とりっく・おあ・とりいと

ページ名:とりっくおあとりいと

あらすじ
冬も近づく10月下旬の蒼現市にはある噂が広まっていた。
「ここ1週間ほど、深夜に街を徘徊する幽霊のコスプレをした不審者が居る」
その噂の"真実"を知った探索者たちは街の危機を察し、行動を開始するのであった。


やらせたいこと:夜人とのギャンブル勝負と蒼現市の掘り下げ。オリジナル神話生物を使ったメタ読み対策。トリック(夜人の記憶曇らせ)or獲糸(神話生物"蜘蛛"による捕食)というダブルミーニングのタイトルでドヤる。


"蜘蛛"…オリジナル神話生物。人間の記憶に自身の存在を結びつける実体のない何か。
その為人間を糸で操り徘徊させて自身の存在をアピールする。
それに興味を持った人間が自身の正体を知った時に操り人形にしていた人間を捕食し、自身の正体を知った人間を次の擬似餌にする。
擬似餌を破壊された場合、破壊した人物を次のターゲットにする(タイムリミットは擬似餌を変えてから24時間)。
実体が存在しないため討伐する方法はないが、擬似餌を行動不能になるまで破壊した上で"蜘蛛"を認識する人間が存在しなくなれば"蜘蛛"は存在を維持できなくなり、消失する。
モチーフ:SCP2089-JP すっげーバスケの上手い死体


導入:夜道を歩いているPCは真っ白な布を被った人間を目撃する。
それはまるで素人が持つ操り人形のようにぎこちない動きでトボトボと歩いている。
目星:よく見ると普通の人間で言う目の場所に空いている覗き穴から男の顎が見える。頭が180度回転していないとあり得ない状況を察したPCはSANc1/1d3
その人間はまるで溺れているようなくぐもった声で"This is Halloween"を歌っている。("蜘蛛“による演出というか体内まで動かしてますよっていう設定開示)


シーン1:翌朝
翌朝、探索者たちの学校、職場は昨夜現れた不審者の噂で持ちきりだった。
目星:1人、噂に加わらずに端の方で震えている人がいる。
その噂に加わろうとしない人に話を聞くと目星情報が貰えるのと共に「蔵書の"現代日本の悪魔たち"という本を読んでみるといい」と図書館に誘導される。(蜘蛛による捕食を察したので次の擬似餌になりかけてるので身代わりを立てようとしている)。
補足:ここで放置して帰ったらBAD END(はろうぃんのおやつ)
情報を渡した後に「私、わかっちゃったの…だから……糸…糸が…!」とうわ言のように呟きながら首を掻きむしる。


シーン2:図書館
図書館で件の本を借りようね!
図書館:一件胡散臭い怪物図鑑のようなものだがその中の"蜘蛛“と言う生物のページが目につく。
以下内容
"蜘蛛"


人間の記憶に自身の存在を結びつける実体のない何か。
人間を糸で操り徘徊させて自身の存在をアピールする。
それに興味を持った人間が自身の正体を知った時に操り人形にしていた人間を捕食し、自身の正体を知った人間を次の擬似餌にする。
擬似餌を破壊された場合、破壊した人物を次のターゲットにする。
新しい擬似餌を用意するのは大体1日ほど時間がかかる。


この内容を見た探索者はアイデア


アイデア情報:「人間の擬似餌」「操り人形」「糸」などの要素から噂と昨夜見た物の正体がこの"蜘蛛"であることを察してしまう。
それと同時に、自身の首元に細い糸のようなものがかかった感覚を覚える。
SANc1/1d6


そんなこんなしていると図書館の館長が「お前ら!!それ読んだんか!!?」と怒り心頭の様子で怒鳴ってくる。


館長は探索者をBRに連れて行き、蜘蛛の詳細と探索者たちが見たものが擬似餌であることを教えてくれる。
対処法が「忘れること」しかないと言った後、館長は「2丁目の路地裏にある"Flash"っていうバーだ。少しでも救いを求めるなら行くと良い。俺も1度は上手く行った。1度は忘れられた。……でも、またアレを見て思い出してしまった。もう、疲れたんだ。思い出した時には"俺の準備は終わってたんだ"」
と独り言のように言い、早々に探索者達を帰らせようとする。
館長に挨拶して部屋を出た瞬間、「ゴキッ」と言う鈍い音が聞こえる。
振り向くor振り向かない


振り向いた場合:首を折られた館長が糸で巻かれて吊るされている。
見えはしないがそこに何かが居ることがわかってしまった探索者はSANc1d3/1d10


振り向かなかった場合:アイデアで「人の首がへし折られた音であること」がわかる。
SANc1/1d3


シーン3:Flash店内
厳つい店主に「記憶を消せるヤツを出せ」的なことを言うと「人探しなんざやってねえよ。ジュースぐらい出してやるから帰んな」とつっかえされる。
目星:壁にかけているメニュー表のウイスキー欄
「メーカーズマーク(800)」「「ロイヤル18年(時価)」「グレンフィディック12年(1200)」「山崎(2000)」「響(1800)」と書かれている。


ここで「ロイヤルのストレート」を頼むと舌打ちをされて「裏にあるから自分で取ってきな」と地下に通される。


合言葉の理由
ロイヤル(品種名)、ストレート(飲み方)、フラッシュ(店名)=ロイヤルストレートフラッシュ


それでも尚悩むようならバーの椅子に座っていた夜人が合言葉を言う


入った探索者達に夜人から声をかける。
要件を聞いた夜人は自分が「記憶を消せる人間である」とした上で探索者達に3回勝負のトランプ(ダイス)対決を申し込む。
お互いに1d13を振り、ダイス目の大きい方が勝ち
10以下の場合幸運に成功するとイカサマで1d3追加で振れる。
要はこの勝負幸運90の夜人が強い


勝てた探索者だけ記憶を消してやる(ちなみに嘘。元々店の存在も込みで頼まれた分も消してやるつもりだった)と言い、暴力に訴えようとしたら「君たちが「そのことを忘れなきゃいけない」という記憶だけを消去こともできるんだよ、僕。」等と脅しをかける。


シーン4:夜道
不審者(擬似餌)が再びThis is Halloweenを歌いながら街を闊歩してる。
叩き壊せ。
その後夜人と再開し、記憶を消してもらう。


擬似餌(館長)のスペック


STR12 CON8 POW7 DEX5
APP6 SIZ13 INT13 EDU15
耐久値 28(+3d10→17)
ダメボ+1d4


ED案


BAD…はろうぃんのおやつ
[条件]序盤で刻野を無視して帰る
刻野が無惨な姿で不審者と同様に歌いながら街を徘徊する。
蜘蛛の支配は続いていくのだ。


TRUE…蜘蛛はまだ街に居る
[条件]元館長未討伐のまま夜人に記憶を消してもらう。
元館長が新たな認識災害のベクターとなり擬似餌を増やして行くが探索者達には無関係。


happy…蜘蛛の記憶は街の底へ
[条件]刻野を無視せず元館長も討伐する
本編通り

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