登録日:2021/02/05 Fri 00:46:23
更新日:2024/05/24 Fri 13:44:40NEW!
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姉 シスコン 六番組 魔都精兵のスレイブ 時間操作 副組長 稗田寧々
姉に妹は勝てぬという世の摂理
東の大辰刻にて証明してやろう
東 八千穂は漫画『魔都精兵のスレイブ』の登場人物。
東日万凛の姉の一人。
●目次
【プロフィール】
所属:魔防大学附属高校→魔防大学→魔防隊
役職:魔防隊六番組副組長
身長:155cm
誕生日:2月14日
血液型:O型
バスト:80cm(C)
趣味:詩を書くこと
好物:駄菓子
人気投票:第6位(第一回)→第11位(第二回)
キャラクターソング:「5 seconds ago」
CV:稗田寧々
【概要】
魔都における名門・東家の娘として生まれ、現在は六番組の副組長を担っている。
九番組組長である東風舞希は実の母であるが、八千穂は修練も兼ねて、魔防大学での先輩の出雲天花が組長を務める六番組に籍を置いている。
高校や大学は飛び級を重ねて卒業している。
家にいたころは落ちこぼれとされた妹の日万凛に毎日のように絡んでいて、魔防隊となった今もことあるごとに未熟さを馬鹿にし、日万凛に対して家に戻るよう言ってきた。
一人称は「私様」。
祖母の影響で、「~じゃ」「~じゃろ」という語尾が特徴。
【人物】
性格は東の名に高い誇りを抱いた高飛車なもので、自分を天才と疑わず(実際に天才ではある)、日万凛は自分にコキ使われるのがふさわしいと思っている。
交流戦では若狭サハラに八千穂が特訓をしたか訊いても、「いつもどおりだった」と言われ朱々は舐められていると感じた。
出雲天花の指示には素直に従うなど、慕っている。
天花も育成を考えて、八千穂に組長の仕事を教えて手伝わせている。
同僚の若狭サハラはマイペースな性格のお陰で、八千穂の一見高慢な性格にもかかわらず付き合いが良く、プライドが高いのと東の名を気にして好物の駄菓子を買えない八千穂に代わってサハラが買ってくれている。
姉にして長女である麻衣亜には頭をグリグリなでられるなどかわいがられている様子。
八千穂は少し嫌がっているが。結局似た者姉妹。
◆東日万凛との関係
高飛車だが、実は重度のシスコンで日万凛に対する高慢な態度も、好きな子には素直になれない心理・日万凛を守りたいという思いから来たもの。
毎日のように絡んできたのも、実力至上主義の東家の方針と本家の暮らしでのコンプレックスから歪んでしまった分家出身の東誉によりいじめから日万凛を守るためであり、家に帰るように言ってくるのも全部自分と一緒に過ごしてほしいから。
ただ、肝心の日万凛の前ではつっけんどんで高慢な態度となるため、同僚のサハラからは「感情の表現方法がイビツ」と言われてしまっている。
そうしたこともあり、日万凛からは「八千穂」と呼び捨てで呼ばれている。
日万凛が家に戻ってきて欲しいのもいざという時日万凛を自分が守るためでもあり、「人型醜鬼が、三番組隊員や七番組隊員を一蹴した」という話を聞いた後には日万凛の力不足を指摘してでも家に帰ってくるように言った。
実際、東日万凛は八雷神や人型醜鬼との戦いで計二度死亡していた所をいずれも八千穂に助けられており、八千穂の懸念自体はなんら間違いはないものでもあった。
そのシスコンっぷりはすさまじく、
- 妹の能力をメリットからデメリットまで完全把握
- 他の組員の交流戦中も試合ではなく妹を見ている
- 家に帰るのを断られたらショックで石化
- 寮の部屋は幼児の頃からの日万凛の写真で埋め尽くされている
と、かなり重症である。
交流戦で日万凛に敗北してからは、その実力を認めて二人の仲も改善された。
かなりの努力家でもあり、日頃からハードなトレーニングを重ねている。
若狭サハラの「いつもどおりだった」も「いつもどおり鍛錬をしていた」という意味であり日万凛も見習わなくてはと感じている。
「東の晩餐」を経て八千穂が絡んできた理由を日万凛が理解したことで関係も改善し、日万凛は八千穂を呼び捨てではなく「お姉ちゃん」と改めて呼んだ。
◆和倉優希との関係
実は『東の晩餐』までで和倉優希と会話したシーンはほぼなかった。もし優希と日万凛のご褒美関係を知れば八千穂の心は破壊されるだろう…。
小説『魔防隊日誌』にて改めて会話が描写された。
姉が大好きな優希と、妹が大好きな八千穂でわりと波長は合い、相性はいい。
優希について八千穂曰く「どこか放っておけない雰囲気を醸し出しておる」とのこと。
【戦闘能力】
能力は、「東の辰刻」。
時間を操る能力。崇高な構えと称されるポーズを取って時を5秒間「止める」か「戻す」かできる(ポーズ自体は能力と直接関係はなく、自分を高めるためのルーティン。発動には基本的にポーズが必要)。
ジョジョのラスボスクラスの能力をバンバン使える恐ろしい代物である。
この能力により、時間を止めて不可避の攻撃を放ったり、時間を巻き戻して直前のダメージをなかったことにしたり、時間の巻き戻しを利用した擬似的な予知をすることができる。
しかし弱点ももちろん存在し、まず発動にはいちいちポーズを取る必要があるので速い相手だと発動が間に合わないこと。
第二に、体力を大幅に消耗するので数回連続で発動するとバテてしまうこと。波音&アクタ戦を鑑みるに、連続発動は3回が限界、一度息を整えたらもう1、2回使える程度のようだ。消耗がわかりやすいために、タネを知っている者が相手の場合、能力で時間を戻したという事実がバレてしまう(つまりは「自分がこれから出す予定の攻撃が有効打である」という情報や、「手の内が相手にバレた」という情報が筒抜けになってしまう)。
八千穂自身の攻撃力はほぼないため、醜鬼に通じるように(おそらく陰陽寮の能力者による)桃の力によって改造された魔都陰陽道謹製の銃を武器として扱う。
そのため純粋な攻撃力は低い。
時間を停止させたり巻き戻したりしても、その後どうするかは体力を消耗した上で八千穂自身の基礎身体能力が問われるため、強力に見えてピーキーである。
八千穂は能力におごることなく、日頃からトレーニングを重ねており、肉体強化能力こそないが身体能力も高い。
腕を吹き飛ばされても、日万凛が死んでもパニックにならずとっさに時間を巻き戻して対応できる精神力を有する。
その研鑽の甲斐あって、発展技に、至高のポーズを取ることで操作できる時間が倍になる「東の大辰刻」がある。
操る時間は10秒になったが、その分ポーズが長く、また体力も大幅に消耗するので一戦闘中に一回が限界の大技になっている。
「桃」で宿る能力は本人の気質や素養で決まるという説があり、サハラは妹との時間を持ちたいという願望から発生したのではないかと推測している。
…ここまでくるとシスコンもあっぱれとしか言いようがない。
【活躍】
◆過去
時間停止と時間戻しという能力から、実力至上主義の東家でも褒め称えられ、とくに東家当主にして祖母の東海桐花にはかわいがられてきた。
妹の東日万凛が東本家にいた頃は側にべったりでいつもいじっており、日万凛には煙たがられていた。
◆六番組と七番組魔都交流戦
人型醜鬼が出現し始めたことを受けて、「魔防隊の連携を密にせよ」という上司からの通達のために組長出雲天花と共に七番組を来訪。
人型醜鬼に日万凛が蹴散らされたという話を聞いていたため、力が足りない日万凛を「家名に泥を塗る」と侮辱し、自分のそばである東家に帰ってくるように言った。
その様子を見ていた羽前京香が日万凛と八千穂の対決の為に、お互いの戦力把握を名目に六番組と七番組の魔都交流戦を提案し天花も承諾。
交流戦の一騎打ちにて、八千穂は日万凛に勝利して日万凛を家に連れ戻すつもりだったが、日万凛は和倉優希に騎乗*1し八千穂にとって未知の能力『無窮の鎖』で対抗。
八千穂も体力を消耗しながらも時間停止・時間戻しで高速移動するスレイブに対抗するが、優希の献身もあって紙一重の差で日万凛が勝利。
日万凛の実力を認めた八千穂だったが、「家に帰らない」といいながら去る日万凛を見て寂しさから固まるのだった。
その後、交流戦の舞台に八雷神の雷煉が醜鬼の軍団を率いて乱入。
日万凛を一撃で殺した雷煉に対し、時間戻しでなんとか日万凛を救出。
非戦闘員を天花が待避させている間、天災のごとき攻撃を繰り出す雷煉を相手になんとか回避を続け、天花が来るまでの時間稼ぎに成功し天花と交代。天花は雷煉を撃退した。
◆人型醜鬼との戦い
和倉優希が人型醜鬼達にさらわれてしまったため、京香要請で六番組と七番組合同で優希救出作戦に参加。
足止めに現れた特殊醜鬼アクラに対し、日万凛と共に応戦。
伏兵だった人型醜鬼湯野波音によって日万凛が一度殺されるという事態に驚きながらも時間戻しで対応し、八千穂の疲労を見た日万凛も全力を出すことで壁の中に隠れる波音の位置を特定することに成功し、波音とアクラに勝利。
その後、日万凛と共に優希のもとにかけつけるが、人型醜鬼をさらうべく現れた八雷神の壌竜の攻撃によって他の隊員共々戦闘不能にされてしまった。
重傷を負うが、五番組副組長の治癒能力者五木カイコ}によって完治した。
◆東の晩餐
一番組の組長が冥加りうから多々良木乃実に交代したことで、りうの友人であり東家当主の東海桐花が当主交代と次期当主を実力で決める「東の晩餐」の開催を決定。
八千穂は当主の座に興味は無かったが、日万凛が「晩餐」に参加することもあり自身も参加。
「晩餐」会場でのバトルロイヤルの島にて、日万凛の元にかけつけたときには日万凛は母風舞希に追い詰められており焦るが、姉の麻衣亜によって拘束されてしまう。
日万凛は風舞希に挑発されたことで自分の能力の真価を見せて健闘したが力尽きる。
日万凛の可能性を見届け、日万凛を認めた風舞希は「晩餐」の勝者として次期当主となった。
日万凛は、東誉から守るために八千穂が昔日万凛にべったりしていたことに気づき、八千穂と完全に和解。
テレながら「お姉ちゃん」という日万凛を見て、八千穂はご満悦だった。優希と母と最愛の日万凛が「ご褒美」しあっていることを八千穂は知らない…
追記・修正は崇高な構えを取りながらお願いします。
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