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ロックマンゼクス アドベント(ROCKMAN ZX ADVENT)は、2007年7月12日に発売されたニンテンドーDS専用のアクションゲームである。
テンプレート:ネタバレ
ゼクスシリーズ第2弾。前作に引き続きダブルプレイヤーシステムがあるが差が激しくなっている。
8大ボスから入手できるものは、Aトランスコアというもので、それが発動すると主人公をそれを所持していたボスに変形させる。等身大まで変わってしまい、基本アクションが変わってしまうためにに場所によっては有利になったり不利になったりする。とはいえ、前作と違い属性だけでなく攻撃技・移動技・ボスの体までも入手できるという斬新なシステムである。なお、Aトランスコアによる変身システムはロックマンX7からきている。
また、等身大を変えずに形態・属性だけを変化させる前作のライブメタルシステムも(データコピーによるトランスオンという形で)登場する。今作は8大ボスに加え、ライブメタルを持つ新たな4人の適合者が存在する。
Aトランスコアを持つ8大ボス(フォルスロイド)と、ライブメタルを守る4人のロックマンがボス。個性的な能力と独特の操作が求められるAトランスコアと、軽快なアクションで突き進めるライブメタルを使い分けてゲームを進めていく。
ロックマンゼクスから4年8ヶ月後の物語。
前作のヴァン、エール同様に本編では選んだ片方の主人公だけが排他的に登場する。グレイとアッシュが同時に登場することはない。それに伴って、本作においてもヴァンとエールが同時に登場することはない。
世界を治める連合政府「レギオンズ」を統括する三人。皆、元々は人間であったが機械の体を持ち数百年間に渡って生き続けている。
マスター・トーマス(声優:柴田秀勝)三賢人のリーダー。真面目かつ厳格で、自分にも他人にも厳しい。大きな剣の形状をした杖を持つ。初代ロックマンシリーズのトーマス・ライト博士と同じ名を持つ。マスター・アルバート(声優:安原義人)科学技術の扱いに秀で、優しい物腰で理知的な人物。常に本を抱えている。初代ロックマンシリーズのアルバート・W・ワイリー博士と同じ名を持つ。マスター・ミハイル(声優:チョー)歴史や地理の情報管理を担当している。イヤミっぽい喋り方と猫背が特徴。短剣のような杖を所有。初代ロックマンシリーズのミハイル・セルゲイビッチ・コサック博士と同じ名を持つ。テンプレート:SpoilerH
実はマスター・アルバートがモデルVを作り、ロックマン同士の争いを画策していた。そして、自らも最終ボスとしてグレイとアッシュの前に立ち阻む。モデルAは念には念と作っておいたアルバートの計画のバックアップシステム(モデルAとは「モデル・アルバート」の略称)。グレイの正体はDAN(Dr. Albert Number)-000「オリジナル」(本物のアルバート)が倒されたときの為のスペアボディであり、アッシュはアルバートが三賢人になる前に残した血族の子孫。実は、マニアモードの追加EDでは次回作を思わせるような、マスター・トーマスの造反が描かれている。テンプレート:SpoilerF
全員がロックマン=ライブメタルの適合者。それぞれの思惑や信念を持ち、グレイ達の前に立ちはだかる。4人揃って裏で手引きされているようだが、手引きしている人物の正体・目的は隠されている。ヘリオスとアトラスの志向が逆である辺り、一枚岩ではなく、ロックマン・モデルAの排除のために停戦協定を結んでいるだけだと思われる。
ヘリオス(声優:泰勇気)ロックマンの一人で、モデルHの適合者。「風のロックマン」を自称する。独特の話し方をする。極度なまでの潔癖症で、グレイ(又はアッシュ)や、性格にムラがある他のロックマン達(何故かテティスは例外)を見下している。「争いが絶えないのは愚か者がいるから」との思考の元、自分が「愚か者」と見なす人間達を皆殺しにするためモデルVの覚醒を目論む。名前のヘリオスは、『ギリシャ神話』に登場する太陽神が由来。アトラス(声優:生天目仁美)ロックマンの一人で、モデルFの適合者。「炎のロックマン」を自称する。元軍人ゆえか風貌が厳めしい女性。「進化は戦いの中でこそ起こる」との持論に従い、永遠に戦いが続く世界を創るためモデルVの覚醒を狙う。彼女の祖国はイレギュラーにより壊滅した。名前のアトラスは、『ギリシャ神話』に登場する巨人が由来。テティス(声優:菅沼久義)ロックマンの一人で、モデルLの適合者。「氷のロックマン」を自称する。優しい雰囲気を漂わせる風貌で、現に他の三人に比べれば比較的温和な性格なのだが、その心の内はシニカルな部分も存在する。モデルVを覚醒させようとするのは、各国の工業発展で自分が大好きな海と環境をこれ以上汚させまいと人々を戒めるため。名前のテティスは、『ギリシャ神話』に登場する海の精霊が由来。シャルナク(声優:羽多野渉)ロックマンの一人で、モデルPの適合者。「闇のロックマン」を自称する。暗殺の請負人だったが、仲間に裏切られ死にかけた過去の出来事以降は機械的な口調のみで話し、他人との心的コミュニケーションを行わないようになった。完全に感情を失っているわけではなく、主人公がやられたときは狂的な笑い声を上げる。モデルV覚醒の目的は不明。名前のシャルナクは、『イヌイット神話』に登場する神が由来。前作と同じく、自己修復機能を持ち何度でも復活するが、本作では再戦の条件が違う。また前作同様弱点があるが、コンディションボーナスのようなものは無いのでデメリットはない。その代わり前作よりは当てにくい、もしくは弱点がないボスがいる。各自、ある条件下で撃破すると金、銀、銅のメダルが入手でき、隠し要素を出すために必要となる(メダルは条件を満たしていれば複数同時入手可)。
ディアバーン・ザ・ガゼロイド(声優:乃村健次):炎属性最初に立ちはだかる、モデルV搭載の高出力、軽装甲強攻型フォルスロイド。弱点は鬣。掟を重んじており、それを破る者は仲間であっても許さない。カタコトな言葉で喋る。デザインモデルはガゼル。トランスオンのチャージ攻撃で障害物を破壊、新たなルートを開拓する。クロノフォス・ザ・トリデンロイド(声優:小原雅一):氷属性特殊な信号で相手の知覚センサーに影響し、時の流れを遅くなったように錯覚させることができる。信号装置や防護アーマーにより大型化、そのせいで水中専用になってしまい地上では身動きひとつ取れない(能力は使える)。言動は時の流れを遅くなったように錯覚させられたことに気付かれない様にする為乱暴で挑発的。デザインモデルはカブトガニ。トランスオンでは地上では身動きできないものの、上部の頑丈な防御力、及びチャージによる戦闘補助がある。ローズパーク・ザ・フラワロイド(声優:安井邦彦):雷属性ツル状のマニュピレーターにより柱上のものさえあれば本体を固定できる。地上では球根のような形態に変型する。電子回路が不安定なせいで男性に異常な興奮を示す。その為、本作ボスの中でも特に主人公に対しての(台詞などの)対応が違う。デザインモデルはバラである。極地軽量型だが、動きは鈍重である。コンドロック・ザ・バルチャロイド(声優:谷山紀章):無属性ロッカーのような気取り方をするナルシスト。ギター型のコントローラ-を使い、破壊音波を発してターゲットを破壊、もしくはロックなビートを奏でることで機能停止した機械の人工筋肉を活性化し、操る事ができる。自我の強い性格をしているのも音波に干渉されないようにするため。デザインモデルはハゲタカ。トランスオンすると、壁に張付く能力を持つが、まともに壁を登れるフォルスロイドも、この一体だけである。カイゼミーネ・ザ・ワスプロイド(声優:安達まり):炎属性セレブのような口調が特徴。規格が合えば何でも換装できるマウントラッチを搭載、戦闘時には本体腹部に設置されている巨大な武器コンテナから多彩な攻撃を仕掛けてくる。弱点は、そのコンテナに隠された本体の腹部。ただし本体の武装は少ない。性格は高飛車で高圧的。デザインモデルはジガバチ。トランスオンでは前述のマウントタッチでゲーム後半の仕掛けを攻略するのに使われる。テスラット・ザ・ヘッジロイド(声優:菊池こころ):雷属性発電用高性能コイルを搭載したフォルスロイド。ありあまる電力を消費する為、とにかくおしゃべり。語尾に「~よっ」とつける。体内で発生する超高圧電流を駆使して攻撃を繰り出す。また、さらに小型に変形し、物凄い回転で突進してくる。デザインモデルはハリネズミ。なお、特徴的なイントネーションは担当声優のアドリブとのこと。トランスオンではその小柄な体系から、狭い通路に入り込める。アーゴイル・ザ・シーサロイド(声優:水間真紀)/ウーゴイル・ザ・シーサロイド(声優:中山依里子):無属性阿吽の呼吸の二体一組のフォルスロイド。口が開いているのがアーゴイル、閉じているのがウーゴイルでそれぞれ両手、両足が弱点。アーゴイルが指揮、ウーゴイルがそのサポートをする。そのためプレイヤーがトランスオンするのもアーゴイルである(ウーゴイルはエネルギー体のような姿で召還できる)。アーゴイルは迅速な指示が下せるように言語回路が非常に発達しており、侍のような口調で話す。対してウーゴイルは、最低限の意思疎通ができる程度の言語設定のみが施されているデザインモデルはシーサーであり、狛犬の要素も入れている。トランスオンでウーゴイルを召喚すると密閉された空間のアイテムを入手可能。尚、フォルスロイドにトランスオンして梯子に上れるのは、テスラットとアーゴイルである。バイフロスト・ザ・クロコロイド(声優:銀河万丈):氷属性これまでのロックマンシリーズ基本ボスの中でもかなり巨大。弱点は、本体と比べて比較的小さい尾。巨大なメカニロイドが大量に保存されているバイオラボに身構え、射程内にある全てのものを凍りつかせ、巨大な顎で噛み砕く。尚、彼は最後に判明したアドベントの八大ボスであり(厳密には九体だが)、ゲーム雑誌で彼の技名の一つが募集された。その結果、「アイスファング」と言う技になった。「フォルスロイドのリーダー」「ライブメタルの真相を知る者」という設定があったが、全くと言って良いほど使われなかった(それらしいセリフはあるが)。デザインモデルはワニ。トランスオンするとこのボスでしか破壊できない障害物があるものの、その巨大さ故、鈍重で攻撃を受けやすいというデメリットがある。唯一扉を通れない。自らの意思を持っている謎の物質。変身機能R.O.C.K.システムを起動する事によって、グレイやアッシュのような適合者の変身(ロックオン)に使用できる。 ライブメタルを扱うことができる者は、正義の為に使うこともできれば、世界を支配することもできる。なお、今作でのモデルH、F、L、Pは何者かによってガーディアンの研究所から盗まれ、ヘリオスたちの手に渡っており、彼らに意識を封じられている。
モデルA(声優:小林ゆう)謎の封印が施されたライブメタル。グレイまたはアッシュが入手・使用する。一人称が「オイラ」等、性格や口調は非常に子供っぽく、追い詰められた主人公に力を貸す。モデルH緑色の風のライブメタル。ヘリオスが所持。モデルF赤い炎のライブメタル。アトラスが所持。モデルL青い氷のライブメタル。テティスが所持。モデルP紫色の影のライブメタル。シャルナクが所持。モデルX(声優:水島大宙)青いライブメタル。ヴァンまたはエールが所持。モデルZ(声優:風間勇刀)赤いライブメタル。ヴァンまたはエールが所持。終盤、崩れる砦で時間稼ぎのために別れる。EDで彼らは「探し物が増えた」と言っている。モデルV今作では、「モデルVのカケラ」として登場する。全モデルを通してグレイとアッシュで主にチャージ攻撃に若干の性能の違いがある。
モデルA同名のライブメタルがグレイ、アッシュに応えることで変身する。モデルの元ネタとなっているのはロックマンXシリーズのアクセルが有力(ただし、あくまでも性能や外見などが近いだけである)。主にダッシュジャンプ、壁登り、チャージショット、さらにはホーミングショットが可能になる。また、倒したボスキャラクター(ロックマンも含む)の能力をコピーし、「トランスオン」(変身)することで、その能力を使うことが出来る。標準機能であるショットについてはグレイがバスターショット(通常弾は3連射)、アッシュがレーザーショット(通常弾は2連射)となる。また、ホーミングショットもグレイは標的数だけ弾を撃つのに対し、アッシュは標的の数に関わらず1発のレーザーショットがすべての敵に貫通しながら当たるという仕様の違いがある。下記の各モデルの機能も、それぞれのキャラクターにトランスオンをすることで使用できる。基本的な性能は前作の各モデルとほぼ同じであるが、モデルAの標準機能同様にグレイとアッシュで微妙に性能が違う点もある。モデルH同名のライブメタルがヘリオスに応えることで変身する。アッシュとグレイの性能の違い前作「ZX」から一部のシステムが改良・変更されている。
前作「ZX」同様に、本作もロックマンゼロシリーズをはじめとした各ロックマンシリーズとのオマージュ要素が各所にちりばめられている。
ロックマンシリーズのオマージュではないが、モデルAのプロテクト解除時に展開されるデータ領域コードはガンダムシリーズで使われた年号である(例:UC79…機動戦士ガンダム、AC195…新機動戦記ガンダムW、TC2343…∀ガンダム、など )。
前作では、「人間とレプリロイドは手を取り合い…」「人間とレプリロイドをまとめてヒトビトと呼ぶ」という設定があったが、人間とレプリロイドが共存するために具体的に何をしたのかはあまり大々的には触れられていなかった(攻略本で触れられていただけ)。本作で人間とレプリロイドの距離を縮めたその手法が完全に明らかとなっている。その手法は、人間には機械の体を与え、レプリロイドは人間と同じ価値ある寿命を与えられることで両者の距離を縮めるというものである。
今のところこの設定に合致しないキャラクターは本作で登場した三賢人と、前作のプレリーがいる。
テンプレート:漫画『ファミ通DS+Wii』(エンターブレイン)別冊付録「ファミ2コミック」で連載中。作画はおぎのしん。ライブメタル・Aと合体するのはグレイで、アッシュは彼をボディガードとしてニ人+一体で話が進む。
テンプレート:Navigation2
執筆の途中です | この「ロックマンゼクス アドベント」はコンピュータゲームに関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています。 |
テンプレート:Manga-stubfi:Mega Man ZX Adventzh:洛克人ZX‧降臨
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