荒木飛呂彦短編集_ゴージャス☆アイリン

荒木飛呂彦短編集 ゴージャス☆アイリン
ジャンル	短編集
漫画
作者	荒木飛呂彦
出版社	集英社
掲載誌	週刊少年ジャンプ フレッシュジャンプ
巻数	1巻
話数	5話（コミック版） 6話（愛蔵版）
■テンプレート使用方法 ■ノート

『荒木飛呂彦短編集 ゴージャス☆アイリン』（あらきひろひこたんぺんしゅう GORGEOUS IRENE）は、集英社の『週刊少年ジャンプ』と『フレッシュジャンプ』にて読み切り掲載された荒木飛呂彦の少年漫画を収録した短編集（単行本）。後に愛蔵版が『ゴージャス・アイリン 荒木飛呂彦短編集』のタイトルで刊行されている。

概要[]

短編集としては著者の第1弾にあたり、タイトル作品である『ゴージャス☆アイリン』をはじめ、連載前のパイロット版『魔少年ビーティー』、読切『バージニアによろしく』に加え、著者のデビュー作『武装ポーカー』を収録している。

収録作品[]

ゴージャス☆アイリン[]

表題作。週刊少年ジャンプ特別編集「AutumnSpecial」（1985年）、週刊少年ジャンプ特別編集「スーパージャンプ」創刊号（1986年）に収録。荒木飛呂彦の作品では初の女性を主人公にした作品であり、もともと連載に移行する予定であったというが、荒木は「ダメだ」と思って中断し『ジョジョの奇妙な冒険』に移行したという[1]。

あらすじ[]

アイリン・ラポーナは、16歳にしてプロの殺し屋である。一家は代々君主から暗殺を請け負っていた一族の一つで、故に稀代の殺人者であった父親の才能を受け継いでいた。自分の能力を知った彼女は、その力を正義の為に使う事に決めた。「悪の力をもって正義を行う」ためにである。

ある時、地元を牛耳る犯罪組織に逆らったがために父を殺された仕立て屋の青年が、アイリンの能力を知って、正義を執行するための助力を求め、彼女は記者が永遠の友情を誓う事を条件に手を貸す事にする。

魔少年ビーティー[]

1982年・フレッシュジャンプ3号に収録。

詳細は「魔少年ビーティー」を参照

バージニアによろしく[]

1982年・週刊少年ジャンプ8月1日増刊号に収録。

あらすじ[]

生活物資を運搬するために地球と金星を往復している宇宙船デリンジャー号。その乗組員ヒロシ・タケモトのもとに謎の男からの通信が届く。その男は宇宙船に2つの爆弾を仕掛けたと語り、その言葉通りにそのうちの一つが爆発。脱出用小型艇が破壊される。さらにもう一つの大型爆弾『バージニア』が60分後に爆発する事を予告し「バージニアによろしく」と言葉を残して通信を切った。ヒロシと船長のマットはロボットのクライドとともに爆弾の解除を試みるが…

武装ポーカー[]

1981年・週刊少年ジャンプ1号に収録。

あらすじ[]

とある西部の町、そこは保安官もおらず隣町まで行くのにも馬で三日かかるという法の真空地帯であった。そこに住む賞金首ドン・ペキンパーは新顔の男にポーカーの勝負を挑む。その男マイク・ハーパーもペキンパーとほぼ互角の銃の腕を持つ賞金首であり、ポーカーでもペキンパーと張り合う腕を持っていた。負けが込んでいた時に3のフォアカードを引き当てたペキンパーは「面白いアイデアを思い付いた」と語り、お互いの命綱ともいえる拳銃を賭けようと提案する。

アウトロー・マン[]

1982年・週刊少年ジャンプ1月10日増刊号に収録。初期の短編作品を完全網羅するために、愛蔵版の刊行の際に追加収録された。原画を紛失していたため、掲載当時の誌面からデジタルにて複製と処理を施し収録された[2]。そのため絵の質が他の収録作品に比べて荒くなっている。テンプレート:節スタブ

書籍情報[]

すべて集英社より刊行。

• コミック版 1987年2月発売 ISBN 978-4-420-13157-5
• 愛蔵版 2004年3月19日発売 ISBN 978-4-087-82071-3
• ムック版 2007年10月発売 ISBN 978-4-081-09491-2

出典[]

1. ↑ Vジャンプブックス―ゲームシリーズ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風のすべて』インタビュー
2. ↑ 愛蔵版の編集部からの注意書きには「集英社ビル移転の際に紛失した可能性が高い」と記されている。

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