登録日：2021/08/25 Wed 16:34:05
更新日：2024/06/03 Mon 13:44:41NEW!
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何だね、君は？？
パウ・パトロールです。
『パウ・パトロール ザ・ムービー』とは、アニメ『パウ・パトロール』のスピンオフ作品並びに長編映画である。
監督を務めるのはカル・ブランカ―氏。
大都市アドベンチャーシティを舞台に、パウ・パトロールのメンバー達が、ライバール市長の野望に立ち向かう物語。
本作では映画限定のビークルやパウパック、コスチュームが登場したほか、普段のビークルやパウパックにも映画限定の機能が付加されている*1。
長編映画の第2弾『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』が2023年に公開された。長編映画の第3弾も2026年の公開を予定している。
～パウ・パトロールのメンバー～
- ケント(CV:潘めぐみ)
「君が誰より勇敢な子だったから、一緒にいたいって思ったんだ。」
ご存知パウ・パトロールの指揮官兼参謀を務める10歳児。
リバティからライバール市長がアドベンチャーシティの市長に就任した件で相談を受け、アドベンチャーシティに向かう事に*2。
アドベンチャーシティに向かう事になった際、「俺は行かない」と叫ぶチェイスに戸惑う他のメンバーにチェイスの過去を語った。
実は…トラックに轢かれそうになっていた幼少期のチェイスを助けたのは彼だった。
幼いチェイスは当初、彼を拒絶する素振りを見せていたが、彼の慈悲深い性格に心を開き、彼の元へ歩み寄った。
ラブルの手助けを経てわんちゃんマナースクール（犬の牢屋）を出たチェイスは、その後、彼と初めて出会った道に出向き、初めて彼と出会った時の事を思い出していた…
アドベンチャーシティ到着後はメンバー達にアドベンチャーシティでの居住区兼基地であるパウタワーを紹介した。
過去の悲劇が原因で弱音を吐くチェイスを気遣い、パウ・パトロールやアドベンチャーシティの住人に散々迷惑をかけたライバール市長とニャン・パトロールを怒る事なく助けるなど、本作でも彼の慈悲深さは健在である。
- チェイス(CV:石上静香)
「任せてくれだぜ、ケント！」
心優しい性格の持ち主なジャーマンシェパードの男の子。映画限定のビークルはスーパーポリスカー。
実は本作の涙腺崩壊兵器であり、パウ・パトロールに入隊する前は悲しい過去を持っていた。
幼少期にアドベンチャーシティで飼い主だった人間に捨てられ、右も左もわからず、通行人に踏み潰されそうになりながらもアドベンチャーシティを彷徨っていた。
そう、パウ・パトロールに加入する前は捨て犬だったのである。
狭い道を懸命に走って広い道に辿り着いた直後、トラックに轢かれそうになるが…
ケントがアドベンチャーシティ行きを決めた際に過去の悲劇を想い出し、アドベンチャーシティに行く事を拒んでいたが、ケントに説得され、アドベンチャーシティに出向く事に。
アドベンチャーシティでは過去の悲劇に囚われ、人助けが上手にできない自分に絶望してしまうが、リバティの後述の発言がきっかけで過去の悲劇を乗り越える事ができた。
そして暴走したクラウドキャッチャーが原因でパニック状態のアドベンチャーシティで人助けをしている最中、ある異変に気付く事になる…
「ケントー！！！！！」
暴走したクラウドキャッチャーが原因で倒壊寸前のライバールタワーに取り残されたケント。彼を助けようとした時にトラウマが再燃する。
しかし勇気を振り絞り、チェイスは雷雨の中、崩れゆくライバールタワーへジャンプ！見事瓦礫で動けなくなったケントの救出に成功し、彼に感謝されるのだった。
本作でも彼の面倒見の良さは健在で、ガスを助けた後に母親と離れ離れになったウミガメの子供に優しく語りかけ、ケントと一緒にウミガメの子供を母親の元に連れて行った。
- マーシャル(CV:小市眞琴)
「よ～し、もう花火の時間はもう終わりだよ。」
うっかり者のダルメシアンの男の子。映画限定のビークルはスーパーファイヤートラック。
本作では火事の消火に高い場所に取り残された人達の救助にと、普段のドジっ子ぶりが嘘のように、華麗な活躍を魅せる。また、他のメンバーがアドベンチャーシティ行き決定でテンションが上がっている最中にチェイスが寂しそうな目で「あそこ（アドベンチャーシティ）には絶対戻らない」と呟いてるのを見て心配するなど、友達思いな一面も垣間見せた。
- スカイ(CV:井澤詩織)
「雷？綺麗ね。」
頭脳明晰なコッカプーの女の子。映画限定のビークルはスーパーフライングヘリ。
過去の悲劇が原因で弱気になるチェイスに寄り添い、チェイスが人助けが上手にできない自分に絶望して行方をくらました際は彼の事を必死に探すなど、本作では健気で思いやりのある女の子という印象が強くなっていた。
実は後にスカイにもチェイスと似たような辛い過去がある事が判明して…
当然の事ながら、本作でも彼女の素晴らしく切れる頭脳は健在で、最後の最後に美味しいところを全部持っていってしまった。
「さあ、クラウドキャッチャー！！私と勝負よ。」
暴走したクラウドキャッチャーを止めに行った際、スーパーフライングヘリをクラウドキャッチャーに＼ドッカーン！！／とぶつける豪快な作戦で暴走を止める事に成功。
他のメンバーはこの光景を見て歓声をあげていたが、スカイ自身はあっさり「たいした事ないわ」と言ってのけた。
そしてこの次に日本で公開された映画『大空のミッション・パウ』でも、やはり最後に美味しいところを全部持っていってしまった。
- ラブル(CV:松田颯水)
「鬘も吹っ飛ぶ程激しい風や！」
関西弁を話すイングリッシュブルドッグの男の子。映画限定のビークルはスーパーパワーブルドーザー。本作ではマーシャルに代わり、三枚目キャラを担当する。
溢れ返ったメープルシロップを見て、すかさずワッフルとパンケーキとフレンチトーストを用意する、大量の荷物をパウパトローラーに詰め込もうとするも失敗に終わる、強風で飛ばされたマーティ・マックレーカーのリーゼントヅラを回収して装着し、ドヤ顔を決めるなど、食いしん坊でお茶目な一面を垣間見せた。
だが、本作ではスカイに負けじ劣らずの切れ者ぶりも魅せており、ケンドラ・ウィルソンから暴走したクラウドキャッチャーを止めるようお願いされた時は彼女の口から発せられた難しい科学の専門用語を即座に理解し、ヤバい嵐が来ると察知した。
- ロッキー(CV:小堀幸)
「ゴミはギュッと小っちゃく！」
ご存知「~であります」口調の雑種犬の男の子。映画限定のビークルはスーパークリーンクルーザー。
本作では散らばった花火をバケットで回収したりジェットコースターのレールを倒れないように支えたりと、几帳面らしく、優雅な活躍を魅せる。また本作ではぬいぐるみのようにフッサフサ。ボールを追いかけるシーンはキュン死必須！
- ズーマ(CV:矢作紗友里)
「僕、潜っちゃうよ！」
しっかり者のラブラドールレトリーバーの男の子。映画限定のビークルはスーパーホバークラフト。
川に流された車を懸命に追いかけ、車に乗っていた一家を救出した。
本作でも遊び大好きな一面は健在で、車に乗っていた一家を救出している最中、呑気に撮影に興じる父親と娘に便乗して一緒にポーズを決めていた。そして母親に「そんな事してる場合じゃないでしょ！？」と指摘された。
- リバティ(CV:安倍なつみ)
「怖いって気持ちに負けないで前へ進むんだ、だからヒーローなんだよ。」
アドベンチャーシティ在住のダックスフンドの女の子。
ライバール市長がアドベンチャーシティの市長に就任した事に危機感を抱いた為、助けを求めてケントを訪ねた。
ケントに助けを求めた事が縁でパウ・パトロールと行動を共にする事に。
パウ・パトロールの正式なメンバーに迎えられ専用のビークルとパウタグを贈られる前はオンボロワゴンを所有していたが、走行中に車輪が取れないか心配していた。
正直者で思った事をストレートに口にする一面があり、彼女の前述の発言がチェイスが過去の悲劇を乗り越えるきっかけになる。
類稀なる演技力も披露しており、持ち前の名演技でライバール市長を騙したり、ブッチとルーベンを翻弄した事も。
口調はさながら江戸っ子のようである。昔はモーニング娘。だった。
～アドベンチャーベイで暮らす人々や動物～
- グッドウェイ市長(CV:勝生真沙子)
言わずと知れたアドベンチャーベイの市長。
パウ・パトロールがガスの危機を救う様子に、「さすがだわ、パウ・パトロール！！」と賞賛の声を惜しまなかった。
その後、パウ・パトロールがアドベンチャーシティの危機を救って表彰された際はチカレッタと一緒に表彰式を見学していた。
- チカレッタ
グッドウェイ市長のペットのニワトリ。
グッドウェイ市長と一緒にパウ・パトロールがガスの危機を救う様子を傍観し、アドベンチャーシティの危機を救ったパウ・パトロールの表彰式にも訪れていた。
- タルボット船長(CV:辻田啓一)
パウ・パトロールと親しい海洋学者で、グッドウェイ市長の古い友人。
橋から落ちそうになっているガスと彼のタンクローリーを目撃し、ガスの為にパウ・パトロールを呼んだ。
また、パウ・パトロールがアドベンチャーシティの危機を救って表彰された際は表彰式を見学していた。
- ケイティ
- フランソワ
- ポーター
- ユミ
- アル
アドベンチャーベイの住人達。本作ではセリフなし。
ガスの危機を救ったパウ・パトロールに拍手を贈っていた。
～アドベンチャーシティで暮らす人々や動物～
- ケンドラ・ウィルソン(CV:皆川純子)
お天気研究所の責任者を務める女性。
ライバール市長に部下共々脅迫された挙句ライバール市長に自身の発明品であるクラウドキャッチャー*3を奪われる事に。そして、ライバール市長にクラウドキャッチャーのリモコンを壊された。
その後、パウ・パトロールに暴走して制御が効かないクラウドキャッチャーを止めるようお願いした。
ライバール市長がアドベンチャーシティの市長に就任した様子を中継するレポーター。アドベンチャーシティのテレビ局に勤める。
内心ではライバール市長を快く思っておらず、密かにパウ・パトロールを応援していた。
リーゼントが自慢だが、実はヅラである。終盤ではラブルに自身のリーゼントヅラをプレゼントした。
- ブッチ(CV:落合福嗣)
ライバール市長の付き人その1。少々小太りで髭を生やしている男性。
ライバール市長がシルクハットを台無しにするたび、予備のシルクハットを用意している。恐らくライバール市長が一番迷惑かけてる人物。
- ルーベン(CV:竹内良太)
ライバール市長の付き人その2。スリムな体型とチョビ髭が特徴の男性。
よくブッチと掛け合い漫才のような言い合いをする。
ライバール市長がアドベンチャーシティの市長の地位を剥奪された後の消息は不明だが、EDではブッチと一緒に2人乗りの自転車で逃げている様子が映し出された。
- トニー(CV:小林達也)
リバティと親交のある青果店の店主。フレンドリーで器量が良い性格な為、リバティに懐かれ、彼女に無償で店頭の果物をあげる程仲が良い。
- カルメン(CV:宮本茉奈)
リバティと親交のあるショップ店員。リバティに情報を提供する事が多い。
結果的に彼女からの情報提供とリバティの類稀なる演技力がなかったら、ケントやスカイ達は行方をくらましたチェイスを見つける事ができなかった…かもしれない。
- ハリス(CV:井川康平)
チェイスがブッチとルーベンの策で迷い込んだわんちゃんマナースクール（犬の牢屋）で出会う、ラブラドールレトリーバーの男性。
真面目で穏やかな性格で、チェイスに紳士的に接していた。
また、チェイスにわんちゃんマナースクール（犬の牢屋）やデロリスの事について色々と教えた。
そして、チェイスがラブルの手助けを経てわんちゃんマナースクール（犬の牢屋）を出る際、他の犬達と一緒にブッチとルーベンを追い回していた。
その後、表彰式の途中で彼がケントに港でトラブルが起きた事を知らせ、パウ・パトロール全員でトラブルの現場に出動する事で物語のシメとなる。
- デロリス(CV:井上喜久子)
チェイスがブッチとルーベンの策で迷い込んだわんちゃんマナースクール（犬の牢屋）で出会う、スタンダードプードルの女性。年齢17歳ではないよ。
紳士的なハリスに「お嬢」と呼ばれる尊大な態度だが、仲は良い。
EDでは犬に対する制裁が解かれ自由の身になった後、ヘアセットを嗜む様子が描かれる。あくまで、セレブですから。
～他～
- ライバール市長(CV:魚建)
パウ・パトロールの邪魔をする、鬼畜ジジイアドベンチャーベイとは別の場所の市長。
アドベンチャーシティの市長に就任し、「アドベンチャーシティをドキドキとワクワクでいっぱいにする」と宣言。
自身のアドベンチャーシティの市長就任祝いに盛大な花火大会を企画する、電車のレールを回転式ジェットコースターのレールと連結する、アドベンチャーシティ在住の愛犬家達から犬を奪って犬の牢屋（わんちゃんマナースクール）に収容する、アドベンチャーシティで1番高いビルを買収して増築した挙句ライバールタワーと命名してお披露目するといった数々の嫌がらせアイデアでアドベンチャーシティを面白楽しくしようとしていた。
本作では普段よりもナルシストな面が強調されているようで、ケンドラ・ウィルソンがクラウドキャッチャーの暴走の件でアドベンチャーシティの住人達に警告した際にその警告をアドベンチャーシティの住人達への贈り物だと主張し、アドベンチャーシティの住人達からあまり信用されてないにもかかわらず、自身の事を「大人気のライバール市長」だと言ってのけた。
パウ・パトロールがクラウドキャッチャーの暴走を終息させた後に何食わぬ顔で高飛びしようとしたところをチェイスに説教され、スカイの制裁を受けた。しかも失態が露わになった後、鉄道は元に戻され、犬に対する制裁も解かれた事から失脚した上に豚箱行きとなった。ザマァ。
実は作中で2回、パンチラをお披露目している。誰得？？
- ニャン・パトロール
ライバール市長の手下の猫達。
ライバール市長がアドベンチャーシティの市長に就任前は他の候補者を妨害して、ライバール市長が当選できるよう裏工作を行っていたらしい。
ライバール市長がアドベンチャーシティの市長に就任後は相変わらず遊んでたり寝ていたり、気まぐれに過ごしていた。本作でも猫ルール炸裂！ライバール市長がアドベンチャーシティの市長の地位を剥奪された後、ライバール市長と一緒に豚箱行きになった模様。
- ガス(CV:安元洋貴)
メープルシロップを運搬する為、アドベンチャーベイを走っていたタンクローリーの運転手。
走行中に道路を横断していたウミガメの子供を避けた為、タンクローリー共々橋から落ちそうになった。
パウ・パトロールの存在を認知していなかったようで、チェイスが自分を助ける為に下りて来た際は戸惑い気味の表情を浮かべていた。
明朗活発だが、パウ・パトロールに助けてもらう際はきちんとお礼を言うなど、優しく素直な性格で、礼儀正しい。
追記・修正は溢れ返ってきたメープルシロップを何とかしてからお願いします。
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*1 チェイスのパウパックからウインチが出る、ロッキーのクリーンクルーザーから発煙筒が出る、ズーマのホバークラフトからブイが出る。*2 本作ではパウパトローラーは登場したものの、ロボドッグが登場しない為、ケント自らパウパトローラーを操縦している。
*3 名は体を表す通り、雲を吸い取る機械である。
*4 日本語版では大人の事情により、「マーティ・スキャンダラー」に変更されている。
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