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幻想体名 泣きヒキガエル
観察レベル 観察レベルⅠ
本文 あまり愉快な出逢いではなかったです。 幻想体と戦うのに愉快も何もあるのかって言われるかもしれませんけど、 ただ・・・普通の気分じゃなかったと言えば良いんですかね。
それは全てを断念したように突っ伏して、 変な声で鳴いてばかりいました。
青い目玉は半分くらい飛び出して、 自信が無いかのよう にギョロギョロ回して・・・。
そうでした。 なぜか分からないんですけどイライラして きたんです。 その泣き声をずっと聞いてると精神がどうにかなってしまいそうでした。
それを聞いてるくらいなら、いっそ・・・。
それが命令に背いてメイスを振った理由か? 納得いかないな。
いや、オレは同意するよ。 あんな声をずっと聞いてばっか聞いてたらイカれちまうよ。 どうせ、あの幻想体だか何だかいうやつをぶっ潰して卵にすれば良いんだろ?何が問題だ?
→ぼ、僕も・・・ いっそ早く卵にした方が良いって思いました・・・。
→何だよ、 時計ヅラ。 クッソカチカチ言ってねぇか?
・・・みんな飛び出して行って死んだ癖に、 自分に対する尊重はないのかとおっしゃっていますね。

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