登録日：2012/04/20(金) 15:23:51
更新日：2023/12/05 Tue 10:17:34NEW!
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写真集 ヌード 宮沢りえ 芸術作品 ヌード写真集 ヘアヌード 篠山紀信 日本で一番売れているヌード写真集 児童ポルノ ←17歳と11ヵ月と22日でかよ ←厳密には児童ポルノではない santa fe
Santa Feとは、1991年11月13日、ヌード写真集を手掛けるなら日本一と言われる出版社である「朝日出版」から発売された、所謂ヘアヌード写真集である。
被写体は、当時人気絶頂のアイドルそして女優であった宮沢りえ。
撮影は、様々な有名著名人のヌードを撮影することに定評がある篠山紀信である。
撮影当時十七歳であった宮沢りえがヌードになったという事で、社会全体が大騒ぎになった。
因みに、アンダーヘアが映っている写真はワンカットだけで、あとはバストが露になっている写真だけだった。
当時、何かの仕事でアメリカに渡っていた事は芸能記者達も把握していたが、何の仕事なのか全くわからなかった。
1991年11月13日、朝日新聞を購読していた家庭では、朝っぱらから悲鳴とも驚愕ともとれるような叫び声が聞こえたかもしれない。
何と、宮沢りえの裸体が一面広告にバーンと掲載されていたのだ。
無論、宮沢りえのヌード写真集の話は、直接関わった人と宮沢りえの家族を除けば、朝日出版の社長と担当者、宮沢りえが当時出演していたCMの広告代理店とスポンサー、朝日新聞広告部の担当者、印刷工場の人間しか知らない、まさに「極秘中の極秘」であった。
また、トーハンや日版等の出版卸売り大手等も、前日の夜に初めて知った人が多かった。
本屋でも、この事は前日の取次店からの連絡で皆初めて知った為、(宮沢りえの写真集ということだけは事前から知らされていたが)「ほぼ間違いなく店頭がパニックになる」として、急遽仕入数を増やしたり、特設コーナーを作ったりして、取次店からの配送を待った。
この情報には当然テレビ局もパニックになり、右往左往する有様であったが、日テレだけは、「ズームイン！朝」で冷静に伝えていた。
情報を聞き付けたファン達が比較的大きな書店に並ぶ姿が多数発生し、開店と同時に瞬く間に本が無くなった。
当時で本体価格4300円以上する、分厚いB4の専門書並の扱いなのだが、初動で五十万部が売り切れるという大騒ぎとなり、印刷工場や製本をする会社はフル稼働状態に。
この騒ぎは年明け以降も続き、結果的に三ヶ月で百五十万部が売れるという快挙を成し遂げた。
宮沢りえが十七歳当時の写真集である為、児童ポルノに引っ掛かるのか分からなかったが、どうやら「芸術性が極めて高く、これを児童ポルノと言うのは滑稽」とする内閣法制局の解釈がなされているようだ。
同じく、撮影当時十一歳であった栗山千明の「神話少女」も、発行元が絶版としたが、「これも芸術作品と解釈が出来る為、他人に有償で譲渡しても罪にはならない」とこちらは法務省が解釈している。
身勝手な物だとは思われるが……。
因みに、この作品や「神話少女」など極めて芸術性の高い作品に対し、アグネス・チャンは「プロの写真家が撮影したものを規制対象にしろとは、言ったことはないんです。りえちゃんの写真集はうらやましいくらい綺麗。私も持ってる」と、ほざいている。
こんな適当な基準の法律が普通にある日本って一体……。
現在でも書店で注文すれば製本して買える写真集で、価格は4536円。
篠山紀信と宮沢りえのファン、ヌード写真集収集家の他に、将来プロの写真家を目指す若者やアマチュア写真家達の教科書的存在ともなっている。
なお、これだけ売れているため、古本屋で買った方が多分安い。
この写真集を発売する際、宮沢りえ側は当時出演していたCMのスポンサーに相当根回しをしたらしく、普通ヌード写真やそれに類する物を出すと降板させられるのだが、殆ど影響が出なかったことでも知られている。
なお、ギネスワールドレコード日本版では「日本で一番売れたヌード写真集」と認定されており、宮沢りえの自宅には証明書もある。
宮沢りえ本人も「誇りに思う仕事」としていて、「裸になることに全く抵抗が無かった。今もファンの方が写真集にサインをしてくださいと言われる」と、発売から二十年での節目に語っている。
参考までに、累計の売上部数は推定285万部であり、現在も記録更新中である。
尚、アグネス・チャンと宮沢りえは、以前フジテレビ系列で放送されていた「なるほど！ザ・ワールド」で共演して以来交流があって、この写真集も彼女からサイン入りでプレゼントされているほか、篠山紀信とも交流があり、プロのヌード撮影をする集まりやアマチュア写真家のヌードには極めて肯定的で、「こういうプロアマの方達を失業させるようなことはさせない」としていて、十八歳未満のヌードに関しても、「良識の範囲内であれば、ある程度までは許されると思うけど、お金を払って援助交際のようなことをして撮影するのは、本気で写真に人生をかけている人たちに失礼」としている。
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