南域北側のゴブリンの森に本拠地を持つ、森の牙団のゴブリンで、団を仕切っているレミーの弟。
黒の魔術に通じ、「激痛」の魔術を使うと共に、ゴブリンとしては珍しく操精術も使うことができる。
メシェという名の妖精は戦闘妖精であると言われ、そのことも森の牙団の討伐を難しくしている。
また、広域犯罪組織であるサンダルカスの鎌団ともつながりのある森の牙団では、南域では不足しがちな金属武具の類も豊富に備えており、モートン愛用の武器も木目鋼製の切っ先を備えた鉈剣で、身に着けているのも肩当と胸当てを備えた鎖鎧である。
ゴブリンとしては珍しく、姓を名乗っているモートンだが、これは彼ら自身の名ではなく、南域騎士の家系であったアラゴスキ家の当主パラデオ・アラゴスキの率いた討伐隊を返り討ちにした頃より勝手にそう名乗っているだけである。
そもそもゴブリンは血縁の繋がりをあまり重視しておらず、多産で寿命も短いため、姓というものにあまり関心がない。
余談となるがアラゴスキ家は当主を失って後に没落しており、モートンとレミーの兄弟を恨んでいるという。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧