登録日:2011/06/15(水) 22:35:04
更新日:2023/08/08 Tue 17:39:50NEW!
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大怪獣頂上決戦
人類が誇るスーパー戦闘ロボット "機龍"
人類を憎むザ・キング・オブ・モンスター "ゴジラ"
地球を愛する守護獣 "モスラ"
3大怪獣、激烈のラストバトル!!
ゴジラ
モスラ メカゴジラ
=東京SOS=
「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」は2003年12月13日に公開されたゴジラシリーズ27作目の作品である。
観客動員数110万人
前作「ゴジラ×メカゴジラ」
次作「ゴジラ FINAL WARS」
世界観は前作から直接続いており、特生自衛隊を始めとする各設定や一部登場人物が続投している。
●目次
【ストーリー】
ゴジラと機龍の戦いから数ヶ月後、太平洋上で謎の飛行物体が現れる。航空自衛隊のF-15が追尾するが、飛行物体は小笠原近海で消息を絶つ。機龍隊の整備士、中條義人は叔父の信一の別荘にて小美人の訪問を受ける。小美人は信一と義人、甥の瞬に機龍に使われているゴジラの骨を破棄すること、
その見返りにモスラがゴジラと戦うことを告げる。
機龍に愛着を持っていた義人は複雑な思いを秘めたまま過ごす。
一方、信一は友人であった五十嵐総理に機龍の凍結を訴えるが、受け入られなかった。
各人の思いが交錯する中ゴジラに倒されたと思われる怪獣の死体が発見された…………。
【概要】
前作、「ゴジラ×メカゴジラ」からの直接の続編となった本作は、同時に1961年版「モスラ」からの直接の続編となっている。
そのため「モスラ」に出演した小泉博氏が当時と同じ中條信一役で出演している。
また、死体役とはいえ「決戦!南海の大怪獣」のカメーバが出る等、前作以上に歴代怪獣映画とのつながりを強調している。
他にも本作のモスラの流れは「モスラ対ゴジラ」を踏襲しており、ゴジラとモスラの戦いの流れ等にそれが見られる。
スタッフ面では、監督は前作と同じく手塚昌明氏。脚本にも参加し、二作に渡る物語を完結させた。
音楽も同じく大島ミチルで、前作からの引き続きの音楽と加えられたモスラのテーマが作品を彩った。
特殊技術はゴジラシリーズでは『ゴジラ対メガロ』や『ゴジラ(84)』で助監督を務めていた浅田英一氏を起用。
初代に近い柔らかい姿に仕上げたモスラや、東京タワー、国会議事堂の破壊シーンで盛り上げた。
キャストでは前作から引き続き出演した人がいる一方で、主人公にはガオレンジャーで名を上げた金子昇を起用。
特撮作品の主人公には珍しい整備士役となった。
また、モスラが出る作品の目玉と言える小美人役には東宝シンデレラで受賞した長澤まさみ、大塚ちひろが起用された。
本作は前作と直接の続編な上に出てくる怪獣も目新しい物では無かったことや、
併映のハム太郎も3作目であったこともあってか、観客動員数は大幅に落ち込んでしまった。
結果、東宝は次作にてゴジラシリーズを一旦打ち切ることを決定することになる。
意外にもモスラとメカゴジラの共演は現在本作のみである。
後述するゴジラの破壊活動はこの作品が新世紀ゴジラの集大成として作られた部分も大きいという。
【登場人物】
◆中條義人(演:金子昇)
元空自の整備士で、昔から機械の声が聞こえると語っており、機龍にも建造当初から5年間も関わっているため愛着がある。
小美人の話しを聞き心が揺れる。終盤の整備シーンはなかなかかっこいい。
前作での釈由美子氏同様に金子昇氏も整備士の役作りのため航空自衛隊に体験入隊をしている。
航空自衛隊ではC-1輸送機の整備作業に参加させてもらい、そこで整備士として必要な敬礼の仕方や工具の使い方のほか、経験や心構えを教わったという。
キャッチフレーズが「灼熱の獅子!」の獣医ではない。
「機龍を助けに行ってくる」
◆如月梓(演:吉岡美穂)
義人と同じく元空自の整備士だが、飛ぶことに憧れてパイロットに転向した。機龍隊に配属され義人と再会する。
義人には悪い気はしてないが義人は機械バカなので進展無し。
「絶対死なせない!!」
◆秋葉恭介(演:虎牙光輝)
家城茜に代わって機龍のオペレーターになった元トップガン。
機龍を操作したいがために、機龍隊に入ったらしい。
茜に比べて少々荒っぽい操作である。防衛庁幹部の父親と確執がある。
ウルフ金串でもZECTきっての鬼でもない。
「待たせたな、ゴジラ!」
◆中條信一(演:小泉博)
義人の叔父で言語学者であり、かつてのモスラ襲来時の中心にいた人物の1人。
その時に小美人と知り合っており、彼女らのメッセージを伝えられる。
本作の公開に先駆けて『超星神グランセイザー』第8話にもゲスト出演した。
「義人が正しいと思うことをやればいい」
◆中條瞬(演:大森樹)
信一の孫。小美人の話を聞き、ゴジラ襲来の際には学校の校庭に机でモスラの紋章を描いた。
「義おじちゃん……」
◆五十嵐総理(演:中尾彬)
前作に引き続き日本の舵取りを務める。小美人の話を友人の中条信一から聞き悩むが、ある決断をする。
「この戦いをゴジラとの最終決戦とする!」
◆小美人(演:長澤まさみ・大塚ちひろ)
インファント島から来たモスラの巫女。義人達にゴジラの骨を返却して欲しいと訴える。
演じる人は違うが、「モスラ」時と同じ小美人であるような演出がされている。
「ゴジラの骨を海に返してあげてほしいのです」
◆家城茜(演:釈由美子)
前作主人公。
本作では一緒にしらさぎに乗っていた葉山、関根と共にアメリカへ研修に行く。
機龍は戦いたくないのかもと義人に語った。
「機龍をよろしく」
◆矢吹健太朗
本業は漫画家のエキストラ役。
六本木ヒルズで黒づくめの服に黒いカバンを持って必死に避難する黒ぶちメガネ。
子供の頃からゴジラが大好き。
【登場怪獣】
◆ゴジラ
前作と同一個体で胸には前回の戦いで付いた傷痕がある。
今回は初代以来の国会議事堂破壊や、意外にもシリーズ初となるゴジラによる東京タワー破壊のシーンがある。
品川から上陸後、親モスラと交戦、その後機龍や子モスラとの連戦の果てに機龍と共に海に沈む。
今回は機龍の中のゴジラの骨を求めていたのではという予測がされていた。スタッフによる裏設定によれば機龍の骨に使われたゴジラの子供らしい
◆モスラ
『成虫』
校庭の紋章に導かれるように飛来、ゴジラと戦う。
設定は「モスラ」「モスラ対ゴジラ」に準じており、最後の攻撃は命を削った毒燐粉である。
『幼虫』
「モスラ対ゴジラ」のように双子で登場。親モスラが小笠原近海の島に産んだ卵から孵化。機龍と共に戦う。やはり糸でゴジラをがんじがらめにした。
◆3式機龍
詳しくは項目参照。
前作終盤において機体が大きなダメージを負ってしまったため、修理と強化も兼ねて少々デザインが変わった。
メディア展開においては前作での機龍との区別をつけるために「3式機龍改」と呼称する場合が多い。
今作ではメカゴジラと呼ぶ人物がいないため、終始「機龍」と呼ばれる。
◆カメーバ
まさかの死体で登場。首長竜やアンギラスの死骸とする案も存在した。
前作の超全集に登場怪獣として紹介されていたが、実際に正史となった。
公開前に掲載されたてれびくん2003年10月号やその他、雑誌設定ではゴジラと戦い、後日打ち上げられたことになっている。
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▷ コメント欄
- あの子供のモスラ召喚シーンは何度見ても胸が熱くなるんだよなぁ -- 名無しさん (2013-08-27 20:10:29)
- ゴジラ、メカゴジラ、モスラのコラボが斬新だった。 -- 名無しさん (2013-08-27 20:30:45)
- メカゴジラ=終わりがこの作品にも適用されてしまうとはな -- 名無しさん (2013-11-23 23:45:38)
- 結局ゴジラって死んじゃったの? -- 名無しさん (2013-12-16 15:25:01)
- ↑機龍と一緒に眠ったんだよ・・・ -- 名無しさん (2013-12-16 15:28:36)
- なぜタグに矢吹が? -- 名無しさん (2014-01-26 14:48:10)
- ↑ググれば普通にわかる。エキストラで出演してる -- 名無しさん (2014-01-26 14:56:17)
- 「指令室、この無線を整備隊につないでください」「こちら整備隊田所、中條どうぞ」「右目の第三、第四装甲の一部が欠損。情報伝達ケーブルとその真下にある駆動制御ミッションが損傷している」「右目の第三、第四装甲が欠損……頭部の駆動制御ミッションのマニュアルだぞ!」「はい!」「よっしゃー」「ケーブルが逝かれてる!? 駆動ミッションのケーブル、付近で代替できるのを教えてくれ」「代替、代替……」「ケーブルの延長を確保した。どうぞ」「せかすなって……!」「J3ユニット!」「ケミカルセンサーにつないでどうすんだ! ちびすけっ!!」「むぅ……」「いやブースに入ってプログラムを変更すれば大丈夫だ」「中條!」「聞こえてる! 作業中だ! 接続は完了した」「メンテナンスブースだ。中條」「了解。これから移動する!」この流れは整備士って設定が珍しいのもあってかなりかっこよかったなぁ -- 名無しさん (2014-03-06 15:52:34)
- 親モスラが生きたまま幼虫と会えるのはこれだけだよね -- 名無しさん (2014-07-17 14:35:41)
- 燃えるシーン泣けるシーンがちゃんとあったのに、尺が足りなくて盛り上がりに欠けたのが個人的に残念。でも整備とかモスラ召喚は良かった -- 名無しさん (2014-07-22 16:51:03)
- 最初は3部作のモスラ出すつもりだったらしい、……ゴジラに勝てんじゃね? -- 名無しさん (2014-07-26 22:40:30)
- ↑×3 モスラ(1996年版)は会ってるよ。ゴジラ登場作に絞ればそうだけど。 -- 名無しさん (2014-07-26 22:45:52)
- 機械の声が聞こえるってのはガオレンを踏襲したのかな -- 名無しさん (2014-08-01 04:13:17)
- ED後のラストシーン、何の因果かオキシジェンデストロイヤーに似たケースに初代ゴジラの細胞が保存されたいた。メタ的な意味、良い意味で悪い意味でゴジラ(怪獣)は死なないという意味なのだろう。 -- 名無しさん (2014-08-03 22:20:00)
- 願わくばあのDNAから第二の機龍が生まれないことを祈る -- (2014-08-03 22:30:45)
- 矢吹神エキストラでいたのか・・・初めて知った -- 名無しさん (2014-08-03 22:35:09)
- 結局、ゴジラって死んだの?生きてた -- 名無しさん (2014-10-02 00:50:33)
- ↑続き としたら無理心中って事になるのでは・・・ -- 名無しさん (2014-10-02 00:51:15)
- 葉山&家城&関根「アメリカ留学から帰ってきたら機龍無いんだけど機龍隊って今後どうなんの?」 -- 名無しさん (2014-10-02 01:00:00)
- ↑まだ怪獣が出てくるなら、全員特生自衛隊に戻るとは思うが、機龍隊は事実上の消滅かな -- 名無しさん (2014-10-02 09:18:13)
- 生命は定められた時の中にこそあるべし -- 名無しさん (2014-11-10 22:08:35)
- これよくよく考えたらホントに残酷な事してるよな -- 名無しさん (2014-11-10 22:30:11)
- 小美人の感謝の言葉からのあのラスト(しかも容器の形がモロOD)。GMKの心臓ENDとは別の意味でショッキングな終わり方だったと思う。 -- 名無しさん (2014-12-01 00:49:38)
- 完全に人力100%で機龍二号機作るんじゃないの?初代のDNAは破棄されたし骨格を模造したフレーム作れるだろうしさ -- 名無しさん (2015-01-16 01:24:37)
- フレームは人工で代用可能、DNAは保存されてるからゴジラの骨抜きの機龍は建造可能 -- 名無しさん (2015-03-18 00:47:45)
- BSでこの間、放送してたね。モスラの鱗粉のシーンで涙腺が緩くなったわ・・・ -- 名無しさん (2016-07-15 21:50:31)
- ラストシーンはいくらゴジラと機龍が封印されて危機が去っても人類が自分自身を戒め続けなければ第二のゴジラ、機龍は簡単に生まれてくるぞ…ていう警告なんだと思う。人間の絆、優しさが世界を救う!みたいな展開に安易にしたくなかったのでは? -- 名無しさん (2016-07-15 22:38:13)
- 今にして思えば、これは、モスラ対ゴジラのミレニアム版の意図もあったのかな? モスラが幼虫守ってやられたり、幼虫が兄弟力合わせてゴジラと戦ったりする展開とか。 -- 名無しさん (2016-07-23 20:48:54)
- ↑×2 初代からして、「あれが最後のゴジラとは思えない、いつか第二第三のゴジラが…」って余韻で終わってたし、そのオマージュもこもってるんじゃない? -- 名無しさん (2016-07-23 20:56:58)
- 言っちゃなんだが怪獣って脅威が何時まで続くかわからん以上自衛手段を求める事を止める方が間違ってるわけだし。現に私達が代わりに戦うって言ったモスラの親はゴジラに負けたんだから -- 名無しさん (2016-07-23 22:52:51)
- そもそもあの世界昭和特撮並にゴジラ以外の怪獣が頻繁に出現しまくってるし仕方ない保険策だと思うよ -- 名無しさん (2016-08-17 08:07:27)
- 超全集には、G特殊兵器開発特別法案による日本の軍事国家化と、事実が公になったときの諸外国からのDNAの要求、更に各国の生体ロボットによる軍拡競争と巨大ロボット軍隊同士の世界対戦が示唆されている。そうなるとモスラも人類を見捨てるらしい。ちなみに挿し絵には機械化されたバラン、バラゴン、カメーバ、サンダ、ガイラ、クモンガ、ガニメ、ゴロザウルスらしき怪獣が描かれている。 -- 名無しさん (2020-09-12 21:32:30)
- ↑人類滅亡ルートだなあ... -- 名無しさん (2022-02-23 11:27:26)
- 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-11-16 09:17:21)
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