西暦2361年に始まった世界規模戦争の一つ。過去400年以上国家間規模の戦争は国際連合の尽力によって抑えられていた。しかし、それは行き場のない憤りを貯めるようなものでしかなく、降り積もった事情と思惑によって雪崩のように発生した。
ほぼ1年という短期間に終結はしたが、損失額は参加国の経済を傾けるには十分なものであり、またその後に多大な人的被害を出す原因にもなった。
この戦争は今までの戦争と大きく違い、陣営ともいえるものはなく、無秩序なものだったことが挙げられる。また、軍事力の実投入が少なく、電子大戦の名の通り電子世界での戦争だった。
実軍事力の投入を避けた理由として核兵器を含む破滅的な戦争シナリオを各国が避けたがったこと。あるいは当時あらゆるものがインターネットにつながっており、それを介して様々な競争、情報改変が行われた結果、情報の混乱や消失を招き、動かしたくても動かせない状況になったのではないかといわれている。