんな中、新種の生物の目撃情報が上がる。通常の動物のような形態をとるが黒くよくわからない。という情報のみが広まった。夜に見る影のような存在ということ。分類が不明なことを傭兵、ブラックナイトにたとえ「黒い夜」に類する言葉で呼ばれるようになる。
それが群れを成して人を襲うようになり始め、対応を迫られるようになった。軍隊などを使用し対応をしていくが繰り返すごとに規模が大きくなり、ヒト型をとるものも現れ始めた。人類と同様の戦術を取る群れもあらわれ始め、苦戦を強いられるようになる。
翌年に人類に対して友好的な群れが現れ人類側につくようになる。さらに人類に攻撃的な群れ同士でも戦うようになり、人類側でもこれを機にと侵略する集団が出始める。
2371年までに各国は隕石の落着の混乱から立ち直り、終結へ向けた動きを始める。
2377年にはほぼ終結、散発的な群れの出現に対応するのみとなる。
電子大戦から続く混乱によって、電子戦前には129億人いた人口も49憶人まで減少。消滅した国家も多くあった。また、隕石の破砕で使用した核ミサイルの影響でかろうじて使用できていた人工衛星も使用不可能になる。