登録日:2017/08/26 (土) 13:22:11
更新日:2024/02/09 Fri 10:46:36NEW!
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オレはこいつと旅に出るーー
『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』とは、アニメ ポケットモンスターの劇場版作品。
2017年7月15日公開。
劇場版ポケットモンスター第20作目となる。
●目次
概要
ポケモン映画20作目記念作品。
現在TV放映中のサン&ムーン編の映画ではなく、無印編の映画となる。
※無印:アニメ『ポケットモンスター』のうち、1997年の放送開始(第1話)から2002年の第158話までを指す。
ゲームポケットモンスター 赤・緑・ポケットモンスター 金・銀・クリスタルの時期に当たる。アニメ ポケットモンスター(無印)も参照。
映画20周年目という事もあるのか、例年よりも大人層に向けたアピール活動が強めだった。
監督は例年通りに湯山邦彦が務めるが、脚本はXY編の映画から変わって米村正二が執筆。
米村氏はTVシリーズのサン&ムーン編に参加する脚本家の中でも、無印(と言っても最初からではないが)から通じて参加している脚本家なので、ベストな人選か。
また、アニメ第1話が序盤のベースとなっているためか、無印編のシリーズ構成だった首藤剛志が一部脚本としてクレジットされている。
映画のあるシーンに関しても首藤氏のとあるプロットや構想が使われているのではないかと話題にあがることもあるが、スタッフから明言はされていない。
ストーリーとしては、『アニメ第1話のリメイク+無印のカントー編とは異なるオリジナルストーリー』という構成となっている。*1
言うなればカントー編のリファイン及びリブート作品であり、TVシリーズとは明確なパラレル世界として描かれている初のポケモン映画作品となる。*2。
湯山監督的には無印1話におけるホウオウ目撃シーンで分岐したというイメージらしい。
本作のサトシの旅仲間はおなじみのカスミ&タケシではなく、ゲストキャラクターに置き換わっている。
また、カントー編の名エピソードがパラレル設定を組み込んだ状態で再現されている。
本作が古参ファンにも向けた宣伝アピールをしていたこともあって、このような設定変更は賛否両論がある。
一方で、映画終盤には熱心な歴代ファンはニヤリと来る舞台が描かれている。
テーマとしては「サトシとピカチュウ」の二人の友情や苦悩に徹底的に描写が集中している。
例年の映画から増してサトシの主人公感が強調されているという意見も多い。
一部からはアニポケにおいて首藤剛志が掲げていたテーマに対して、現製作スタッフなりの意味が込められているとの見方もある。
本作のサトシはカントー地方を旅しているので、野生ポケモンやトレーナーの繰り出してくるポケモンはポケットモンスター 赤・緑に登場したポケモンでほぼ統一されており、古参ファンにはたいへん懐かしい画面となっている。
一方で、他の地方出身のトレーナーはその地方のポケモンを所持しており、ポッチャマ等は「この地方では見かけないポケモン」として描かれている。
なお、映画の企画当初には「例年通りにTVシリーズに合わせたサン&ムーン編の映画」と「サトシの歴代の仲間集合のオールスター映画」という二つの案が浮上していたらしい。
ただし後者は「作品によって、サトシの立ち位置が違う(初心者・先輩・中堅など)」といった事情もあり、最終的に原点の再確認という今作に至ったとのこと。前者は単に少子化を受けた前作までの反省点*3から単に製作を見送っているだけと思われる。
あらすじ
ポケットモンスター、縮めて「ポケモン」。
たくさんの謎を秘めた不思議な生物。
その生態については、まだ分かっていないことが多い。
今日もポケモントレーナーたちは、まだ見ぬポケモンとの出会いを求め、冒険を続けている…。
マサラタウンに住む少年サトシは、ポケモントレーナーになる資格を得ることができる、10歳の誕生日の朝を迎えていた。
まだ見ぬポケモン、まだ見ぬ世界への憧れを胸にオーキド研究所で仲間となるポケモンをもらうはずが、大寝坊をしてしまったサトシに残されていたのは、
人間に懐こうとしない、残りのポケモンのピカチュウだった。
「キミはオレが嫌い? オレはキミが好きだよ!」
ぶつかり合いながらも、少しずつ友情を深めていくふたりだったが、旅立ちの日に空を飛んでいた伝説のポケモン・ホウオウを見上げ、虹色の羽根を手にサトシとピカチュウは誓ったのだった。
「いつか一緒に、あいつに会いに行こうぜ!」
こうして世界一のポケモンマスターになるため、旅を始めたサトシとピカチュウは、途中でトレーナーのマコトとソウジに出会い、ホウオウに関する言い伝えを聞かされる。
「虹色の羽根に導かれ、ホウオウに会う者、虹の勇者とならん。」
いつの間にかサトシの影に潜んでいた、謎のポケモン・マーシャドーに導かれるようにして、
ホウオウが住むテンセイ山を目指すサトシたちだったが、そこに強敵が現れる。
ふたりはホウオウにたどり着くことができるのか!?
旅立ちの日に誓った約束を果たすため、今、ふたりが「本当のパートナー」になるまでの冒険がはじまる!
(オフィシャルサイトより抜粋)。
登場人物
我らが主人公…だが、その我らが知るサトシとは平行世界的存在に当たる人物。
マサラタウン出身のポケモンマスターを目指す少年で、10歳時に無印1話と似た経緯でピカチュウと共に旅に出る。
無印1話と違ってホウオウを見ただけではなく、ホウオウが落とした虹色の羽を拾い、ホウオウに出会う事を旅の目標の一つとする。
ホウオウを追いかける最中にマコトやソウジを旅の仲間に迎え、無印本編とは大きく異なる旅路を歩む。
性格は無印時代を反映した物となっているが、無印本編よりやや目上の人に対して礼儀正しい。
一方でクロスに敗れてショックを受けた際には大きく不貞腐れるなど、未熟な面が強調されている。
湯山監督曰く「現在の本編のサトシはヒーロー的になるので、等身大の10歳児として描きたかった(要約)」とのこと。
無印本編よりゲットしたポケモンは少ないが、キャタピーとピカチュウだけでタマムシジムを攻略するなど本編よりもバトルセンスが高い可能性がある。
もっとも、本編とは異なるジム巡りルートを歩んだと思わしき描写もあるので、詳細は分からないが。
本作のデザインは無印時期に準した姿だが、パラレル設定を踏まえてか服装をやや変更。
キャップのマークは本来のマークにサン・ムーンキャップのデザインを混ぜたような物になった。
あまり気が付かれないが、かつてのキャップのマークはバッグの方にデザインされている。
また、サン&ムーン編での個性的な姿ではなく、BW編・XY編の雰囲気を取り入れた姿になっている。
(更に言うとBW編で描かれた無印時代の回想シーンに近いか。)
サトシのポケモン
お馴染みサトシの相棒。あるいはもう1人の主人公。別名でんきネズミ。
無印本編と同様の設定でサトシと旅に出るが、(尺の都合もあり)サトシとはオニスズメ撃退時点で既に現在ほどの仲にまで打ち解けている。
本作で描写された技構成は「10まんボルト・でんこうせっか・アイアンテール」の3つ。
デザインは無印時期のデブふくよかな物ではなく、AG以降のスレンダーなデザインに修正されている。
本作ではピカチュウが「ボールに入りたがらない理由」が明確に明かされる。
「ピカチュウ!」しか喋れないピカチュウの考えがどのようにして伝えられるのかは…ぜひ映画を御覧いただきたい。
- キャタピー/トランセル/バタフリー CV:愛河里花子
TVシリーズと同様、サトシが初めて捕まえ、そして進化させたポケモンとして登場。
その直後のピジョンゲットイベントは起こらなかったようなので、サトシはピカチュウとキャタピーの2匹でバッジを3つ手に入れるという強行軍を行っている。
TV版と同様に伴侶となるピンクのバタフリーと出会い、サトシと分かれ旅立つ道を選んだ。
TV版ではサトシの手持ち中最大の問題児にして最強の切り札として大人気だったポケモン。
アニメと同様の経緯で雨の中を置き去りにされて生命の危機に陥るが、ソウジの調合した薬とサトシの介抱で回復し、サトシの仲間となる。
なおヒトカゲを捨てたトレーナーはアニメのダイスケではなく、本作オリジナルのライバルキャラクター・クロスに変わっている。
なお、本編では見られなかったリザードとしての本格的なポケモンバトルが描かれる。
クロスのガオガエンとの因縁のバトルでは激しく攻撃を繰り出すも、ガオガエンの性質を活かしたクロスの戦略に圧倒され敗れた。
終盤ではリザードンに進化し、クロスとガオガエンへのリベンジに挑む。
皆さんご期待の本編での切札「ちきゅうなげ」も劇場版クオリティで見られるぞ!
無印本編との最大の違いは「性格」で、進化して以降も普通に従順。
自分を見捨てたクロスに対しても、彼の身に危険が迫ると渋々な表情を見せながらも助ける優しさも見せた。
世界線が違うとポケモンもここまで変わる物なのだろうか…?
(クロスにシンジの要素が含まれていることを考えると、リザードンにもTV版におけるゴウカザルの要素が含まれているともとれる)
- マコト CV:佐藤栞里
本作限定のゲストキャラクターで、ヒロインを務める少女。
銀色の瞳と、ボブ程度の長さの茶色い髪の毛をおでこの上で結んだ特徴的な髪型をしている。
シンオウ地方のフタバタウン出身だが、母親から逃げるように遠いカントー地方に出て旅をしていた。
サトシとは当初エンテイを巡って争う仲だったが、野生のイワークを目覚めさせてしまうアクシデントを経て彼を見直す。
その後はホウオウに関する話を聞いたことで、サトシの旅に加わる。
洞窟内で見せた髪を下ろした姿のマコトは、多くの男性ファンを生んだとかなんとか。
水着姿を披露した他、ボールにキスをしたりと何かとサービス精神の高いキャラ。
水ポケモンの使い手のようで、ポッチャマ(CV:小桜エツコ)とラプラス(CV:藤村知可)を所持。
また好きなポケモンとしてスイクンを挙げている。
なおこのポッチャマ、声や性格からどう見てもヒカリのポッチャマと同一個体にしか見えない。
歴代ヒロインのうち、カスミとヒカリの要素を合体させたキャラクターではないかとの分析がある。*4。
彼女の母親は「シンオウ地方では有名なトレーナー」らしく、劇中で確認できる後ろ姿はある人物と良く似ている。
しかし、髪の色が異なる、トレードマークの「アレ」がない、エンペルトを所持している…等の違いもあり、パラレルワールドの「彼女」なのか、他人の空似なのかは視聴者の想像に任せた形となっている。
(監督自身は「「彼女」本人ではなく、親戚だと思う」と本人説は否定している。だが、「彼女」の妹は茶髪であり、マコトも銀色の眼をしている事から、「彼女」の従姉妹、もしくは姪であることは確定していると思われる)
- ソウジ CV:本郷奏多、西村ちなみ(少年時代)
本作のゲストキャラクターで、サトシの旅仲間の一人。
シンオウ地方・トバリシティ出身の少年でポケモン博士を目指している。
性格は冷静沈着で、口癖は「忠告しておく」。
伝説のポケモンを研究対象としており、エンテイを追う中でサトシ達と遭遇、ホウオウの伝説を確かめるべく同行した。
ポケモンに関する知識や医療技術に優れる他、料理を行うシーンもある。
幼少期に雪山で遭難した際、家族同然に育ったレントラー(CV:佐藤健輔)が身を挺して猛吹雪からソウジを守り凍死してしまうという悲劇的な経験をしている。*5
このため、ポケモンを大切にしない人間には激しい感情を見せる事がある。
キャラクターとしてはタケシやデント、シトロン等、歴代男性レギュラーを意識している*6と思われる。
- クロス CV:逢坂良太
本作限定のゲストキャラクターで、本世界におけるサトシのライバル。
アローラ地方のポケモンを使う。
最強のトレーナーを目指しているが考え方は冷酷で、強さと勝利にのみ価値を見出し、友情はポケモンを弱くするだけという思想を持つ。
ヒトカゲを個体値が低い弱いという理由で切り捨て、それにより死に瀕した事を批判されても全く動じる様子はない。
ただし、彼にも「強さ」を求めているなりの信念はあり、サトシとの初戦に勝利した際には、未熟な戦い方でポケモンに敗北を喫させたサトシを批判している。
クロスのポケモンバトルに対する信念自体は、ヒトカゲを捨てた事を強く批判したソウジも考えの一つとして認めている。
バトルセンスも高く、サトシとの初戦ではポケモンの特性を生かした戦法で圧勝した。
実はクロスもかつてホウオウを目撃しているが、この映画でのサトシとは違って虹色の羽は手に入れられなかった。
その事実にコンプレックスを持っており、サトシが虹色の羽を持つ事を知ってからは密かにそれをつけ狙う様になる。
「ホウオウは目撃したが羽を手にしてない」というキャラは、考えてみればTVシリーズのサトシもそうなのだが。
劇中ではガオガエン(CV:石塚運昇)とルガルガン(まよなかのすがた) (CV:石川界人)の2匹を使用。
ガオガエンはリザード→リザードンのライバルとして描かれており、初戦では敢えてリザードの攻撃を受ける事で「窮地に追い込まれると強くなる」というガオガエンの性質*7を引き出し、攻め疲れたリザードを一気に叩き潰した。
キャラクターとしては無印本編でヒトカゲを捨てたダイスケとシンジを合体したキャラと思われる。
一部にシゲルやシューティーら歴代ライバルの意匠も見受けられる。
- ボンジイ CV:古田新太
本作限定のゲストキャラクターで、ホウオウを追っている研究者。
「ホウオウこそが我が人生」なる書物を出版しており、伝説ポケモンを研究するソウジにも認知していた。
テンセイ山でサトシ達と同行し、ホウオウに関する知識を披露している。
サトシ達を見て、若さを懐かしがるような言動もしていた。
外見的には大きなヒゲとホウオウのしっぽを模した髪型が特徴的だが、何といっても服装に注目。
服や帽子がゲーム版初代主人公のレッドに酷使しており、何か意味深である。
ロケット団のいつもの3人組。
本作の世界でも無印本編と同様に指名手配されており、ポケモンセンターにてその存在が触れられる。
ただし、ピカチュウの力を認識しなかったため、本作ではホウオウを狙ってサトシ一行の後に付きまとうパラレルルートに突入している。
しかし、登場するたびに適当な感じで吹き飛ばされていつものように星になっており、とうとう劇中ではサトシと出会う事なく終わった。
だが、サトシがホウオウと対面して以降も密かに目を付けており、いずれは仲良く喧嘩する仲になる可能性が示唆されている。
- オーキド博士 CV:石塚運昇
シリーズレギュラーでもあるマサラタウンの研究所に住む世界的ポケモン博士。
TV版と同様、遅刻してきたサトシに最後のポケモン・ピカチュウを託した。
このパートは首藤脚本を元にしているためか、首藤節とも呼ばれるどこか独特な台詞回しをする。
- ハナコ CV:豊島まさみ
皆大好き美人ママで、『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI』以来の映画出演。
1話リメイク部分から出演し、旅立つサトシに衣服や荷物を託している。
中盤では旅に出てからなかなか連絡を取ってこなかったサトシに対して電話越しにお説教をしていた。
なお、説教の際には久々にサトシの父親に関して触れられているが、こちらの世界でも音信不通の模様。
- ジョーイ CV:中川翔子
ひさびさにDPまでのデザインで登場。
担当声優はいつもの山口由里子ではなく中川翔子が担当した。
本作では多くのポケモンの治療に加え、劇場でのマーシャドーの受取に関するアナウンスも行っている。
ジムリーダーとして唯一の本作出演となったタマムシジムのジムリーダー。
洋装だったアニメ版と異なり、ゲーム準拠の和装となっており、一部の20年来のファンが喜んだとか。
なお担当声優はTVアニメ版と同じである。
サトシとの対戦で敗れ、レインボーバッジを手渡した。
余談だがこの時サトシは「3つ目のバッジ」と言っている。
ご存知の通りゲームのルートならば「ニビ→ハナダ→クチバ→タマムシ」と経由するため4つ目のバッジとなるはずである。
あるいは無印本編のルートだと「ニビ→ハナダ→クチバ→ヤマブキ→タマムシ」と進んだため5つ目のバッジとなるはずである。
しかし地理関係を確認すると「トキワからディグダの穴を経由してクチバに行くルート」を取り「クチバ→ヤマブキ→タマムシ」と移動する事で、
タマムシが「3つ目のジム」になるルートを取ることができる。
この時通らなかったニビとハナダにいたジムリーダーといえば……。
パラレル世界である本作の本編では登場しなかったが、EDにおいて一瞬出演。
湯山監督が言うには、EDでの場面は本作のサトシと初めて出会う時の様子らしい。
セレナは髪を切っていなかったりと、全ての人物は出会った最初期のデザインとなっている。
なぜかサン&ムーン編の仲間達は出演しなかった。
主な登場ポケモン
野生ポケモン
- オニスズメ CV:石塚運昇
1話リメイク部分において、サトシが投げた石が不幸にも当たったことで激怒して襲ってきたお馴染みのポケモン。
サトシ達を襲撃する流れは1話同様だが、劇場版クオリティという事で仲間の群れが増加。
1話の20倍近くに膨れ上がった1000匹 というとんでもない数で襲撃してくる……本気で殺す気かお前。
そもそもあの樹のどこに体長30cmもあるオニスズメが1000匹も潜んでいたのやら。
その他、イワーク・オコリザル・オニドリル・カイロスなど、全体的にコワモテな初代ポケモンが多数登場。
謎の緑色のビームを出すゴローンが印象的。
またエンディングではロケット団にソーナンスが加わっていたり、サトシがヘラクロスと遭遇したりと、サトシがジョウト地方へ向かう事を示唆したシーンが描かれている。
伝説のポケモン・幻のポケモン
- ホウオウ CV:愛河里花子
アニメ第1話で「ポケモン図鑑にデータのない未知のポケモン」として華々しく登場するも、その後20年にわたって何の音沙汰もないという冷遇を受けた哀れな伝説ポケモン。
(余談だが、当時の小学生の間では「あれは金色のオニドリルである」との説が主流だった)
アニメ20年目にしてついに念願の銀幕デビューを果たした。
心正しきトレーナーの前に七色の翼を輝かせながら現れ、認めた者に自身の「にじいろのはね」を落としていくと言う。
アニメ第1話と同様、オニスズメの大群を退けたサトシ&ピカチュウの前に現れ、本作では更に虹色の羽を落としていった。
それを手にしたサトシはホウオウといつか出会ってバトルするという目標を持ち、TVシリーズと異なる旅路を辿る事となる。
虹色の羽は虹のような光で次にホウオウが降臨する地を指し示し、サトシ達はこれを道しるべにテンセイ山を目指した。
虹色の羽を持ち、ホウオウと戦う資格を持つ物を虹の勇者と言う。
ただし、ホウオウの羽が虹色に輝くのは心正しき者が持つ間のみ。
心が悪しき方向に傾いた時その輝きは失われ、心悪しき者が手にすれば羽は真っ黒に染まってしまう。
TVシリーズではDP編のOPを最後に登場しなくなったが、本映画に合わせてサン&ムーン編のOPのみに出演した。
ホウオウの羽を持つ人間に「虹の勇者」の資格があるか見極める「影より導くもの」。
ペガッサ星人のように影の中に潜り込む能力を持ち、虹色の羽の所持者を影の中から見守る。
本作では、ホウオウは人の正しき心に触れると力が増す一方、悪しき心に触れると力を失うとされている。
マーシャドーは虹色の羽を持ちホウオウを追う者が悪しき心を持たぬよう導く役割を持ち、羽の持ち主が悪しき心に染まりかけた場合は幻覚を見せる力(あるいは別世界へ転移させる力?)を行使してその心を正す。
完全な悪しき心の持ち主が羽の持ち主となった場合、ホウオウを守るためあらゆる手段を以て人間を排除しようとする。
ボンジイ曰く「マーシャドーは全てを正し、全てを閉ざす」とのこと。
中盤からサトシの影に潜み、その旅路を見守っていた。
サトシがクロスに負け、ピカチュウに心無い言葉を投げた際には、サトシにある世界を見せてその心を正している。
しかし終盤、虹色の羽が真っ黒に染まる事態に直面、「全てを閉ざす」者としての猛威を振るう事に…。
最近のポケモン映画の幻ポケモンとしては珍しく、サトシと共闘せず、むしろ敵役に近い。
また映画の伝説・幻ポケモンにありがちな人語を話すこともない。
ホウオウやエンテイ達もしゃべらないので、人語を話すゲストポケモンが1匹も居ないという珍しい作品となった。
色々と謎が残る存在で、一説には「首藤剛志をイメージしたポケモン」という説*8まである。
ホウオウに関連する伝説のポケモン。
「かつてホウオウが舞い降りていた「カネの塔」が落雷で焼けた際に死亡し、ホウオウによって命を与えられ蘇ったポケモンがエンテイ・ライコウ・スイクンである」という、金銀準拠の設定がソウジの口から語られている。
「エンテイと戦った」というトレーナーがポケモンセンターに現れたことで大騒ぎとなり、サトシやマコトも戦いを挑んだが軽くあしらわれ逃走。
その後、パラスやニドラン等の弱いポケモン達を雨宿りができる洞窟に誘導しながら再びサトシ達の前に姿を表した。
この時エンテイの影からサトシの影にマーシャドーが移動している。
監督インタビューによれば、「エンテイは、その辺にいてもあまり不思議すぎず、会えたらすごいなぁぐらいのルックス。日常の延長線上にいる“ちょっとすごい動物”みたいな感覚があったので選びました。」とのこと。
言われてみると、他の映画における伝説のポケモンが「人智を超えた存在」として描かれる事が多いのに対し、本作のエンテイに対しトレーナー達は「ポケモンGOで珍しいポケモンが近くに居ると分かった時」のような反応をしている。
それで良いのか唯一神。
エンテイに継いで一行の前に出現。しかし就寝時間帯であり、たまたま目を覚ましたマコトのみが目撃。
しばらくの間神々しい姿を見せ、やがて去っていった。
そして翌朝マコトがその事実を語り、一行はスイクンの存在を知ることとなる。
スイクンに次いで登場。
テンセイ山を目指す一行の背後にある、小高い岩山の上に現れ、荒々しく吠えて去っていった。画面に映った時間が短く、去ったあとは話題にもならず、アニメ不遇伝説に新たなエピソードを書き込んだのであった。
配信ポケモン
毎度おなじみの映画前売り券の配信ポケモンは「サトシのピカチュウ」。
20作記念という事もあって、無印編~サン&ムーン編までのサトシのキャップを被った6種類のピカチュウが配布された。
帽子の種類は受け取る日によって選択することができた。
技は「サトシがその帽子を被っていた当時のピカチュウの技」を再現。
レベルは「その帽子を被った時の放送年数」となっている。*9
どのキャップでも、専用Zワザ「1000まんボルト」を使うことができる。
劇場内で受け取れるポケモンとしてマーシャドーが配信。
加えて映画の入場特典として『ポケモンガオーレ』の「キミにきめたキャップ ピカチュウ」のディスクが全国合計300万名に配布。
このディスクを使うと、ウルトラサン・ウルトラムーンのゲーム本編にて、本作でサトシが被っている「キミにきめたキャップ」のピカチュウが手に入る予定。
主題歌
- OPテーマ:めざせポケモンマスター -20th Anniversary- 歌:松本梨香
予想されていた通りに、初代OPのアレンジ版が主題歌。
本編のTVシリーズであるサン&ムーン編でも2期OP曲として採用された。
- EDテーマ:オラシオンのテーマ ~共に歩こう~ 歌:林明日香
『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』の劇中曲に歌詞を付けた物。
さらに歌手の林明日香氏は名曲と名高い『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』の主題歌「小さきもの」を歌っている。
小ネタ
20年間「ポケモン」を支え続けてくれたファンへのファンサービスか、多くの小ネタが仕込まれている。
- オープニング・エンディングだけでなく、劇中の音楽は過去のゲーム・アニメで使用された物を多数使用。
舞台に合わせ主に初代ゲーム・アニメ無印時代のものが使用されているが、一部ルビー・サファイアやブラック・ホワイトの音楽も使用されている。 - 映画冒頭でサトシがテレビで観ていたポケモンリーグで対戦していたトレーナーは、『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』に登場したソラオとスイート。
…まさか2年後、フル3DCGリメイク作で再び会えるとはこの時点では予想もつかなかっただろう。 - オーキド博士がナゾノクサとマダツボミに水をやっているのは、「金銀」に登場するアイテム「ゼニガメじょうろ」。
- オーキド研究所の内部には、イッシュ地方など他の地方の地図が貼られている。
- オーキドの回想シーンにシゲルが後姿のみ登場しているが、アニメ金銀編で明かされた設定通りゼニガメを受け取っている。
- クロスのネックレスのデザインは、X型のアンノーン。
- マーシャドーが見せた世界の中では、オーキド博士が博士ではなく教師になっており、サトシにオーキド先生と呼ばれている。
オーキドせんせいとは、ポケットモンスター 赤・緑に存在する「オーキド博士が対戦相手として登場する没イベント」内でのオーキド博士の名前である。 - 極めて意外な形で、カントー地方の四天王キクコ(CV:愛河里花子)が登場している。
- アニメのサブタイトルがセリフに隠されているという、ウルトラマンオーブの様な仕掛けがある。マコト『おこらないでねオコリザル!』(無印第25話)
- ダイヤモンド・パール以降の「バタフリーの♀は羽の一部が黒い」という設定に合わせ、サトシのバタフリーの伴侶となるピンクのバタフリーの羽もTV版と異なり♀のデザインとなっている。
また、繁殖に向かうバタフリーの大群が映るシーンでも、ちゃんとカップルの一方が♂、一方が♀のデザインになっている模様。 - エンディングでクロスがガオガエンにきのみ「マトマのみ」を食べさせているが、ゲーム内における「マトマのみ」はポケモンに食べさせるとトレーナーに懐くきのみである。
彼の心境変化の現れだろうか? - TVアニメ放送開始当初、ピカチュウは喋らせる予定だったが、湯山監督の判断でボツとなっていた。本作はこのボツ要素を回収した形となる。
- ボンジイのラストの台詞は前年に公開されたある特撮映画の主人公がラストで発言した台詞と酷似しており、また作中の展開にも一部重なる部分があることから一部で話題となった。(脚本の米村氏はそちらのシリーズも多数手がけており、また主人公役の俳優は過去のポケモン映画でゲスト声優として出演経験があるが、何らかのオマージュだろうか?)
- 2022年12月に特番で放送された『ポケットモンスター 遥かなる青い空』は本作と監督、脚本、キャラクターデザインなどの制作陣が同一かつ、この映画の世界線の後日談と取れるような描き方をされている。
コミカライズ
漫画版が二作存在するが、いずれも本編から設定が変わっている。
毎年恒例のコロコロコミックでの短期連載の漫画版は河本けもんが担当。
この漫画版では、本作の出来事はサン&ムーン編のサトシが試練においてジャラランガの攻撃を受けて倒れている際に見ていた夢として描かれている。
漫画アプリの「マンガワン」でも漫画版が連載され、こちらは『ロックマンエグゼ』で有名な鷹岬諒が担当。
クロスとはオーキド研究所で出会うという設定に変更され、クロスの手持ちのヒトカゲもオーキド研究所出身の設定になるなどの違いがある。
小説版は小学館ジュニア文庫から出版され、水稀しまが担当。
映画公開前々日に発売された。
またアニメとはほぼ無関係だが、これ以外にもコロコロコミック7月号に「燃えよ マーシャドー」という河本けもんの読み切り掲載漫画が存在する。
こちらではマーシャドーのヒミツがわかるという漫画で、Zワザの「しちせいだっこんたい」も披露している。
ぶっちゃけマーシャドーがかっこよく描かれているため、現在読むことは困難だが、1度は読んでもらいたい。映画でのマーシャドーがアレなものだからすごいギャップを感じるだろうが
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追記・修正はオニスズメに襲われて逃げ切った後にホウオウを目撃して虹色の羽を手にしてからお願いします。
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▷ コメント欄
- ボンジイ役の古田新太は同日公開のパワーレンジャーにも声優で出演してたな -- 名無しさん (2017-08-26 13:39:16)
- マーシャドーひたすら余計なことしただけでいない方がストーリーまとまったんじゃという感想 -- 名無しさん (2017-08-26 14:10:20)
- 今日観ようと思ったけど満席だったわ。BD版待つか…↑目玉の幻のポケモンが要らない子になりがちなのはポケモン映画の常だからな -- 名無しさん (2017-08-26 15:06:03)
- ↑2 マーシャドーが見せた幻覚のお陰でサトシは自分とピカチュウ、そしてポケモンとの絆を見つめ直せた。余計な事したのはクロス。…まあ、終盤のしでかしにフォローがあってもよかったとは思う(サトシとピカチュウが主役だから仕方ないけど)。 -- 名無しさん (2017-08-26 16:28:36)
- 無印版が無かったことにされた!タケシとカスミが黒歴史にされた!と口煩く言われてたよなぁ・・・。 -- 名無しさん (2017-08-26 17:40:24)
- むしろ無印世代にこそ見てもらいたい作品だよね。「そうそうこれだよ!これ!」ってなれるいい作品だった -- 名無しさん (2017-08-26 18:42:25)
- >ホウエンやイッシュなどの地方のポケモンは殆ど姿を見せない。 BGMもだいたいは初代からお馴染みのだけど、vsレジ戦のアレンジ2回くらい使ってたよね -- 名無しさん (2017-08-26 19:11:29)
- オコリザルがサトシ達を胴上げしているシーンで笑った -- 名無しさん (2017-08-26 19:19:36)
- タケシとカスミじゃないのかぁ…って思ってたけど面白そうだなこれ -- 名無しさん (2017-08-26 20:20:37)
- ↑パラレルを割り切れんならマジお勧めよ。というかまだ公開期間だけどこんな書いちゃってていいの? -- 名無しさん (2017-08-26 20:39:01)
- 今日観てきたよ。EDは逆さまで木にぶら下がりながらサトシに会えて嬉しそうに微笑むあの子の姿が一番印象的だった。 -- 名無しさん (2017-08-26 21:49:04)
- マーシャドーさんサトシの旅を見てきた筈なのにその辺ガン無視して羽根置いたクロスの状態しか見てないってのが機械判定すぎて怖いよ… -- 名無しさん (2017-08-27 01:11:35)
- ↑「羽を持つものを見定める」のであってサトシを見定めてたわけじゃないからね -- 名無しさん (2017-08-27 01:31:52)
- マコトとソウジがシンオウ出身なことや、クロスがシンジを彷彿とさせる点とか、ダイパ編を意識しているのではないかとふと思った -- 名無しさん (2017-08-27 01:40:31)
- ↑ダイパもそろそろリメイクの時期が近付いてきてるしね -- 名無しさん (2017-08-27 02:52:03)
- いい映画だったんだけど絶対懐古厨のいい餌になってんだろうなぁ・・・ -- 名無しさん (2017-08-27 09:18:58)
- ↑そういうのは荒れる要因として通報される危険性があるからやめとけよ -- 名無しさん (2017-08-27 09:40:01)
- セレナが一番出会うの早いから対応がちょっと違うんだったかな -- 名無しさん (2017-08-27 13:25:35)
- ↑湯山監督によるとキミきめだとあくまで初対面とのこと。振り向いた時の反応が他と違うのはアイリスもそうだし。その辺についてはまた制作陣へのインタビューがあったらどういう意図か聞けるのかな? -- 名無しさん (2017-08-27 13:53:35)
- どこぞのポケモン版ディケイドどいう分かりやすい例えですっきりした 見ようかな -- 名無しさん (2017-08-27 17:21:13)
- ピカチュウが初めて喋ったのはおきがえピカチュウが出てくる話ではなかったか? -- 名無しさん (2017-08-27 19:24:26)
- ↑アレはあくまでピカチュウの映像に人間が声をあててただけ。まあ声はご本人様だったけど -- 名無しさん (2017-08-27 19:34:31)
- どういう訳だかクロス周りにMHSTぽいところがある -- 名無しさん (2017-08-27 20:18:10)
- 名探偵ピカチュウでも喋ってたしなw -- 名無しさん (2017-08-28 13:35:21)
- 1話からみた世代からすると「懐かしい」と思えるシーンが多かったな、後クロスがビルドファイターズのレイジに見えた -- 名無しさん (2017-08-31 23:05:19)
- ↑15 マーシャドーはホウオウを護る役割も持ってたんじゃない?今回の伝承通りだったらあの状態でホウオウ来ちゃったら多分ホウオウの命ヤバかった -- 名無しさん (2017-09-03 13:21:47)
- マンガワンの漫画版だとサトシはポケモンセンターでロケット団と出会っているんだよね -- 名無しさん (2017-09-11 19:59:44)
- わずか数秒の出番で多くの謎を残していったアイリス -- 名無しさん (2017-09-18 23:10:30)
- リザに関して言えば世界線もそうだが個体からして違うだろう。 -- 名無しさん (2017-10-01 10:21:42)
- ポケモンが死ぬと死体が残るのにサトシが死ぬと光になって消滅するのも首藤さんの没プロットが一枚噛んでるのだろうか -- 名無しさん (2017-10-22 04:59:42)
- ↑人間が死んだ瞬間が明確に描かれたのが初だからなんとも……。一応SMで人間のお墓も出てきたからゲームでは設定上、基本両者死体は残るんだろうけど -- 名無しさん (2017-10-22 07:08:38)
- ちなみに監督自身は「マコトの母親=シロナではない」と否定している。(ただし、親戚かもしれないとの事) だからマコトはシロナの従姉妹、もしくは姪。 -- 名無しさん (2017-10-22 10:56:35)
- ↑2ビクティニ映画で王様亡くなるシーンあったじゃん あとEDで笑顔なのはアイリスもなのにセレナだけ笑顔とか言うデマ流すサトセレ厨ほんとひでぇ -- 名無しさん (2017-10-22 17:36:40)
- 最初はカスミとタケシが出ないからどうかな?と思っていたけど見てみたらすごい良かった、 -- 名無しさん (2018-01-13 20:08:13)
- ↑続き何だかんだマコトとソウジも見ていくなかで好きになっていったのを今でも覚えている -- 名無しさん (2018-01-13 20:09:55)
- BD版でやっと見れた…面白いというより色々考えさせられる話だったな -- 名無しさん (2018-02-10 11:05:40)
- 来年ルギア、再来年ティラノサウルス、そして2020年以降は名探偵ピカチュウみたいな実写映画が -- 名無しさん (2018-02-10 12:06:31)
- ↑来年はとんでもねえ花火ぶん投げてくる模様。空に大輪の花を咲かすかポシャって大惨事を引き起こすか…… -- 名無しさん (2018-08-06 14:03:58)
- この映画のピカチュウ及び大谷さんは色々と反則過ぎる。二人(一人と一匹)がもっと好きになった -- 名無しさん (2018-11-07 14:49:27)
- サトシの同行者をカスミとタケシにしなかったのはそれをやっちゃうと完全に懐古向けになっちゃうからだろう、全年代のための映画にするのなら新キャラであることはどうしても外せなかった -- 名無しさん (2019-01-06 21:48:43)
- この映画でピカチュウと大谷さんがもっと大好きになった。やっぱあの場面反則だよなぁ。 -- 名無しさん (2019-05-10 16:53:59)
- この映画のサトシのキャラデザがサン&ムーン仕様でないのは湯山監督がサン&ムーンのサトシのデザインが許せなかったからだと言ってる知恵袋の回答あったけど、実際に湯山監督から聞いたのかそれ。湯山監督はそんなしょうもない理由でキャラデザを決めたりしねえよ。そんなにイケメンが見たいならコードギアスとかデスノートでも見てろよ -- 名無しさん (2019-08-28 18:49:35)
- ピカチュウの例のシーンは20作目でアニメ20周年っていう節目じゃなきゃ絶対できなかっただろうな…って -- 名無しさん (2021-10-24 08:16:32)
#comment
*2 本作以前にもTVシリーズ本編とはパラレルと思われる作品は存在するが、どれも本編の世界観から大きくはみ出ないため、大きく異なるパラレル世界を舞台としているのは本作が初と言って良い
*3 TVシリーズの視聴者年齢層の関係でそれに合わせるとどうしても視聴者年齢層が下がりがちになるため、少子化が進むこの時代と相性が悪くなる。
*4 出身地・同声優のポッチャマ所持→ヒカリ、みずポケモン使い・ボールにキスをする動作・強気な性格→カスミ。また母親から逃げてきた点はセレナを彷彿とさせる。
*5 「ポケモンの死」を直接的に描いた上、凍死体が明確に描かれているという、ポケモンアニメでは非常に珍しいショッキングなシーンとなっている
*6 本映画における本編エピソードオマージュシーンでの台詞→タケシ 料理当番であり薬の調合の心得もある→タケシやデント、博識→歴代メンバー多くに該当 回想シーンのレントラー→シトロンがレントラーを手持ちとして所持しており、CVもシトロンのレントラーと同じ
*7 ゲームにおける特性「もうか」か?
*8 「サトシに見せてきた夢の内容が首藤が用意していたポケモン最終回や映画3作目の没プロットに近い」「サトシに現実世界を投げかける=首藤案の没最終回におけるサトシの末路」「エンテイの影から現れた=首藤が最後に担当した劇場版ポケモンは結晶塔の帝王」「ゴーストタイプ=幽霊=故人」などから
*9 ちなみに放送開始当初の「オリジナルキャップ」ピカチュウはレベル1であり、これまでレベル2だったピカチュウの最低レベルを更新した
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