登録日:2018/05/16 (水) 01:42:14
更新日:2024/02/20 Tue 11:55:28NEW!
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鉄道 名古屋鉄道 特急 名鉄 空港特急 空港アクセス 快速特急 名鉄特急 名古屋本線 犬山線 常滑線 ミュースカイ パノラマsuper 名鉄特急停車駅~新岐阜一宮国府宮~名古屋金山神宮知立に岡崎~
名鉄特急とは、大手私鉄の名古屋鉄道が運行する特急列車。
概要
名鉄は広大な路線網を持つ一方、首都圏や関西圏と違って都市圏が広いわけでなく、東武の日光、近鉄の伊勢志摩のような絶対的な観光地を抱えているわけではない。
そして名古屋圏と言えばトヨタ自動車のお膝元であり、並行する国鉄(現:JR東海)よりも自動車との競合が激しく、快適な車内設備を設けたうえでの速達サービスは必至であった。
そのため1970年代までは幹線クラスの路線のみならず、ローカル線にも多数の特急列車が設定されていた。その中には非冷房・吊りかけ3ドアでおおよそ特急とは言い難い設備の車両(つかただの通勤電車)も存在したが、それらは80年代までに急行への格下げなどで姿を消した。
現在特急の種別は以下の3種類
- ミュースカイ
- 快速特急
- 特急
このうちミュースカイは常滑・空港線、名古屋本線、犬山線で、快速特急は名古屋本線・豊川線・犬山線で、特急は特急運転線区全てで運行されている。
運行系統としては
- 豊橋⇔岐阜
- 豊橋⇔新鵜沼
- 名古屋⇔河和・内海
- 岐阜・新鵜沼⇔中部国際空港
の4つに整理され、ここに少数派の
- 豊川稲荷発
- 西尾発着
- 佐屋発着
が加わる。詳細は後述。
名鉄特急の特徴といえば特別車だろう。
特別車は片側2ドア・デッキ・便洗面所を装備し、座席は回転リクライニングシートを供えており、乗車には360円を支払い特別車両券「ミューチケット」の購入が必要*1。これだけならよくある有料特急だが、名鉄特急はここに一般車を連結する。一般車の接客設備は普通列車用としても一般的な片側3ドア・便洗面所なし、座席はロングシート+転換クロスシートというもの。
他社で言えばJR東日本の首都圏在来線普通列車グリーン車や、南海電鉄の特急サザンのようなものだが、特急サザンは指定席車と自由席車が自由に切り離し可能なのに対し、名鉄は固定編成を組んでいるのが大きな違い。
当初は指定席車と呼んでいたが、いつ頃からか特別車と呼ぶようになり、指定券も特別車両券「ミューチケット」と呼ぶようになった。このミューチケットの英語表記はFIRST CLASS CAR TICKETとなっている。
現在運行されている快速特急と特急は一部特別車or全車一般車だが、ミュースカイは全車特別車のみ。かつてはミュースカイ以外にも全車特別車特急が存在した。
そして名鉄特急を語るのに欠かせないのが高山本線への直通列車である。
歴史としては戦前にまで遡る伝統のある列車で、犬山線の新鵜沼駅から連絡線を経由して高山本線へと乗り入れていた。
2001年の「北アルプス」廃止でその歴史に幕を閉じたが、本項ではこちらについても解説する。
なお、これから各系統で紹介する停車駅は標準停車駅である。特別停車の多い名鉄に於いて、特急だからといって特別停車が存在しないということはない。むしろ特別通過なんてものもあるし、本来の通過駅が終着駅なんて特急もある。
運転系統
豊橋⇔岐阜系統
俗称本線特急。豊橋駅と名鉄岐阜駅の間を1時間に2本のペースで運行している。原則として岐阜行は特急、豊橋行は快速特急として運行されている。
昼間は6両編成、朝夕ラッシュ時は8両編成で運行されるが、特別車は2両のまま。
基本的に一部特別車編成が使われるが、深夜帯に運行される名古屋発東岡崎行の特急に限り全車一般車で運行される。
☆標準停車駅
●:停車
|:通過
駅名 | 特急 | 快特 |
豊橋 | ● | ● |
国府 | ● | | |
東岡崎 | ● | ● |
新安城 | ● | | |
知立 | ● | ● |
神宮前 | ● | ● |
金山 | ● | ● |
名古屋 | ● | ● |
国府宮 | ● | ● |
一宮 | ● | ● |
新木曽川 | ● | ● |
笠松 | ● | ● |
岐阜 | ● | ● |
かつては平日朝の特急に限り、笠松か新木曽川のどちらかを通過する列車が設定されていたが2023年3月18日のダイヤ改正にて全列車が停車するようになった。これにより名鉄から特別通過が消滅した。両方の駅を通過する列車はない。
☆特別停車する駅
- 伊奈
- 国府
- 美合
- 鳴海
- 須ケ口
国府は快速特急のみ特別停車する。また、これに加えて一部の土休日には中京競馬場前に臨時停車する。
豊橋⇔犬山系統
豊橋駅と犬山・新鵜沼駅を結ぶ系統で、1時間に2本程度運行している。原則新鵜沼行が快速特急、豊橋行が特急で運転される。
元々岐阜始発中部空港行の特急を設定した時、線路容量の関係で豊橋-岐阜系統をどこかに逃してやる必要が生まれたため、ラッシュ時の通勤需要で8両編成を必要としていた犬山線へ乗り入れる特急が設定された。
停車駅は豊橋から名古屋までは本線系統と同一で、犬山線内での停車駅は特急・快速特急共に変わらない。
かつては広見線発着のものも存在したが2011年に減便され土休日のみの運転となり2023年3月18日に完全消滅。最後まで残っていたものは新可児発豊橋行の特急で、この系統は名鉄特急の中で一番運転距離が長かった(111.1km)。広見線内の停車駅は新可児-日本ライン今渡-西可児-可児川-犬山。犬山で列車は方向転換を行うため座席は犬山以南で進行方向を向くようにセットされていた。
☆標準停車駅
新鵜沼-犬山遊園-犬山-柏森-江南-岩倉-名古屋(以後本線特急と停車駅同じ)
空港特急
岐阜と中部国際空港を結ぶ特急で、全車一般車が使用される夜間の1本を除き一部特別車編成が使用される。また少数ながら新鵜沼と空港を結ぶ系統もある。
設定されたのは2005年の中部国際空港開港時で、当初は豊橋駅発着列車*2もあったが利用率が伸び悩んだために岐阜方面に一本化された。
基本的に6両編成で運行され、ラッシュには8両になる列車もあるが、常滑線内のホームの長さの関係で空港行1本を除いて太田川-空港間は6両編成での運行となる*3。
1本は空港駅に8両で乗り入れるが、尾張横須賀・朝倉・新舞子の3駅ではホームからはみ出る7・8号車のドアが開かない。なのでこの3駅で降りる人は7・8号車に乗ってしまうと降りられなくなってしまう*4。
停車駅は本線・犬山線内は本線・犬山線の特急と同一。
☆標準停車駅
名古屋-金山-神宮前-太田川-尾張横須賀-朝倉-新舞子-常滑-中部国際空港
この系統は特別停車はない。
ミュースカイ
現行の名鉄特急で唯一全車両が特別車で、神宮前-空港間はノンストップ運行が原則の空港アクセス用最速達列車。
それ以外の区間でも特急や快速特急に比べて停車駅が絞られており、速達種別として君臨する。
車両は2000系が使用され、ラッシュ時には2本繋いで8両編成となる列車も多い。
運行開始は2005年の中部空港開港時。運行開始当初は「快速特急」として運行されていたが、2008年のダイヤ改正で専用種別「ミュースカイ」が与えられた。
朝夕のラッシュ時は岐阜・新鵜沼発着便が、日中は名古屋折り返し便と新鵜沼発着便が設定される。名古屋折り返し便は名古屋駅の構造上そのまま折り返せないので一つ先の栄生駅まで回送し、この駅の留置線で折返し作業を実施する。
本数は少ないながらも広見線新可児駅発の列車も設定されており、新可児着列車は犬山駅で新鵜沼着の列車と切り離しを行う。
2021年5月22日のダイヤ改正で三柿野発及び新可児着の列車が廃止された。これにより各務原線から特急が消滅した。
更に全車特別車の特急・快速特急を運転できない関係で空港アクセスと全く関係ないミュースカイが少数存在する。
☆標準停車駅
岐阜-一宮-国府宮-名古屋
新鵜沼-犬山遊園-犬山-江南-岩倉-名古屋-金山-神宮前-中部国際空港
☆特別停車する駅
- 柏森
- 太田川
- 尾張横須賀
- 朝倉
- 新舞子
- 常滑
太田川・尾張横須賀・朝倉・新舞子・常滑には平日朝の名古屋方面行列車が、柏森には平日夜の神宮前始発新鵜沼行ミュースカイが停車する。
尾張横須賀・朝倉・新舞子の各駅ではホームからはみ出る後ろ側2両1・2号車のドアが開かない。この3駅で降りる人は3号車のドアから乗り降りする。
河和・内海方面特急
名古屋と河和・内海の間を結ぶ。途中の富貴までは両系統が一緒に走るため、1時間に2本運転され、富貴から先の河和・内海へは1時間に1本ずつ運転される。
かつては南知多の海水浴場や篠島・日間賀島へ遊びに行く人達で賑わい、有料特急が多数運転されたがレジャーの多様化により利用者が減少。現在は平日のみだが、全車一般車特急が定期運行される唯一の路線となっている。
内海方面の知多新線系統は2023年3月18日の改正で日中の知多新線直通列車が廃止されたことに伴い朝夕のみの運転となっている。
基本的に名古屋止まりで、名古屋到着後枇杷島分岐点の先の留置線まで回送されるが、朝には新鵜沼・岐阜発着列車が、平日夕方には津島線佐屋駅まで延長運転される。佐屋到着後は折返し回送列車として名古屋まで戻る。
☆標準停車駅
佐屋←日比野←津島←勝幡←木田←甚目寺←須ケ口←名古屋-金山-神宮前-太田川-阿久比-知多半田-青山-知多武豊-富貴
富貴-河和口-河和
富貴-上野間-美浜緑苑-知多奥田-野間-内海
須ヶ口駅は本線特急は通過駅だが、津島方面特急にとっては標準停車駅。
☆特別停車駅
- 南加木屋
- 巽ヶ丘
- 住吉町
南加木屋・巽ヶ丘は朝の名古屋行と夕方の河和・内海行が停車する。住吉町は朝の河和行1本のみ停車。
西尾線特急
昔は蒲郡線蒲郡駅まで行楽輸送を担う系統として多数運行されていたが、蒲郡線の衰退に伴い縮小され、2023年3月18日以降は平日朝に名古屋方面の1本だけが全車一般車で運転されるのみとなった系統。
その代わり西尾発だったものが吉良吉田発となっている。
それより前は一部特別車列車で名古屋方面行は平日は須ケ口まで、休日は名古屋まで運転された。夜の西尾行は全日名古屋始発である。
それよりも更に前は全車特別車特急が1時間に1本設定されており、7000系パノラマカー・7700系白帯編成や1000系全車特別車編成、1600系、8800系パノラマDXが運行されていた。なお1000系は吉良吉田駅のホームの関係で西尾折返しで運行されていた。
更に2000系ミュースカイが1600系が検査などで運用を外れた時に代車として入線したこともある。
☆標準停車駅
吉良吉田→上横須賀→福地→西尾→桜井→南安城→新安城→知立→神宮前→金山→名古屋→須ヶ口
豊川線特急
平日の朝に岐阜行の快速特急と特急が1本ずつ設定されている。この系統は名鉄特急で一番変態な系統で、
- 一部の駅では特急停車駅にも関わらずミューチケットが買えない。
- 快速特急は国府駅で8両に増結するが、ホームの長さの関係で特別車のドアが開かない。
- 当然快速特急は国府駅に特別停車。
- 快速特急・特急共に本宿と美合にも特別停車。
という凄まじいもの。これはこの2本の列車が設定された際に朝方の豊橋発急行が1本減少し、その代替の役割となったため。
また2023年3月18日までは行き止まりの豊川稲荷駅含め豊川線内の全ての駅が特別停車駅扱いという有り様だった。改正により豊川線内の駅が正式に快速特急停車駅として扱われるようになった。
かつては全車特別車特急がラッシュ時に毎時1本設定されていた他、正月には豊川稲荷への参拝客輸送で豊川線の線路容量の限界まで臨時特急が大増発されたこともあった。この頃の豊川線内の停車駅は豊川稲荷・諏訪町・国府の3駅。
☆停車駅
豊川稲荷-稲荷口-諏訪町-八幡-国府-本宿-美合-東岡崎-(新安城)-知立-神宮前-金山-名古屋-国府宮-一宮-新木曽川-笠松-岐阜
新安城は特急のみ停車。
高山本線直通列車
戦前から存在した列車で、現在の気動車での運行が開始されたのは1965年から。
当初は準急→急行「たかやま」として運行され、1970年から「北アルプス」に改称。1976年から特急に格上げされた。
当初は飛騨古川までの乗り入れだったが、1970年からは富山までの乗り入れを開始、更にそこから富山地方鉄道の立山まで乗り入れるという史上唯一の「私鉄~国鉄~私鉄」のサンドイッチ運用が1984年まで行われていた。
この他、間合い運用で名鉄線内特急にも使用されたこともある。
名古屋側の始発・終着駅は神宮前駅で、国鉄・JRの案内では新名古屋始発となっていたが実際には廃止まで変更は一切なかった。
1991年からは名鉄もキハ8500系を導入、多客期にはキハ85系との併結運転も開始したが2001年で廃止となった。
廃止の理由は東海北陸自動車道の延伸に伴う利用者減および、名鉄が運行する高速バスと競合するようになったことが挙げられる。
また、並行するJR東海道線のサービスレベルが名鉄と同等もしくはそれ以上に向上し、わざわざ名鉄線から直通列車を設定するメリットが無くなったことも大きい。
車両
上述の通り、2ドアデッキ付き車両からロングシート車まで、一部の特殊用途形式を除いたほぼすべての形式が特急で使用される。
そのため本項では指定席または特別席の設定実績がある車両について解説する。
現行車両
- 2000系
全車特別車のミュースカイ専用車。登場時は3両編成で、開港特需で満席が続いたため4両へ増結された。
特急車として初めて赤色(名鉄スカーレット)を排除しており、他の車両とイメージが全く違う。
先頭部には貫通扉が設置され、2編成を連結しても乗客・乗務員が車内から通行可能。
1600系で試作した空気バネによる車体傾斜装置が設置されており、常滑・空港線内で性能を遺憾なく発揮している。
定期列車で使われるのはミュースカイのみ。ミュースカイ減便時には団体専用列車として津島線や西尾線、蒲郡線などで運用されたこともある。
また、かつてはポケットモンスターのラッピングが行われ、2020年には2007Fにエヴァンゲリオン初号機カラーのラッピングが行われた。
2006年鉄道友の会ローレル賞受賞。
- 2200系
2000系と同時期にデビューした汎用特急車。豊橋・中部空港側に特別車、岐阜・犬山側に一般車を連結する6両編成で、ラッシュ時には通勤車の3100・3150・9100系と連結して8両編成で運行される。
基本設計は2000系ミュースカイとそっくりだが、立ち席客に配慮して車体傾斜装置もない。
また、貫通扉部分に窓が設置されているが、実は非貫通だったり。
当初は岐阜と空港を結ぶ特急に多く投入されたが、増備が続くに従い特急運転区間全てに足跡を残すようになり、パノラマスーパーの後継車として活躍するエース車両となった。
なお、特急車としては珍しく車両愛称が存在しない。
当初は車体側面に号車表示をデザインした(特別車のみ)カラーリングだったが、2015年の増備車から塗装の変更が行われ従来車もこちらに統一されている。
こちらもかつてポケットモンスターのラッピングが行われていた。
- 1000-1200系・1800系
ご存知パノラマsuper。
1988年に名古屋本線東西直通運転40周年を記念して全車特別車4両編成でデビューし、全部で21編成が製造された。
先に登場した8800系「パノラマDX」の本線版というべき仕様で、運転席は少し低くなっており、高くなった客室と階段状に配置された座席も相まって前面展望に配慮している。
1990年からは7000系・7700系・5700系・5300系を自由席車として併結して運行を開始したが、自由席車に乗るはずが間違えて指定席車に乗り込んでしまう事案が多発。
このことに当時の運輸省がなんとかしなさいねと指導したため、1991年に6編成を2両ずつにバラし、運転台の向きを豊橋向きに統一。これに新造した一般車の1200系を連結し、一部指定席特急の貫通6両編成となった。この組成変更の過程で、1000-1200系は車掌室・トイレの位置で2種類のバリエーションが生まれた。
1800系は1000-1200系への増結用車両で、2両編成を組む。車体のイメージこそ1200系に揃えられているものの、ミュージックホーンはない。
1000系全車特別車編成はミュースカイ以外の全車特別車特急廃止の影響で2008年までに全廃。車体は解体処分されたものの、機器類は通勤車5000系へと流用された。
残存した一部特別車編成は2015年よりリニューアル工事を受け、今後も現役を続行する模様。但しこのリニューアルでパノラマsuperのロゴも廃止されてしまった。
過去の車両
- 1700系
1999年に支線直通全車特別車特急用として登場した1600系を改造した汎用特急車。運用は2200系と共通で、3100・3150・9100系*5と併結するのも同じ。
1600系時代は3両で1編成を組み、中でもトップナンバーの1601Fは車体傾斜装置を搭載しており2000系ミュースカイのプロトタイプ的役割を持っていた。
1000系全車特別車編成同様、2000系以外の全車特別車特急を廃止する政策の影響により運用を離脱。豊橋・空港側先頭車のク1600を廃車にし、残ったモ1700-サ1650を豊橋向きに方向転換。更に2200系に準じた一般車2300系を新造*6して連結し、一部特別車特急に生まれ変わった。
1600系時代は展望席がないのにパノラマsuperの愛称が付いていたが、1700系への改造時に愛称は外された。
当初は2200系によく似たカラーリングだったが、2015年からは1600系に似た塗装に変更されている。
1700系と2300系でモーターの出力特性が違うのが原因なのかドン突き衝動が酷く、故障も多かったために2020年から新たに特別車ユニットを新造して1700系の置き換えが開始され、2020年2月に1703F・1704Fが廃車となり、残った1701F・1702Fも2021年2月に廃車となった。
- 1030-1230系・1850系
1992年より登場した、1200系・1800系の走行機器にパノラマカー7500系のものを流用したタイプ。
1030-1230系が4本、1850系が3本誕生した。
前述の通り1200系・1800系はリニューアルが行われたもののこちらは足回りが製造から50年を超えるため、リニューアル工事を受けず2019年までに全廃となった。
また、1134Fは2002年に踏切事故を起こし大破した特別車2両のみその時廃車となり、残った一般車4両は1384号車に運転台を設置しミュージックホーンを撤去、そして他の通勤型車両同様真っ赤な塗装に変更し2003年より通勤型車両の1380系として運行を開始。2015年に廃車となった。
- キハ8500系
1991年にキハ8000系置き換え用に登場した気動車。
基本設計は勿論JR東海のキハ85系に準じているが、普通鋼製で塗装は白地に黄色と緑帯、側面窓はパノラマスーパーに似た丸いものとなっている。
勿論キハ85系と併結可能。
「北アルプス」廃止後は全車が会津鉄道に譲渡された。
- 8800系
1984年に登場した「パノラマDX」。
パノラマカーの後継車種で、マイカーとの対抗としてゆったりとした居住空間をコンセプトとして開発された。
そのため導入当初は2~6人と小グループで利用できるよう、ソファーまたはセミコンパートメント室が装備されていた。
また、運転席と展望席の位置を逆転させたハイデッカー構造を国内の鉄道車両で初めて採用し、この構造は1000系にも受け継がれた。
1989年に3両編成化されたが、バブル崩壊もあって1992年に支線用特急への転用が決まり、1編成を除き内装は普通の座席になってしまった。
機器類はパノラマカー7000系のものを流用しており、老朽化が進んだことや最高速度が110km/h止まりがネックとなり2005年に引退。
現在は先頭車のハイデッカー部分が舞木検査場に保存されている。
1985年鉄道友の会ブルーリボン賞受賞。
追記・修正は特別車にてお願いします。
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▷ コメント欄
- パノラマシリーズの新型出してくれないかねぇ…… -- 名無しさん (2018-05-16 11:09:58)
- どーけーよ どーけーよ どーけーどーけー -- 名無しさん (2018-05-16 14:33:20)
- どーけーよどーけよころすぞー ひーくぞはーねるぞー -- 名無しさん (2018-05-16 23:23:17)
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*2 名古屋本線と常滑線の分岐駅である神宮前では列車の折り返しが出来ないので折り返しは金山で行い再度神宮前を経由し終点へ向かう。
*3 この関係なのか、2011年以降は平日朝の空港方面はほとんど運行されず、代わりに常滑・空港線内は停車駅が同じ快速急行が数本運行されている。
*4 名鉄の車両はミュースカイ2000系を除いて先頭部に貫通扉がなく、複数編成を連結すると編成間の通り抜けが出来ない。
*5 9100系との併結が見られたのはかなり短い間だけだったが。
*6 運転台や台車などはク1600からの流用。
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