緋宮あやり

ページ名:緋宮あやり

登録日:2013/12/22(日) 00:22:23
更新日:2023/12/08 Fri 12:58:44NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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「うん。あたしね、"魔女"なんだよ」



緋宮あやり(Ayari Hinomiya)とは、ういんどみるOasis制作のエロゲー、ウィッチズガーデンに登場するヒロインの1人。



CV:日山紅莉栖
アバター:魔女
身長:152cm
体重:45kg
スリーサイズ:88(E)/57/87
血液型:AB型
誕生日:10月31日
所属:私立風城学園1年A組
好きなもの・こと:読書、ひなたぼっこ、洋輔の部屋
嫌いなもの・こと:寒いところ、突然の大きな音
テーマ:二人のあしあと



主人公の有馬洋輔が風城へやってきた際に見つけた最初の魔女。
下宿先の悠子の家で一緒に暮らすことになる。



ぽわぽわした朗らかな少女で、最初は警戒していた洋輔にもすぐに懐き、行動を共にするようになる。
感受性豊かで好奇心も強く、何かある度にころころと表情を変えるリアクション魔人。
些細なことで驚いたり喜んだりしてくれる愛玩動物の如き可愛さを振り撒いている。
その子供らしい性格に反して出るところは出ているので実にグラマラス。尤も、本作では更に上がいたりするが。



一つ屋根の下で暮らしているということもあってか、家主の悠子のことをとても信頼している他、洋輔ともすぐに仲良くなる。
しょっちゅう洋輔の部屋に赴いては「自分の場所」であるベッドの端に座って読書をしたり、洋輔とのお喋りを楽しんだり。
そんな性格からか学校でもすぐにクラスメートと打ち解け、こはるや悟朗といった友人たちにも恵まれている。



涼乃とはまた違った方向で魔女であることに誇りを持っているらしく
魔女というものが飽くまで風城という世界の役割であるかのような言われ方をすると、途端に頬を膨らませてぷりぷり怒ったりする。
その様子から、普段から自分は魔女であるということになりきっていることが窺える。
魔女の衣装は紫色のローブ、マント、とんがり帽子、銃に変形する愛用の箒「エトワール・フィラント」と如何にも魔女といった風貌で、炎系統の魔法を得意としている。



今までずっと悠子と二人きりだったからなのか少々世間離れしてるような一面もあり
ふとした弾みで洋輔たちと別行動を取って姿をくらまし、そのことを心配された際
洋輔の気持ちをわからずに軽率な行動をした自分を悔やみ、本気で泣き出したりもしていた。



月末になるにつれて不可解な行動を取ることが増えるようになり、何かを探して風城中を駆け回ったりする。
他にも普段のぽわぽわした様子とは違う、厳格な雰囲気で虚空を見つめて立ちすくんだりもする。
そして涼乃曰く、あやりは普通の魔女の常識とはあらゆる面でかけ離れている部分が多すぎるとのこと。
他にも、大半のルートで4月の不定期パレードの後に決まって熱を出して寝込んでしまったりもするのだが……



実質的な看板ヒロインでありながら、ルート攻略は後になるという珍しい立ち位置でもある。



-以下、ウィッチズガーデンの根幹に関わる重大なネタバレ含む-


-未プレイの方はバック推奨-





















彼女は風城の技術を用いる魔女(キャスター)とも、風城の魔力で魔法を使う魔女(ソーサレス)とも違う
自ら魔力を生み出し続ける特殊な存在―――ただ1人の魔女(ウィッチ)である。
あやりが魔女のことについて言及された際に怒っていたのも、本当に魔女だったからということ。



風城は本物の魔法や魔物といった物が存在している真の意味での別世界であり
その源となっているのがあやりの体内から抽出される膨大な魔力である。
代々ウィッチから得られる魔力が、風城の超技術の根源となっているのだ。



が、あやりに関してはそれだけに留まらず、歴代のウィッチすら凌駕する莫大な魔力の保有者であり
しかも、時間が経てば経つほどその魔力を高めていくという体質を持っている。
その魔力によって無意識の内に魔物のような危険な存在を呼び込んでしまっている他
定期的に魔力を抽出して消費しなければ、高まり続ける魔力によっていずれは覚醒を起こし、どうなるか予想がつかない程。
そうした危険要素を魔女や騎士の魔物討伐というイベントとして広めたのが、不定期開催のナイトパレードである。



そしてあやりは29日周期の魔力抽出の副作用として、その度に記憶をリセットされている。
抽出直後は風城という都市の存在や自分が魔女であることを含めた最低限の知識しか覚えていない。
監視役の悠子はそのことに常に心を痛めていたが、長い年月を共にする内に、やがては悠子のことも覚えているようになった。
初めて洋輔に会った時も、リセットが終わった直後であった



成人にも満たない少女一人を代償にしたあまりにも非人道的な行為と取られても仕方ないが、ウィッチは代々自然発生するものでそう簡単に消せるようなものでなく
ただ居ながらにして世界を別のものへと変革させてしまうような存在で、それを内に留める為に作られたのが城壁に囲まれた風城という街。
云わば、「少女が街の犠牲になっている」とも「街が少女の犠牲になっている」とも言える状態なのである。



莉々子ルート、水澄ルート、えくれあルートではこれらのあやりの真実に触れることは一切無いので
全部知った後にこの三名のルートをプレイしていると、後味の悪さを感じてしまうかもしれない……
まあ、洋輔のことだし事実に気づいた後にもそれぞれのヒロインと共に行動を起こすことは容易に想像できるが。



涼乃ルートでは同じように真実を知った涼乃と共にあやりを助けるために尽力した結果
雪村家の秘術を応用して施すことにより、ある程度なら記憶を保持できるような状態になった。



あやり自身の個別ルートでは共に生活している中の違和感で真実に気付いた洋輔が1人であやりの記憶を保とうと奔走するも
努力も実らず5月の月末での抽出で再び洋輔のことを忘れてしまう。
それでもあきらめずに今度はクラスのみんなも一丸となってあやりの為に行動し、彼女の為に思い出となる出来事を重ねていく。
洋輔を始めとしたみんなの温かな気持ちに触れ、あやりも今の時間を忘れたくない、覚えていたいと強く願うようになる。


「忘れたくない……」
「んーん、覚えてたい……」
「洋輔、あたし、覚えてたい……」


その結果6月の抽出の日には、洋輔との思い出を強く刻み込んだ結果
今までは悠子によって誘導されるがままだった抽出装置の下に、洋輔と共に自分の意志で赴くようになる。
そしていつも通りに抽出が終わり、やはり大半のことは忘れてしまうも、洋輔のことと彼が好きだということは覚えていられるようになった。


「……不思議」
「あたし、なんか……空っぽなのに……」
「それは……ある……」
「洋輔……あたし、洋輔が好きなんだ……」



5人のヒロインの結末を見届けた後に解禁されるトゥルールートでは
洋輔と出会ってから最初の抽出の場に赴かなかった結果、ウィッチの覚醒を起こしてしまい、
風城が常に不定期のナイトパレードと同じ、街中に魔物が闊歩する危険な状態へと変貌させてしまう。



それでも諦めずに洋輔と共にいたいと願い続けて数々の困難を乗り越え
最後の最後に立ちはだかった先代のウィッチである悠子との戦いにも勝利。
風城を「魔女と街とが共生する、毎日がナイトパレード」という形に作り替える。
そして自分を守る騎士である洋輔と共に、風城を象徴する魔女として人々から祝福される存在となる。
覚醒を乗り越えたことにより記憶のリセットも必要なくなり、本当の意味での幸福を手にしたのだった。
まあそんな危なっかしすぎる状況を普通に受け入れられる風城民のポテンシャルが何よりもパネエと思うけどな!!



「これからも、いっぱいいっぱい、大変なんだろうけどっ……」


「でも……できるんだ、こんなふうにできるんだ……!」


「うれしいね、洋輔っ……」


「だいすきだよ、洋輔……!」


「これからも、ずっと、ずっと……一緒に……!」






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*1 出典:ウィッチズガーデン ゲーム画面 ういんどみるOasis 有限会社アレス 2012年11月30日 ©Windmil / ARES Inc.

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