アジアン(薔薇のマリア)

登録日：2009/11/08(日) 21:55:08
更新日：2023/12/08 Fri 11:49:12
所要時間：約 4 分で読めます

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薔薇のマリアの登場人物でクラン、昼飯時(ランチタイム)の頭領(マスター)

CV：石田彰

別名、虐殺人形(カーネイジドール)でクランを作る前は、
たった一人で悪党クランであるバル・バラを壊滅させたこともあるかなりの凄腕。

黒髪に薄青の瞳でこの世のものではないような容姿をしているイケメンである。
刺闇(ソーンダーク)というブランドとモデル契約をしており刺闇製の黒を基調とした特注の衣服を常に身に纏っている。
一人称はボクで語尾がカタカナになる。

性格はクールそのもので同じクランの者にさえ素っ気ない態度を取ることもしばしば。
しかしマリアローズを前にするとその態度は一変し、キザで極限愛な「馬鹿１号」へと変貌を遂げる。
マリアへの溢れんばかり愛を、クサイセリフでこれでもかというほど語る姿は普段の彼を知る者は唖然とさせる。

「ずいぶんいつもとキャラが違うんじゃないかね」

前述の通りマリアローズに極限愛(ラヴマックス)しているが、
昼飯時の女性陣のほとんどが好意ないしは性的興味を抱かれているようだ。
だが本人はマリアしか眼中にない。

作中で何度もマリアローズに告白しているが悉く拒否されマリアが女ではないことについては、
「ボクはキミという存在に惹かれ恋に落ちた。つまり、これは運命なんだヨ。
キミがたとえ犬だろうと猫だろうと異界生物だろうと大脂羽蟲だろうと、ボクはきっとキミを好きになっただろう」とコメント。まさに極限愛である。

「オゥマイスウィーテスト」
装備は泣き叫ぶ短剣(スクリーミング・ダガー)と断末魔の剣(デスクライ・ソード)、体に忍ばせた無数の暗器と腕から伸びる謎の紐の４種類。

泣き叫ぶ短剣は魔導王時代の逸品で、魔導王レディ・麟霊が手ずから千人の戦闘奴隷ムサドを殺して作り上げた秘宝である。
普通に使ってもかなりの業物なのだが、敵を殺すと短剣自体が全ての負の感情を声にしたような千人分の声で泣き叫ぶ。
その声には戦意喪失などの効果がありメリクルなど、聴覚が異常発達している異界生物に至っては死亡する場合もある。

しかし実は泣き叫ぶ短剣は世を忍ぶ仮の姿で断末魔の剣が真の姿であるらしい。

アジアンは右手に泣き叫ぶ短剣を突き刺すことで断末魔の剣を発動させる。
断末魔の剣の刃は何節にも分かれていて節ごとに自在に可変する。
毒々しい真紅に染まっており二メーテルを超える全長。その形状から多節剣とでもいうべきか。

泣き叫ぶ短剣のように目立った特殊能力は作中にはないが可変を活かした変則的な斬撃と、
暗器でのコンビネーション攻撃でトマトクンと渡りあった。
アジアンにとって「とっておきのひとつ」らしい

以下ネタバレ

リクが追放された穢れし者どもの国の真の王子でルヴィー・ブルームの悪魔の、
『rebnaxxntquesrexximmg』という単位生殖を応用して作られたルヴィー・ブルーム自身の息子。

穢れし者どもの国はアジアンを作りあげるためのルヴィー・ブルームの施設であった。
穢れし者どもの国の国民は全てアジアンの兄弟でありプロトタイプであり失敗作であった。

さらに憑依魔術を編み出したとされるルヴィー・ブルームによってタナトゥス、
ジャシュギシュ、アルカーディア、ヤヌゥ、ウルクハンドを体の一部として憑依させられている。
タナトゥスは背中の二枚の闇色の翼、ジャシュギシュは左腕の竜もどき(古代の蜥蜴人の王らしい)、
アルカーディアは前述の右腕の謎の紐、ヤヌゥは腹に空いた穴である。ウルクハンドは本編では未登場。

]巻で生みの親であるブルームと対峙するが穢れし者どもの眷族であることを知らされ、
精神的優位を取られブルームの憑依体である白色竜とギュンツァー、アグナクウィアラに圧倒されるも、
マリアローズからアジアンがどんな姿でも嫌いになることはないと告げられ、戦意を取り戻しヤヌゥを使ってブルームを倒した。

ちなみに憑依体はアジアンが一瞬でも気を抜くとアジアンの精神を食い殺し体の主導権を奪ってしまうらしい。

追記、編集はご自由だヨ。

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