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『がんばれゴエモン〜でろでろ道中オバケてんこ盛り〜』(-でろでろどうちゅうおばけてんこもり)は、1998年12月23日にコナミより発売されたNINTENDO64(N64)専用ゲームソフトでアクションゲームである。がんばれゴエモンシリーズのN64版の第二作目。
物知り爺さんに呼ばれ忍者屋敷に遊びに行くゴエモンとエビス丸。そこで見たものは死んだ者を生き返らせるマシンだった。実験しようと爺さんがレバーを引いた瞬間、光が放出して何も見えなくなり、光が消えるとマシンはどこにもない。外を見るとシスタービスマルがマシンを奪っていた。ビスマルはそのマシンを使って魔界のプリンスを召喚し、この世を二人の愛の世界に変えると言って去ってしまった。マシンは使いようによっては魔王でさえも呼び出すことができるという。こうしてゴエモンとエビス丸のビスマルを追いかける旅が始まった。
ビスマルを追い、マシンで召喚されたドウチュウ鬼を倒す。
基本システムは『がんばれゴエモン2〜奇天烈将軍マッギネス〜』や、『がんばれゴエモン きらきら道中〜僕がダンサーになった理由〜』と同じく、各ステージをクリアする(ゴールを見つける)ことで、次の面へ進めるようになる。
アクションステージは横進みだがステージの全部がポリゴンで出来ており、奥の敵が手前に来たり、手前に敵が居たりと3Dならではの演出をしている。
道中ステージをクリアしたり、町ステージなどでのミッション(依頼)をクリアすると、手形がもらえる。エリアごとに一定枚数以上の手形を集めることで、城ステージへの関所を突破できる。
手形をもらえるミッションには、依頼を受けられるキャラクターが限定されていたり、行える時間が限定されていたり、特定のステージをクリアしないと受けられないものもある。また制限時間が設定されている場合もある。
エリアの最後に必ずインパクト戦があり(最後のエリアを除く)、ビスマルが作った巨大ロボたちを相手に、新型インパクトのミスインパクトも加わり戦うことになる。難易度は全体的に高いが、アクション性の高さからファンに高評を博した。
アクションステージは横スクロールアクション方式なのでスーパーファミコンの作品と同じ操作になるが、今作では少々異なる。Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃、3Dスティックor十字キー(前作ではなし)で移動はいつもと変わらないが、Cユニットボタンの操作がインパクト戦以外ではなくなり、Zトリガーボタン及びLボタンでサブウエポン、そのほかはRボタン(キャラ個別の特殊アクション)となった(ライトポジション・ファミコンポジションに対応している)。
町ステージも横スクロールだが、奥や手前に移動できる。町ステージではサブウェポン、特殊アクションは使えなくなり、Zトリガーボタンはしゃがみになる。
なお移動は3Dスティックでは倒し方によって速度調整ができ、十字キーでは最速(スティックを全開まで倒した状態)で移動できる。
ゴエモンシリーズおなじみの2人同時プレイも可能。1人プレイ中にスタートボタンを押すことで、途中参加も可能。なお今作は、2人プレイ時に同キャラを使用することはできない。
『がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜』や『がんばれゴエモン2〜奇天烈将軍マッギネス〜』で登場した『おんぶシステム』が復活。移動と攻撃を分担し、協力して進めることができる。またおんぶ時にはサブウェポンがパワーアップする。プレイ中片方の残機がなくなっても、もう片方の残機が2以上残っていれば、それを奪って復活できる。
また今回はインパクトも2体登場しているため、2人で2体を操作することもできる(1Pはゴエモンインパクト、2Pはミスインパクトを操作)。フィールド側の操作は、Aボタンでジャンプ、Bボタンでキセル(おぼん)で殴る、Zボタンで小判攻撃となる。キセル(おぼん)が敵に命中すると、コックピット側のインパクトに飛んでいくので、さらなる連携が可能に。
さらに裏技として、コマンドを入力することで4人同時プレイも可能になる(後述)。
ゴエモンとエビス丸は最初から使用可能で、ゲームを進めることでサスケとヤエがそれぞれ仲間に加わる。使用キャラクターは町ステージの茶店やアクションステージの異次元茶店で随時変更することができる。それぞれ使用する武器や特殊能力が異なるため、プレイヤーチェンジを駆使しないと先に進めない場面も存在する。
キャラのライフ(体力)は3、残機数の初期値は3(表示は2)。回復アイテムがないときにライフがなくなる、穴に落ちる等で残機が減り、残機がなくなるとゲームオーバー。コンティニューもできるが、所持金が半分になる(100両以下にはならない)。なお今作ではセーブ時に残機数も記録される(3以下の場合は初期値に戻る)。
メインウェポンには3段階のレベルがあり、道中で「銀の招き猫」を取ると1段階アップ、ダメージを受けると1段階ダウンする。サブウェポンの強さはレベルに関係ないが、所持金を消費するため小判がないと使えない。例外としておんぶ技だけは小判を消費せずに使える。なお、特殊能力の武器や飛び道具で敵を倒したら、アイテムが出現しない。
ゴエモン[]ご存知このゲームの主人公。ちゃきちゃきの江戸っ子。武器が使いやすい上、今作ではAボタンをタイミングよく押すことで2段ジャンプができるので、最も初心者向き。また、特定の場所で思わぬショートカットができることも。
メインウェポン:キセルキセルで相手を叩く。“キセル→銀のキセル→金のキセル”の順にレベルアップする。全体的に使いやすく、武器のレベルが上がるにつれて攻撃力が上がり、リーチが長くなる。サブウェポン:小判(1両消費) ためうち:炎の小判(3両消費) おんぶ技:波動小判全員共通として、サブウェポンは上にも投げることが出来る。スーパーファミコン版と違い、炎の小判・波動小判は敵を貫通しない。炎の小判・波動小判は全サブウェポンの中で一番攻撃力が高い(金のキセルに匹敵する)が、炎の小判はために時間がかかるので連射ができない。波動小判は連射が可能。特殊能力:チェーンキセルイベントで入手。卍(海外では★)ブロックを壊すことができる。メインのキセルと違い、横方向にしか攻撃できない。リーチが長いので、小判と同じ使い方ができる。エビス丸[]ゴエモンの相棒で、自称「正義の忍者」。Aボタンのジャンプ力は一番低いが、ジャンプ中に十字キー↓で出せる「ヒップアタック」はゴエモンの2段ジャンプに匹敵するため(ただし横への移動が遅い)、高い足場へ渡るときに重宝。しかし、全体的にも少々慣れが必要な上級者向け。
メインウェポン:しゃもじ・羽子板例によって毎回メインの武器が変わるエビス丸。今回はしゃもじ(羽子板)で相手を奥や手前に吹っ飛ばす。“なにわのしゃもじ→麗しの羽子板→化粧羽子板”の順にレベルアップする。武器の振りが少々遅い。先述のヒップアタックは、足場を渡るときに重宝するほか、下にいる敵を押し潰して攻撃することもできる。サブウェポン:手裏剣(1両消費) ためうち:おならボム(海外では毒吹きガス)(3両消費) おんぶ技:ゲシュニンキラー手裏剣はスーパーファミコン版と違い、伏せて撃っても地形に沿わず、横に飛ぶ。ゲシュニンキラーは手裏剣が敵を追いかける。画面奥にいる敵を倒すこともできるので非常に便利。おならは自分の周囲を攻撃できるがリーチは短く、威力も低いのでゲーム中の使用機会はほとんどない。しかし、最後の最後でこのおならが意外な活躍を見せることに。特殊能力:美声のメガホンイベントで入手。「ホニー」という声が岩となって実体化し、攻撃するほか足場にすることもできる。攻撃する、一定時間経過などで壊れる。前に放ったものが消滅しないと次が打てない。基本のジャンプ力が低いエビス丸には、生命線とでもいえるほど、重要な武器。ヒップアタックと併用することで、ゴエモンでも届かない高い足場も渡ることができる。サスケ[]物知り爺さんがこしらえた、硬派なからくり忍者。今回は水中でも活躍。移動速度が速く、体が小さいので攻撃をかわしやすい。ジャンプ力はやや高いほうだがゴエモンの2段ジャンプには劣り、届かない足場も存在する。
メインウェポン:くない・ちょんまげ横攻撃へはくないで相手を斬りつける。“くない切り→くない大切り→くない二刀投げ”の順にレベルアップする。最大レベルでは、斬りつけに加えて横に投げくないで攻撃できる。(ただしアイテムを落とさなくなるという欠点がある)1・2レベルともに、ややリーチが短い。上方向および伏せているときはちょんまげで攻撃。攻撃力はメインウェポンの強さと同等。リーチが長く、ジャンプ中も使える、優れた攻撃。サブウェポン:花火爆弾(2両消費) ためうち:大花火爆弾(5両消費) おんぶ技:八双クナイ爆弾は放物線上に飛ぶ。伏せて使うとその場に置くことができる(ガケの場合は下に投下する)。また大花火爆弾はヒビわれたブロックを壊すことが出来る。八双クナイは8方向にクナイを投げる。ボタンを押してから攻撃までに少々タイムラグがあるが、絶え間なく撃っていれば、さほど気にはならない。特殊能力:サスケダイブイベントで入手。水中仕様に変身し、水中にもぐれるようになる。水中での攻撃はくないのみ。動きに制約が付くので、初心者には、少々つらい。ちなみに、後の「がんばれゴエモン〜大江戸大回転〜」では、ヤエと同じくダッシュ攻撃になった。ヤエ[]秘密特捜忍者の一員で、ゴエモンたちのお姉さん的存在。地上では特に目立つほどの有利な点が少ないが、水中では大活躍する。
メインウェポン:刀刀で相手を斬りつける。“忍びの剣→くのいちの刀→覇王の刀”の順にレベルアップする。リーチはそこそこだが、小さい敵には当てにくい。サブウェポン:バズーカ(2両消費) ためうち:ホーミングバズーカ(5両消費) おんぶ技:ナパームバズーカホーミングのほうは名の通り、狙いをつけた敵を追尾する。威力は通常撃ちと変わらない。タメる時間を考えると、使い勝手はいまひとつ。ナパームは敵にヒットすると拡散して周りの敵を攻撃する。正面しか攻撃できず、威力も通常打ちと同程度なのが難点。特殊能力:人魚変化の術最初から使用可。人魚に変身して水中にもぐれるようになる。水中での攻撃はダッシュとバズーカ(地上と違いバズーカは小判を消費しない)。ダッシュ中は無敵だが、終わり際にスキがある。サスケより操作しやすく、ダッシュアタックやバズーカも便利。ゴエモンインパクト[]シリーズおなじみの巨大からくりメカ。今作では、最初のうちはビスマルに洗脳されて、大江戸城で暴れまわっていた。ゴエモンたちによって救われた後は、巨大メカボス戦で活躍するほかエリア間を移動する際にも登場する。
なお今作では、『がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜』などにあった、障害物を壊して油(体力)や小判を稼ぐステージは無くなっている(油は500、小判は573両(海外は150両)で固定)。
ミスインパクト[]物知り爺さんがゴエモンインパクトの助っ人として開発した女性型ロボット。能力はゴエモンインパクトとほぼ同じだが、若干華奢になっている。モデルはおみっちゃん(それを聞いて彼女は気絶した)。
テンプレート:節stubコミックボンボン誌上で連載されたが、内容は本作と綾繁一家の黒い影を併せたものである。作画は山藤ひろみが担当した。
テンプレート:Navbox generic
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