アクラ・ヴァシム/アクラ・ジェビア

ページ名:アクラ_ヴァシム_アクラ_ジェビア

登録日:2015/09/02 Wed 14:04:56
更新日:2024/01/16 Tue 11:13:09NEW!
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mh mhf mhf-g mhf-z モンスターハンター フロンティアg サソリ 甲殻種 結晶 異端児 尾晶蠍 灰晶蠍 アクラ・ヴァシム アクラ・ジェビア 特徴の塊 ジャビアでもジュビアでもない 空気 ←だった オディバトラスの餌 ヴァシム・フワァール ←ぶっ壊れ武器





『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場するモンスター。




Av( ゚゚w゚゚)vA<概要

それぞれフロンティア黎明期のシーズン3.0と3.5に実装された甲殻種の大型モンスター。
ジェビアはヴァシムの亜種にあたる。
別名『尾晶蠍』(ヴァシム)、『灰晶蠍』(ジェビア)。



巨大な黒いサソリの姿をしており、硬い結晶体の外殻に包まれている一方、所々に体毛が生えている。
サソリではあるが甲殻種。虫だけど甲殻種。誰がなんと言おうが甲殻種である。


ダイミョウザザミ等との最大の相違点は先端が結晶の尻尾を生やしていること。
これがヴァシムの別名『尾晶蠍』の由来となっている。


ジェビアは爪等が全体的に鋭くなり、頭部には角らしきものが突出している。
尻尾の結晶もヴァシムが青紫色に対し、ジェビアは灰色がかった色味。



普段は地中から結晶だけを露出した状態で潜む習性があり、獲物が近づくと尻尾を威勢よくぶん回して奇襲。
地上に這い出て戦闘体勢に移行する。


尻尾は敵を叩きつけるだけでなく、結晶からビーム状の体液を噴射して薙ぎ払ったり、自ら切り離して投下・爆発させたりすることも可能。
結晶攻撃をもろに浴びた者は「結晶化」という特殊な状態異常にさせられてしまう。
これについては後述。



ヴァシムは砂漠、ジェビアは沼地の洞窟エリアに生息する。
登場ランクは共に上位(HR4)、凄腕(HR5、旧HR100~)、G級(★7)。
HR4→5に昇格する緊急クエストではHR5のヴァシム変種と戦うことになる。上位と比較してかなり強いので注意




ちなみに…



アクラ・ヴァシムは実装以来フォワード.5のPVまで公式動画に出ることが殆ど無かったのだが、
肝心のPVの中身はと言うと、新モンスターのオディバトラス餌として食われる(ことを示唆する)内容であった。
相手は世界観的にも実力的にも強大なモンスターとは言え、モロにかませ犬とされたヴァシムの心境や如何に。


アクラ・ジェビアは後述の複雑な仕様のせいか、G級個体実装までは非常に影の薄かったモンスターであり、
クエストのメンバー募集でもジャビアだのジュビアだのと頻繁に間違われていた。


  ※   ( (  Av( ゚゚w゚゚)vA <うるせぇ!水晶ぶつけんぞ!

G級では防具の性能が良くなったのでもうジョビアさんも間違われなくなるだろう。



Av( ゚゚w゚゚)vA<結晶化

体液が空気に触れると固形化する、アクラ種の性質によって引き起こされる状態異常。
体中に結晶がまとわりつき、最大スタミナが強制的に最低値へ下げられてしまう。


更に、固形化した結晶は他の成分と混ざることで爆発する危険な性質も有しているため、放っておくと結晶が爆発して周辺のハンターをも巻き込む大ダメージを負うことになる。
一応、レバガチャするか、誰かが音爆弾を投げるか、敵味方問わず何らかの攻撃を加えることで解除可能。


ナンバリングで言う爆破やられに近い仕組みだが、あちらと大きく異なるのは下がったスタミナは元に戻らないので、食らった分だけ無駄にこんがり肉や元気ドリンコを消耗させられるといういやらしい要素を含んでいること。
強走薬で対処することは可能なものの、結晶化そのものはスキル「結晶耐性」か、それを内包する「状態異常無効【多種】」を発動させていないと防ぐことができない。
だが、実装当時は結晶耐性や【多種】なんて便利なものは存在せず、音爆弾での解除仕様も導入されていなかったので対策が大変であった。
結晶耐性もG6まではG級スキルという扱いであり、実質G級に上がらなくては無効化の準備すら整えられない有様だった。


ちなみに、ラスタが結晶化すると人力では不可能な速度でレバガチャを行う。



Av( ゚゚w゚゚)vA<戦闘概要

G級では★7ということで、マイナス900の防御減算がかかることに注意。




この二者はとにもかくにも特徴だらけのモンスターとしか言いようがない。
ざっと列挙するとこんな感じ。


  • 甲殻種なのに咆哮を行う(要高級耳栓)
  • 部位破壊するたびに肉質が変化する
  • 更に血の色が変わり、クエストの報酬素材も変化する
  • 更に更に攻撃パターンが増えていく
  • スタン以外すべての状態異常が無効
  • 古龍種でないのに罠も捕獲も無効
  • モンハンシリーズ史上唯一の物理肉質最低値5
  • 複雑な尻尾切断手順(ここ重要)
  • 頭から尾まで全属性ダメージ無効(ジェビアのみ尻尾に少し効く)

一般の大型モンスターにあるまじき個性過多っぷりである。
特に、ハンターからのアクションによって段階的に行動パターンを変化させるモンスターは過去に前例がなく、かなり異端の存在と見られていた。
フロンティア自体が何でもありの方向性になっている現在では、その先駆者ともいえる。



部位破壊について

両者とも部位破壊可能なのは両爪、頭部、尻尾(切断)。



このうち両爪、頭は結晶のせいで物理肉質が硬く、打撃が弱点となる。
が、代わりにそれ以外の物理属性ダメージは部位への怯み蓄積が60~80%カットされてしまうという厄介極まりない性質がある。
本来のダメージはそのまま通っているため、考えなしに部位破壊を狙っても全部位達成する前に討伐してしまう可能性も。
ある程度ダメージを与えれば結晶を剥がせるのだが、今度は斬撃が弱点に切り替わり、前述の怯み蓄積カットが斬撃以外の物理属性に適用される。
ここから更に一定ダメージを与えることでようやく部位破壊が成立し、アクラがひっくり返って起き上がるまでの間は激烈に肉質が軟化する。


普通なら一気に畳み掛けるチャンス、と言いたい所。
しかし、尻尾切断を狙う場合はそうもいかず…(後述)



ちなみに、部位破壊や尻尾切断を経るごとに体液の色は


無色→黄色蒼色赤色


という具合に変化していく。




アクラ・ヴァシム

普段は攻撃パターンが単調で、落ち着いて予備動作を見れば何をしてくるかが非常に分かりやすい。
結晶化を引き起こすビーム攻撃の頻度も少なく、割と楽勝な部類である。
部位破壊を引き起こさない限りは。



尻尾切断の条件がかなり特殊。
前述の部位破壊による転倒のうち、3回目の転倒=頭と両爪の部位を全て破壊した時でジタバタ暴れている間に尻尾への切断ダメージを蓄積させなければならない。
失敗するとヴァシムは破壊部位に尻尾から体液を噴射し、その部位を修復してしまう。
こうなってしまったら再び部位破壊からやり直しになるのだが、その頃にはヴァシムの体力も少ないはず。
つまり尻尾切断まで進行したければ、余分なダメージを与える、切断しきれない等のミスは許されないのだ。
(G級基準で見ると)体力の低いG級個体は慎重にならざるを得ない。
特にG10以降、上位個体は以前と比べて凄まじい弱体化を受けたので、G級ハンターがG級武器を担いで行ったらまともに部位破壊すらできず討伐してしまうことも



よしんば尻尾切断に成功しても油断は禁物。ここからが恐ろしい。


いよいよキレたヴァシムは凄まじい攻撃力に上昇し、発狂したかのように暴れまわるのである。
特に、ボディプレスからフラフラと走り回る攻撃は半端な防御力では即死が有りうる程。
また、尻尾を放っておくと自分でムシャムシャ食って体力回復することがあるため、確実に阻止したい。




特異個体では体毛が金色に、爪が肥大化しているといった変化が起きる。


新技はタックル、周囲薙ぎ払いビーム、連続ビームによる結晶爆弾設置の3つ。
これらは通常時から行ってくるため、必然的に結晶化をもたらす攻撃の頻度が増えることになる。
中でも結晶爆弾は設置したものをヴァシムが自ら爆破させに近づくのだが、実は爆発する前に結晶をハンターが破壊すれば間近にいたヴァシムを短時間気絶させることが可能。




アクラ・ジェビア

ヴァシムよりもアグレッシブなのが特徴。
尻尾を振り回して結晶を飛ばす攻撃など、ヴァシムには無い行動も見られる。
しかし、当時のフロンティアは原種と亜種の差別点があまり明確では無かった為、そこまで大きく変化しているとは言い難い。



部位破壊の手順はヴァシムと同じなのだが、こちらは結晶を剥がす前後での物理肉質がより強烈となっている。
具体的には、剥がす前が斬撃に大して5、剥がした後が打撃に対して5
ただでさえ前述の怯みダメージ補正が存在する以上、斬打のバランスを考えないとろくに部位破壊も達成出来ない。
上位はそれに加えてG10以降、ヴァシム同様に弱体化しているのでG級ハンターはわざと弱い武器を担ぐ必要がある。



更に尻尾切断の条件も複雑化しており、最初の400ダメージは打撃が、後の400ダメージは斬撃が最もよく通るという奇怪な性質を有する。
逆に、最初の400ダメージは斬撃、後の400ダメージは打撃の怯み値が10倍に上がるため、一つの属性のみで切断はものすごく困難。
つまり尻尾切断に打撃属性の参加も要求されるのである。
稀少スキル「適応撃」があるなら、逐一対応した物理肉質での効果的なダメージを与えることが可能。



切断後は尻尾の断面に血結晶が形成されるが、実はこれも部位破壊できる。
その条件はダメージ関係なく攻撃を25回当てること(G級はこれよりも少ない)。
高い位置にあるため、打ち上げタル爆弾を使うと便利。
G級では血結晶を溜めて撒き散らす新技を有するので注意。




特異個体は体毛が赤色に、左爪が肥大化している。


ヴァシムと違い結晶そのものを使った攻撃が多く、結晶の破片を大量に飛ばしたり、空中に飛ばした結晶をビームで破壊して降り注がせたりする技を会得した。
これらの行動の存在もあり、ほぼヴァシムと別物のモンスターと化した。




Av( ゚゚w゚゚)vA<武具

武器はヴァシムが麻痺属性を宿し、ジェビアは無属性(G級では麻痺)。
どちらも実装当時は優れた性能で人気を博したことがあり、ヴァシム武器は攻撃力と属性値を両立した高性能な麻痺武器で、ジェビア武器は無属性という性質上、マイナス属性肉質の変種相手には強かった。
特にG級のヴァシム穿龍棍こと「ヴァシム・フワァール」は
手数武器なのにあまりに麻痺値が高すぎて物議を醸したぐらい強烈(白ゲージ止まりという弱点はある)。



防具はなかなかオシャレ。
G級では結晶耐性のスキルポイントを持つ他、ジェビア防具は攻撃力UP・斬れ味レベル+1の複合スキル「刀匠」を発動できることから刀匠中心の装備を目指すハンター達に重宝された。




Av( ゚゚w゚゚)vA<余談

このアクラ種はプレイヤーからの好き嫌いがハッキリと分かれやすいモンスターでもあり、
虫嫌いの女性プレイヤーからは生理的に無理という苦情が多かったらしい。
まあ、最終段階の狂った動きを見せ付けられるのはまだしも、黒くてカサカサ歩いていたらそりゃあね…


  ※   ( (  Av( ゚゚w゚゚)vA <うるせぇ!!

一方で虫好きの人がいるのも事実であり、フォワード時代に行われた人気投票ではヴァシムが4位を獲得していた。



とはいえ、アクラ種に寄せられた苦情はその後のMHFのモンスターデザインにまで多大な影響を及ぼした。
例えば牙獣種ゴゴモアは元々蜘蛛のモンスターになる予定だったが、前述の苦情が原因で糸を操るというコンセプトそのままに猿へ変更されたという経緯がある。
また、後に実装された甲殻種タイクンザムザもネタ性が強いものの武具やムービーへの不満も合わさりやはり不人気となっており、それ以降新規の大型甲殻種は全く登場しなくなってしまった。
(G8でクスバミという小型の甲殻種は登場した。何気にアクラ骨格である)



一方で、後にナンバリング側で登場したMH4の影蜘蛛ネルスキュラが意外と女性人気も高く、更にMH4Gでザザミら甲殻種も復権した事から風向きが徐々に変わり始めている感じもある。
果たしてMHFでも新たな大型甲殻種の登場の時は来るのだろうか…





追記・修正は尻尾を切断してからお願いします。

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  • コイツ本来は甲殻種じゃなくて鋏角種ってのが一番正しいんだよね。サソリは節足動物だけど虫じゃないし。 -- 名無しさん (2015-09-02 16:37:15)
  • ↑いや甲殻種で合ってるぞ。(モデリングの都合だけど)コイツの身体構造はザザミ等と一緒、つまり現生のヤドカリと同じ -- 名無しさん (2015-09-02 16:48:17)
  • 某動画の会長がパンツで選んだレスタ連れて、ハンティングしてたなぁ -- 名無しさん (2015-09-03 05:11:11)
  • ネルスキュラは細くて白くてスタイリッシュだからなぁ。一方のヴァシムは黒くて固くてテカっておまけに妙に毛が生えて…現実のGに見えたんじゃないだろうか -- 名無しさん (2015-09-04 00:26:34)

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