登録日:2011/11/28(月) 18:25:14
更新日:2023/08/08 Tue 17:12:58NEW!
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fft ff12 ゾディアックブレイブ 偽りの聖者 神?
聖アジョラとは、グレバドス教会で「神」と崇められている、実在した聖者。
英雄王ディリータの時代からさらに遡ること12世紀、何艘もの飛空挺が大空を飛び天を埋め尽くし、街には機械仕掛けの人間がいたという時代の人物。
出身はルザリアのベルベニア。
聖アジョラは生まれるとすぐに立ち上がり、井戸まで歩くと、
「この井戸はもうすぐ災いがふりかかる。今のうちに封印し、人が飲まぬようにしなければならない」
と予言した。
数日後、予言どおりベルベニアを黒死病(ペスト)が襲い、汚染された井戸水を飲んだ人々は次々と病に倒れ、死んでいった。
しかし我が子の予言を信じた家族だけは生き延びる。
以後、聖アジョラは、混乱した人間界を救おうと神の国より遣わされた『神の御子』として崇められていく事になる。
聖アジョラが20歳の頃、ランベリーの若き王がイヴァリースの覇権を狙い、魔神を召喚し世界に混乱を招くが、聖アジョラは伝説の12個の聖石を集め、「ゾディアックブレイブ」を結成し、魔神を撃退した。
しかしいつの世にも為政者にとって「英雄」ほど邪魔な存在はいない…。
神の国の到来を説く聖アジョラは、当時最も規模の大きかった神聖ユードラ帝国の国教ファラ教の怒りと恐れを買うことになる。
帝国はアジョラとその一派を捕らえるために挙兵、
金に目のくらんだアジョラの13番目の使徒・ゲルモニークの裏切りにより聖アジョラは捕らえられ、ゴルゴラルダ処刑場で処刑、天に召されることになる。
しかし、神の御子である聖アジョラの死によりファラ教は神の怒りを買い、本拠地ミュロンドは処刑直後天変地異に襲われ、海没した。
これを神の怒りが起こした奇跡だと信じた彼の弟子達が教えを広めたのが、グレバドス教団の始まりである。
聖アジョラは天に召された後、『神の御子』として天界に迎えられ、『神の使徒』となったのだった……
追記・修正はグレバドス教に入信してからおねがいします
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【真実の概要】
以上がFFTの世界の中で信じられている聖アジョラの伝説。
しかし、裏切りの使徒ゲルモニークがアジョラの活動を書き記した幻の書物「ゲルモニーク聖典」では、全く異なる姿が描かれている。
結論から言うと、
アジョラは『神の御子』などではなく、ただの人間である。
野望を抱き、おのが夢の実現のために戦った革命家である。
上記の伝説から平和を愛し、他人の戦った勇者と思うかもしれない。
が、ゲルモニークによると彼は誰かのために戦う高潔な勇者などでは決してなく、後世で崇められるような人物ではなかった。
アジョラが教えを広め、新興宗教を作り出していたのは事実である。
アジョラの真の顔は宗教家ではなく、帝国に敵対するある国家の「草」、スパイだったのだ。
宗教を作ったのは恐らく国教であるファラ教の権威を低下させ、帝国国内を混乱させるのが目的だったと考えられる。
アジョラの影響力は凄まじく、それを恐れた帝国はスパイである証拠を掴むためにアジョラにスパイを送った。
それが裏切りの使徒とされるゲルモニークだったのである。
彼は金のために裏切ったのではなく、元々内通していたのだ。
アジョラがゾディアックブレイブを再結成しようとしたのも事実であり、ゲルモニーク自身いくつか聖石を発見したことを確認している。
が、伝説にあるようなランベリー王が魔神を召喚したといったような事件の記述は一切無い。
恐らくはゾディアックブレイブ自体も、宗教の影響力を高めようとするために名前を利用しようとしていただけなのだろう。
ゲルモニークの長年の調査と密告によりアジョラはついに追い詰められ、ゴルゴラルダ処刑場で処刑された。
そしてアジョラの死と同時にミュロンドに天変地異が襲ったのも事実である。
が、これは実際は処刑はミュロンドで行なわれ、その際に聖石『ヴァルゴ』によって聖天使アルテマに転生して起こしたものと思われる。
結果的にルカヴィの長に転生したわけだが、彼が聖石の力やルカヴィのことを知っていたのかは不明である。
ルカヴィとの関係性を当時の他の人たちがどこまで知っていたかも不明。
ゲルモニークが記載していないこととミュロンドの天変地異の件と相まって、恐らく教会関係者含めて知られていなかったのでは?と思われる。
ゲルモニーク聖典の記述が真実か、はたまたゲルモニークが書いた苦し紛れの捏造なのかは一応最後まで不明。
しかし、これを解読した神学者シモンは、異端審問官時代に多くの審問官が必死に『ゲルモニーク聖典』の存在を隠蔽しようとしていたことから、
逆説的に「『ゲルモニーク聖典』の内容は真実である」と結論付けた。
他にもゲーム本編中のルカヴィの発言などを見るに、大体真実だと思われる。
アジョラの死後、彼の名声を利用し権力を手にした教会にとって、ここに書かれている内容を流布されることは非常に都合が悪かった。
ただし、シモンの世代(FFTのゲーム中における現代)にもなると当時の記録は風化しており、ゲルモニーク聖典が真実であるかどうかを教皇が知っていたのかは不明。
ゲルモニーク聖典にすら詳細が記載されていないルカヴィに至っては当然ながら全く信じていなかった。
なお、ゲーム中に彼自身と戦うことはないが、バルマウフラやシモン先生同様、ボツデータには専用ジョブがある。
そのジョブ名はずばり「偽りの聖者」
ヘルプも
『偽りの仮面と言葉を用いて人民を惑わす扇動者。真の聖者には及ばぬがその力は無視できない。』
とある。
ここらを見るに、やはりゲルモニーク聖典の内容は正しかったようだ。
ちなみにゲーム中のブレイブストーリーではゲルモニーク聖典を読んでも読まなくても、彼の項目はものすごい当たり障りの無い内容になっている。
そのため、ゲルモニーク聖典を読まなかった場合、教会の裏の実態がわからないかもしれない。
なおFF12で「聖女」と呼ばれているが、FFTでは一貫として三人称は「彼」となっている。
恐らく松野氏の降板で設定が変更された、あるいはアジョラの生まれ変わりがアルマである事と、そしてアルテマのあのハイレグ姿からの設定ミスと思われる。
モデルは恐らくイエス・キリスト。ゲルモニークはまんまイスカリオテのユダ。
追記・修正は異端者になってからおねがいします。
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▷ コメント欄
- アジョラ「ハイレグこそ正義 メリアドールなんなのその格好ナメてんの?」」 -- アジョラ様ご乱心 (2015-02-15 19:57:44)
- うっかりアミバ様と混ぜて覚えてしまいました ごめんなさい… -- 名無しさん (2017-09-12 18:52:36)
- 恐らく本人的にはアルテマに転生できたのは偶然。でも聖石集めてたりしたことと、ハシュマリフのセリフから考えると転生適正者は条件があるようなのでルカヴィの誰か、それこそハシュマリフが当時から背後で糸を引いていた可能性がある。最終決戦でミュロンドで閉じられた空間であるのに出られる風な発言もしてたし当時のことを知っていたのなら発言的に辻褄も合う。某国のスパイ説が有力ならその背後の国家がイヴァリースの裏の歴史に通じていたのかもしれない。 -- 名無しさん (2022-03-11 10:48:49)
- モチーフがあの聖人なのは言うまでもない。彼にもスパイ説がある。 -- 名無しさん (2022-03-11 12:10:45)
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