帝国では、人類の中ではヒュームが最も貴く、他の人種はヒュームの亜種に過ぎないという思想から、ヒューム以外の人種に対して、徹底した差別的政策を採っている。
他国にも労働奴隷などはいるが、帝国ではこれが大々的に認められており、その大部分はヒューム以外の人種である。
そうでなくても、ヒューム以外の権利は相当に制限され、例えば利用できる施設の制限や投票権の否定など、様々な部分にヒュームでないというだけで被る不利益がある。
また、そうした施策から逃れるために亡命を企てれば、よくても財産没収の上労働奴隷として売られ、悪ければそのまま殺されてしまう。
そうした差別意識は亜人という呼び名にも表れており、亜人とは本来、「ヒュームに似た特徴を持ちながら言葉や魔術を解さぬ獣」に対して使われる亜獣という言葉と重ねた意味合いの言葉であり、例えば亜獣には人蛇や山羊小人のような種が挙げられる。
それを、人であるエルフやドワーフ、ノーム、さらにはサンドフォークやマーフォーク、ツリーフォークに対して使うことは、それ自体が大変な侮辱であり、他国では許されない。
こうした政策が国策として採られていることに、他国の帝国に対する強い反感がある。
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