幻想体観察一覧

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幻想体名
路地の番犬

観察レベルなし

これを観察せし結果を消化せん。
これのかたちは、あたかも黒き狼を三つばかりをごちゃごちゃと繋ぎしものに見ゆ。否、口はそれより多きゆえ、はたや三つ以上かもしれぬ。
それらの頭には、誰やも分からぬ程に黒く焦がりし人間の形態あり。 あれほどに燃ゆらば形態を維持できず灰と なり崩るべきを、 それは丈夫な形態に筋肉の動きも稀に見ゆ。
そして彼らの身体には囚人に刺す杭がごとき木の電信柱が数多刺さりけり。 電線も数多架かりけり。 稀にそこより電気が流るるようではあるが、 いかで電気が流れむ。 当職には見当が付かぬ。
報告は以上なり。

幻想体名
路地の番犬

観察レベルⅠ

これと戦闘を行う便りあらば、 述懐せり。
それはあたかも何かに憑かれたかのごとく、 私に押し掛きけり。
誰かの命で戦ひし獣、 あるいはただ食を求めし獣の像とは程遠し。
もしやすると、それは押し掛くるほかに、選択肢の無き存在やもしれぬ。
それの背に紫の電気アアクが落ちし様を見けり。さても、実験室にても同一環境に置かれし動物が居心地せり。
電気刺激により、他人の意図せし動きにて操作することあたう。
それと同じ行動であるか ゆかしく思ひけり。
それの足の爪に掻かれしは大きな痛みでありけるが、少しの哀れみが生まれしこともまた事実なり。
報告は以上なり。

幻想体名
路地の番犬

観察レベルⅡ

これは雷鳴りのごとき泣き声を持ちけり。
より詳細に言うなれば、 世界中の雷鳴りと稲妻がこの身に降り注がんようにそれを集めしに、唸りと雷鳴りが共にしていると言えども過言にやあらず。
自然とこれの電気がいずこよりものしつるか、知りけり。
これは動く蓄電池がごとし。 落つる稲妻をさながら身体に抱き、それを自分の力として使いけり。
されどその力を使用するは、 自ずから強くならんためなぞにあらず。
その集めし電気の指し示すかたへ動くようなり、あたか も天の意に動きし錯覚をおぼゆ。
さなる物思いに耽りしに、 ファウスト嬢が幻想体にそのような所感を持つことは正しくないと私を覚ましけり。 感傷的に移ろいなんとするを、 報告は以上で終いけり。

幻想体名
強くなったよ!マジで?

観察レベルなし

あのコンテナから変なやつらが出てきました。
缶みたいなものを頭に被って、体もプラスチックみたい な材質に・・・。
説明が難しいですね。 まるでおもちゃのパーツをどこか から集めてきてごちゃまぜにして繋いだり、くっつけたような見た目でした。
色もごちゃまぜで、ものによっては外装がなく、 駆動部 が丸見えでした。
なのでただの機械かと思いきや、そうでもないんです。 繋いだ部位の合間に見える肉の挟まった跡、こびり付いた血・・・。
一体あのコンテナでは何が起こってるんでしょうか?
えっと・・・多分、 自動義体施術装置じゃないですか? 僕のお父さんが買収を検討してた会社が・・・い、いや。 忘れてください。
→幻想体は実存する装置ではありません。 実在するものと結びつけないことをお勧めします。

幻想体名
強くなった?ほんとに?

観察レベルなし

あのコンテナから変なやつらが出てきました。
缶みたいなものを頭に被って、体もプラスチックみたい な材質に・・・。
説明が難しいですね。 まるでおもちゃのパーツをどこか から集めてきてごちゃまぜにして繋いだり、くっつけたような見た目でした。
色もごちゃまぜで、ものによっては外装がなく、 駆動部 が丸見えでした。
なのでただの機械かと思いきや、そうでもないんです。 繋いだ部位の合間に見える肉の挟まった跡、こびり付いた血・・・。
一体あのコンテナでは何が起こってるんでしょうか?
えっと・・・多分、 自動義体施術装置じゃないですか? 僕のお父さんが買収を検討してた会社が・・・い、いや。 忘れてください。
→幻想体は実存する装置ではありません。 実在するものと結びつけないことをお勧めします。

幻想体名
お前ぶたれたい?しこたま?

観察レベルなし

あのコンテナから変なやつらが出てきました。
缶みたいなものを頭に被って、体もプラスチックみたい な材質に・・・。
説明が難しいですね。 まるでおもちゃのパーツをどこか から集めてきてごちゃまぜにして繋いだり、くっつけたような見た目でした。
色もごちゃまぜで、ものによっては外装がなく、 駆動部 が丸見えでした。
なのでただの機械かと思いきや、そうでもないんです。 繋いだ部位の合間に見える肉の挟まった跡、こびり付いた血・・・。
一体あのコンテナでは何が起こってるんでしょうか?
えっと・・・多分、 自動義体施術装置じゃないですか? 僕のお父さんが買収を検討してた会社が・・・い、いや。 忘れてください。
→幻想体は実存する装置ではありません。 実在するものと結びつけないことをお勧めします。

幻想体名
カツカツ?あるけ!

観察レベルなし

ー機械、缶、プラスチック、鉄板と回路で構成されている。
ーそれらの上に赤い、もしくは桃色のリボンが巻き付いている。
一足と推定される場所には、桃色の靴が装着されていた。
ー桃色の靴に、無理矢理足がはめ込まれたように見える。
ー共通して、瞳孔の色や向きに異常が観測される。
ー追加的な観測が行われた場合、 新たに叙述する。
→クッソ堅ぇな。

幻想体名
誘惑する桃色の靴

観察レベルなし

うぅん・・・文を書くのは退屈なんですけどね。
あ、でも経験をどこかに書いておくのは良さげな気がし ます。 お爺さんが日記を書けとガミガミ言ってきたときは本当に嫌だったけど、 今はそこまででもない気がします。
だから、 あの幻想体ってものの見た目を記録すれば良いんですよね?
まず・・・ 目が濁ってました。 口から涎も垂らしてた気がします。
瞳の色と涎の色も変でした。 全部桃色だったんですよ。 身体に巻き付けられたあのリボンの同じです。
あ、リボンで思い出したんですけど、 布質がシルクみたいじゃなかったですか?
僕の家に備え付けのシルクにも似た色のものがあった気 がします。 とても高級というわけじゃないですけど・・・ふむ、 でもそれなりに良い値段が付きそうという感じでし た。
そうだ! 弟の誕生日にプレゼント用のリボンで使った気がします!

幻想体名
虜になった桃色の靴

観察レベルなし

うぅん・・・文を書くのは退屈なんですけどね。
あ、でも経験をどこかに書いておくのは良さげな気がし ます。 お爺さんが日記を書けとガミガミ言ってきたときは本当に嫌だったけど、 今はそこまででもない気がします。
だから、 あの幻想体ってものの見た目を記録すれば良いんですよね?
まず・・・ 目が濁ってました。 口から涎も垂らしてた気がします。
瞳の色と涎の色も変でした。 全部桃色だったんですよ。 身体に巻き付けられたあのリボンの同じです。
あ、リボンで思い出したんですけど、 布質がシルクみたいじゃなかったですか?
僕の家に備え付けのシルクにも似た色のものがあった気 がします。 とても高級というわけじゃないですけど・・・ふむ、 でもそれなりに良い値段が付きそうという感じでし た。
そうだ! 弟の誕生日にプレゼント用のリボンで使った気がします!

幻想体名
終末カレンダー

観察レベルなし

これについての事実を綿密に書きつくれと言われり。
それゆえ観察せり。
まるで筋肉の束から成るような木の柱の上に、大きな石 の円盤がぶら下がりけり。
少し寄りて見るに、それはそれぞれに分かれた煉瓦をぶるぷると震わせ始めけり。
私はその現象をゆかしく思い、 今すこし寄りて詳しく見んとしけれど・・・。
周辺人の引留めが激しかりて、やがて戻りぬ。 一つ確実なものは、その煉瓦に刻まれし様々な文字から推理せしことなるが、 何かの時期を推測する道具でありしことたりけり。

→その文字は古代言語です。 イサンさんが描くように書いてくれた文字に間違いが無ければ、その石版はカレン ダーである可能性が最も高いです。

幻想体名
終末土偶

観察レベルなし

それに遭遇して得た情報を記録します。
<就業規定>11条2項に基づき、 それを幻想体に分類しま す。
<就業規程>11条2項附則3に基づき、 それを石板幻想体の下位幻想体に分類します。
それはまるでごついダイバーのヘルメットを連想させる 仮面を被ってていました。 材質は硬度の高い石材ででき ているようで、よく整えられており、 表面にはカドがあったような跡がありませんでした。
訂正します。 整えて加工されたものではなく、それは 「もともとそういう形に」 作られているようです。 人工的な加工の痕跡はありませんでした。
身体はまるで筋肉の束のような形態をしていました。 皮膚や外殻などで覆われておらずとても柔弱に見えます が、 多数存在するときは対処が難しいことが予想されます。
以上で報告を終了します。
次は直接戦闘をしてから結果を報告するようにします。

幻想体名
黒壇女王の林檎

観察レベルなし

それに遭遇して得た情報を記録します。
<就業規定>11条2項に基づき、 それを幻想体に分類します。
囚人たちと共に遭遇した幻想体は特別な好戦性を示してはいないようでした。 代わりに精神を通じて直接話し掛けて来ました。
私は様々な言語を知ってはおりますが、幻想体は私が最 も良く使用する言語で伝えるようでした。 口や声帯など の発声器官は見当たりませんでした。
「白雪を連れて来い」 幻想体はそう言っていました。当該状況から離脱し、その後分析した旧L社の報告書によると、 F-04-42と何らかの関係があるようでした。
加えて、以前ここまで調査に来ていた者たちと推定され ある遺体を発見しました。 社員証を確認したところ、作戦計画課の人物と確認され、収拾のため幻想体との戦闘を進行する前に当該状況より離脱しました。
以上で報告を終了します。

幻想体名
憤怒大罪

観察レベルなし

あの長ぇヤツについて書けって?
干からびたイカの脚っぽくて・・・ 真ん中に赤い水みたいな のが流れてたな。
バットで二回くらい殴ったんだけど、 ちりめんじゃこみ てぇな見た目の癖して結構頑丈だったんだよな。
それよりも問題だったのが・・・あの野郎、 攻撃が変だ。
鋭そうな口を人の身体にブッ刺して・・・その赤い水を身体 に入れてくんだよ!
空きっ腹に酒でもぶち込んだみてぇに痛ぇんだよ・・・イライラして…苦しくて・・・。
ああ、とにかく気分が変になるんだ。 なんでもないこと に怒ったりな。
それを受けたヤツらの何人かは爆発したんだが、 出来ることならオレは経験したくねぇな。
→どうでも良いことに怒ってるのはいつものことじゃな いですか?
→うっせぇ黙れ。

幻想体名
傲慢大罪

観察レベルなし

昔から、技術の成長は車輪に喩えられたものです。 人間が自然に無かった何かを想像するだけではなく、現実化できる能力を自覚する契機でもありました。 同時に、人間が傲慢な生物になった契機でもあります。
それゆえ傲慢は車輪の形態を取っている模様です。
鉄の輪は回ることをやめないようです。
それが肉を抉れど、 芝生を踏み潰せども、 気に留めていないように思われます。
なぜなら、 自分は転がれて・・・。
その他は、転がれませんから。

幻想体名
色欲大罪

観察レベルなし

それらは、おぞましい肉の塊のような見た目をしていま す・・・。
前には不気味な口もあります... 舌かと思ったんですけど、その口の中には手がありました。
二本の腕がぐるぐると絡まった・・・手です。 その中にある目が、 僕を穴が空きそうなくらい見つめてくるのを見ました。
これじゃ足りないという風に、血眼になって、僕を食べ て肥えようとしているみたいでした。
言葉で聞いたわけじゃないですけど、分かったんです。
・・・そんな目を見たのは初めてじゃなかったからです。

幻想体名
這い回る異端審問官

観察レベルなし

あれよりもおぞましくて怖いものは沢山ありますが、それでもこれだけははっきりさせておきます。
あれはおぞましい見た目をしています。
遠くからみればただの獣に勘違いするかも知れません
が、近付くにつれて嫌悪にも迫ることになります。 外郭の近くを彷徨くものたちのようにです。
筋繊維の束が外に飛び出したのか、獣の毛のようにそれが全身から生えていて、 肋骨も反対にひっくり返って突 き出ていて、 背中全体が穴だらけです。
腕・・・いや、 足というべきでしょうね。 その四つの足はきっと人間のものではあるけど、人間のように動きはしませんでした。
ええ、そうです。 それは獣のようでした。
→外郭には本当にああいう者どもが存在するのか!? →ああいうのはいません。
えぇ・・・ではなぜあんな風に書いたのだ?
→それよりももっと酷いものがありました。

幻想体名
這い回る異端審問官

観察レベルⅠ

あれらは速すぎます。 平凡な人間の反応速度ではなかっ たです。
それに狡猾です。 目につくものを無闇矢鱈に攻撃してるわけじゃなくて・・・。
最も身体が弱そうな存在、つまり後方を狙って素早く逃げる戦略を取れています。
この前の戦闘でもそうでした、 攻撃を受けすぎた囚人を管理人さんが後ろに下がって戦えとおっしゃいました が、まるでその言葉を理解したようにその方の動脈を掻 き切って風のように逃げていきました。
聞こえたとしてもカチカチいう音でしかないのに・・・。
あ、もしかするとねじれた人には違う風に聞こえるのか もしれませんね。

幻想体名
這い回る異端審問官

観察レベルⅡ

群れで襲われても一匹ずつ落ち着いて対処するべきだと 思います。
そうしている間に囚人たちが死ぬかもしれませんが・・・どうしようもないですね。 生き残れるだけマシです。
この前は均等に攻撃をしてたら全滅したので、管理人さんは結構苦労なさったと思います。 あれらは殴られれば 殴られるほど強くなるようです。
あ、「死んだ」 で思い出したんですけど・・・。
あれらが私の腹を内臓ごと食いちぎって飲み込んだことを思い出しました。
痛いということを感じる暇も無く死んだ気がするんですけど、なんだか・・・ 火の燃え盛る穴に延々と落ちていく感じがしました。
だからといって熱かったり、 苦しかったりしたわけではないんですけど・・・。
火と共にいることが当然だという感じ・・・と形容すべきですかね、 あれって。
あれ以上経験せずに済んで良かったのかもしれませんね。 この場をお借りしてお礼申し上げます。 ありがとうございます、管理人さん。

幻想体名
断首魚

観察レベルなし

それは魚類のように見える。
-それの頭があるべき場所は切断されている。
-切断面は綺麗で、剣や鎌などの片刃の刃物で切られたものと推定される。
-頭が切られたにもかかわらず、 動作が観測される。 幻想 体の特性上、頭が切られたことが活動の如何と関係が無いということは知っているが、記録しておく。
-胸元に膨らんだ囊胞が見える。 正確に観測することは出来なかった。
-追加的な観測が行われた場合、 新たに叙述する。

幻想体名
断首魚

観察レベルⅠ

胸元で膨らんだ嚢胞に何かしらの現象が観察される。
それは花のようにも、あるいは人間の脳や脊髄のようにも思われる。
それはその嚢胞を膨らませて振り下ろすこともあり、瞬 時にその嚢胞を収縮させて液体を噴き出すこともある。
様々な攻撃に使用される重要なオブジェクトと判断される。 迅速な破壊が有効に思われる。
--追加的な観測が行われた場合、 新たに叙述する。

幻想体名
カツカツ?あるけ!

観察レベルⅠ

-戦闘を継続すると、 桃色のリボンが私たちに迫ってくる のを感じた。
-リボンが深刻に絡まった囚人は、 そのリボンによって強烈な攻撃を受けるようだった。
-特異な点としては、その攻撃によって死んだ者がいる場合、桃色のリボンが巻き付けられた者達が生き返るという点だ。
-一定回数に到達すると作動するように思われる。
-管理人様の方では、 該当回数に対する分析を行い、戦闘方式を判断して頂ければと存じます。
-追加的な観測が行われた場合、 新たに叙述する。

幻想体名
カツカツ?あるけ!

観察レベルⅡ

- 確実に、この缶の形態をした存在とリボンが巻き付いた者達は状態を共有しているように見える。
- リボンを取り除いて危険な状態まで到達することを防止しようという意見が出てきた。
- 上記の意見を試みていた最中、 リボンに直接触ることが出来た。
- リボンは布などの、いかなる織物の感触も有してはいな かった。
- あるものは握ると粉々になる落葉のような質感であり、あるものは丈夫な植物のツタを触るような感覚がした。
- 確実なのは、そのリボンは生きている存在ということである。
- リボンを引きちぎる際、 扱い方によってリボンの動きが決定されるようであった。
-荒々しく引きちぎると、リボンは崩れやすいようであった。
-これ以上把握できる事実はないようなので、観察日誌はこれにて終了する。
→無我夢中で手当たり次第引っぺがしたんだけど、 思ってたより上手くいったんだよね。
→僕は失敗しないように、恐る恐る触ったんですけど急にリボンが膨らんでホンルさんに巻き付いたんです。 そのせいで・・・。
→僕は大丈夫です、 シンクレアさ~ん。ああいう経験も独特で良かったです!

幻想体名
誘惑する桃色の靴

観察レベルⅠ

うぅ、恐らくですがこの方々はこの会社で働いていたよ うですね。
ファウストさんがそう言ってました。 死体になった方の 服と社員証を見るに、旧L社の職員らしいとのことで す。
ふぅ、どうして死体を漁るという発想が出てくるのか理解できないです。
僕なら触るのすら嫌なので召使いにやらせたと思います。 あと、見守るにもちょっと気持ち悪い光景だから、 直接調べて状態を教えてくれと頼んだと思います。
あ・・・そもそも死体に興味を持ったりはしなかったと思います、 僕は。
じゃあ、この方々は元々は死体だったのに、あのリボンのせいで動いたんですかね?
僕たちが戦ってる間に絡み付いてきたリボン・・・。
僕たちが死んだときにこのリボンが巻き付いていると、 僕たちもあんな風になるんですかね?

幻想体名
虜になった桃色の靴

観察レベルⅠ

うぅ、恐らくですがこの方々はこの会社で働いていたよ うですね。
ファウストさんがそう言ってました。 死体になった方の 服と社員証を見るに、旧L社の職員らしいとのことで す。
ふぅ、どうして死体を漁るという発想が出てくるのか理解できないです。
僕なら触るのすら嫌なので召使いにやらせたと思います。 あと、見守るにもちょっと気持ち悪い光景だから、 直接調べて状態を教えてくれと頼んだと思います。
あ・・・そもそも死体に興味を持ったりはしなかったと思います、 僕は。
じゃあ、この方々は元々は死体だったのに、あのリボンのせいで動いたんですかね?
僕たちが戦ってる間に絡み付いてきたリボン・・・。
僕たちが死んだときにこのリボンが巻き付いていると、 僕たちもあんな風になるんですかね?

幻想体名
黄金色の林檎

観察レベルなし

こんな観察日誌、 子供のとき以来書いたことないから上手く出来るかは分かんないけど・・・。 やれって言うならやるしかないな。
えっと・・・とりあえず形態描写をしろって?
うん、そうだな。 とりあえずあれはリンゴだったな。
凄くデカい・・・ 手足が付いた気持ち悪いリンゴだ。
個人的な話なんだけど、食べ物の癖してデカすぎたり自分で歩き回ってたりするの見ると嫌な気持ちにならないか? 俺だけか?
話が脱線したな。 何はともあれ、 そのリンゴは黄金色だった。 一目見ただけでも、どこかの果樹園から捥いできたリンゴじゃないって分かる。 うん、そうだな。 これを幻想体って言うんだよな?
ああ、そのリンゴの幻想体は独りでに、てくてくと歩き 回ってた。
えっと・・・そのとき俺はなんだかそのリンゴを切らなきゃ いけないって考えが湧き出てきたんだ。 導かれるという か。説明が難しいな。
・・・まぁ、俺以上にリンゴが嫌いな人もいないだろうし。 俺の過去がちょっと変わってるからかな。
まだ戦うには情報が少なすぎて、退却することにした。
結局戦うことになるだろうから、そのときまた分かったことがあれば書くことにしよう。
→気が散って読めないな。 君は軍にいるときもこんな風に報告書を書いたのか?
→自由に書けと言ったのはヴェルギリウスさんです。 ダンテもその部分には同意しています。
→・・・管理人様が良いなら言うことはないな。
→[煙草の痕が残っている。]さ、ま、い、つ。
→本当に、些細なことにまで言いがかりを付けるんですね。

幻想体名
全てのある異端審問官

観察レベルなし

文字書くのめんどくせぇけど、 頼まれたらやるしかないよな。
文句言うなよ。 オレはきれいな文とか、 それっぽい文は書けねぇから。
とりあえず・・・あの野郎どもは見た目から気色悪りぃ 腕にも足にも変な粘土みてぇなのがくっ付いてるけど ・・・そこにクソみてぇな目も付いてる。
あと骨が飛び出たのか、或いはその粘土みてぇな固まっ たのかは分かんねぇけど、 それが刃みたいになってたんだよ。
それであちこち突っついて、 刺して、切るみてぇだな? あ、そうだ。 オレらの方にも虫の旦那がいただろ? あの虫の旦那の腕と似てる。
あいつに聞けば何か分かるかも知れねぇな?
→・・・一体どこから怒れば良いのか分かんねぇな。オレはオレの腕に愛着を持ってるわけじゃないけど、いくら何 でもあの化け物みたいな粘土と比べるのは酷くないか?
→不満なら直接言いに来いよ。
→ヒースクリフさん。 紛乱を助長しないでください。 そして、 観察日誌に俗語や卑罵語を使うことは自重してください。
→面倒臭せぇことをわざわざやってんのに、 文すら好きに書くなって? じゃあ別のやつにやらせろよ。

幻想体名
全てのある異端審問官

観察レベルⅠ

頭の白いヤツがとやかく言ってくるけど、 オレはオレの書きたいように書く。 ちょうど今日、 あの野郎をボコってたら気分悪いこともあったしな。
あのギョロキョロしてる目玉・・・ああ、あれは粘土じゃなかった。
筋肉・・・きっと筋肉だ、 あれ。 クズみてぇなヤツを引き裂いたときの感覚とおんなじだ。
あの筋肉がヤツらの手足にくっついて、自分の身体みてぇに振る舞ってるみたいだったな。 あいつらの目玉はそのままで、腕に付いた目だけがギョロギョロしてたんだ。
だから戦うのはちょっとキツかったな。 目を見て動きを予想しなきゃいけねぇのに、腕にそれがくっついてるから慣れるまでが大変だったよ。 まぁ、 だとしても一発殴られたら三発返せばいいだけだ。
あと・・・あれらには感情がある気がするな。 ボコるたびに筋肉が震えてた。 目も歪ませてたし・・・ムカついてたみてぇだな?
とにかく笑えるちゃんぽんだったな。
→うっ。 ちゃんはどんな味だろう? 味は芸術的か? 興味が湧くな。
ただの裏路地で良く使われる言葉ですよ・・・。あきれたって意味です。

幻想体名
全てのある異端審問官

観察レベルⅡ

普通こういうヤツらはぶっ潰した矢先に回復するけど、
この筋肉の塊はそうじゃねぇみたいだ。 腕にだけ筋肉が固まってんのを集中的にボコったら、潰れたんだよな?
まぁ、潰れたからって攻撃をやめるわけじゃねぇけど・・・だからって危なくないわけでもなかったし。
あぁ、ムカつきすぎたのかこっちの一人を捕まえて引き裂いてきてたけどな、それが無くなった気もするな。 まあ確かに、あの剣みたいなので刺してバラすってのに、無くなったんなら出来るわけねぇよな。

幻想体名
kqe-1j-23

観察レベルⅠ

俺はこんな機械みたいなのよく分からないんだけどな・・・。
いや・・・? 昔見た気もするな。 あのときは、なんか部屋の中で動きもしないで突っ立ってたけど。
あぁ~あの記念品ロボット!
そうだ、胸に何かが書けるパネルがあったよな。
今はあれに触るとそのまま真っ二つになりそうな状況だ けど・・・。
そいいえば、なにかあげてから奪って逃げようとしたこともあったな。 そしたらあんな風に機械の腕がカチャカチャ言いながら飛び出してきたっけ。
思い返してみると、俺の頃は・・・はぁ、違うか。 俺より もっと歳がいってる人たちがあんな鉄の塊と一緒に仕事をしたって聞いたんだけどな。
あんな風に戦闘用の機械に改造されたって話も聞いた覚えもあるけど、なんだか懐かしいなぁ・・・。
→ 老いぼれ。
・・・誰だこれ書いたの。

幻想体名
クローマー

観察レベルなし

別にこういうのを書きたい気分ではないんですけど・・・。
それでもやるべきなら・・・ 書きます。
クローマーと戦ったことも、 N社がどうやって戦ってき たのかも僕にはよく分かりませんけど・・・剣術の鍛錬をし ていたんだと思います。 いつも剣を持ち歩いていたから
です。
見た目は・・・あのときからそこまで変わってはないけど、 少し背が伸びて・・・。
あと、あの頭がくらくらする笑い方・・・。
うぅ、これくらいで終わりにしちゃダメですか?
→役に立つ情報が無いな。

幻想体名
クローマー

観察レベルⅠ

あの野郎がとうとう囚人たちを殺し始めました!
あのクソ野郎が後列の方たちを抹殺したんですよ・・・。
クソみたいな口笛をずっと吹きながら・・・僕にも近付いてきました・・・。
僕は何も出来ませんでした・・・。 あの音を聞いてしまうと身体が硬直して・・・。
僕は他の方たちが、 クローマーの刃に倒れていくのを見守ることしか出来ませんでした・・・。
今すぐにでもあのドタマをぶっ潰したかったけど・・・全く動けなかったんです。
僕はどうしたら良いんですか・・・管理人さん?

幻想体名
泣きヒキガエル

観察レベルⅠ

あまり愉快な出逢いではなかったです。 幻想体と戦うのに愉快も何もあるのかって言われるかもしれませんけど、 ただ・・・普通の気分じゃなかったと言えば良いんですかね。
それは全てを断念したように突っ伏して、 変な声で鳴いてばかりいました。
青い目玉は半分くらい飛び出して、 自信が無いかのよう にギョロギョロ回して・・・。
そうでした。 なぜか分からないんですけどイライラして きたんです。 その泣き声をずっと聞いてると精神がどうにかなってしまいそうでした。
それを聞いてるくらいなら、いっそ・・・。
それが命令に背いてメイスを振った理由か? 納得いかないな。
いや、オレは同意するよ。 あんな声をずっと聞いてばっか聞いてたらイカれちまうよ。 どうせ、あの幻想体だか何だかいうやつをぶっ潰して卵にすれば良いんだろ?何が問題だ?
→ぼ、僕も・・・ いっそ早く卵にした方が良いって思いました・・・。
→何だよ、 時計ヅラ。 クッソカチカチ言ってねぇか?
・・・みんな飛び出して行って死んだ癖に、 自分に対する尊重はないのかとおっしゃっていますね。

幻想体名
kqe-1j-23

観察レベルⅡ

クソッ、こんなのでも昔のことを思い出させるとは思わなかったんだけどな。
裏路地にはたまに...すっごく昔のおもちゃがあるんだ。
その中にはガラス窓の中に閉じ込められた人形を取るお もちゃがあった。 外でスティックを動かして、上にぶら 下がってるアームが人形を掴んで持ち上げるってやつ だ。
かなり歯応えのある面白さがあったな、 うん。
まさか...人形たちがどんな気分だったか振り返って考えてみる機会がくるだなんて露ほどにも思わなかったよ。
このクソみたいな鉄の塊が、 俺たちでクレーンゲームをするだなんて思ってもいなかったからな!
オマケに持ち上げた次は首の上の方をシャキンシャキンしてるんだよ...。
うぅ、なんだか俺の子供時代の思い出が壊された気分だ。

幻想体名
クローマー

観察レベルⅡ

僕は・・・。
僕は、未だにクローマーが怖いです。
あの顔を見ると顔の筋肉が震えるのが分かりますし、 あの剣を見ると肝が冷えます。
狂気の宿った目はクリスマスの悲劇を思い出させ、 奇妙に片方がつり上がった口元を想像すると瞳の震えが止まらないんです。
でも・・・。
でももう大丈夫です。
もうあの口笛が聞こえても堂々と立ち向かうことができ ます。
あの野郎がやらかしたことはとても醜悪で、あの野郎に 殺された囚人の方々にも面目無いからです。
僕はもう、あのときとはかなり違います。
既に沢山の死を経験し、沢山の死を作りもしました。
僕もこれから、 同じように狂えるんです。 そして絶対に・・・。
何度でも、あの野郎の胸に杭をブッ刺してやるんです。
→良い心構えじゃん?気に入ったよ。
→戦闘意欲が高いのは良いことですが、 自分の覚悟よりかは観察結果を書いた方が良いと思われます。
→ごめんなさい・・・次からはそうします。

幻想体名
チキン野郎 - a.k.aボンちゃん

観察レベルなし

あの可愛くも奇妙なものについて説明してしんぜよう!
彼らは普段から素っ裸で動いているのである!
本来なら彼ら・・・というのもなんだが!食べやすく下ごし らえした生鶏に大きな瞳が2つ付いてると思えば分かりやすいだろう!
あの可愛い鶏たちのお尻をご覧ぜよ!ああ、彼らが走り迫るときは甘塩っぱい匂いがするのである!
たまにはスパイシーな、たまには醤油の味がする逸品にありまする!
口に付いた歯が鋭くて少しチクチクしまするが、大丈夫でござる!これしき耐えられまする!
→いや、お前だからたまに口をモゴモゴさせてたのか・・・?あれが迫ってきたとき・・・食べたのか・・・?
→生鶏を・・・食べたんですか?
→調理されていない家禽を摂取すると、 感染する恐れが あります。 戦闘以外で無駄に管理人様を酷使させないように注意してください。
→おい!ドンキホーテ!オメェなんでもう一言も書かねぇんだよ!
→何も言わずんば自分にやあらざめりと考えてるようなり。
→まさか、頭隠せば尻隠さずのダチョウじゃありませんし・・・そんなわけないですよね?

幻想体名
ボンちゃんパパ

観察レベルなし

管理人様から命じられた事後報告を遂行いたします。
本日17時20分頃、 初めてそれに遭遇しました。 ファウストの報告から見るに、 あれは従来呼ばれた幻想体とは違う、「ねじれ」 というものに思量されます。 そのため交戦を禁じて推移を見守ろうとしましたが、それが持続的に好戦的な様相を呈し、やむを得ず交戦を遂行するしかありませんでした。
交戦で感じられたのは それが何らかの指揮官の役割を果たすということでした。
それは鶏・・・ に似た何かを絶えず襲いかからせました。
背中に背負っているザルのようなものから、それらを作り出すと思量されます。
兵站では、補給路を断つことを勝利の原則と謂われております。
今後の戦闘では、 該当する方向性の戦闘指示を考慮していただければと存じます。
感謝申し上げます。
→ 副官かよ、 副官・・・。
→ 効率的な文書だと思いますよ。 ファウストは満足して います。

幻想体名
ボンちゃんパパ

観察レベルⅠ

本日03時10分頃、 それとの有意義な戦闘を行いました。 従いまして、下記の通りご報告いたします。
以前提案した戦闘指示が予測通りに働きました。 ご検討の上、反映してくださったことに心より感謝申し上げます。
ザルが破裂して鶏に似た雑魚を生成できなくなったそれは、それ以降兵力補充を遂行できませんでした。
当然のことかもしれませんが(これは管理人様にとって当然と申し上げるものではございません。) 雑魚を失うことでそれの戦闘遂行能力が著しく低くなるのが目立ちました。
本来、 非対称戦力を利用した敵の首脳部を攻撃することは大部分の状況で効率的だと思われますが、 今回だけは 電撃戦を活用して徐々に定石的に戦闘するのが賢明だと思われます。
以上で報告を終了します。
感謝申し上げます。
→ 軍人しか知らない単語ばっかツラツラ書いてってけど、時計ヅラがちゃんと理解するのか?
→ 既に管理人様には口頭で説明済みだ。 そして、管理人様に対する蔑称は慎むように。

幻想体名
真鍮の雄牛 - 涙を流す

観察レベルⅠ

-青みがかった錆と、 熱されたような加熱模様が確認できる鉄板で構成されている。
-いわゆる牡牛と呼称される動物を模したものと見られる。
正確な測定結果ではないが物性から見て、 銅と亜鉛が混合された物質と見られる。
-それは単なる鉄板だけで構成されているわけではない。内部には人間と推定される姿をした何かが共にあるものと観測される。
その周辺にはK社のドローンが飛行している。 それは随時囚人を撮影しているようだ。
-理由や原理を把握するのは難しいが、 撮影が行われるたびにそれが興奮する。 持続するほど戦闘を遂行するには不利であり、 事前にドローンの撃破を管理人様に要請した。
-内部にいるものは、一般的に苦痛を感じる時の表情を 保っていた。
-熱気に苦しんでいるようで、動きが周期的ではなく突発的な場合が多い。
-本体自体が強い熱気を持っていると判断される。 囚人がそれに襲われるたび、 灼熱痛と火傷を負うのを観察し た。
息や水蒸気等と推測される気体の一部を頭部付近で観 測した。
身体を起こして囚人を襲ったり、頭の方に入っている ・・・・人と推定されるものが飛び出して攻撃したりする現象 を確認した。 目眩のする泣き声が記憶に残る。
囚人が人間と推定されるものに襲われたとき、 深い憂鬱感を示唆することもあった。 精神的な打撃が激しいのか、しばらく動けなかったり、 戦闘に消極的になったり もした。 該当現象は一時的なものと推測される。
-囚人が戦闘から除外されることを憂慮し、 管理人様は頭部の優先排除を命じられた。 効果的な方法と判断される。以後、人と推定されるものは戦闘でもはや観測できなくなった。
これ以上把握できる事実はないようなので、観察日誌はこれにて終了する。

→あぁ・・・それは本当に長い間痛がっていました・・・灼けつ くような渇きも癒やせず、 果てしなく肉が焼け、捻れて いく・・・。
→ねぇ、おちびちゃんがまだ正気に戻れてないけど。
→ファウストが処理いたします。

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