蹴撃手マモル

ページ名:蹴撃手マモル

『蹴撃手マモル』(キックボクサーマモル)は、ゆでたまごによる漫画。

目次

作品解説[]

週刊少年ジャンプ』で1990年33号から1991年13号まで連載された。全32話、ジャンプ・コミックス全4巻。この漫画の原型として、『週刊少年ジャンプ』1990年12号に読切として掲載された『Kick Boxer マモル』がある。この読切漫画はコミックス4巻に収録されたほか、2004年に発行された『闘将!!ゆでたまご』に収録された。

テンプレート:ネタバレ

あらすじ[]

中学生・蹴田マモルは、天才的な走り高跳びの才能を持っており、親善陸上競技大会に出場する為タイに渡っていた。ある日、マモルはムエタイチャンピオン、キング・パイソンとその門下生たちの事件を目撃し、ムエタイに夢中になる。ムエタイの試合を見に行ったマモルは3年前に格闘家になるため家を出た兄・イサオと再会する。イサオはパイソンに挑戦するも完敗してしまう。その光景に耐え切れなくなったマモルは兄の敵を討つ為、パイソンらに挑戦状を叩きつけ、ゼペット・チャンガーの下で修行を始めたのだった。

登場人物[]

メインキャラ[]

蹴田 マモル(しゅうた - )主人公。日本人。13歳。寺安府(じゃんぷ)中学の走高跳の選手で、その中学生離れした卓越したジャンプ力から将来を有望されていた。しかし、大会出場の為やってきたタイの市場で、道場から逃げ出した門下生に制裁を加えるパイソンの身体能力の高さを目の当たりにし、ムエタイへの興味を強める。そんな折、長らく行方不明の兄・イサオがパイソンとの試合で完膚なきまでに敗北し、制裁を加えられた事に腹を立て、パイソンに挑戦状を叩きつける。そしてパイソンによって「九十日殺し蛇刻印」をかけられた兄を救う為に、ムエタイの選手になる事を決意、バツヤリの達人ゼペット・チャンガーの元に弟子入りし、厳しい修行や特訓に耐える。その結果心身ともにたくましくなり、パイソン達に勝負を挑む事になる。ニシキ蛇会の選手を2人まで倒すも、連載打ち切りの為パイソンとの勝負は描かれる事は無かった。お調子者だが、根は優しく、兄思いの少年。名の「マモル」はタイでは神聖な鳥とされる「マモォール鳥」と似ているという。走り高跳びの経験を生かした身体能力を持ってムエタイの技を操る。蹴田 イサオ(しゅうた - )マモルの兄。キックボクシングのアマチュアチャンピオンだったがムエタイに憧れ、家を離れ旅に出る。3年もの間家族と会っていなかったが、パイソンに勝負を挑む際にマモルと再会。果敢に挑むも結果は完敗。マモルが逃げ出さない為の保険として、パイソンにより九十日間足の骨が体を巡り、最後の九十日目に骨が心臓に達するという「九十日殺し蛇刻印」を与えられてしまう。弟思いの優しい兄。ゼペット・チャンガーチェンマイ西部のストープ山に住むムエタイそっくりの技・バツヤリ(漢字では弓へんに発と槍で表す)を使う幻の達人。バツヤリ道場第十九代目師範。小柄な老人ながら、かなりの技の使い手。当初はマモルを弟子に取るつもりは無かったが、マモルの熱意に根負けし、弟子に取る。マモルに様々な修行や特訓を課す。タノン・ムアスリン両親と死別し、ゼペットの下で雑用係の使用人として働くかたわら、バツヤリの手ほどきを受けている10歳の少年。ゼペットの正式な弟子ではないが、その腕前は子供ながらかなりのもの。当初はマモルに対し敵意を抱いていたが、マモルとの試合後に和解、親しくなる。

ニシキ蛇会[]

キング・パイソンムエタイバンコクライト級チャンピオン。1歳の頃よりムエタイ道場に通い、中学生の頃には彼の相手になるものは誰もいなくなってしまい、20歳の現在ライト級チャンピオンとして無敗の快進撃を続けている。また、タイはバンコクに道場を構えるパイソン道場(ニシキ蛇会)の総帥でもある。パイソン道場の練習は過酷を極め、逃げ出す者は後を絶たず、逃げ出した者はパイソンにより制裁を加えられる。王者らしい風格の持ち主で、人一倍プライドも高い。人並み外れた身体能力の持ち主。パイソン(ニシキヘビ)の名が示す通り、胸にニシキヘビの頭のタトゥーを入れ、ニシキヘビを模したヘッドギアを着けている。マモルに挑戦状を叩き付けられた際、マモルが逃げ出さないようにとマモルの兄・イサオに「九十日殺し蛇刻印」をかける。チンタオ・スコルピオンパイソンの弟子の1人。13歳。バンコクフェザー級4位。ニシキ蛇会の1番目の相手。その名の通りスコルピオン(サソリ)を模したヘッドギアを着け、技もサソリのような動きを見せる。胸にはニシキヘビの尻尾の端のタトゥーを入れている(パイソンと他の3人の弟子と合わせると、一つの巨大な蛇のタトゥーになる)。ティムティム人形の舞という必殺技を持つ。マモルに敗れるも、マモルの正々堂々とした態度に心を改め、マモルとの間に友情を築く。マンティス・ボーイパイソンの弟子の1人。ニシキ蛇会の2番目の相手。その名の通りマンティス(カマキリ)を模したヘッドギアを着け、細長いグローブを手にはめている。「ゴム人間」というあだ名を持つ長身の男で、そのあだ名の通り人間離れしたゴムのような肉体をしており、自在に攻撃をよけられ、その肉体はいかなる攻撃も弾き返す。胸にはニシキヘビの尾のタトゥーを入れている。冷酷・冷血な男だが、パサディーという妹とパックンという弟がおり、幼い2人の前では優しい兄である。本来はクリーンファイトの持ち主であったが、熟練者の残虐なラフファイトの前になす術もなく、悲惨な選手生活を余儀なくされてしまい、残虐ファイトに転向した過去を持つ。ウォーター・ホイール蹴りという必殺技を持っている。その強さから「ミスター・パーフェクト」の異名を持つ。マモルに敗れた後は改心し、クリーンファイトに目覚める。ダニエルパイソンの弟子の1人。胸にはニシキヘビの中部の胴体のタトゥーを入れている。カポエイラの使い手。クロコダイルパイソンの弟子の1人。胸にはニシキヘビの頭部に近い部位の胴体のタトゥーを入れている。ワニのようなヘッドギアをかぶっている。

その他[]

プーアンタイ人のショートカットの可愛い女の子。マモルたち日本選手団のガイドを務めていた。後に部田と共にマモルの手助けをする。部田 丸男(ぶた まるお)マモルの小学校からの友人で日本の陸上選手団の1人。マモルの決意を見届け、力になる決意をする。山田監督(やまだかんとく)マモルの先生。マモルの走り高跳びの才能に目をかけている。ヒガンテラダン村・エレファント会道場の師範。巨大な体を持つ。バナナ好き。マモルを一度破るも、特訓して強くなったマモルの前に敗れる。関西弁で喋る。バカンボゼペットの永年の友人で、ラァン・ティン巻き一筋何十年の達人。目が悪い。試合に挑むマモルの心をほぐした。別名「心のドクター」。

単行本[]

  1. (集英社、1991年1月) ISBN 4088716612
  2. (集英社、1991年3月) ISBN 4088716620
  3. (集英社、1991年5月) ISBN 4088716639
  4. (集英社、1991年7月) ISBN 4088716647
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