登録日:2015/04/16 Thu 13:32:38
更新日:2024/01/12 Fri 11:02:24NEW!
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《黒神龍ベルザローグ》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-15「転生編 第2弾 神滅奥義継承」にて初収録。レアリティはスーパーレア。
DMX-19「スーパーレア100%パック」でも再録を果たしている。
転生編において、ある意味一番スーパーレアらしいスーパーレア。
●目次
スペック
黒神龍ベルザローグ SR 闇文明 (9) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 14000 |
T・ブレイカー |
正にシンプルとしか言えない巨大なスペックとなっている。
パワーは14000のT・ブレイカー。種族はドラゴン・ゾンビ。
それ以外の能力は何も持っていない。つまり準バニラというカード。
これを見ると、転生編時期のスーパーレアとしては色々と珍しいスーパーレア。
基本セットの高レアカードを思い出させる。
男らしいカードなのだが、使われることはない。
さすがに初期の準バニラの高レアクリーチャーや《ガウレザル・ドラゴン》等と比べるとコストパフォーマンスは高く、ドラゴン・ゾンビという種族の中でもトップレベルの大きさである。
だが、DMというTCGにおいて特殊能力無しの準バニラはバニラカード以上に冷遇されている。そんな状況で準バニラのベルザローグが使われる訳がない。
とは言え、登場当時の転生編環境では意外と厄介なクリーチャーでもあった。
当時は今ほどのパワーインフレは起きていない(そりゃあ初期よりは進んでいるが)。
そのため、ベルザローグも登場当時のDMにおいてはトップレベルのパワーを誇っていた。
《超竜バジュラ》などの大型クリーチャーも超えるパワーであり、逆に睨みを利かせることが出来る。
殴り返しもしにくく、火力呪文が効くわけはもちろんなく、確定除去やスレイヤーを使わなければ除去しづらい。
なので、召喚さえできれば高いパワーを生かしたゴリ押しも可能だった。
だが、インフレの進んでしまった現在ではそれもキツイ。
特に、同コストにパワー23000でQ・ブレイカーの《緑神龍ディルガベジーダ》が登場してしまったことはかなり痛手だった。
一応、文明の違いや種族面という違いはあるが、そこを考慮してもなかなか厳しい。
現在では、そのベジーダさんですらパワーインフレの波に苦しんでいるというのに。
しかもベルザローグにはベジーダさんにおけるカチュアシュートの様な一定の立場を築けるような専用デッキもないという。
そんな状況なので、現在ベルザローグを有効に使えるとしたら踏み倒しくらいだろうか。
エピソード2では《邪龍秘伝ドラゴン・ボーン》という呪文が登場している。
この呪文などを使って踏み倒すと良いかもしれないが、まあインフレが進んでいる現在では環境で使えるものではなくファンデッキにおけるお遊びとなるだろう。
イラストもトップレベルにかっこいいので観賞用カードとしても高い価値はある。
相性の良いカード
邪龍秘伝ドラゴン・ボーン R 闇文明 (7) |
呪文 |
アタック・チャンス-ドラゴン・ゾンビ |
進化ではないドラゴン・ゾンビを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。 |
アタック・チャンス呪文であり、ドラゴン・ゾンビを墓地からリアニメイトできる。
この呪文を生かせば、ベルザローグをリアニメイトすることが可能。
ベルザローグを早めに踏み倒しで出せたら、さすがに相手も少しはビビる。
ドラゴン・ゾンビ自体は軽い種族ではないが、ベルザローグを出すためにも早いうちに唱えたいところ。
まさかの再録
闇。
それはなにも見えないということだと人々は考えた。
闇を恐れた人々は、対抗するために光を生み出し、自分たちを導いた。
人の意志こそが真の光である。
…だが、人智を超えた闇そのものを相手にしては、意志の力もただただ儚い。
登場から長い年月が経った2015年、DMX-19で再録を果たした。
元々が準バニラだし、パワーインフレの進んだ現在では自慢のパワーも見劣りする。
そういったカードが再録される可能性は限りなく薄いはずだったのだが、まさかの新フレーム枠で登場という快挙である。
再録された理由としては、ある意味もっともスーパーレアらしいカードだからだろう。
時期的に見てもドラゴン推奨のドラゴン・サーガだからという面もあると見られる。
DMX-19的には、同じく再録を果たした《グラディアン・レッド・ドラゴン》と同じ枠と見れるかもしれない。
ゲームスペック的には、グラディアンよりもベルザローグの方が使い道はあるが。
フレーバーテキストも新規。
デュエル・マスターズ プレイス
黒神龍ベルザローグ R 闇文明 (9) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ 14000 |
T・ブレイカー |
バトルゾーンに出た時、相手は自身の手札を2枚捨てる。 |
DMPP-07 第7弾「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」にて収録。DMPP-07が不死鳥編に該当するパックであることを考えると、転生編時期のこのカードは微妙に遅れての登場となった。
なんとcipによる《デモニック・バイス》的なハンデスが追加されるという強化調整が行われており、本家の完全上位互換と化している。
一方でレアリティがレアにまで落ちるという屈辱を味わっているが、ユーザーからしたら入手難易度は下がっているので嬉しいところ。
《幻想妖精カチュア》で呼び出すことにより、cipによるハンデスを行いながら高速でT・ブレイカーを叩き込むという超攻撃的なコンボが可能。
スピードアタッカーによる大量のシールドブレイクは相手の手札を一気に増やしてしまう側面があるが、ベルザローグならばハンデスが影響して手札が1枚増える程度なので返しのターンにおける反撃の糸口を掴みにくくできる。
その際に《神滅竜騎ガルザーク》や《ダーク・ルピア》と組み合わせたり、自壊後に《黒神龍ゾルヴェール》で回収してハンデスを使い回すなどの芸当も考えられる。
最初から10マナ貯まった『スタートチャージ10』でも強力な1枚。このルールでは初期手札が2枚しかないので先行で出せば相手は手札0で目の前に大型クリーチャーが立っている絶望的な状況になる。
一方でベルザローグが登場したDMPP-07はハンデスメタである提督シリーズが大量に登場しており、その点は少し肩身が狭い。
補足
DM-15版のフレーバーテキストは、このカードの強さを一言で表した文章であり、かなりかっこいい。
ちなみに、次のエキスパンションで収録された《漆黒戦鬼デュランザメス》はこのフレーバーテキストにかなり似ている。
ただ残念なことに、デュランザメスの方が再録にも恵まれており知名度は高い。
そのため、どうもこのカードを初めて知った人には『デュランサメスにそっくりだ』という印象を抱かれる。
時期的にはベルザローグの方が早いのだが。
DM-15のフレーバーテキストはシンプルなテキスト。
それに対しDMX-19版では、長い空白を埋めるかのようなかなり長いフレーバーテキストとなった。
こちらのフレーバーテキストも長いとはいえ、内容自体はなかなかかっこよく奥深い文章。
海外版のデュエマである『Kaijudo』ではパワーを2000下げて登場。
cipで4コスト以下2体を蘇生可能になっており、コストに見合った活躍が見込めるだろう。
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▷ コメント欄
- 持ってたなこのカード -- 名無しさん (2015-04-16 17:16:54)
- 自分が初めて手に入れたスーパーレアがこれだった。しかしこの高コストで能力なしはやはり使いにくく単なる飾りと化していた。弟が同時にアルファディオスを当てて残念だった思い出。 -- 名無しさん (2015-04-16 18:42:09)
- ドラゴンボーンのデッキで一枚くらいいれるのもいいかも -- 名無しさん (2015-04-16 21:29:58)
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