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川北紘一が東宝において特技監督を務めた最後の作品であり、「ゴジラ」から始まった東宝特撮映画の生みの親、田中友幸プロデューサーがクレジットされた最後の作品でもある。
主題歌は、ヒロイン役の満島ひかりが所属しているグループ、Folderの『NOW AND FOREVER』。歌手の三浦大知も所属していた。

【登場人物】

エリアス姉妹
◆モル(演:小林恵)
◆ロラ(演:山口紗弥加)
前作から引き続き登場。すっかりモスラの保護者になっている。手から波動を出せる。

◆浦内汐里(演:満島ひかり)
本作の主人公。ゴーゴに出会い、「ニライ・カナイ」の秘宝を解放する者に選ばれる。

◆宮城洋二(演:島田正直)
汐里のクラスの悪ガキ。汐里とは仲が悪いが、実際は素直じゃないだけ。
坂井孝行氏による漫画版では彼が主人公であり、汐里は登場しない。

◆渡久地航平(演:大竹雅樹)
洋二と同じく汐里のクラスメイト。悪戯好きで洋二と一緒によく糸満先生の大目玉をくらう。

◆ベルベラ(演:羽野晶紀)
前作から引き続き登場。ニライ・カナイの秘宝を手に入れるべく、小谷と長瀬をパシリに使う。汐里を助けたりと意外といい人。
漫画版では悪に堕ちた経緯が語られている。

◆小谷幹夫(演:奥野敦士)
石垣島で密漁してたところをベルベラに脅され、汐里達を追う。

◆長瀬淳一(演:岡山はじめ ※現:おかやまはじめ)
小谷と同じくベルベラのパシリ。ゴーゴを狙うが、そこまで悪人じゃない。

◆浦内敏子(演:紺野美沙子)
汐里のお母さん。

◆木村昭子(演:細川ふみえ)
汐里達の担任の先生。糸満先生から好意を寄せられてるが…
おっぱい…
芋虫になりたいと思った少年は少なくないはず。

◆糸満達三(演:佐藤正宏)
裏で「毛ダコ」と呼ばれてる怖い先生。

◆ユナ(演:野波麻帆)
ニライ・カナイの王女。ホログラフィーで登場。野波さんは本作が映画初出演。

【怪獣】

◆モスラ
前作から引き続き登場。イルカと競争するなどヤンチャな一面も。空中戦ではダガーラを圧倒するだけの実力を持つが、海中への攻撃手段を持たず、苦戦を強いられる。

◆ゴーゴ
今回、全ての秘密を握る「ニライ・カナイ」の生物。秘宝の在処を握っている。
撮影にはロボットが使われたが、汐里役の満島曰く「目が怖かった」らしい。

◆フェアリー
前作から引き続き登場。モスラがリニューアルしたことで、それに合わせて前作より緑っぽくなった。

◆ガルガルⅡ
前作で大破したガルガルを強化改造。必殺技も「シュビビンビーム」から「ドガバン(メガバン)ビーム」にパワーアップ。ベルベラがストーリーに更に関わることで出番が増えた。

◆ダガーラ
「ニライ・カナイ」が生み出した怪獣。本来、海洋汚染を浄化すべく造られたが、海の汚れをベーレムに変えてしまう本末転倒っぷり。「ニライ・カナイ」が滅ぶ原因となった。
圧倒されたもののモスラと渡り合うほどの空中戦の強さを見せ、自身のホームグランドである海中でモスラをベーレムまみれにした。
後に脱皮により強化した第2形態に。

漫画版ではニライ・カナイ人によって海を浄化するために遺伝子改造され変貌した一匹の小さな魚であり、このことを知ったベルベラが人類のエゴに絶望して滅ぼそうとする大きな理由となった。

◆ベーレム
ダガーラが海の汚れから作る生物。人間の皮膚をも溶かす酸性の液を吐き、大量に取りついた際はモスラも死にかけた。

以下、ネタバレ

ダガーラにより、風前の灯火となったモスラの命。しかし、海を地球を護るべく、再び蘇る。「ニライ・カナイ」の秘宝、ゴーゴによって…

◆レインボーモスラ
ゴーゴの「生命の水」により、復活したモスラの姿。その名の通り、羽が虹色となり、スペックも強化。
同じく強化したダガーラをボコボコにした。
そして前回同様海に逃げたダガーラに対し…

◆水中モードモスラ(アクアモスラ)
水中での戦いに対応すべく変形。トビウオの様なシャープなデザインに。水中で無類の強さを誇る。一応この状態でも飛行可能。

◆アクアミクロモスラ
水中モードでの分身形態。
ダガーラの体内に侵入しベーレム精製機能を破壊。ダガーラを内から無力化した。CGがメインで撮影された。

【余談】
「モスラ2」放映から映画では長らくお呼びがかからなかったダガーラだが、2017年に公開されたアニメ映画「GODZILLA 怪獣惑星」において出番は僅かながら再び登場を果たした。世界観に繋がりはなく、数多居る怪獣のひとつという立ち位置になっている。
出現時の顛末は小説「GODZZILA 怪獣黙示録」で回想録の形で描かれ、結果としてほぼ単独でオーストラリア大陸を壊滅させている。
設定が変更されており出現の理由などは明確にされていないほか、ベーレムが「ヒトデ状の生物」ではなく「細菌のようなもの」とされ触れるだけで致命的な感染症を引き起こすという本家以上に厄介なものになっている。

ゴーゴに選ばれた純粋な心の持ち主に追記・修正を託します。

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ダガーラがよかった。 -- 名無しさん (2013-08-27 20:21:50)
ダガーラは万能怪獣だが通常兵器ごときで死ぬバランなんかと比べるくらい失礼な強さを持つ -- 名無しさん (2014-06-29 19:26:59)
ダガーラは海洋汚染・猛毒・万能という意味ではヘドラあたりとも似た面を持つ。 -- 名無しさん (2014-06-29 19:55:18)
↑↑バランがやられた原因は一応新型爆薬による内部からの爆破だから…（小声 -- 名無しさん (2014-08-24 17:34:19)
漫画版見てるとある意味因果応報なんだよなぁ、あんなことしたら滅んだのは -- 名無しさん (2014-12-04 15:54:33)
ガメラやウルトラシリーズやGMKでも思うが、古代の人類の科学力って絶対光の国並だろ -- 名無しさん (2014-12-04 15:59:25)
↑↑↑次のゴジラは新型爆薬でも死なないようにするべき -- 名無しさん (2014-12-08 18:03:16)
ダガーラはある意味平成版ヘドラといっていい -- EBA (2015-05-31 23:01:37)
見直してみると水中での第二ラウンド、水中モスラとダガーラほぼ互角なんだよね。お互いのビーム攻撃が効果的じゃないからモスラ側が分身攻撃に切り替えたように見える -- 名無しさん (2016-09-04 00:28:47)
今年のGODZILLA怪獣惑星の年表においてついにゴジラとダガーラが同じ世界線に出現した模様。夢のゴジラvsダガーラが拝めるチャンスかも？ -- 名無しさん (2017-03-26 20:33:13)
途中の海上から海の中の光でビーム撃ち合ってる様子がわかるシーンはセンスの塊だと思った -- 名無しさん (2017-05-01 05:34:59)
↑↑小説にて人類の科学力で倒せるものの傷口や死骸から多量のベーレムを溢れさせオーストラリアを海洋ごと汚染するという、同じく小説で登場するヘドラと肩を並べる厄介さと恐ろしさを発揮 -- 名無しさん (2017-10-31 20:39:11)
コロコロで漫画化した坂井孝行曰く「大長編ドラえもんみたいなプロット」 -- 名無しさん (2017-10-31 21:05:52)
小説版のやつはやばい。オーストラリア大陸に上陸後多大な被害をもたらし。その死後もベーレムによってパンデミックと飢餓をもたらしてる。 -- 名無しさん (2017-11-12 21:50:41)
最終的にはオーストラリアを滅ぼした。また生物を食べるわけでもなく、ひたすらただ暴れるなど人間を殺すために行動しているのでは？と原点の『浄化』を思わせる。 -- 名無しさん (2017-11-23 09:47:32)
アニゴジ小説を読んだが恐ろしいなダガーラ...。この映画でもモスラが倒さなきゃどうなっていたか.. -- 名無しさん (2017-12-22 03:06:53)
↑ゴジラが地球の意志の代弁者という一説が正しかったら十中八九ゴジラの攻撃対象だったよな黙示録のダガーラ…奴が動き出す前に倒されたのは運がいいのか悪いのか -- 名無しさん (2018-03-08 20:22:03)
小谷役の人は現在半身不随なんだよな…。まさかこんな所で彼の名前を見るとは。 -- 名無しさん (2018-03-30 14:55:39)
内容が別物なコロコロの漫画版については特に記述なし? -- 名無しさん (2019-06-11 22:36:33)
発達しすぎた文明の被害者という点ではダガーラは初代ゴジラと同じなんだよな。 -- 名無しさん (2022-05-01 19:52:29)
コロナと海底火山の軽石でダガーラがいかにやばいか理解した -- 名無しさん (2022-05-19 13:47:15)

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