イワパレス

ページ名:イワパレス

登録日:2011/07/27 Wed 21:42:14
更新日:2023/09/29 Fri 13:20:16NEW!
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出典:ポケットモンスター ベストウイッシュ、67話『フキヨセジムのエアバトル! 挑戦者デント!?』、
10年9月23日~12年6月14日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ポケットモンスターシリーズにブラック・ホワイトから登場するポケモン


■データ


全国図鑑No.558/イッシュ図鑑No.064
分類:いわやどポケモン
英語名:Crustle
高さ:1.4m
重さ:200.0kg
タマゴグループ:虫/鉱物
性別比率:♂50♀50


タイプ:むし/いわ
特性 がんじょう(一撃必殺技が効かず、HPが満タンの時に瀕死になるダメージを受けてもHPが1残る)
    シェルアーマー(相手の攻撃が急所に当たらない)
隠れ特性 くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が一段階下がり、素早さがニ段階上がる)


種族値
HP 70
攻撃 95→105 ※SMから
防御 125
特攻 65
特防 75
素早さ 45
合計 485


努力値:防御+2


▼抜群タイプ みず いわ はがね
▼半減タイプ ノーマル どく



イシズマイの進化形。レベル34で進化する。



■概要


貝殻の代わりに岩を背負ったヤドカリのようなポケモンで、虫タイプと岩タイプを併せ持つ。
名前の由来は岩+パレス(宮殿の意)。


イシズマイはヤドカリの背負っている巻貝がそのまま似たような形状の岩になったような容姿だったが、
進化して断層を切り抜いたようなどデカイ立方体の岩盤を背負うようになった。
ある意味直球ストレートな進化だ。


決してデカいティラミスを背負ったポケモンではない。
色違いも抹茶ティラミスではない。



出典:ポケットモンスター ベストウイッシュ、67話『フキヨセジムのエアバトル! 挑戦者デント!?』、
10年9月23日~12年6月14日まで放送。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon


ちなみに↑これが岩を背負っていない時のイワパレス。


<イーマイ


巨大な岩を背負っているだけあって脚力も強いらしく、乾燥した土地でも何日も移動できる。
縄張り争いの際はその巨大な岩を激しくぶつけあい、壊した方が勝者となる。



タマゴグループにも、虫だけでなく鉱物も持っている。
本物のヤドカリが貝を被るように、岩に穴をあけて被ることで身を守っているポケモン。
岩山等では擬態する効果も見込めるようだ。


進化前のイシズマイは、口から岩を溶かす液を分泌することで、岩を住み心地がいい形に加工している。
しかし、さすがにイワパレスはあのデカさの岩を加工するのは、相当大変なのではないかと思う。
ポケモン一の彫刻家である。
ちなみに初期構想では「土を焼き固めてセラミックス*1の殻を作る」というデザインだったようだが(尻尾にもそのための炎があった)、分かりにくいため岩石を直接加工することにしたとのこと。



■ゲームでのイワパレス


BWにて初登場。
イッシュ地方においては濃い草むらに出現し、時々「きちょうなホネ」を持っている。


BW2では道を塞ぐ存在として度々登場。
道を塞ぐイワパレスは、アクロマが開発した「アクロママシーン」でどかされていくが、シナリオ中ある場所で1回だけ固定シンボルで戦うことになる。


XYではイシズマイが8番道路などの岩砕きできる岩に一定の確率で出現。
ORASでは伝説のポケモンによる戦い以降に111番道路の砂漠エリアの忍び足シンボルでイシズマイが出現する他にまぼろし島にイワパレスも出てくる。


USMではウルトラホールにて出現する。


剣盾では8番道路にて固定シンボルとして登場。
奥に置かれた「わざマシン43・かわらわり」を守るかのように小道を通せんぼしている。
そのビジュアルから、ただのブロックや障害物に見えたプレイヤーもいるとかいないとか。


そしてまさかのポケモンユナイトに参戦決定
初期実装のキャラはゲッコウガ、ルカリオと人気ポケモンばかりなだけに異彩を放った。
防衛に特化したディフェンス型でありながら、『からをやぶる』で移動速度を大幅に上げることができ、
機動力も兼ね備えたトリッキーなキャラとなっている。



トレーナーではバトルサブウェイでサブウェイマスターのノボリ、PWTヒョウタアーティが使用する。



■対戦でのイワパレス


防御がやたら高く、攻撃も高めで素早さは低い、重戦車型ポケモン。
ツボツボアーマルドと同じ岩/虫タイプで、弱点が少なめなのも嬉しい。
まあ……半減も少ないので、耐性が重視される昨今の環境では、やや厳しいかもしれないけれど……?
また、この手のポケモンにありがちなように、特殊防御のほうは寧ろ低い。上手く補ってやろう。


攻撃も低くはないので、自ら積極的に殴りにいこう。
敵の攻撃を一発耐えてから、強烈な反撃を打ち込む、というのが、基本スタイルになるだろう。
そして、何より重要なのは、あのぶっ壊れ性能を誇る積み技『からをやぶる』を習得すること。
最速だと「こだわりスカーフ」持ち77まで抜くことが可能。
1回コレを使ってしまえば、相当強烈な攻撃が出来るようになるはず。


特性がんじょうも手伝って、からをやぶることが出来るポケモンの中では使いやすい方だろう。
ただし、アクアジェット等の先制技には弱いので注意。
攻撃向きな岩タイプなのもポイント。前作でドサイドン専用だった『がんせきほう』も覚える。
サブウェポンも『じしん』『はたきおとす』『どくづき』『シャドークロー』等がある。
豊富と言うほどではないが、困るほど不足もしていない
『からをやぶる』の防御低下のリスクを嫌うなら、一応『つるぎのまい』と『ロックカット』もある。
ただし、持ち前の防御をさらに上げる『のろい』『てっぺき』はタマゴ技でないと覚えない。
また積み型以外に「がんじょう」を活かす手段として「カウンター」「じたばた」による奇襲戦法もある。


サンムーンでは攻撃が105と+10になり、隠れ特性「くだけるよろい」が素早さ2段階と強化された。
Zワザは使いどころが難しい「がんせきほう」を1度だけ反動なしで使えたりと有用になった。
一方で先制技が無効化になる特性などで環境は純粋な素早さ勝負になったので、からをやぶる使っても抜かれる場合が多くなり、フェアリー増加で更に増えた鋼タイプに弱点を突かれるといった向かい風がある。


ちなみに、ポケパーク2ではイワパレスの写真を見たクラブが「ハサミ使いとしてはまだ俺には及ばない」と言っていた。



■進化前 イシズマイ


全国図鑑No.557/イッシュ図鑑No.063
分類:いしやどポケモン
英名:Dwebble
高さ:0.3m
重さ:14.5kg


種族値
HP 50
攻撃 65
防御 85
特攻 35
特防 35
素早さ 55
合計 325


努力値:防御+1



進化前のこちらは岩ではなく石を背負っている。
見た目はまんまヤドカリ。


素早さでのみ進化後に勝っており、「がんじょう」で攻撃を耐えて『からをやぶる』戦法においてこの差が活きてくる。
2段階速さが上がるとスカーフ持ち88族まで抜けるようになるため、ムクホークヒヒダルマ等に先制が可能。
攻撃では進化後より30も劣るが、自分のHPが減るほど強化され最高威力200を誇る『じたばた』を主力技とすることでこれもカバーできる。
一致技に関しても、殻を破った後なら一致『ストーンエッジ』で「いかく」込みでもHP極振りギャラドスを倒す程度の攻撃力を確保できる。
性格は「せっかち(素早さ↑防御↓)」推奨。


さらに「がんじょう」をトリガーにHPが1/4になると素早さを1段階上げる「チイラのみ」を使えば、合計3段階の素早さアップ。
他の持ち物候補としては状態異常対策の「ラムのみ」等。


…もっとも、イワパレスに比べるとやはり火力では劣り、言うまでもなく連続攻撃や先制技に関しては非常に弱くなる。
特に殻を破った後の『ストーンエッジ』でも「いかく」補正込みだとメガボーマンダが確定2発なのが残念な所。


なお、リトルバトルでは「がんじょう」+「からをやぶる」持ちはコイツとプロトーガのみ。
こちらは素早さの数値や同ルールで強力な「はたきおとす」を使える点等で勝る。



■アニメでの活躍


進化前のイシズマイが野生で登場。
通称「今井(イマイ)」


丹精込めて作った岩の被り物を、意地悪そうな別のイシズマイ達に奪われてしまった。
故に、ゲーム中で見られない岩を取った姿が見られる。
そこをサトシ達に強力され特訓、リベンジを果たし見事取り返す。
てっきり、苛められっ子キャラかと思いきやお馴染みの『からをやぶる』を筆頭に結構強力な技を使いこなしていた。
その際、とくに優しくしてくれたデントに懐き、回のラストで彼の手持ちになった。


別の回で、ヒウンジムリーダーアーティも手持ちにしていた。
何故か全然失敗しない『まもる』の乱発でサトシを苦しめた。実際にゲームでやられたら相当ウザそうな戦いである。
アーティは幸運252振りなのだろうか?


後にデントのバトルでも活躍。
デントに半ば逆恨みでポケモンソムリエールのカベルネが挑戦してきた際は、相性で不利なはずのフタチマルと対峙。
特性がんじょうを活かして攻撃を耐え、からをやぶるからのコンボでフタチマルを見事倒した。


ライモンシティのドン・バトルでも、シューティードテッコツを撃破。
サトシを差し置いて、デントはシューティーに大金星をあげ、ただネタキャラではないことを視聴者に知らしめた。
ぶっちゃけ、デントの手持ちとしては全勝。
ヤナップより活躍してるんじゃ……?


更に1月12日の放送でロケット団との戦闘中にイワパレスへと今井から岩井に進化し、同時に『がんせきほう』を取得し益々パワーアップしている。
最早攻守ともに死角なし。


更に更に、1月19日のサトシ&デントVSベル&アララギ博士では、
サトシのガントルが相手のアギルダーシュバルゴの無反動チート破壊光線からイワパレスを庇い脱落した中、
そのおかげで出来た時間を利用して殻を破り、物凄い威力のがんせきほうでアギルダー・シュバルゴを同時に撃破する主人公のような大活躍までしている。
ガントルの頑張りに十分に報いたと言えるだろう。


だが2月24日の放送でフウロスワンナに敗北し、遂にその無敗記録に終止符をうたれた。
(それでもフウロの手持ちを2体も倒したため、実質負け試合は0)


余談だがこの今井が使う『いわなだれ』は、別の空間から岩を呼び出して降らすという、どう見てもいわなだれではない演出になっている。
そして明らかに『ストーンエッジ』よりも強い。




追記・修正はおやつにティラミスを食べながらお願いします。


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  • アニメ版の殻を破るの描写が、どう見てもトランザムです本当に。 -- 名無しさん (2013-07-18 20:50:11)
  • つい最近は…岩に隠れとったのか? -- 名無しさん (2014-05-05 18:58:48)
  • こいつなんとなくスキだわ。アニメであそこまで優遇されるとは -- 名無しさん (2014-10-18 10:33:41)
  • アニメではAGのサトシのオニゴーリ並に勝率が高かった。 -- 名無しさん (2015-04-03 19:46:26)
  • イシズマイが背負ってんの、貝殻じゃなくて自分で穴開けた石だろ。図鑑にも書いてある。 -- 名無しさん (2017-12-06 11:53:55)

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*1 いわゆる陶磁器

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