ガリュード

ページ名:ガリュード

登録日:2025/04/19 Sat 23:59:59
更新日:2026/06/05 Thu 08:57:26NEW!
所要時間ハハハハハッ、約 5 分で読もうよ! 吠ゥ……!



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※推奨BGM:「ビリビリBe-lie-ving」



NEXT NO.1 BATTLE!



女王の切り札、“リングハンター・ガリュード”


指輪狩りの戦士!?


お前は俺の獲物だ。


吠の兄、クオン登場!


ではお望み通り始めようか、指輪争奪戦……!


激化する指輪争奪戦!!



8


正邪ゆらめく、指輪の狩人



READYYY GOO!!




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お前は俺の獲物だ。


その口癖…! 兄ちゃん? 兄ちゃんなのか?


ああ、ただいま。そしておかえり、僕達の世界へ……




クオンとは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の登場人物である。


演:カルマ / 藤原聖(中学生時代)




×概要×

初登場は第7話「心ときめけ!結集、ゴジュウジャー!」のラストにおけるガリュードとしての登場だが、本格的に登場するのは続く第8話「正邪ゆらめく、指輪の狩人」。
世界的な大手AI企業・クオンAIコンツェルンの社長にして、遠野吠の実の兄・遠野久光ひさみつ


社長!? 社長って、あれか? [[「ア(ピー音)と!」>飛電或人]]か?
[[ライジングホッパー!!>ライジングホッパー]]
渾身のギャグのはずなんだけど…


約10年前に弟と共にノーワンワールドに迷い込んだ際、吠を逃がして以降行方不明になっており、吠からは死んだとすら思われていたが、実際は同じく人間界に帰還し、本名を捨てて「クオン」と名乗っている。
また、吠の普段の口癖である「お前は俺の獲物だ!」の本来の持ち主だが、吠が片手の指で丸を作るのに対し、クオンの場合は両手の人差し指で×印を作っている。


ずっと吠を探していたらしく、テガソードの里を訪れた際に再会し、自分の右腕になるよう誘うのだが……?



×人物像×


お前は僕の獲物だよ、愛しい弟……



一人称は「僕」だが、感情が荒ぶると「俺」になり、言動も乱暴になる。
そして大企業の社長というのは世を忍ぶ仮の姿であり、その実態はブライダンの一員……それも女王テガジューンから直々に力を授けられた切り札的存在。
既に指輪争奪戦にて数々のユニバース戦士達を倒しており、現在はゴジュウジャーのセンタイリングに狙いを定めている。
第7話ラストでは不意を突く形でティラノレンジャー(ユニバース戦士)を狙撃し、変身者の往歳巡をノーワンワールドへ連れ去った。


かつては我が身を犠牲にしてでも弟を逃がすような心優しい性格の持ち主であり、文武両道ぶりも相まって弟からも慕われる好青年だったようだが、社長となった現在は面影の欠片もなく、ノルマを達成できない社員に制裁を下す無慈悲な冷血漢に変わり果てている。


実の弟である吠に対しては歪んだ愛情を向けており、「お前は本当に昔からグズだね」「昔のバカな自分を見てるようでイライラするね」「お前はもうまともにはなれないよ……一生ジャンク品だ」などと痛烈に扱き下ろし、
心が揺らいだ隙を突いて言葉巧みに唆す手法を取り、一度はゴジュウジャーの面々との仲間割れを誘発して孤立させ、指輪争奪戦から離脱させるまでに追い詰めている。


続く第9話ではテガソードの里に来店。
「トップ企業の社長がこんな店に何の用です?」と訝る百夜陸王を始めとしたゴジュウジャーの面々に自分と吠の関係を明かし、


僕は兄として吠の事を誰よりも知っている。彼はとても純粋だ。まるで地上に舞い降りた天使のように…


“天使”? フッ…。吠くんが?


バンッ!!(テーブルを叩く音)


何がおかしい? 吠は僕の愛、僕の希望、僕の……お人形。だから思うんだ。僕は吠を正しく導かなきゃならないってね……


よって、吠の友達は僕が選ぶ。……まあ、君達全員失格だ。


何? こいつ……


……


そんな事、何でお前が決めるんだ!?


どうかな? もう二度と吠に近づかないと約束してくれるかい?



と、歪みきった独占欲や愛情を吠本人のいないところで4人に余す事なくぶちまけ、彼らを心底ドン引きさせた。直前まで愛想を振りまいていた一河角乃も、渡した名刺をそそくさと回収した。
あまりに勝手な言い草に対し「断るよ! 僕達と彼の好きにさせてもらう」と怒りを示す陸王に反論されると、「そっか。だったら……殺すしかないか」と即座に殺害が選択肢に上がる異常性を見せつけている。
加えて『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.5にて、「吠がやってる事って、いつも横取りしたくなっちゃうんだ」とさらなるサディスティックな面も語っており、もはや吠に対する執着は気持ち悪い異常そのもの。
第19話でもゴジュウポーラー(熊手真白)に対して「僕に神はいない。いるのは可愛い天使だけだ……」と、テガジューン以上の優先順位である事を示唆している。そしてこの発言により「まるで天使のよう」という比喩ではなく、本気で吠を天使扱いしている事が確定となった。
一方でブーケの酒乱っぷりについていけず、『ゴジュウジャー』本編&『ナンバーワン懺悔室』初登場にして白目でダウンというキャラ崩壊を披露する場面も。


なお、両親に関しては「彼らは養子をとって、もう前に進んでる。それでいいじゃないか」と吠とほぼ同じ発言をしており、彼と同じく生きていた事を伝える気はない模様。


そんな彼に対し、吠は第9話で宣戦布告と共に決別を言い渡したのだが、実は他4人にとっても、

  • 百夜陸王→人の輝きを曇らせる
  • 暴神竜儀→家族を「人形」呼ばわりする
  • 猛原禽次郎→家族を自分のエゴで縛り付ける
  • 一河角乃→下の兄弟を苦しめる

……と、ものの見事に全員の地雷を踏み抜いている。
特に竜儀は第10話で「お前にも、厄介な家族がいるんだな……」とはっきりと吠に同情しており、ある意味「ゴジュウジャー」というチームのターニングポイント的存在。
そして第19話の出来事を通し、吠と真白の関係が大きく改善される原因にもなっており、皮肉にもゴジュウジャーを団結させる大きな要因となっている。


その立場上、ブライダン内での立ち位置も独特。
自分に力を与えてくれた主テガジューンからの信望は厚く、彼自身も彼女には従順だが、それ以外の面々には仮にも仲間でありながら辛辣な態度を隠さない。
一応、Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークからは実力を高く評価され、ブーケとも理系同士ある程度話は合うようだが、両者からも快く思われてはいない様子。
ブーケは第10話で往歳の自我を奪い、テガジューンの操り人形にする彼の非道なやり口に明確な嫌悪感を覚えており、
Mr.シャイニングナイフはセンタイリング ギンガマンをゴジュウユニコーンに奪われたせいで愛想を尽かしたMrs.スイートケークが落とされそうになった際、「騙されてるよハニー! こいつは絶対、『愛してる』と言いながら殴ってくるDV男だよ!」あまりにも的確に評し、
その後の戦闘を見物しながら「どっちも倒されねえかな」とぼやいたり、「どっちもやられろ!」と叫んだり*1と、クオンとゴジュウジャーの共倒れを願っていた。
事実、ゴジュウイーグルのイーグルシューター50とゴジュウレオンのレオンバスター50による射撃攻撃の盾にされた事で、Mrs.スイートケークの方からも「ひ、ひどい…。こんな人だったなんてぇ!」と失望され、夫婦仲の修復に一役買うこととなった。
とりわけファイヤキャンドルに対して「連敗のファイヤキャンドルさん」と多分の皮肉を吐いて当人を怒らせており、「ムカつくぜえっ!! あのバッテン野郎!!」と不興を買われている。
しかし、映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』では、深淵なる厄災クラディスの残党・疫病のペスティスが放ったモリスの大群を相手にファイヤキャンドル&ブーケと共闘しており、チームワークが皆無というわけではないようだ。
「吠絡みでなければ普通にかっこいい」という声も。


ちなみに住居もノーワンワールドにあるが、ブライダン城とは別の建物で、近代的な内装になっている。
第9話ラストで帰還して衣服を脱ぐと、その背中には紫色に妖しく輝く大きな×印の傷があった。
真白の見立てでは「何をそんなに焦っている? 確かにその背中の傷、放っておいたらやばそうだが」との事だが……



×もうひとつの世界では×


あっ、もしかして単位か? 留年は勘弁してくれよ。


そうだぞ、吠。主席のお兄ちゃんを見習って。


クオン…!


“クオン”? 何それ…? ちゃんと“久光お兄ちゃん”って呼びなさい。



第33話で「最後の剣」ことリョウテガソードの力で現れたもうひとつの世界「テガソードとクラディスが相討ちとなって消滅した世界」では、テガジューンを始めとしたブライダンとノーワンワールドの存在が生まれる事はなかった為、普通に吠の良き兄として平和に暮らしていた。
大学を首席で卒業し、両親との仲も良く、吠に対して「お前は昔から俺にないものをたくさん持ってるよ」と人間性を評価する*2など、真っ当な人格者となっている。
誰が呼んだか[[きれいなクオン>きれいなジャイアン]]「大学生の弟相手に『“お兄ちゃん”って呼びなさい』というのも、それはそれで気持ち悪い」とか言われたりするけど。


しかし、彼がふと会話の中で放った「ナンバーワン」という言葉がトリガーとなり、吠が世界の分岐点に引き戻され、苦悩した末に現在の世界を選んだ結果*3、並行世界の両親ともども存在そのものが消滅した。
吠に対して画面越しに「吠、俺達家族を…見捨てないよね?」と語りかけるシーンは物悲しい。


一方その頃、本来のクオンはシャイニングナイフの異変を実質スルーし、結果としてスイートケークを見殺しにしたとテガジューンの怒りを買い、電流を浴びせられる制裁を受けていた。
テガジューンにとってお気に入りの部下と言えど、さすがに依怙贔屓はしなかったようだ。


『ナンバーワン懺悔室』No.30では逆に「別の世界の吠」がクオンの前に出現。
普段の吠とは全く違う優しい態度に困惑する最中、バイト代を貯めて買ったという赤いネクタイをプレゼントされ、普段の冷酷な態度が噓のように気持ちが揺れ動きかけるが、うたた寝している間に見ていた夢だったようで、ブーケに起こされて夢から覚めたのだった。
そして呼び出しを受けたテガジューンの元に向かうが、何故か床には夢の中でプレゼントされたもので実在しないはずの、あの赤いネクタイが落ちていた……


クオンさーん?


ああ。とてもいい夢だったよ……



×弟に深い愛憎を抱いた歪んだ兄の結末×


お前は本当にグズだね。お前のせいで、僕が願いをどれだけ失った事か……!
お前を追って、ノーワンワールドに行きさえしなければ!


過去は変えられねえだろ……! いい加減前を向け!!


僕だってそうしたかった! だけど無理だ…! お前への怒りが消えない限り、お前が消えない限り!!


お前はジャンク品だ。ジャンク品でなきゃいけないんだ……!
だからね、同じところまで2人で堕ちよう、吠!



第38話で彼の過去が明らかになる。
幼少期、ノーワンワールドに偶然迷い込んでしまった吠を追って共に迷い込んだ彼は、あるアジトを見つけ、共に迷い込んだ高梨嶺、巌紅葉も含めた4人で慎ましくも平和な日々を過ごしていた。
しかし、ある日遂にブライダンにアジトを発見され、仲間達を逃がすためにブライダンに捕らえられてしまう。
彼を救出する為に拠点である『指輪の小箱城』に侵入した紅葉が見たのは、彼がテガジューンと何かの契約を交わす姿。


そして数年後、ユニバース戦士・デカレッドとして再びクオンの前に現れた紅葉が彼を救おうとするも、クオンは非情にも彼を倒し、センタイリング デカレンジャーを奪い取る暴挙に出た。
彼が交わした契約とは「ノーワンワールドで生き抜く力を得る代わりに、将来テガジューンの一部になる事」。しかし彼は力が欲しいあまりに自らその条件を飲み、同時に「クオン」の名も与えられたという。
背中にできた×印の傷はその証であり、第42話に差し掛かるとテガジューンとの同化は時間の問題となったが、これでクオンは終わらなかった。
グーデバーンを救出する為に吠達ゴジュウジャーの面々がノーワンワールドに侵入したゴタゴタの中、ブライダンに預けられていたセンタイリングを全て奪った彼はテガジューンの肉体を乗っ取り、逆に彼女を吸収してしまった*4


吠、お前達をここに呼んで正解だったよ。おかげでここまで円滑に事が進んだ。
……ありがとう……


!? その姿……!


僕はテガジューンの呪いを超越した。彼女と一つになった今、僕を縛るものは何もない。


だからここからは誰かの命令じゃない。自分の意志でお前を狩る。俺がもう一度生き直す為に……
お前が最後の……俺の獲物だ!



そして第43話。
そのまま人間界に出向くと、ノーワン怪人の如く飯島佐織を取り込んで人質に取り、強制的に従わせた幹部やアーイー達を率いて人間界へ侵攻し、遂に吠との一騎討ちナンバーワンバトルに挑む事に。


お前の全てを奪い尽くす。揺らめく赤と黒の激情、リングハンター・ガリュード……!


お前は僕の……獲物だ!



俺の世界、もう誰にも壊させねえ!


はぐれ一匹・ゴジュウウルフ! お前は俺の……獲物だ!!



テガジューンガリュードへとパワーアップし、ワイルドゴジュウウルフと相討ちに持ち込みつつ、お互いへの羨望と「吠を倒す事でしかもう自分を保てない」という心情を吐露した末に再度激闘を繰り広げるも、最終的にゴジュウウルフの「フィニッシュフィンガーウルフ」で取り込んでいた佐織を助け出された事で完全敗北。
これまで集めてきたセンタイリングも全て吠の手中に渡り、指輪争奪戦から脱落した。
だが、お互いに本音をぶつけ合えたからなのか、「本当に、憎たらしい弟だ……」と呟くその姿は、それまでのような憎しみが感じられないものだった。
しかし、グーデバーンの愛情に絆されて戦意を喪失したテガジューンにより、ノーワンワールドに強引に連れ戻されそうになったファイヤキャンドルの駆るキングキャンデラーがヤケクソで放った火炎弾が吠に直撃しそうになり……
その瞬間、クオン───否、遠野久光は彼を庇った。敵としてではなく、「兄」として「弟」を。


兄ちゃん!! 大丈夫か?


よかった……。俺はお前を許せたみたいだ……


兄ちゃん…。逝くな、兄ちゃん……!


ああ、もっと一緒にいたかったな……。僕の、愛しい弟……



敵対しながらも最期に心を救われ、自分を庇いながら散った兄の亡骸を目の前に、吠はただ慟哭するしかなかった……


そして束の間の平和が訪れ、クリスマスを過ごすゴジュウジャー達だが、兄を喪った吠の表情は晴れなかった。
しかし、そこにどこからともなく、いなくなったはずの彼の声がした。


しけた顔だね、吠。


その声……。うおっ……! まさか、クオン?


ご名答。僕がそう簡単にくたばると思った?



なんと巨神テガソードの計らいにより、吠の新たな武器「ガリューデカリバー50」として転生し、共に戦う事になったのだ。
テガソードによれば今までの彼の悪行に対する「罰」であるとの事だが、当人は人間だった頃と変わらず……あるいはそれ以上にイキイキとしながら吠にまとわりつく。


これでずーっとお前と一緒にいられるね? 吠。


なっ…! 気持ち悪ぃ…。来んじゃねえ、クオン!


“お兄ちゃん”でいいよ~。吠へのプレゼントはこの僕さ!


吠~、照れんなって。お兄ちゃんがプレゼントだよ、吠~。
一緒にケーキ食べようよ! 吠ゥ……!



ガリューデカリバー50の姿のまま宙を舞いながら、迫ってくるクオンから逃げる吠。
しかし、その表情は笑顔で、どこか嬉しそうだった……
なお、これによって彼が吠に対して向けていた執着や問題発言の数々は、テガジューンに洗脳されていたからとか感情を歪められていたからとかではなく、概ね「素」だった事が判明した。
もっとも、彼のせいでひどい目に遭った被害者達にとってはたまったものではないが……。そういえば被害者達にちゃんと謝罪したんだろうか?



×クオンAIコンツェルン×


クオンAIコンツェルンは、契約者数業界No.1。
あなたの願い、クオンAIが叶えます。


AI × 願い。さあ、実現の未来へ。



クオンが代表取締役社長を務める大手AI企業。
「世界のイノベーティブ企業100」に選出されるほど高い業績を誇り、昼食には特上寿司のケータリングが出るなど福利厚生も充実している。なお『ナンバーワン懺悔室』No.5によると、クオン本人の年収は5,000万円とのこと。
しかし、裏では成績が芳しくない社員に対してクオンから何らかの「罰」が与えられている。
第8話では営業ノルマを3ヶ月連続で達成できなかった社員が「罰」を受けており、『補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』でその詳細が語られたのだが、どういうわけか肝心の部分が規制音で隠されていた。


第27話で開発セクション統括担当・及び同社のナンバー2である設名新が登場した他、業務内容の一部が明かされ、人間そっくりの医療用ヒューマノイド「ジェネボット」の開発と販売を手掛けている。
一方、クオンは大手企業の代表である立場にもかかわらず堂々と街中で破壊活動を繰り広げていたが、これに対して何かしらの対策を行っているかは特に言及されなかった。



×リングハンター・ガリュード×


偉いねぇ……。お前は正しい選択をした。


……エンゲージ。



♪♪♪(カチャッ) ♪♪♪(カチャカチャッ)
♪♪♪(カチャッ) ♪♪♪



ガ・リュード!!



この前の…! 君が吠くんに何かを吹き込んだのかな…!?


僕は弟を解放しただけだよ。“しがらみ”という鎖から。


弟!?


“リングハンター・ガリュード”。お前達に罰を下す……



スーツアクター:齊藤謙也


クオンがテガジューンと「センタイリング テガジューン」で変身した姿。
全体的にロボットやメタルヒーローシリーズを思わせる無機質な姿が特徴で、黒いアンダースーツの上から真紅のラインが走る銀の装甲を纏い、胸部には大きな×印のレリーフが刻まれ、首元から黒いマントをたなびかせている。
また、額には横から見た銃のバレルを思わせる装飾があり、右目側に真紅と青で彩られた×印が描かれ、さらにその部位には黄色の目が備わっている。
初変身時は尋常じゃないくらい体からバキバキ音を鳴らしてからバンクなしで変身していたが、第12話からは×字に切ったタイミングで変身バンクが用意された。


テガジューンの機能上、遠距離攻撃や銃撃戦を得意とする他、センタイリングに応じた歴代戦隊レッドの偽者の召喚と使役による人海戦術、さらにはそうして召喚したレッド達を武器に変形させての距離を問わぬ攻撃
最悪の場合敵の攻撃を防ぐ盾にする事すら厭わないなど、豊富な手数やクオン自身の情け容赦のなさによって、ゴジュウジャーや並大抵のユニバース戦士を寄せ付けない強さを誇る。
ただしテガジューンとの契約の関係上、その力を使う度にクオンの身体は蝕まれ、第38話になってくると契約の証である背中の傷が全身にまで広がり、第42話では前述したようにテガジューンに取り込まれる一歩手前の状態にまで陥っていた。


なお、彼自身は巨神テガソードと契約しているわけではないが、テレビ朝日公式サイトではゴジュウジャーやユニバース戦士達と同じく「指輪の戦士たち」の枠でカテゴライズされている。
最終話で一時的に変身した際にはセンタイリング テガジューンを失っていた為、テガジューン本人が変形した上で指輪を使わずに変身し、カイザーファイヤキャンドル相手に戦った。



■装備

  • テガジューン

ガリュードの変身アイテム兼メイン武装となる、ブライダン女王の力が込められた銃型のガントレット。
大まかな形こそテガソードと似ているが、色はパールホワイトをベースに真紅のラインが走った簡素ながらも清楚な雰囲気のもので、下部には白いブレードが取り付けられている。
また、人差し指の部分がバレルとして他の指よりも長くなっている形状も相俟って、全体的には「親指と人差し指でピストルを真似た右手」「銃を握る右手」のように見える。
中指部分にセンタイリング テガジューンを装填し、ピアノとメタル調の曲が混ざったような独特の待機音と共に、ハンドガンをスライドさせるようにバレルを複数回撫でた後、ブレードを振りかぶって大きく×印を描く事でガリュードへの変身が行われる。


また、センタイリング(ユニバース指輪リング)を交換して発砲する事により、それぞれの指輪に対応した歴代レッドの偽者を召喚・使役させる事が可能(召喚されたレッドはツメガバックルのない本来の容姿となる)。
さらには上述した通り、召喚したレッドの偽者を狙撃する事で、そのレッドに応じた武器へと変形させる機能も持つ。
なお、召喚した偽者はあくまでもセンタイリングの戦闘能力のみを具現化している存在のようで、倒されてもリングはドロップしない。
いわば意思のない人形のような存在であり、第8話でゴジュウイーグルから「自分の仲間を武器にしたのか!?」と非難された際には、「“仲間”じゃない…。しもべ”さ!」と返している。
だが、第19話ではガリュードの危機に際して助けに駆け寄ろうとする描写も見られるなど、多少の自我はある模様。主君の彼らへの扱いを考えるとちょっと健気。


  • ダークウルフデカリバー50ゴー

テガジューンがゴジュウウルフのウルフデカリバー50をコピーして生成した剣。
全体的なシルエットはオリジナルとほぼ同じだが、カラーリングは黒と紫をベースに赤いラインが走った毒々しいものになり、刀身部もノコギリのような目の粗い形状になっている。
機能もあちらと同じく次元や空間を切り開く力を持つが、ガリュードはこれを攻撃の他にテガジューンのコックピットにテレポートしたり、ロボの墓場から複数のユニバースロボを召喚して後述のユニバース大獣神へと合体させる際にも使っている。
上述した通りコピー品なのだが、「あの剣……!」と反応したゴジュウウルフに対し、「いい剣だろ? お前はすぐに僕のものを欲しがる」と都合よく捻じ曲げている。


  • レオンバスター50ゴー

レオンバスター!ファイヤー!!


第38話で使用した、ライオン型のガトリングガン。
本来はゴジュウレオン専用の個人武器だが、テガジューンにセンタイリング テガジューンレオンを装填して発砲する事で召喚できる。
なおコピー品であるが故か、銃弾の色はオリジナルと異なり赤色になっている。


  • ティラノハンマー50ゴー

ティラノハンマー!ファイヤー!!


こちらも第38話で使用した、ティラノサウルスを模した小型ハンマー。
本来はゴジュウティラノ専用の個人武器だが、テガジューンにセンタイリング テガジューンティラノを装填して発砲する事で召喚できる。
なお、ゴジュウウルフからは「また俺達のものまねか?」と難色を示されたが、本人はこれに対して「お前達の力でさえ、僕の方が上手く使えるって事さ」と悪びれる事なく返している。


  • ウルフデカリバー50ゴー

僕がお前達なんかに救いを求めていると、本気で思ったか!?


お前の願いはここで潰える……


ウルフデカリバー!ファイヤー!!


やはり第38話で使用した、ダークウルフデカリバー50のオリジナルである逆手持ちの剣。
本来はゴジュウウルフ専用の個人武器だが、テガジューンにセンタイリング テガジューンウルフを装填して発砲する事で召喚できる。
劇中ではダークウルフデカリバー50との二刀流で使用し、後述の「ウルフソードフィニッシュ」でデカレッド(紅葉)を敗北に追いやった。


保有センタイリング

  • センタイリング ジュウレンジャー

何って、指輪狩りに決まってんだろ。


でも、まず…お前達に試練を課そう。


ジュウレンジャー! ハリケンジャー! ブンブンジャー!


恐竜戦隊ジュウレンジャーのセンタイリング。
第7話ラストで元々の所有者である往歳を倒し、勝利判定で奪い取った。
その後、第25話にて「ド根性ナンバーワンバトル」の試練の相手役としてティラノレンジャーを後述のハリケンレッドやブンレッドを始め、この時点で所持していたセンタイリングに対応した歴代レッドと共に召喚してゴジュウジャー達に差し向けた。
そして吠と晴渡一輝が「ジュウレン組手」を制した後は彼らを認めるかのように消滅し、以降も指輪に関してはガリュードが所持していたが、
その彼がガオレッド(ゴジュウレオン)とレッドレーサー(ゴジュウティラノ)に敗北した事でハリケンジャー・ブンブンジャーの指輪共々ベアックマ50ゴーを経由する形で真白に奪われた。


  • センタイリング ニンニンジャー
  • センタイリング ゴセイジャー

格の違いを見せようか。


ゴセイジャー! ニンニンジャー!


それぞれ手裏剣戦隊ニンニンジャー天装戦隊ゴセイジャーのセンタイリングで、物語開始以前に本来の持ち主を倒して入手した。
テガジューンと併用する事でアカニンジャーゴセイレッドを召喚する他、彼らをそれぞれ忍者一番刀とスカイックソードに変形させる。
また、ゴセイレッドのみ第43話で天使の羽根に変化させ、天装術の「ツイストルネード」を発動してワイルドゴジュウウルフを吹き飛ばした。
なお、2025年時点で『ニンニンジャー』は10周年、『ゴセイジャー』は15周年を迎えており、召喚したのはアニバーサリー繋がりも兼ねてと思われる。
この他、「初期メンバーに兄妹(『ゴセイジャー』はゴセイブラックゴセイイエロー、『ニンニンジャー』はアカニンジャーとシロニンジャー)がいる」という共通点もある。
第9話でゴジュウウルフに敗れた際にニンニンジャーの指輪のみ彼に渡ったが、これが単に指輪を落としたのか、それとも何らかの勝利判定なのかは不明。
その後第19話にて、ゴジュウポーラーとの戦闘でセンタイリング ゲキレンジャーと引き換えに奪い返し、第25話では両者揃ってド根性ナンバーワンバトル「ジュウレン組手」の相手役として再度召喚され、最終的に第43話で吠に敗れた際に所有権が移る事となった。


  • センタイリング デンジマン
  • センタイリング ジャッカー電撃隊
  • センタイリング ゲキレンジャー*5

デンジマン! ジャッカー! ゲキレンジャー!


上記と同じく、初登場時には既に所有していた電子戦隊デンジマンジャッカー電撃隊獣拳戦隊ゲキレンジャーのセンタイリング。
やはりデンジレッド・スペードエース・ゲキレッドを召喚して手駒として利用する他、第9話ではスペードエースを無数のトランプに変身させて攻撃と防御に使う原典にはない技を見せた。
また、同エピソードではデンジレッドをデンジパンチに変形させ、激獣タイガー拳の使い手たるゲキレッドに装備させるという変化球のクロスオーバー*6を披露している(ちなみにゲキレッドはそれまでの間、ゲキセイバーを使用していた)。


組み合わせの由来は“ジャッカー”“デン”“ゲキ”隊という事だろうか。
このうち、センタイリング ゲキレンジャーはゴジュウポーラーとの戦闘で奪われてしまい、第25話のド根性ナンバーワンバトル「ジュウレン組手」では、スペードエースとデンジレッドの2人が相手役として再度召喚されている。
最終的にデンジマンとジャッカーの指輪は、第43話で吠に敗れた際に所有権が移る事となった。


  • センタイリング ブンブンジャー

爆上戦隊ブンブンジャーのセンタイリング。
元々は陸王が所持していたが、第9話での乱戦の中で奪い取った。
その後、第25話にてド根性ナンバーワンバトルの試練の相手役としてブンレッドが召喚され、「爆上タイヤ引き」の審判を務めたが、「ジュウレン組手」では「10人だからジュウレン」という数合わせの都合故か、不参加に終わった


  • センタイリング ライブマン
  • センタイリング ハリケンジャー

ライブマン! ハリケンジャー!


吠、僕とも遊ぼう。


第14話の時点で既に所有していた超獣戦隊ライブマン忍風戦隊ハリケンジャーのセンタイリング。
最初はレッドファルコンハリケンレッドを召喚し手駒として用いていたが、途中でハリケンレッドを携帯忍刀ハヤテ丸に変形させ、ギンガレッド(ゴジュウユニコーン)と鍔迫り合いを展開。
その中で彼女が繰り出した「炎のドリルたてがみ」から自身の身を守る為、近くにいたレッドファルコンを盾代わりに利用した。
また、第25話では両者ともにド根性ナンバーワンバトルの試練の相手役として召喚され、このうちハリケンレッドは「ジュウレン組手」で歴代レッドの偽者達と共に戦った他、「耐え忍びハリケーン!」ではドライガンを使わずに右手から炎の竜巻を放つという技を見せた。
最終的にハリケンジャーの指輪は前述したように真白の手に渡り、ライブマンの指輪は第43話で吠の手に渡る事となった。


ちなみに『ライブマン』と『ハリケンジャー』の2作品は、

  • 初期メンバーがレッド・ブルー・イエローの3人で、このうちブルーは女性戦士
  • それぞれレッドが猛禽類(レッドファルコンはハヤブサ・ハリケンレッドはタカ)、ブルーがイルカ、イエローがライオンモチーフで、合体ロボを構成するマシンも同様
  • 初期メンバー3人の個人武器を合体させると、射撃系統の武器になる(ライブマン:トリプルバズーカ、ハリケンジャー:三重連トリプルガジェット)
  • それぞれの学び舎(ライブマン:科学アカデミア、ハリケンジャー:忍風館)が物語序盤で組織の手により壊滅させられる

……という共通点があり、それらにちなんだチョイスと思われる。


  • センタイリング ゴーグルファイブ
  • センタイリング ファイブマン
  • センタイリング ターボレンジャー

ゴーグルファイブ! ファイブマン! ターボレンジャー!


いずれも第15話冒頭の時点で既に所有していた大戦隊ゴーグルファイブ地球戦隊ファイブマン高速戦隊ターボレンジャーのセンタイリング。
第19話ではゴジュウウルフとゴジュウポーラー以外のゴジュウジャーの面々に対し、ゴーグルレッドファイブレッドレッドターボを召喚して差し向けた。
このうちファイブレッドはVソードを得物として振るい、前述の通りガリュードの危機に助けに向かおうとしていたが、ゴジュウレオンに妨害されて失敗。
そのまま3人揃って「レオンガトリングバースト」で怯んだところをゴジュウティラノとゴジュウユニコーンの手で一か所に集められ、ゴジュウイーグルの「イーグルアローシュート」でまとめて倒された。
その後、第25話では3人揃ってド根性ナンバーワンバトル「ジュウレン組手」の相手役として再度召喚されたが、最終的にいずれの指輪も第43話で吠に敗れた際に所有権が移る事となった。


ちなみに『ゴーグルファイブ』と『ターボレンジャー』、『ファイブマン』の3作品はメンバーがレッド・ブラック・ブルー・イエロー・ピンクの5人という共通点があり、『ゴーグルファイブ』はそれらの組み合わせを初採用、『ターボレンジャー』は平成初、『ファイブマン』は1990年代初という繫がりもある。


  • センタイリング ダイナマン
  • センタイリング チェンジマン
  • センタイリング マスクマン

ダイナマン! チェンジマン! マスクマン!


け。


いずれも第32話の時点で既に所持していた科学戦隊ダイナマン電撃戦隊チェンジマン光戦隊マスクマンのセンタイリング。
Mr.シャイニングナイフの暴走時に現れた際、ワイルドゴジュウウルフへとパワーアップしたゴジュウウルフに対抗するべく、ダイナレッドとチェンジドラゴン、レッドマスクを召喚。
最初は3人がかりでの人海戦術だったが、すぐさまチェンジドラゴンとレッドマスクをそれぞれチェンジソードとレーザーマグナムに変形させ、二丁拳銃としてダイナレッドに装備させる変化球のクロスオーバーで戦わせるも、最終的にはワイルドゴジュウウルフの一撃で敗れ去った。
ダイナレッドに使わせるのなら二刀流の方が良かったのでは……
その後、いずれの指輪も第43話で吠に敗れた際に所有権が移る事となった。


ちなみに『ダイナマン』と『チェンジマン』、『マスクマン』の3作品はいずれも名前に「マン」が付き、1980年代の奇数年に放送された戦隊(『ダイナマン』:1983年、『チェンジマン』:1985年、『マスクマン』:1987年)という共通項がある。


  • センタイリング デカレンジャー

特捜戦隊デカレンジャーのセンタイリング。
第38話にてデカレッド(紅葉)を倒した際に入手したが、使用する事なく第43話で吠の手に渡った。



■必殺技

  • ジューンブラスト

テガジューンのトリガーを長押ししてエネルギーをチャージし、紫色に妖しく輝く光線を発射する。
初使用となった第8話では、柱にテガジューンのブレードを刺す事で反動を抑えていた。
名称は東映公式サイト「ゴジュウジャーナル」の「ワンワン裏話」≪リングハンター・ガリュード≫、及び映画『復活のテガソード』/『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』劇場パンフレットより。


  • 我流ガリュウ乱舞零弩ランブレイド

吠。この剣の真の使い方、教えてやろう。


何っ…!?


我流…!乱舞零弩!!


ダークウルフデカリバー50を使用する技。
自身の足元から具現化させた×字型の赤いエネルギーをダークウルフデカリバー50で切り裂き、その破片を石つぶてのように相手にぶつける。
また、第38話の時のようにダークウルフデカリバー50を振るって赤黒い斬撃を放つパターンも存在する。


  • ティラノハンマークラッシュ

ハンマークラッシュ!!


ティラノハンマー50を使用する技。
赤く輝くティラノハンマー50を地面に叩き付け、赤黒いオーラと共に衝撃波を放つ。


  • ウルフソードフィニッシュ

なぜなんだ、久光!?


フフフフ…。俺はなぁ、あんたが昔から大嫌いなんだよ!
いつも正しい、あんたがなあッ!!


ソードフィニッシュ!!


ウルフデカリバー50とダークウルフデカリバー50の二刀流で放つ技。
ダークウルフデカリバー50で作った空間の裂け目に放り込んだウルフデカリバー50による左右からの斬撃と、正面の相手に繰り出したウルフデカリバー50とダークウルフデカリバー50による「×」字型の斬撃を一斉に叩き込む。



■テガジューンガリュード


僕は偽りの神・テガジューンを呑み込んだ!


仲間ごと、粉微塵にしてやる……!



ガ・リュード!!



女王テガジューンを吸収し、その力を我が物としたクオンが変身したガリュードの強化形態。
強化前と比べると、首元のマントが白を基調に赤いラインの入った「テガジューンマント」に変化し、左目側には新たに薄紫色の目が輝いているという相違点がある。
なお、第42話終盤でセンタイリング テガジューンを自らの手で破壊した為なのか、アイテムに頼らずに右腕を「×」字に振るうだけで変身可能(代わりに変身アイテムとしてのテガジューンは純粋な武器、及び歴代レッド召喚用のアイテムとしてのみ使用される)。


分かりやすく言えばテガソードゴジュウウルフに相当する形態であり、内に秘めていた吠への憎しみを解放する事で発揮される強大な戦闘力を以て、ワイルドゴジュウウルフと互いに一歩も譲らない戦いを繰り広げている。
また、テガジューンマントにはテガジューンの意思が宿っており、ここから女王テガジューンを解放するような形で召喚し、自身の手駒とする事も可能。



■ガリューデカリバー50ゴー

キングキャンデラーの火炎弾から吠を庇って落命したクオン───もとい久光が、巨神テガソードの計らいにより剣として転生した姿。
全体的なシルエットはかつて自身が使っていたダークウルフデカリバー50と同じだが、こちらは黒をベースにメタリックグレーと白、赤をアクセントに配したカラーリングとなっている点で異なる。
また、頭部をよく見ると左目が薄紫色、右目が黄色のオッドアイになり、さらに右目周辺に赤い「×」がペイントされた、テガジューンガリュードを想起させるものになっている。


テガソードによれば「『弟ともっと一緒にいたい』という願いを半分叶える代わりに与えた、これまでの所業に対する『罰』」であり、それと同時に「吠の剣として善行を積み重ねれば、いずれは元の人間に戻れる可能性もある」という。


さすがはテガソード様…。なんと慈悲深い……!
石頭も、ちょっとはマシになったみてえだな。


その関係で久光の自我はそのまま残されており、ベアックマ50やオルカブースター5050と同じく[[自身の意思で自由に行動したり、弟への情愛を包み隠さず示すようになった。>インテリジェンスソード]]誰が呼んだか「キモソード」「激キモベリアロク


戦闘においては第44話にてウルフデカリバー50との二刀流で使われた他、第45話ではニンジャレッド(サスケ)が捕まえて銀のテガソードとの二刀流で、第47話ではゴジュウポーラーがアイアイザー・スピードリオンとの巨大戦に挑む事に決めたゴジュウウルフに半ば押し付けられる形でそれぞれ使用している。
ただし、クオンとしては吠以外の相手に使われる事が気に入らないのか、サスケに対して「おい……! 勝手に僕を使うな!」と不満を漏らしていた。


あ~あ……ん? ちょっと暖かい……? 気味悪いな!!
君の方こそ、手がハチミツでべたついてるんじゃないの?
ありがたく味わえ…!


なお、最終話の描写によれば短時間であれば元の姿に戻る事ができるようで、カイザーファイヤキャンドル相手に苦戦する吠に助太刀すると同時に、愛する弟がテガソードに願いを告げる為の時間稼ぎを買って出た。
その後、吠の願いにより吠以外の初期メンバー4人が復活、真白も人としての生を終えながらも神として復活したが、クオンが完全に元の姿に戻れたかは1年後の描写も含めて明言されていない。



×巨大戦力×

女王クイーンテガジューン


アウェイキング……



クイーン・テガジューン……!!



ハハハハハッ、結婚しようよ! 吠ゥ……!



ブライダンを束ねる女王・テガジューンの真の姿で、ウェディングドレスのような意匠を持つ巨大ロボット。
本来彼女に搭乗できるのはナンバーワンバトルに勝利し、テガジューンに認められた「運命の乗り手」と呼ばれる者のみだが、第15話で「テガソードとの結婚式」という一大儀式を行うにあたり、彼女の右腕と言えるクオンが仮の乗り手を務めた。


模造品でありながらテガソードと同等以上のパワーを秘めており、クオンの操縦テクニックもあって戦闘能力はテガソードデカクロウと同等以上。
まるで踊っているかのような優雅かつ妖しげな動きや、変身アイテムとしてのテガジューンと同じく武器形態に変形して飛行しながらの銃撃など、予測不能な攻撃の数々で相手を翻弄する。


第15話以降は出撃の機会はなかったが、第33話にてクラディスの一角・戦禍のベルルムによってMr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケークを傷つけられた事で怒りの感情が芽生え、新たに「ジューンリング」を生成すると「運命の乗り手」もなしに単独で出陣。
ベルルムへの怒りに突き動かされるまましなやかな身のこなしと銃撃、頭部のジューンリングを交換しての多彩な技の応酬で肉薄するも、乗り手が不在というハンデもあってか、ベルルムの圧倒的な強さの前に敗北を喫してしまった。


必殺技

  • ジューンフィニッシュ

右半身側にあるウイング状のパーツを展開し、桃色に輝くビームを発射する。
第33話では単独で放ち、第48話ではグーデバーンの「俺様鉄拳!ブリザードクラッシャー」と、巨神リョウテガソードの「テガソード・リョウ手駕テガバースト」との合体技で使用した。


  • ブライドブラスト

ブライドブラスト!!


頭部を「センタイリング テガジューンレオン」と交換する事で発動。
「レオンガトリングバースト/テガソード・キラリ☆ライオン流星群」のテガジューンバージョンと呼べる技で、巨大なレオンバスター50を生成し、青く輝く光弾を連射する。


  • ブライドブロークン

ブライドブロークン!!


頭部を「センタイリング テガジューンティラノ」と交換する事で発動。
「ティラノハンマークラッシュ」のテガジューンバージョンと呼べる技で、巨大なティラノハンマー50を生成して地面に叩き付け、黄色く輝く衝撃波を放つ。


  • ブライドブリッツ

ブライドブリッツ!!


頭部を「センタイリング テガジューンイーグル」と交換する事で発動。
「イーグルアローシュート/テガソード・キューピッドアロー」のテガジューンバージョンと呼べる技で、巨大なイーグルシューター50を生成してその翼の上に乗り、高所から緑色に輝く光矢を連射する。


  • ブライドブレイブ

ブライドブレイブ!!


頭部を「センタイリング テガジューンユニコーン」と交換する事で発動。
「ユニコーンドリルアタック/テガソード・ファビュラスドリル」のテガジューンバージョンと呼べる技で、巨大なユニコーンドリル50を生成し、マゼンタに輝くオーラと共に揃って突貫攻撃を仕掛ける。



■ユニ大獣神



ならば、巨人達よ! 再び墓場から蘇れ!!



スーツアクター:森博嗣


ガリュードがダークウルフデカリバー50の力を利用し、ブラック大獣神にロボの墓場で眠っているユニバースロボ3体(ガオキングエンジンオーシンケンオー)の身体を召喚して強制合体させた、ブラック大獣神の強化形態。
劇中では名前が明かされなかった為、強化前の「ブラック大獣神」のままで呼ばれている。


頭部と胴体はブラック大獣神そのままだが、四肢がそれぞれ

という歪な構成となっており、また武器を握る関係か、右腕を構成するガオシャークの口から拳が露出している。


武器はブラック大獣神時代と変わらず「恐竜剣ゴッドホーン」だが、守護獣ジュウマンモスが合体していない為か、マンモスシールドは装備していない。
操縦を務めるクオンが「舐めるな。こっちは4つの力を宿している……」と豪語するだけあって、そのパワーはブラック大獣神を大きく上回っており、テガソードデカクロウと巨神グーデバーンに一度は撤退を選択させたほど。


必殺技

  • ダイシン侍斬り(ユニバース大獣神バージョン)

シンケンオーの必殺技「ダイシンケン侍斬り」のユニバース大獣神バージョン。
ゴッドホーンで円月を描いた後、「斬」の文字ごと袈裟斬りを繰り出す。
技名は東映公式サイトで紹介されたもので、他の技と違って劇中では言及されていない。
そもそもダイシンケンを使っていない為、「恐竜剣侍斬り」か、他の技に合わせて「ブラック侍斬り」とでも呼んだ方がいいような……


  • グランプリ

エンジンオーの必殺技「ゴーオングランプリ」のユニバース大獣神バージョン。
加速して相手に接近しつつ、ゴッドホーンで切り裂く。
なお、両手でゴーオンソードを振るう本家と異なり右手のみで振るう他、すれ違いざまに直接切り裂くのではなく、刀身から青白い光刃を飛ばす形になっている。


  • アニマルハート

ガオキングの必殺技「天地轟鳴アニマルハート/スーパーアニマルハート」のユニバース大獣神バージョン。
ユニバース大獣神の周りに合体している7体(守護獣ティラノザウルス、守護獣プテラノドン、炎神スピードル、ガオシャーク、ガオタイガー、龍折神、熊折神)の幻影を出現させ、紫色に輝くビームと共に発射する。
この際、「ブラックアニマルハート」のカットインが入る演出がある。
第19話でテガソードホワイトバーンの「テガソード・ハートブレイカー」と撃ち合いになるも、この時発生したオオカミシロクマの幻影に7体の幻影がしばかれた事で、まるで正気に戻ったかのようにUターンする事態が発生。
そのまま因果応報とばかりに、ユニバース大獣神自身が利用してきたメカ達の幻影に体当たりされ、爆散する結果になってしまった。



×余談×

  • 演じるカルマ氏は俳優を目指して16歳で地元福岡県を離れて上京し、オーディションやエキストラなどをこなすも5年間鳴かず飛ばずの苦しい時代を過ごしていたが、2018年にYouTuberとして人気を博して2年間活動した後、2021年にエイベックス・マネジメントに所属し、2023年に俳優デビューを果たした異色の経歴を持つ。
    初登場した第8話以降、毎回凄まじい怪演を披露し、視聴者と共演者とスタッフをドン引きさせている彼だが、アニメイトタイムズのインタビューにて役作りに関して「作品とキャラクターをもっと愛してもらうには、圧倒的な恐怖を与えなきゃいけないし、悪のヘイトも買わなきゃいけない。台本を読むたびに『やりきらないといけない』と思っています」と意気込みを強く語っている。
    • そのような心配をよそにカルマ氏が夏に帰省した際、友人の娘らしき子から「クオンは少し怖いけど強くて超かっこいいから私が危険な時は変身して助けてね!」と懇願された他、散歩中に子供達に「クオンだ」と囲まれ、キラキラした眼差しで「今ガリュードに変身してほしい」とせがまれた際に「今は指輪争奪戦中だから指輪が取られない様に社長室に厳重に保管してあるんだ!」と返しつつ、去り際に両手の人差し指で×印を作ったという微笑ましいエピソードも。

  • 敵対するまでは兄に尊敬の念を抱いていた吠だが、実は吠役の冬野心央氏はカルマ氏の大ファンという事が、ニュースサイト「クランクイン」に掲載されたカルマ氏へのインタビューの中で明かされている。
    また、カルマ氏の公式ファンクラブ「ここカルマ教言うてな」に冬野氏も会員登録しているが、その際に下の名前(心央)にちなんだ会員証の「No.30(ミオ)*7」をプレゼントされたという。

  • 第15話はシリーズでも類を見ないレベルの敗北回*8だったのだが、それ以上にクオン(とテガジューン)の言動が強烈過ぎた結果、それどころではない視聴者が続出する事態になってしまった。
    同エピソードではテガソードまで声が届いていないのに「結婚しようよ! 吠ゥ……!」の大問題発言があまりの反響を呼んだ結果*9、この場面の台本が『ゴジュウジャー』公式Xにて特別に公開され、本当に台本通りだった事が判明してしまった。
    なお、この事を松浦大悟チーフプロデューサーから聞かされたカルマ氏は自身の公式Xにて、「待って恥ずかしいって笑笑」「最高の反響だから台本公開しました!って伝えられて速攻確認したらマジで公開しとる」「そんな事ある!?笑」とポストしている。
    • このセリフに対し、映画『復活のテガソード』の公開を記念してアニメイトタイムズに掲載されたインタビューにて、冬野氏は「冬野個人としては、嬉しいですけど(笑)」と反応すると共に、「でも、あのセリフにはびっくりしましたね。吠は可愛がられているのか、イジられているのか……(笑)」とも回答している。
    • なお、『ナンバーワン懺悔室』No.21で直接この台詞と共に迫られた吠の反応は「ウワアァァァァァ!! イヤアアアアア!!(高音)」であった。ただ冬野氏自身としては上記の通りの為か、よく見ると若干笑顔である。
      さらにNo.29では過去のMr.シャイニングナイフに扮した吠に背後から近づき、過去のMrs.スイートケーク役の禽次郎を押しのけながらセルフパロディとして「ハハハハハッ! “Mr.遠野&Mrs.遠野”になろうよ、吠ゥ……!」という発言をかましている。ブーケ「待って。ミ、Mrs.とMr.、どっちがどっ…どっちがどっち……」

  • クオンの名前の由来は「遠野久光」から野と光を無くして「久遠」、ガリュードの名前の由来は「狩人」と思われる。
    • 第9話の東映公式エピソードガイドによると、本名の「久光」は「遠い昔に自分を無くしてしまったキャラクター」という意味で「久遠」という言葉から取られたもの。その「久遠」が遠野の「遠」も含んでいたため、「クオン」は「久光という自分を無くして名乗る名前」となったそう。

  • ビジュアル面で見ると、動物モチーフで剣を扱うゴジュウジャーに対して銃を持った狩人、金色が差し色に入ったゴジュウジャーに対して銀色の装甲、ゴジュウジャーのシンボルの「◯」に対して「×」……と、何から何まで対になっている。

  • ブライダンとしての結婚式モチーフは恐らく「仲人」
    仲人と言えば新郎新婦の間を取り持ち、お見合いや披露宴など様々な場面で結婚をサポートする仕事だが、第15話のテガジューンとテガソードの結婚式にてその役目を果たす形となった。劇中での扱いはむしろ花嫁(吠)をかっさらいに来た間男な気がしないでもない。

  • 第42話でテガジューンを取り込む直前に指輪の小箱城の大扉の奥から顔を覗かせるシーンだが、その絵面があまりにもクソコラじみたシュールだった事から、「クソデカクオン」としてトレンド入りする事態になった。
    なお、カルマ氏にとってもこの事態は想像していなかったらしく、「俺もあんなドデカ扉から顔面こんにちはする事になるとは思ってもなかったよ笑」との事で、ブーケ役のまるぴ氏は自身の公式Xで「マジで本当にwwwwwww ゴジュウジャー史上一番面白いwwwwww」とリプライした他、ファイヤキャンドル役の三本木大輔氏は「どちゃくそわろた」、飯島碧役の湯田幸希氏も「ここ笑っちゃった」とそれぞれリポストしている。

  • 東映公式サイトによれば、クオンの顛末について当初は「彼がしてきた過ちを考えれば、やはり生かしてはおけないのではないか?」と議論されていたが、メインライターの井上亜樹子氏による「でもそれじゃあ、あまりに吠が可哀想すぎませんか?」という一言により、「Q. 禊と赦し、その中道を行くのはなんだ?→A. うーん。そうだ、剣にしよう!!」という斜め上の発想であのような形になったという。
    これについて松浦Pは「目から鱗の気分でした。どうせ傲慢にキャラクターの生き死にを決めるのであればだったら多少突飛でも、彼らが笑顔の方が良い。だってこれは、明るく元気な、スーパー戦隊だから。だからこそ、『赦し』が必要だったんだと思います」と振り返っている。


追記・修正の時間だ。……お前に罰を下す。



×




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*1 これらの発言はMr.シャイニングナイフ役の杉田智和氏のアドリブ。
*2 ただ、内容は「ハンバーグ一つに本気になれるところ」「動揺するとすぐミスしちゃうところ」など、どちらかというと欠点に近い。もっとも、嫌味で言っているというよりは信頼関係があるからこその「いじり」に近いものであり、吠もそれを知ってか「俺にそんな事言うの、兄ちゃんだけだぞ」と返している。
*3 並行世界を選べば家族を取り戻し、クラディスが消滅するなど吠にとって良い事尽くめだが、同時にテガソードも消滅……即ち陸王達の願いまでも消し去ってしまう為、それを良しとせず元の世界を選んだ。
*4 この影響で髪型も変わった他、白いメッシュの面積も大きくなり、左目が薄紫色のオッドアイに変化した。
*5 なお、第8話の次回予告で原典と同じ容姿のゴセイレッド、アカニンジャーが映された時点で「ベルトがないスーツであるゲキレッドはガリュードが使うのでは?」と一部で予測されていた。
*6 ゲキレッド/漢堂ジャンの父・ダンを演じたのはデンジブルー/青梅大五郎を演じた大葉健二氏であるが、それを意識した組み合わせなのかは不明。
*7 カルマ氏が事前に確保していたもの。
*8 同レベルとなると、マシン帝国バラノイアに地球征服されてしまった『超力戦隊オーレンジャー』くらい。
*9 演じたカルマ氏も台本を読んだ際、プロデューサーに「なんですかこれは?」と尋ねた事を自身の公式Xで明かした他、まるぴ氏も自身の公式Xに「結婚しようよ、吠がパワーワードすぎる怖い」とポストしていた。

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