登録日:2010/12/27 Mon 05:07:16
更新日:2023/10/20 Fri 12:56:50NEW!
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戦う司書 武装司書 最強 正義の味方 司書 職業 最近の司書は、戦う
武装司書に名を預かるその日から、我々は永遠に切れない絆で結ばれる。我々の魂は、今日この日から一つになる。
どこで生き、どこで死のうと、我らの魂は、未来永劫一つである!
武装司書とは、「戦う司書」に登場する職業。
バントーラ図書館で働く、世界で一番なるのが難しい職業と言われている。
『本』を守る衛獣を倒せる桁外れの戦闘力と歴史学者並みの知識を持っている。
世界の平和を守るためにも戦う、世界最強の集団である。
楽園時代の終わり、過去神バントーラは人間に図書館の管理を任せ、封印迷宮の最奥、第一封印迷宮に封印された。
過去神バントーラからバントーラ図書館を任された人々を、武装司書と呼ぶ。
過去神バントーラが封印されたのは、強力過ぎる竜骸咳(りゅうがいぜき)を作ったためだ。
武装司書の役目は『本』を守り、管理する事。
『本』を管理するためには封印迷宮に入らねばならず、
最低でも第五封印迷宮の衛獣を倒せる実力が無ければならない。
第二封印迷宮まで踏破できれば一級武装司書となる。
一級武装司書の実力は、一国の軍隊と渡り合い、壊滅させられるほどだ
その強さから凶悪犯罪の捜査や戦争の調停、監視も行っている。
全ての武装司書は肉体強化の魔法権利を会得している。
そのため、普通の銃ならば目で見てから避ける、
拳で銃弾を弾くといったことができ、驚異的な回復力も相まって致命傷に至らない。
肉体強化により、全治三ヶ月の怪我も十日ほどで治る。
銃を使う武装司書は、戦車砲並みの威力の銃を使う。
見た目は普通の銃のため、反動も馬鹿にならないはずだが、それを難なく使いこなす。
思考を送り返す魔法権利も持っており、思考共有を送られれば思考による会話ができる。
神溺教団という犯罪集団と戦っている。
以下物語と武装司書の根底に関わるネタバレ。
注 意
神溺教団は武装司書が作った下部組織。
武装司書がある限り、神溺教団も存在し続ける。
目的は天国へ幸いなる人の本を届けるため。
この事実は歴代の館長代行とその側近しか知らない。
武装司書は天国の秘密を守り、
神溺教団で作られた幸いなる人の『本』を天国へと捧げる。
今まで全ての元凶である天国を滅ぼそうと動いた者も居るが、
その圧倒的な因果抹消防御の前に全て失敗に終わっている。
世界を守るために天国に逆らわず、神溺教団が暴走すれば討ち果たし、
新たな楽園管理者を武装司書の中から選んで、新しい神溺教団を作る。
そんなことが今まで繰り返されてきた。
真人が自身の幸福を求める余り、神溺教団が間違った方向へ暴走する。
そうなった場合は武装司書がその真人を処断する。
現在は、初めて楽園管理者がクーデターを起こし、
武装司書の上に立とうとしたために、神溺教団と交戦中になった。
過去神バントーラから管理を任されたというのも嘘。
衛獣が守っているのも、『本』ではなく天国である。
武装司書は楽園時代の終わりと共に天国によって作られた。
最初期の武装司書はそれは酷く、幸いなる人の本を得るために平穏な村々を襲撃したり、
人々を使役し埋まっている『本』を掘り出させ、天国に『本』を運ぶ。
働かない者は鞭で打ち、逆らう者は皆殺し。
それが武装司書の始まりだ。
武装司書が成立してから百年が経つと、武装司書への反乱と武装司書による虐殺。
そんな時代になり、生み出されれ『本』はつまらないものばかりになった。
また、毎日続く反乱とその鎮圧により、武装司書も疲弊していき、戦力も減少していった。
ここで、マスライ=カーネルが力で支配することへの限界に気付いた。
力で押さえつけても力で跳ね返される。
もしも世界の人々が天国に反乱を起こしたら、皆殺しにされてしまう。
マスライは武装司書の改革に取り組んだ。
悪の組織武装司書を正義の味方に生まれ変わらせるために、
まずは悪事を働いていた武装司書を徹底的に粛清した。
そして、民衆にパンとサーカスを、公平な徴税と労役を、
楽しいお祭りや見せ物を与え、民衆の心を掴んだ。
民衆の心を掴むと、マスライは民衆にこう伝えた。
武装司書は、この地より去った過去神バントーラから『本』の管理を命じられた集団である。
今まで邪悪な集団が『本』を不当に持ち去っていたが、
過去神バントーラの命令を受けた私が、今後あらゆる『本』を管理する。
『本』を管理するのは、世界の平和と人々の死を守るため。
だから民衆は武装司書に従う義務がある。
この一言で、反乱をぴたりと治まった。
偉大な過去管理者の命令ならば仕方がないと、世界の人々は考えた。
こうして、マスライの改革は成功し、
武装司書は『本』を集めるための組織から、正義の味方に生まれ変わった。
そうしなければいけなかった。
そうして、この先は過去神バントーラを館長とし、天国の存在は絶対の秘密となった。
マスライ=カーネルは初代館長代行となった。
武装司書は『本』を管理する集団と、民衆を統治する集団の二つに分かれ、
後者の方が独立して現代管理庁へと繋がっていった。
さらに、現代管理庁の一元統治から地域ごとの分割統治制に移行し、国家が誕生した。
世界の移り変わりと共に、武装司書も変化していく。
世界の鉱山から『本』を集め、幸せな本を選り分け、天国へ捧げる。
天国に捧げる価値のない『本』は、とりあえず迷宮の中に置いておく。
『本』を読みたい時は、迷宮に潜って必要な人に貸し出す。
衛獣がうろつく迷宮は、武装司書以外立ち寄れない。
そういう風に制度を作り上げ、今の武装司書の体制が確立した。
この辺りから、天国の存在と真実を知る者は武装司書の幹部だけとなった。
武装司書の真実を知る者は、
現館長代行のハミュッツ=メセタ
一級武装司書マットアラスト=バロリー
一級武装司書ユキゾナ=ハムロー
三級武装司書ユーリ=ハムロー
二級武装司書ボンボ=タータマル
の五名のみである。
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